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患者様の声+施術内容と改善までの経過

患者様の声+施術内容と改善までの経過

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
ご協力ありがとうございます。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。

目次

耳鳴り(頭鳴り)+機能性ディスペプシア【31歳女性 会社員(埼玉県在住)】

【施術内容と改善までの経過】
31歳女性 会社員  (埼玉県在住)
【主訴】
一日中、耳や頭でキーンと音がする(半年前から)
急にお腹が痛くなりトイレに行きたくなる(4か月前から)
【薬の服薬】
抗不安薬と睡眠薬
【問診と検査】
音がなる場所を伺うと耳の中であったり、頭頂部や後頭部などあちこちに音が聞こえるとのことで自覚的耳鳴りだけでなく、頭でも音が鳴っている頭鳴りという病態であると診断しました。
また腹部周囲だけでなく、首や肩の筋肉の緊張が目立っているため交感神経の興奮が見受けられました。
おそらく、この影響で耳鳴り(頭鳴り)や機能性ディスペプシアが起きていると考えられます。
【施術内容と経過】
初回:交感神経の興奮を鎮静させることを中心に施術を行う。施術後は身体の緊張が解けたせいか眠気が起こる。
2回目~5回目:一日中起きていた耳鳴りと頭鳴りが断続的になるが、音の大きさは変わらず。
6回目~9回目: 日によって耳鳴り、頭鳴りの音が小さい時がある。
       睡眠の質が高まり眠れるようになったため、処方されていた抗不安薬と睡眠薬の減薬を始める。
10回目~12回目:耳鳴りと頭鳴りはストレスを感じなければ聞こえない程度まで小さくなる。機能性ディスペプシアは週に2~3回あった腹痛と下痢が1回までに減少する。
13回目~15回目:耳鳴りはやや残存しているが、頭で音がなる症状は消失する。抗不安薬と睡眠薬の減薬によって胃腸の調子が良くなり軟便や便秘が解消される。
16回目~17回目:耳鳴りと機能性ディスペプシアはほぼ解消される。抗不安薬と睡眠薬の減薬は医師との相談の上、離脱症状を防ぐためにも減薬を続けている状態。
18回目:初回に比べると9割近い症状の改善がみられ本人も元気に生活できているとのことで終了しました。

【今回の症例の考察】
耳鳴りや頭鳴りの症状の原因には脳疲労による脳の興奮が要因とされています。
この興奮状態を作り出す原因には睡眠の質の低下や極度なストレスなどがあります。
今回の患者様も抗不安薬や睡眠薬などを服用していることもあり、このストレスや睡眠による脳疲労であると断定しました。
そのため、この原因を取り除き脳の機能を正常に戻すことで耳鳴りや頭鳴り、機能性ディスペプシアが解消されたと考えられます。

【改善された患者様の声】
昨年の11月に低音性感音難聴になり、1、2日ですぐに治ったものの、精神的に「またなってしまったらどうしよう」と不安になり、今年の1月末には耳鳴りがするようになりました。耳鼻科の先生には、”気のせい”と言われ、薬を処方されましたが、私の身体には合わず、また、その耳鳴りの音が、隣の家から聞こえる室外機に似ていたため、自分自身に”気のせい”と言いきかせ、春までやり過ごしておりましたが、やはり、”おかしい”と思い、インターネットで調べ、貴鍼灸院にたどりつきました。最初は鍼で治るのかと少々不安でしたが、通院するごとに良くなって行くことが実感でき、今ではほとんど耳鳴りは治まっている状態です。耳鳴り以外にも、お腹の調子も良くなり、本当に感謝しております。私自身、薬を飲んで治す方法があまり好きではないので、今後の健康管理する上でも、定期的に通院しようと思っています。親身に話を聞いてくださり、治療して頂き、本当にありがとうございました。


【施術内容と改善までの経過】
31歳女性 会社員  (埼玉県在住)
【主訴】
一日中、耳や頭でキーンと音がする(半年前から)
急にお腹が痛くなりトイレに行きたくなる(4か月前から)
【薬の服薬】
抗不安薬と睡眠薬
【問診と検査】
音がなる場所を伺うと耳の中であったり、頭頂部や後頭部などあちこちに音が聞こえるとのことで自覚的耳鳴りだけでなく、頭でも音が鳴っている頭鳴りという病態であると診断しました。
また腹部周囲だけでなく、首や肩の筋肉の緊張が目立っているため交感神経の興奮が見受けられました。
おそらく、この影響で耳鳴り(頭鳴り)や機能性ディスペプシアが起きていると考えられます。

【施術内容と経過】
初回:交感神経の興奮を鎮静させることを中心に施術を行う。施術後は身体の緊張が解けたせいか眠気が起こる。
2回目~5回目:一日中起きていた耳鳴りと頭鳴りが断続的になるが、音の大きさは変わらず。
6回目~9回目: 日によって耳鳴り、頭鳴りの音が小さい時がある。
       睡眠の質が高まり眠れるようになったため、処方されていた抗不安薬と睡眠薬の減薬を始める。
10回目~12回目:耳鳴りと頭鳴りはストレスを感じなければ聞こえない程度まで小さくなる。機能性ディスペプシアは週に2~3回あった腹痛と下痢が1回までに減少する。
13回目~15回目:耳鳴りはやや残存しているが、頭で音がなる症状は消失する。抗不安薬と睡眠薬の減薬によって胃腸の調子が良くなり軟便や便秘が解消される。
16回目~17回目:耳鳴りと機能性ディスペプシアはほぼ解消される。抗不安薬と睡眠薬の減薬は医師との相談の上、離脱症状を防ぐためにも減薬を続けている状態。
18回目:初回に比べると9割近い症状の改善がみられ本人も元気に生活できているとのことで終了しました。

【今回の症例の考察】
耳鳴りや頭鳴りの症状の原因には脳疲労による脳の興奮が要因とされています。
この興奮状態を作り出す原因には睡眠の質の低下や極度なストレスなどがあります。
今回の患者様も抗不安薬や睡眠薬などを服用していることもあり、このストレスや睡眠による脳疲労であると断定しました。
そのため、この原因を取り除き脳の機能を正常に戻すことで耳鳴りや頭鳴り、機能性ディスペプシアが解消されたと考えられます。

