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ロキソニンが効かなくなると頭痛は悪循環になる

公開日:2022年10月28日 更新日:2023年01月14日 西洋医学では緊張性頭痛や片頭痛には頭痛薬、鎮痛薬を処方します。しかし、頭痛薬はあくまでも対処療法としての効果のみです。 そのため毎回起こる頭痛に頭痛薬や鎮痛薬を飲み続けることでロキソニンなどの頭痛薬が徐々に効かなくなります。 それだけでなく頭痛薬や鎮痛薬の飲み過ぎによって新たな神経性の頭痛を引き起こす問題も起こっています。
目次 1.頭痛患者の約5~10%は薬の飲み過ぎで頭痛が起きている 2.頭痛持ち特有の「頭痛と薬の悪循環」が薬の飲み過ぎにつながっている 3.頭痛発作への不安から回数や量が増えてしまう 4.薬の常用によって片頭痛の痛み方は変化しています 5.まとめ 6.頭痛薬・鎮痛薬の飲み過ぎによる頭痛は東洋医学の鍼灸治療で治る

東京都武蔵野市三鷹駅北口にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログ記事を書いている我々は5万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。

1.頭痛患者の約5~10%は薬の飲み過ぎで頭痛が起きている

頭痛薬や鎮痛剤などの薬物の飲み過ぎによって起こる頭痛が増加傾向にあるといわれています。 ズキンズキンとした肩こり頭痛や偏頭痛など様々な頭痛を主訴とする患者全体の約5-10%がこの薬物使用過多の頭痛になります。 さらにこの薬物使用過多の頭痛が起こるのは成人だけでなく子供や思春期の学生にも確認されており社会的にも問題視され始めています。 男女比でいうと男性よりも女性に多く、乱用されている頭痛薬の種類は非ステロイド性抗炎症薬・エルゴタミン・トリプタン・オピオイド・複合薬物など複数あります。 なぜこのような頭痛薬や鎮痛剤の飲み過ぎによる頭痛が起こるのでしょうか。
2.頭痛持ち特有の「頭痛と薬の悪循環」が薬の飲み過ぎにつながっている
頭痛に悩む人に起こる特有の飲み過ぎになる悪循環があります。 頭痛持ちの人は「頭痛が出てから薬を飲む」という人だけではなく、頭痛が出てから飲むのでは日常生活に支障が起こってしまうため「頭痛発作が出るまえに予防として飲む」という人がいます。 この予防的に頭痛薬・鎮痛薬を用いることに悪循環に陥る問題点があります。
3.頭痛発作への不安から回数や量が増えてしまう

頭痛発作への予防的な服用は頭痛が出るか出ないかわからないうちに服用するため、服用の判断基準が「頭痛発作への不安」にかかっています。 こういった精神的な不安から「念のために飲んでおこう」という服用が不必要に服用回数や量を増やす原因になります。 これがきっかけとなり徐々に服用する量が増えるにつれ身体が薬に対して耐性ができてきます。この耐性によって薬の効果が出にくくなり薬の量を増やす、という悪循環が生まれます。 薬物過多の頭痛の原因には必ずこのような不必要な服用が背景にあります。
4.薬の常用によって片頭痛の痛み方は変化しています
片頭痛の痛みが発作性であり持続する時間は 4~72 時間になります。 しかし最近の研究結果では片頭痛の発作を長期間何度も繰り返すうちに片頭痛特有の症状である「ズキズキとした脈が打つ痛み」、「光・音に過敏になる」や「悪心や嘔吐が起こる」といった特徴が徐々に消失するといわれています。 その代わりに痛みは慢性的な肩こり頭痛(筋緊張性頭痛)のような「ズーンと頭が締め付けるような痛み」に変化する傾向にあるようです。 しかし、この慢性的な片頭痛は発作の長期化によって起こるだけではなく、頭痛薬・鎮痛薬の使用過多によっても起こるとされています。 長期の服用によって頭痛の痛み方が変化しているのであれば使用過多による頭痛が引き起こされている可能性があります。
5.まとめ
- 頭痛薬や鎮痛剤などの薬物の飲み過ぎによって起こる頭痛が増加傾向にある
- 「頭痛発作が出るまえに予防として飲む」という行為が飲み過ぎを招いている
- 長期の服用によって頭痛の痛み方が変化しているのであれば使用過多による頭痛の可能性が高い
6.頭痛薬・鎮痛薬の飲み過ぎによる頭痛は東洋医学の鍼灸治療で治る

緊張性頭痛や偏頭痛の根本的な改善には原因である体質による不調を診断して治療する必要があります。 頭痛薬や鎮痛剤は症状を抑える効果があるだけで原因である体質を改善する効果はありません。この体質改善ができるのは東洋医学に基づく鍼灸治療だけです。 ぜひ、ロキソニンなど頭痛薬や鎮痛剤を飲んでも効果がでない緊張性頭痛、偏頭痛、気象病などの症状を当院の鍼灸治療で改善してみてはいかがでしょうか。

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