※頭鳴りと耳鳴りの違いについて下記のリンク先の別ページで解説しています。

耳鳴り(頭鳴り)+不眠症 +舌痛症【女性 千葉県 在住】

【施術内容と改善までの経過】
女性 千葉県 在住
【主訴】
耳鳴り+頭鳴り(3年前)
不眠症(3年前)
舌痛症(2年前)
【薬の服薬】
てんかん薬
抗不安薬
睡眠薬
亜鉛サプリメント
【問診と検査】
来院時から強い耳鳴りと頭頂部から音がなる頭鳴りが同時に起きており、また精神的な不安が強く抗不安薬の服用で症状を抑えている状態でした。耳鳴り、頭鳴りに関しては脳神経外科からてんかん薬が処方されており服用を続けていますが効果がない状態でした。また慢性的に睡眠障害があり、耳鳴りや頭鳴りとは別に舌にピリピリとした舌痛症も起きている状態です。睡眠の質の低下と慢性的な不安が積み重なったことで耳鳴り、頭鳴り、舌痛症が起きたと推測しました。
【施術内容と経過】
初回:耳鳴り、頭鳴りが強く不安感が高まっているため、あまり強い刺激で鍼灸治療をせず副交感神経の働きを優位にするツボを中心に刺激しリラックス効果が高まるように施術をする。
2回目~3回目:今まで一定の音で鳴っていた耳鳴り、頭鳴りが小さく音が鳴ったり大きく音が鳴ったりと変化が起きるようになる。
4回目~5回目:朝に強く鳴っていた耳鳴り頭鳴りが弱くなってきた。また夜に起こる不安感も緩和され睡眠がとれやすくなる。
6回目~7回目:耳鳴り頭鳴りは1週間で強さに波があるものの、全体的には3~4割程度まで改善されている。舌痛症に関しては睡眠が浅い日に限って少しピリピリとした症状が起きますが全体的には解消されています。
8回目~9回目:8回目の朝に耳鳴り頭鳴りが解消される。日中から夜間にかけても耳鳴り頭鳴りは起こらずに過ごすことができた。大事をとってあと数回は経過観察を含めて鍼灸を続けることにする。
10回目:8回目以降耳鳴り頭鳴りが起こらずに過ごすことができたため、改善されたとみて鍼灸治療を終了する。

【今回の症例の考察】
耳鳴り頭鳴りは睡眠障害など睡眠の質の低下によって脳が回復できず疲労の蓄積によって起きる症状です。しかし、今回の患者様はこの脳疲労によって起こる耳鳴り頭鳴りだけでなく、強い不安感(不安障害)によって自律神経が乱れておきる耳鳴り頭鳴りも併せて起きていました。そのため脳の疲労を解消させるだけでなく、副交感神経の働きを優位にし不安感を解消させることも今回の症状には重要です。舌痛症に関しては交感神経の過緊張によって唾液の分泌が減少していることでも起こります。唾液がスムーズに分泌されるように交感神経の過緊張を鎮静させることがポイントです。

わらをもつかむ思いで連絡をしました。ここしかないと思いすぐに予約しました。初診で説明を受け、必ず治ると先生は言ってくれました。次の日、少し音が変わりましたが、私はまだ不安で、精神的に不安で、本当に治るのかという気持ちでいっぱいでした。 3日に一度くらいのペースで通い、音はどんどん小さくなりました。不安はまだまだありましたが、8回目の朝耳鳴りが完全に消えました。 何度もくじけてもうこのままかも・・・と思いました。 でもしっかり家でローラーをし、先生に診てもらうといつか必ず耳鳴りは治ると分かりました。感謝しています。


【施術内容と改善までの経過】
女性 千葉県 在住
【主訴】
耳鳴り+頭鳴り(3年前)
不眠症(3年前)
舌痛症(2年前)
【薬の服薬】
てんかん薬
抗不安薬
睡眠薬
亜鉛サプリメント
【問診と検査】
来院時から強い耳鳴りと頭頂部から音がなる頭鳴りが同時に起きており、また精神的な不安が強く抗不安薬の服用で症状を抑えている状態でした。耳鳴り、頭鳴りに関しては脳神経外科からてんかん薬が処方されており服用を続けていますが効果がない状態でした。また慢性的に睡眠障害があり、耳鳴りや頭鳴りとは別に舌にピリピリとした舌痛症も起きている状態です。睡眠の質の低下と慢性的な不安が積み重なったことで耳鳴り、頭鳴り、舌痛症が起きたと推測しました。
【施術内容と経過】
初回:耳鳴り、頭鳴りが強く不安感が高まっているため、あまり強い刺激で鍼灸治療をせず副交感神経の働きを優位にするツボを中心に刺激しリラックス効果が高まるように施術をする。
2回目~3回目:今まで一定の音で鳴っていた耳鳴り、頭鳴りが小さく音が鳴ったり大きく音が鳴ったりと変化が起きるようになる。
4回目~5回目:朝に強く鳴っていた耳鳴り頭鳴りが弱くなってきた。また夜に起こる不安感も緩和され睡眠がとれやすくなる。
6回目~7回目:耳鳴り頭鳴りは1週間で強さに波があるものの、全体的には3~4割程度まで改善されている。舌痛症に関しては睡眠が浅い日に限って少しピリピリとした症状が起きますが全体的には解消されています。
8回目~9回目:8回目の朝に耳鳴り頭鳴りが解消される。日中から夜間にかけても耳鳴り頭鳴りは起こらずに過ごすことができた。大事をとってあと数回は経過観察を含めて鍼灸を続けることにする。
10回目:8回目以降耳鳴り頭鳴りが起こらずに過ごすことができたため、改善されたとみて鍼灸治療を終了する。

【今回の症例の考察】
耳鳴り頭鳴りは睡眠障害など睡眠の質の低下によって脳が回復できず疲労の蓄積によって起きる症状です。しかし、今回の患者様はこの脳疲労によって起こる耳鳴り頭鳴りだけでなく、強い不安感(不安障害)によって自律神経が乱れておきる耳鳴り頭鳴りも併せて起きていました。そのため脳の疲労を解消させるだけでなく、副交感神経の働きを優位にし不安感を解消させることも今回の症状には重要です。舌痛症に関しては交感神経の過緊張によって唾液の分泌が減少していることでも起こります。唾液がスムーズに分泌されるように交感神経の過緊張を鎮静させることがポイントです。

※舌痛症について下記のリンク先の別ページで解説しています。

口腔セネストパチー + 自律神経失調症による身体のしびれ【51歳 男性(神奈川県 在住)】

【施術内容と改善までの経過】
51歳 男性 (神奈川県 在住)
【主訴】
口腔セネストパチーまたは口腔異常感症(1年前)
自律神経失調症による身体のしびれ(1年前)
【薬の服薬】
抗うつ薬と睡眠薬
【問診と検査】
歯科のインプラント治療後から口の中の違和感が起こり、一日中不快感が続くようになる。しかし、歯科ではインプラント自体には異常がないため口腔外科の受診を勧められる。口腔外科にて「口腔セネストパチー」と診断される。脳の感覚野の異常との説明を受けて抗うつ薬と睡眠薬を処方されて服用開始するが改善されず。また口腔の不快感とともに上肢のしびれも同時に起こっている。
【施術内容と経過】
初回:口腔内の不快感だけでなく顔面部にも痛みや不快感が伴っているため頭部から顔面部にかけての鍼灸施術を主に行う。
2回目~4回目:「顔面に鍼をしているときは口腔の不快感や上司のしびれが落ち着く」との反応が起きたため、初回よりもやや強度を強めて顔面部の施術をする。
5回目~9回目: 施術をした日から2~3日は口腔内の不快感があるものの、不快感の強さが弱まるため鍼灸の効果を実感しているとのこと。
       またよく眠れたときも同様に症状が弱いとの傾向があるため、鍼灸は顔面部の施術だけでなく睡眠に対するアプローチも併せて行うようにする。
10回目~13回目:上肢のしびれはほとんど感じないようになったが口腔内の不快感はまだ5~6割残存している。服用している抗不安薬は効果が感じられないため医師との相談で減薬するように伝える。
14回目~17回目:以前よりも睡眠の質が高まり、日中の口腔内や顔面部の不快感や痛みが感じにくくなる。
18回目~20回目:上肢のしびれ、顔面部の痛みはほぼ解消され口腔内の不快感が2~3割程度残っている。唾液の量が正常な範囲まで分泌されるようになり口腔内で感じたザラザラした違和感は消失している。あとは異物感のみが残っている。
21回目~22回目:口腔内の異物感は2割くらい残存。睡眠薬の減薬も開始。自然な眠りによって、より高い睡眠の質を確保できるように促す。
23回目:ほぼ口腔セネストパチーが解消されたため終了。

【今回の症例の考察】
口腔セネストパチー(口腔異常感症)は今回の件のように歯科治療後に起きやすい疾患です。患者様自身は口腔内に異常があると訴えますが、根本的な原因は口腔ではなく脳の感覚野(身体への刺激を脳で認知する領域)の興奮、機能異常と考えます。そのため鍼灸では感覚野と関連の強い顔面部や頭部を中心に施術をします。口腔セネストパチーは実際には脳が認知しない程度の口腔内の刺激を過剰に認知してしまうために起こる異常であるため、正常に戻すためには「別の刺激を認知させて異常な認知と相殺させる」というのが有効と考えます。そのため顔面部や頭部にある程度強い刺激で脳への刺激をすることで口腔セネストパチーの症状を緩和させることができます。今回もその考えで施術をし改善することができました。

治療にあたっては、リラックスした雰囲気づくりへの気配りを、先生方の温かい言葉に感じながら、くつろいだ時間を過ごさせていただいています。行きつ戻りつですが、少しずつ良くなっているように感じれることが、うれしく思います。家でのお灸は短い時間ですが、何もしない貴重な時間となっています。これからもよろしくお願いします


【施術内容と改善までの経過】
51歳 男性 (神奈川県 在住)
【主訴】
口腔セネストパチーまたは口腔異常感症(1年前)
自律神経失調症による身体のしびれ(1年前)
【薬の服薬】
抗うつ薬と睡眠薬
【問診と検査】
歯科のインプラント治療後から口の中の違和感が起こり、一日中不快感が続くようになる。しかし、歯科ではインプラント自体には異常がないため口腔外科の受診を勧められる。口腔外科にて「口腔セネストパチー」と診断される。脳の感覚野の異常との説明を受けて抗うつ薬と睡眠薬を処方されて服用開始するが改善されず。また口腔の不快感とともに上肢のしびれも同時に起こっている。
【施術内容と経過】
初回:口腔内の不快感だけでなく顔面部にも痛みや不快感が伴っているため頭部から顔面部にかけての鍼灸施術を主に行う。
2回目~4回目:「顔面に鍼をしているときは口腔の不快感や上司のしびれが落ち着く」との反応が起きたため、初回よりもやや強度を強めて顔面部の施術をする。
5回目~9回目: 施術をした日から2~3日は口腔内の不快感があるものの、不快感の強さが弱まるため鍼灸の効果を実感しているとのこと。
       またよく眠れたときも同様に症状が弱いとの傾向があるため、鍼灸は顔面部の施術だけでなく睡眠に対するアプローチも併せて行うようにする。
10回目~13回目:上肢のしびれはほとんど感じないようになったが口腔内の不快感はまだ5~6割残存している。服用している抗不安薬は効果が感じられないため医師との相談で減薬するように伝える。
14回目~17回目:以前よりも睡眠の質が高まり、日中の口腔内や顔面部の不快感や痛みが感じにくくなる。
18回目~20回目:上肢のしびれ、顔面部の痛みはほぼ解消され口腔内の不快感が2~3割程度残っている。唾液の量が正常な範囲まで分泌されるようになり口腔内で感じたザラザラした違和感は消失している。あとは異物感のみが残っている。
21回目~22回目:口腔内の異物感は2割くらい残存。睡眠薬の減薬も開始。自然な眠りによって、より高い睡眠の質を確保できるように促す。
23回目:ほぼ口腔セネストパチーが解消されたため終了。

【今回の症例の考察】
口腔セネストパチー(口腔異常感症)は今回の件のように歯科治療後に起きやすい疾患です。患者様自身は口腔内に異常があると訴えますが、根本的な原因は口腔ではなく脳の感覚野(身体への刺激を脳で認知する領域)の興奮、機能異常と考えます。そのため鍼灸では感覚野と関連の強い顔面部や頭部を中心に施術をします。口腔セネストパチーは実際には脳が認知しない程度の口腔内の刺激を過剰に認知してしまうために起こる異常であるため、正常に戻すためには「別の刺激を認知させて異常な認知と相殺させる」というのが有効と考えます。そのため顔面部や頭部にある程度強い刺激で脳への刺激をすることで口腔セネストパチーの症状を緩和させることができます。今回もその考えで施術をし改善することができました。

※口腔セネストパチーの詳しい情報については下記のリンク先の別ページで解説しています。

ふわふわするめまい(持続性知覚性姿勢誘発めまい PPPD)【29歳女性 主婦 (東京都 在住)】

【施術内容と改善までの経過】
29歳女性 主婦 (東京都 在住)
【主訴】
ふわふわするめまい(持続性知覚性姿勢誘発めまい PPPD)
【薬の服薬】
授乳中であるためなし
【問診と検査】
2~3日前に急にめまいが強くなったとのことですが、詳しく聞いてみると数か月前から断続的にふわふわしためまいが起きているとのことです。
さらに専門医では特に異常がないめまいということを合わせて考えると「持続性知覚性姿勢誘発めまい」ではないかと推測しました。
また頭部を動かしたり上体を傾けたりするとふわふわするめまいが強まる状態であるため、首や肩の筋肉の過緊張によってもめまいを誘発させているのではないかと考えました。
【施術内容と経過】
初回:うつ伏せの姿勢になるとめまいが強まるとのことで初回は仰向けのみで手足+頭部に鍼灸を施術し身体全体の緊張をとり副交感神経の働きを高めるようにしました。施術後、立ち上がったときにめまいが起こらずそれなりの効果があったと判断しました。
2回目:前回に比べるとめまいの強度が弱まったとのことで今回はうつ伏せが可能でしたのでめまいの原因である頚部や肩部の緊張をとる施術を行いました。また仰向けで施術する際に寝返りを打ったのですが、その動作でもめまいは起こりませんでした。動作に対するめまい症状は軽減されているようにみえました。
4回目: 「ほとんどめまいが起こらない」との反応がありました。身体の状態を診ると授乳しているせいもあり、まだ頚部や肩部の筋肉の緊張がみられていました。
5回目:前回から今日までめまいは一度も起きていないとのこと。授乳や育児による疲労でめまいがぶり返すおそれがあるため施術間隔を空けて引き続き経過観察するかたちになりました。

【今回の症例の考察】
いわゆる「ふわふわするめまい」という症状は中年以降の女性に多い症状ですが、西洋医学では長らく「原因不明」とされていましたが、近年「持続性知覚性姿勢誘発めまい PPPD」という病名がつくようになりました。今回の女性は29歳とまだ若い年齢でしたが過去にめまいが起きており、産後、育児など心身のストレスから持続性知覚性姿勢誘発めまいが誘発されたのではないかと推測できます。そのため、めまいを引き起こしている原因を突き止めて施術ができたためめまいを改善することができました。

突然、朝の起床時に座ることもできないぐらいのめまいに襲われました。2~3日寝込み、様子を見ましたが、夕方頃から少し楽にはなるものの、起床時は変わりませんでした。そこで、耳鼻科を受診しました。「三半規管からくるめまいでしょう。」「少しづつ治まっていくると思います。」との事で、授乳中だったため薬はもらわず帰宅しました。次の日の朝も、その次の日もひどくはならないものの、めまいの症状は変わりませんでした。小さい子供もいたため、ずっと休むわけにもいかず、携帯でいろいろと調べていると、「鍼灸院コモラボ」のサイトを見つけました。はり治療は初めてで、不安でしたが、治療についてしっかり説明して頂き、めまいの症状の原因等についても詳しくお話ししてくださいました。安心して治療を受けることができ、「しんどかったね」と先生に優しい声をかけてもらいました。週1回の治療を約1か月続け、あの日のめまいがうそのように良くなりました。めまいは隠れやすいと言う事で、間隔をあけて、様子を見ながらもう少し治療を続けますが、先生方には、本当に感謝いたします。ありがとうございました。


【施術内容と改善までの経過】
29歳女性 主婦 (東京都 在住)
【主訴】
ふわふわするめまい(持続性知覚性姿勢誘発めまい PPPD)
【薬の服薬】
授乳中であるためなし
【問診と検査】
2~3日前に急にめまいが強くなったとのことですが、詳しく聞いてみると数か月前から断続的にふわふわしためまいが起きているとのことです。
さらに専門医では特に異常がないめまいということを合わせて考えると「持続性知覚性姿勢誘発めまい」ではないかと推測しました。
また頭部を動かしたり上体を傾けたりするとふわふわするめまいが強まる状態であるため、首や肩の筋肉の過緊張によってもめまいを誘発させているのではないかと考えました。
【施術内容と経過】
初回:うつ伏せの姿勢になるとめまいが強まるとのことで初回は仰向けのみで手足+頭部に鍼灸を施術し身体全体の緊張をとり副交感神経の働きを高めるようにしました。施術後、立ち上がったときにめまいが起こらずそれなりの効果があったと判断しました。
2回目:前回に比べるとめまいの強度が弱まったとのことで今回はうつ伏せが可能でしたのでめまいの原因である頚部や肩部の緊張をとる施術を行いました。また仰向けで施術する際に寝返りを打ったのですが、その動作でもめまいは起こりませんでした。動作に対するめまい症状は軽減されているようにみえました。
4回目: 「ほとんどめまいが起こらない」との反応がありました。身体の状態を診ると授乳しているせいもあり、まだ頚部や肩部の筋肉の緊張がみられていました。
5回目:前回から今日までめまいは一度も起きていないとのこと。授乳や育児による疲労でめまいがぶり返すおそれがあるため施術間隔を空けて引き続き経過観察するかたちになりました。

【今回の症例の考察】
いわゆる「ふわふわするめまい」という症状は中年以降の女性に多い症状ですが、西洋医学では長らく「原因不明」とされていましたが、近年「持続性知覚性姿勢誘発めまい PPPD」という病名がつくようになりました。今回の女性は29歳とまだ若い年齢でしたが過去にめまいが起きており、産後、育児など心身のストレスから持続性知覚性姿勢誘発めまいが誘発されたのではないかと推測できます。そのため、めまいを引き起こしている原因を突き止めて施術ができたためめまいを改善することができました。

適応障害+睡眠障害【男性 東京都 在住】

【施術内容と改善までの経過】
男性 東京都 在住
【主訴】
適応障害(3か月前)
睡眠障害(3か月前)
【薬の服薬】
抗不安薬
睡眠薬
【問診と検査】
仕事による心身の過労による適応障害と交感神経の過緊張による睡眠障害が起きている状態。首や肩、背中の広範囲に筋肉の過緊張が起きており、交感神経の過緊張の反応が目立って起きている。抗不安薬と睡眠薬の影響により、寝起きは悪く一日中倦怠感と頭重感がある。心理的なストレスも強く抱えているため、副交感神経の働きを優位にし、心身の緊張をとることが主な目的となる。
【施術内容と経過】
初回:「なるべく早く仕事に復帰したい」との強い要望があったが、今の身体の状態をしっかりと説明し納得してもらったうえで早くても3ヶ月はかかることを理解してもらう。初回は仰向けのみの鍼灸治療で手足と頭部に施術を行い、興奮した交感神経を鎮静させることを主にする。
2回目~3回目:やや睡眠の質が高まり寝起きの倦怠感や頭重感が軽くなる。仕事のことを考えると動悸がするということなので、まだ適応障害の症状が残っていることが伺える。
4回目~5回目:日中の動悸や不安感など適応障害の症状が緩和されてきている。医師との相談で抗不安薬に関しては頓服に切り替えて、症状が辛い時のみに服用するかたちに変更する。
6回目~7回目:日中の動悸や不安感の症状が落ち着き、精神的にも安定してきている。睡眠に関しては寝付きが良くなり、スムーズに眠れているため医師と相談し睡眠薬の減薬をする予定。
8回目~9回目:適応障害、睡眠障害どちらも1割程度の症状が残存している。復帰に向けて会社と相談するとのこと。
10回目~11回目:ほぼ適応障害と睡眠障害の症状が改善されている。精神的にも安定しており気分の落ち込みや不安感も出現していないため鍼灸治療を終了する。

【今回の症例の考察】
適応障害は心療内科や精神科領域で治療が行われますが、主に薬物療法を中心とした治療であるため根本的な治療まで至らず完治までに時間がかかることがあります。しかし、今回の患者様のケースのように、詳しく身体の状態を調べて適切に施術を行えば3ヶ月でしっかり完治し解消させることが可能です。毎度、身体の変化を見極めて不要な服用している薬物を減薬や断薬し、自然治癒力を向上させることが適応障害や睡眠障害の解消に重要です。今回も回復の兆候を見極めて、減薬を行うように勧めました。

身体の異常を見つけ、明確に治療する本院の方針はとても分かりやすく、だれでも納得できると思います。今回の治療を経て、現在職場に復帰しました。3か月の休暇でしたが、しっかり治して、仕事に復帰できたことが、今後の為になると思います。長い人生、またサラリーマン生活で、今回の経験は悔しかったけど、とても良い経験、今後の土台になるものになったと思います。今回の件で、今まで完璧主義、負けず嫌いの性格が少し変化し、楽観的になれたのが副作用【良い意味】です。本当に嬉しく思います。先生、スタッフの皆様、本当にありがとうございます。同じ悩みを抱えている方が乗り越えていけるよう応援します。


【施術内容と改善までの経過】
男性 東京都 在住
【主訴】
適応障害(3か月前)
睡眠障害(3か月前)
【薬の服薬】
抗不安薬
睡眠薬
【問診と検査】
仕事による心身の過労による適応障害と交感神経の過緊張による睡眠障害が起きている状態。首や肩、背中の広範囲に筋肉の過緊張が起きており、交感神経の過緊張の反応が目立って起きている。抗不安薬と睡眠薬の影響により、寝起きは悪く一日中倦怠感と頭重感がある。心理的なストレスも強く抱えているため、副交感神経の働きを優位にし、心身の緊張をとることが主な目的となる。
【施術内容と経過】
初回:「なるべく早く仕事に復帰したい」との強い要望があったが、今の身体の状態をしっかりと説明し納得してもらったうえで早くても3ヶ月はかかることを理解してもらう。初回は仰向けのみの鍼灸治療で手足と頭部に施術を行い、興奮した交感神経を鎮静させることを主にする。
2回目~3回目:やや睡眠の質が高まり寝起きの倦怠感や頭重感が軽くなる。仕事のことを考えると動悸がするということなので、まだ適応障害の症状が残っていることが伺える。
4回目~5回目:日中の動悸や不安感など適応障害の症状が緩和されてきている。医師との相談で抗不安薬に関しては頓服に切り替えて、症状が辛い時のみに服用するかたちに変更する。
6回目~7回目:日中の動悸や不安感の症状が落ち着き、精神的にも安定してきている。睡眠に関しては寝付きが良くなり、スムーズに眠れているため医師と相談し睡眠薬の減薬をする予定。
8回目~9回目:適応障害、睡眠障害どちらも1割程度の症状が残存している。復帰に向けて会社と相談するとのこと。
10回目~11回目:ほぼ適応障害と睡眠障害の症状が改善されている。精神的にも安定しており気分の落ち込みや不安感も出現していないため鍼灸治療を終了する。

【今回の症例の考察】
適応障害は心療内科や精神科領域で治療が行われますが、主に薬物療法を中心とした治療であるため根本的な治療まで至らず完治までに時間がかかることがあります。しかし、今回の患者様のケースのように、詳しく身体の状態を調べて適切に施術を行えば3ヶ月でしっかり完治し解消させることが可能です。毎度、身体の変化を見極めて不要な服用している薬物を減薬や断薬し、自然治癒力を向上させることが適応障害や睡眠障害の解消に重要です。今回も回復の兆候を見極めて、減薬を行うように勧めました。

※適応障害の詳しい情報は下記のリンクから別ページで解説しています。

耳鳴り+耳閉感(脳過敏症候群)、肩こりなど【39歳男性 会社員 (栃木県 在住)】

【施術内容と改善までの経過】
39歳 男性 (栃木県 在住)
【主訴】
耳鳴りと頭鳴り(1年前)
耳の閉塞感(1年前)
首肩こり+臀部の痛み(数年前から)
【薬の服薬】
てんかん薬と睡眠薬
【問診と検査】
耳鳴りと頭鳴りに関しては1年前の転職をきっかけに発症した。転職し、生活習慣が変わったことで睡眠に影響してしまい睡眠障害になってから耳鳴りと頭鳴りが起こった。最初は就寝時に耳元でキーンという音が鳴り始めたが、日に日に耳元だけでなく頭の側頭部や頭頂部でも同様の音が鳴り始め頭鳴りも起こる。耳鼻科の他に脳神経外科にも受診した際に「脳過敏症候群の可能性がある」との診断をされ、てんかん薬と睡眠薬を処方される。しかし、服用しても日中の耳鳴りと頭鳴りは鳴りやまず。睡眠障害は睡眠薬でなんとか眠れているが睡眠の質は悪い。
【施術内容と経過】
初回:脳への血流を促進と脳疲労を解消させることを目的に施術を行う。また身体の緊張を取り除き睡眠の質を高める施術も併せて行う。初回の後は耳鳴りと頭鳴りに意識が集中したせいか、やや音の鳴りが強まったが身体の緊張がとれたため眠気が起きて睡眠薬を飲まずに眠れたとのこと。
2回目~5回目:一日中鳴っていた耳鳴りと頭鳴りにやや変化が起きて「仕事に集中しているときはあまり気にならない」とのこと。入眠障害や中途覚醒が緩和されてきているとのことなので睡眠薬は減薬し、効果のないてんかん薬は断薬するように医師と相談する方向になる。
5回目~9回目: 1週間のうちに1~2日耳鳴りと頭鳴りが気にならない日が起こるまでに減少。6~7割症状が残っている状態。耳閉感はほぼ気にならない状態。
10回目~12回目:職場環境が少し変わったことがストレスでやや耳鳴りと頭鳴りが強く出た日があったものの全体的には減少傾向。
13回目~17回目:耳鳴りと頭鳴りの鳴る音の大きさがかなり小さくなる。とくに頭で鳴っていた音が極小さいものになる。3~4割残存。耳閉感は解消を維持している。
18回目~20回目:耳鳴りと頭鳴りは1~2割程度まで減少する。生活に支障がないまで減少したためひとまず治療を終了する。

【今回の症例の考察】
自覚的耳鳴りや頭鳴りは何らかの生活環境の変化によって心身のストレスが積み重なったことで起こることが多く、今回もそのケースになると考えられます。脳外科ではこの耳鳴りや頭鳴りは「てんかん薬で治る」とされているため、よくてんかん薬を処方されるが改善されている人はそこまで多くはない印象です。また睡眠薬も同時に処方されますが、睡眠薬は薬の効果で強制的に眠らせるものであるため睡眠の質は高まることがないため脳疲労や脳の興奮で引き起こす自覚的耳鳴りや頭鳴りへの解消にはつながりません。そのため施術を繰り返すなかで「薬に頼らずに眠れるタイミング」があれば、徐々に減薬していき自然な睡眠に近づけることが耳鳴りや頭鳴りを治す近道であると考えられます。

耐え難いほどの耳鳴りに悩まされ、ワラをも掴む思いでこちらにお世話になりました。発症当初は耳鼻科へ行きましたが「原因不明」「慣れるしかない」と言われ落ち込みました。しかし現在は症状も落ち着き、また原因も丁寧な説明をして下さったお陰でよく分かり「治る」とお言葉を頂いたので安心しております。首、肩のこりも耳鳴り等と原因は同じとの事であり同時進行でよくなるものと気持ちが楽になりました。 体質改善を行って頂いており、これからますます元気になるものと思っております。


【施術内容と改善までの経過】
39歳 男性 (栃木県 在住)
【主訴】
耳鳴りと頭鳴り(1年前)
耳の閉塞感(1年前)
首肩こり+臀部の痛み(数年前から)
【薬の服薬】
てんかん薬と睡眠薬
【問診と検査】
耳鳴りと頭鳴りに関しては1年前の転職をきっかけに発症した。転職し、生活習慣が変わったことで睡眠に影響してしまい睡眠障害になってから耳鳴りと頭鳴りが起こった。最初は就寝時に耳元でキーンという音が鳴り始めたが、日に日に耳元だけでなく頭の側頭部や頭頂部でも同様の音が鳴り始め頭鳴りも起こる。耳鼻科の他に脳神経外科にも受診した際に「脳過敏症候群の可能性がある」との診断をされ、てんかん薬と睡眠薬を処方される。しかし、服用しても日中の耳鳴りと頭鳴りは鳴りやまず。睡眠障害は睡眠薬でなんとか眠れているが睡眠の質は悪い。
【施術内容と経過】

初回:脳への血流を促進と脳疲労を解消させることを目的に施術を行う。また身体の緊張を取り除き睡眠の質を高める施術も併せて行う。初回の後は耳鳴りと頭鳴りに意識が集中したせいか、やや音の鳴りが強まったが身体の緊張がとれたため眠気が起きて睡眠薬を飲まずに眠れたとのこと。
2回目~5回目:一日中鳴っていた耳鳴りと頭鳴りにやや変化が起きて「仕事に集中しているときはあまり気にならない」とのこと。入眠障害や中途覚醒が緩和されてきているとのことなので睡眠薬は減薬し、効果のないてんかん薬は断薬するように医師と相談する方向になる。
5回目~9回目: 1週間のうちに1~2日耳鳴りと頭鳴りが気にならない日が起こるまでに減少。6~7割症状が残っている状態。耳閉感はほぼ気にならない状態。
10回目~12回目:職場環境が少し変わったことがストレスでやや耳鳴りと頭鳴りが強く出た日があったものの全体的には減少傾向。
13回目~17回目:耳鳴りと頭鳴りの鳴る音の大きさがかなり小さくなる。とくに頭で鳴っていた音が極小さいものになる。3~4割残存。耳閉感は解消を維持している。
18回目~20回目:耳鳴りと頭鳴りは1~2割程度まで減少する。生活に支障がないまで減少したためひとまず治療を終了する。

【今回の症例の考察】
自覚的耳鳴りや頭鳴りは何らかの生活環境の変化によって心身のストレスが積み重なったことで起こることが多く、今回もそのケースになると考えられます。脳外科ではこの耳鳴りや頭鳴りは「てんかん薬で治る」とされているため、よくてんかん薬を処方されるが改善されている人はそこまで多くはない印象です。また睡眠薬も同時に処方されますが、睡眠薬は薬の効果で強制的に眠らせるものであるため睡眠の質は高まることがないため脳疲労や脳の興奮で引き起こす自覚的耳鳴りや頭鳴りへの解消にはつながりません。そのため施術を繰り返すなかで「薬に頼らずに眠れるタイミング」があれば、徐々に減薬していき自然な睡眠に近づけることが耳鳴りや頭鳴りを治す近道であると考えられます。

回転性めまい + 耳鳴り 【60代女性 主婦 (東京都 在住)】

【施術内容と改善までの経過】
60代女性 主婦 (東京都 在住)
【主訴】
回転性めまい (5年前)
耳鳴り(5年前)
【薬の服薬】
漢方薬(ツムラ五苓散)
ビタミン剤
【問診と検査】
めまいは月に1回程度、朝や午前中にかけて起こる状態。耳鳴りは断続的にキーンとした音が起きており、心身にストレスがかかったときは音が大きくなる。睡眠や食事に関してはとくに問題ないが、更年期以降から睡眠の質は低下し身体が疲れやすい状態とのこと。また気候や気圧の変化でもめまいが起こるとのことで病院からは漢方薬である五苓散が処方されて時々頓服で服用しているが、めまいは止まらないとのこと。
【施術内容と経過】
初回:身体が虚弱体質で少し動いただけで疲れる体質であるため、今回は東洋医学に基づくツボを利用した鍼灸で施術を行う。初回当日は低気圧の低下が起きている状態であったためめまいが強く施術後もめまいと耳鳴りが起きていた状態であった。
2回目:前回施術後からややめまいが解消されるが7割ほどめまいと耳鳴りが残存している。引き続き東洋医学的にツボを利用して身体の虚弱体質を解消させる施術をする。
3回目: 当日は周期的に低気圧でめまいが起こりやすいタイミングであったが、普通に歩行できるまでめまいが解消されていた。3~4割にめまいと耳鳴りが残存している。今までは外出するだけで疲れてしまい外出後は自宅で横になって休んでいたが最近はそのような疲れを感じないとのこと。
4回目:ほぼめまいと耳鳴りが解消されたため、本日の施術をもって終了とする。

【今回の症例の考察】
回転性めまいの多くは耳石が剥がれる良性発作性頭位めまいが更年期以降に起こりやすいめまいですが、今回は耳鼻科ではそのめまいではないとの診断を受けていたため、おそらく心身のストレスや疲れからくるめまいではないかと推測し鍼灸施術をしました。主訴ではないものの身体の疲れやすさや気候気圧の変化によってもめまいや耳鳴りが誘発されることを考えると自律神経系に影響を受けやすい体質であることも当てはまるため、東洋医学的な体質を診断しツボを利用した鍼灸を行いました。気血の巡りを改善させて頭部へ栄養がスムーズに流れるようにしたことで上手くめまいと耳鳴りが解消されました。

※更年期以降に起こりやすいめまいと耳鳴りについては下記のリンクから別ページで解説しています。

5年前よりめまい・耳鳴りに苦しんでおりました。特にめまいは月に1度ぐるぐる回るひどい状態でした。市民病院で診察を受けたのですが、一向に良くならずあきらめておりました。息子の紹介でここに来ました。3回目の治療からめまいが治まり、耳鳴りもなくなりました。本当に来て良かったと思います。ありがとうございました。


【施術内容と改善までの経過】
60代女性 主婦 (東京都 在住)
【主訴】
回転性めまい (5年前)
耳鳴り(5年前)
【薬の服薬】
漢方薬(ツムラ五苓散)
ビタミン剤
【問診と検査】
めまいは月に1回程度、朝や午前中にかけて起こる状態。耳鳴りは断続的にキーンとした音が起きており、心身にストレスがかかったときは音が大きくなる。睡眠や食事に関してはとくに問題ないが、更年期以降から睡眠の質は低下し身体が疲れやすい状態とのこと。また気候や気圧の変化でもめまいが起こるとのことで病院からは漢方薬である五苓散が処方されて時々頓服で服用しているが、めまいは止まらないとのこと。
【施術内容と経過】
初回:身体が虚弱体質で少し動いただけで疲れる体質であるため、今回は東洋医学に基づくツボを利用した鍼灸で施術を行う。初回当日は低気圧の低下が起きている状態であったためめまいが強く施術後もめまいと耳鳴りが起きていた状態であった。
2回目:前回施術後からややめまいが解消されるが7割ほどめまいと耳鳴りが残存している。引き続き東洋医学的にツボを利用して身体の虚弱体質を解消させる施術をする。
3回目: 当日は周期的に低気圧でめまいが起こりやすいタイミングであったが、普通に歩行できるまでめまいが解消されていた。3~4割にめまいと耳鳴りが残存している。今までは外出するだけで疲れてしまい外出後は自宅で横になって休んでいたが最近はそのような疲れを感じないとのこと。
4回目:ほぼめまいと耳鳴りが解消されたため、本日の施術をもって終了とする。

【今回の症例の考察】
回転性めまいの多くは耳石が剥がれる良性発作性頭位めまいが更年期以降に起こりやすいめまいですが、今回は耳鼻科ではそのめまいではないとの診断を受けていたため、おそらく心身のストレスや疲れからくるめまいではないかと推測し鍼灸施術をしました。主訴ではないものの身体の疲れやすさや気候気圧の変化によってもめまいや耳鳴りが誘発されることを考えると自律神経系に影響を受けやすい体質であることも当てはまるため、東洋医学的な体質を診断しツボを利用した鍼灸を行いました。気血の巡りを改善させて頭部へ栄養がスムーズに流れるようにしたことで上手くめまいと耳鳴りが解消されました。

※更年期以降に起こりやすいめまいと耳鳴りについては下記のリンクから別ページで解説しています。

聴覚過敏 + 耳鳴り + 耳閉感【43歳 女性 静岡県 在住】

【施術内容と改善までの経過】
43歳 女性 静岡県 在住
【主訴】
聴覚過敏
耳鳴り
耳閉感
【薬の服薬】
漢方薬(香蘇散ツムラ)
【問診と検査】
常時左右の耳から高音のキーンとした耳鳴りと強い聴覚過敏が起きている状態。また断続的に左側のみ耳閉感が起きて不快感がある。聴覚過敏はとくに高い音に対して反応しやすい。就寝中でも小さな音に反応して目が覚めてしまうため睡眠の質も下がっている。聴覚過敏に関しては耳に響くというより脳に響く感じと表現している。聴覚過敏に関してはマンションの隣室からの騒音が気になってから発症したが、現在はその騒音の問題も解決しているはずなのに聴覚過敏や耳鳴りが解消されていないという状態。
【施術内容と経過】
初回:来院時から強い耳鳴りと聴覚過敏が起きており、また終始ソワソワとした不安感が起きている。精神的に過敏であるため鍼灸の刺激は抑えつつ心身の緊張を緩和させる施術を行う。
2回目~3回目:心身の緊張が緩和できたことで、初回から2日ほど就寝中に音で目が覚めることがなくよく眠れた。まだ聴覚過敏と耳鳴りは起きている。
4回目~5回目:まだ物音や人の声が響く感じはあるが脳に響く不快な感覚がなくなった。耳閉感の回数も減少している。
6回目~7回目:精神的な不安感がほぼ解消されているため、聴覚過敏や耳鳴りが起きても落ち着いて対処することができるようになる。聴覚過敏と耳鳴りは4割程度まで減少している。
8回目~9回目:日中の聴覚過敏や耳鳴りが3割程度まで減少。精神的に安定し日中の活動も高まり生活に支障が出ない程度まで回復している。


【今回の症例の考察】
聴覚過敏は耳鳴りと発症のメカニズムは似ており、根本的な原因は聴覚野の興奮や異常によって起こります。今回の患者様のように隣室の騒音が原因で脳の聴覚野が興奮することで必要以上に外部の音を認知してしまう反応が聴覚過敏として症状に現れます。そのため改善のためには耳そのものの改善ではなく脳の聴覚野の機能を正常に戻すことが重要です。今回は耳鳴りと耳閉感が併発している症状ですが、自律神経系の改善に照準を合わせて的確な鍼灸治療を行うことで今回の患者様のように改善することができます。

ある日突然耳鳴りが始まり、すぐに耳鼻科に行きました。聴力に問題がなかったためビタミン剤を飲みながら様子を見ていましたが、1か月後には聴覚過敏になり、耳の閉塞感もひどくなってきました。ステロイド剤も飲みましたが、特に変化がなかったので総合病院でMRIとCTの検査をしてもらいましたが、特に問題がありませんでした。副作用のことを考え、ステロイド剤をやめて漢方薬なども飲みましたが効果なし。耳鼻科の先生もこれ以上できることはなく、症状とうまく付き合っていくしかないとおっしゃるばかりでした。その頃は、特に聴覚過敏のせいで日常生活にかなり支障をきたしていました。食器がぶつかる音はもちろん、ほんの些細な物音でも耳を通り越して脳にパーンと響いてきます。外出するのもかなりつらい状態でした。これは精神的な問題なのかなと心療内科についてネットで調べていたら偶然、鍼灸院コモラボのサイトにたどりつきました。ここで初めて「耳の病気を治す」という言葉を目にすることができたのです。静岡から東京まで通うことを最初は迷いましたが、このままでは普通の生活ができないと思い、電話をかけてみました。結果、思い切って通うことにして大正解でした。鍼灸院は初めてでしたが痛みもなく、治療のたびに少しずつ良くなる感じがしました。先生が明確に病状や治療について説明してくださるので精神的にも安心できました。遠方ですがローラー鍼を使うことで毎日治療できることもありがたかったです。今思えば治療を初めて1か月過ぎたころにぐっと音の響きが少なくなったように思います。耳だけでもなく、膝の痛みも治療していただき本当に助かりました。もともと冷え症気味なのですが、最近は血行も良くなった気がします。まだまだ普通の人より音が響いたり、閉塞感があったりしますがこれからもコツコツ治療を続けて完全に治せたらいいなあと思います。本当にありがとうございました。これからも宜しくお願いします。


【施術内容と改善までの経過】
43歳 女性 静岡県 在住
【主訴】
聴覚過敏
耳鳴り
耳閉感
【薬の服薬】
漢方薬(香蘇散ツムラ)
【問診と検査】
常時左右の耳から高音のキーンとした耳鳴りと強い聴覚過敏が起きている状態。また断続的に左側のみ耳閉感が起きて不快感がある。聴覚過敏はとくに高い音に対して反応しやすい。就寝中でも小さな音に反応して目が覚めてしまうため睡眠の質も下がっている。聴覚過敏に関しては耳に響くというより脳に響く感じと表現している。聴覚過敏に関してはマンションの隣室からの騒音が気になってから発症したが、現在はその騒音の問題も解決しているはずなのに聴覚過敏や耳鳴りが解消されていないという状態。
【施術内容と経過】

初回:来院時から強い耳鳴りと聴覚過敏が起きており、また終始ソワソワとした不安感が起きている。精神的に過敏であるため鍼灸の刺激は抑えつつ心身の緊張を緩和させる施術を行う。
2回目~3回目:心身の緊張が緩和できたことで、初回から2日ほど就寝中に音で目が覚めることがなくよく眠れた。まだ聴覚過敏と耳鳴りは起きている。
4回目~5回目:まだ物音や人の声が響く感じはあるが脳に響く不快な感覚がなくなった。耳閉感の回数も減少している。
6回目~7回目:精神的な不安感がほぼ解消されているため、聴覚過敏や耳鳴りが起きても落ち着いて対処することができるようになる。聴覚過敏と耳鳴りは4割程度まで減少している。
8回目~9回目:日中の聴覚過敏や耳鳴りが3割程度まで減少。精神的に安定し日中の活動も高まり生活に支障が出ない程度まで回復している。

【今回の症例の考察】
聴覚過敏は耳鳴りと発症のメカニズムは似ており、根本的な原因は聴覚野の興奮や異常によって起こります。今回の患者様のように隣室の騒音が原因で脳の聴覚野が興奮することで必要以上に外部の音を認知してしまう反応が聴覚過敏として症状に現れます。そのため改善のためには耳そのものの改善ではなく脳の聴覚野の機能を正常に戻すことが重要です。今回は耳鳴りと耳閉感が併発している症状ですが、自律神経系の改善に照準を合わせて的確な鍼灸治療を行うことで今回の患者様のように改善することができます。

※聴覚過敏と耳鳴りについては下記のリンクから別ページで解説しています。

慢性上咽頭炎による自律神経失調症(後鼻漏、めまい、腰痛) 【41歳 女性 会社員(埼玉県 在住)】

【施術内容と改善までの経過】
41歳 女性 会社員 (埼玉県 在住)
【主訴】
慢性上咽頭炎(2年前)
鼻炎、後鼻漏(2年前)
めまい(1年半前)
腰痛(1年前)
【薬の服薬】
鼻炎の薬(ステロイド点鼻薬)
鉄分のサプリメント
【問診と検査】
主訴は鼻炎、めまい、腰痛であるが詳しく問診をすると2年前にコロナ感染後に上咽頭炎(慢性上咽頭炎)に罹っており、そこから鼻炎、めまい、腰痛が起きたとのこと。この3つの症状の中では鼻炎が一番症状が強く喉に痰が流れる後鼻漏が主に不調としておきている。めまいに関しては月経周期時だけでなく鼻炎の症状が強くなるとめまいが起こる。腰痛に関しては整形外科的な徒手検査を行ったがとくに動作による増強はみられず、重だるさと鈍痛が常に起きており、めまい同様に月経時に強くなる。3つの根本的な原因は慢性上咽頭炎の影響起こっている自律神経失調症と診断する。
【施術内容と経過】
初回:慢性上咽頭炎の原因である上咽頭部に関係する東洋医学的なツボ、さらに自律神経失調症に効果の高いツボを利用し鍼灸を行う。また鍼灸の効果を持続させるために施術後に関連するツボに貼るタイプの鍼を施す。施術後に「身体全体がスッと軽くなる感じがした」と症状が和らぐ感覚があった。さらに鍼灸の効果を引き出すためにもステロイド点鼻薬を中止するように伝える。
2回目:1週間後に来院されたが前回の施術以降、徐々に不調が解消されていく感じがあり現在は鼻炎(後鼻漏)、めまい、腰痛ともに2割程度まで症状が解消されている。
3回目: ほぼ慢性上咽頭炎の症状であった鼻炎(後鼻漏)、めまい、腰痛は解消されていたため本日をもって終了とした。

【今回の症例の考察】
慢性上咽頭炎は自律神経失調症が後遺症として起こることが多く、今回はそのケースに当てはまると考えられます。また使用頻度を制限しながらも使用を続けていたステロイド点鼻薬も慢性上咽頭炎の完治を遅らせていたのではないかと推測しています。ステロイドは組織の回復に必要な炎症反応を止めてしまうため、上咽頭部の回復を遅らせる要因になります。鼻炎、めまい、腰痛の原因である慢性上咽頭炎を解消させるためには自然治癒力の障害である不要な薬物療法を中止し、東洋医学的なツボを刺激することで慢性上咽頭炎は改善できます。

※慢性上咽頭炎の詳しい情報は下記のリンクから別ページで解説しています。

「腰痛」「鼻炎」「めまい」の3ケ所が不調でした。腰痛はマッサージに行く、鼻炎は薬を飲む、めまいは鉄分を多く含む食材を食べたりサプリを飲む、こんな方法しかなく、どれも改善せず長い間苦しめられてきました。そんな時、友達が「治療してきたら」と誕生日にプレゼントしてくれました。鍼=痛い、というイメージがあり、初めは少し怖くて緊張しましたが、少しチクッとする所はあるものの、殆ど痛みもなく安心して受ける事ができました。驚く事に、3ケ所共1回の治療で改善されたのを実感しました。


【施術内容と改善までの経過】
41歳 女性 会社員 (埼玉県 在住)
【主訴】
慢性上咽頭炎(2年前)
鼻炎、後鼻漏(2年前)
めまい(1年半前)
腰痛(1年前)
【薬の服薬】
鼻炎の薬(ステロイド点鼻薬)
鉄分のサプリメント
【問診と検査】
主訴は鼻炎、めまい、腰痛であるが詳しく問診をすると2年前にコロナ感染後に上咽頭炎(慢性上咽頭炎)に罹っており、そこから鼻炎、めまい、腰痛が起きたとのこと。この3つの症状の中では鼻炎が一番症状が強く喉に痰が流れる後鼻漏が主に不調としておきている。めまいに関しては月経周期時だけでなく鼻炎の症状が強くなるとめまいが起こる。腰痛に関しては整形外科的な徒手検査を行ったがとくに動作による増強はみられず、重だるさと鈍痛が常に起きており、めまい同様に月経時に強くなる。3つの根本的な原因は慢性上咽頭炎の影響起こっている自律神経失調症と診断する。
【施術内容と経過】
初回:慢性上咽頭炎の原因である上咽頭部に関係する東洋医学的なツボ、さらに自律神経失調症に効果の高いツボを利用し鍼灸を行う。また鍼灸の効果を持続させるために施術後に関連するツボに貼るタイプの鍼を施す。施術後に「身体全体がスッと軽くなる感じがした」と症状が和らぐ感覚があった。さらに鍼灸の効果を引き出すためにもステロイド点鼻薬を中止するように伝える。
2回目:1週間後に来院されたが前回の施術以降、徐々に不調が解消されていく感じがあり現在は鼻炎(後鼻漏)、めまい、腰痛ともに2割程度まで症状が解消されている。
3回目: ほぼ慢性上咽頭炎の症状であった鼻炎(後鼻漏)、めまい、腰痛は解消されていたため本日をもって終了とした。

【今回の症例の考察】
慢性上咽頭炎は自律神経失調症が後遺症として起こることが多く、今回はそのケースに当てはまると考えられます。また使用頻度を制限しながらも使用を続けていたステロイド点鼻薬も慢性上咽頭炎の完治を遅らせていたのではないかと推測しています。ステロイドは組織の回復に必要な炎症反応を止めてしまうため、上咽頭部の回復を遅らせる要因になります。鼻炎、めまい、腰痛の原因である慢性上咽頭炎を解消させるためには自然治癒力の障害である不要な薬物療法を中止し、東洋医学的なツボを刺激することで慢性上咽頭炎は改善できます。

※慢性上咽頭炎の詳しい情報は下記のリンクから別ページで解説しています。

持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)+異痛症【58歳 女性 山梨県在住】

【施術内容と改善までの経過】
58歳 女性 山梨県在住
【主訴】
持続性知覚性姿勢誘発めまい (2年前)
異痛症(1年前)
【薬の服薬】
漢方薬(加味逍遥散)
【問診と検査】
来院時は個室に案内する際も付き添いの旦那様の手を借りなければ歩けないほどめまいが強い状態。また頭部の動きに合わせてめまいが増強している。過去に耳石が剥がれて起こる良性発作性頭位めまいが起きているが、最近でも改めて耳鼻科で検査を行ったが今回は陰性とのこと。また1年前から腰部から足にかけてピリピリとしたしびれに似た痛みが出現している。整形外科で腰部の検査をしたがとくに神経系の異常はないため原因不明。当院でも整形外科的な徒手検査を行ったが陰性と判断する。めまいに関しては精密検査で異常がなく、頭部や頸部の動きによってめまいが増強する持続性知覚性姿勢誘発めまい、腰部から足先のしびれに関しては自律神経系の乱れによって起こる異痛症と判断する。
【施術内容と経過】
初回:初回は動作によってめまいが増強するため体位変換を行わないように仰向けのみで手足、頭部への鍼灸治療を施す。施術後に立ち上がってもらったときは不安で恐る恐る起き上がっていたが来院時のめまいはおさまっており、旦那様の介助なしで歩いて帰ることができた。
2回目~4回目:めまい、腰部から足のしびれが徐々におさまっている。朝に一番強く出るめまいが弱まり、スムーズに起き上がれるようになった。足のしびれは夕方にまだ強く出ている。4回目以降は旦那様の付き添いがなくても一人で来院できるまで回復している。
5回目~7回目:毎日起きていためまいは1週間に2~3回程度まで減少している。ベッドでの体位変換、起き上がりなどに対して不安もなくスムーズに動ける。腰部から足のしびれ(異痛症)は夕方に弱く起こる程度で今まで強く感じていた就寝前や日中はほぼ感じなくなっている。
8回目~10回目:ある程度体力も回復したため仕事をハードにこなしたことで身体に負担がかかりややめまいをぶり返し2日ほど弱くめまいが続いていたが3日以降は回復していた。
11回目~13回目:13回目の時にほぼめまい、腰部から足先のしびれが解消されていたため終了する。

【今回の症例の考察】
今回の患者様のめまいは更年期以降にふわふわしためまいが起こる持続性知覚性姿勢誘発めまいでした。また腰部から足先にかけてのしびれは異痛症と呼ばれる自律神経系の乱れによって起こる症状でした。どちらも更年期以降のホルモンバランスや自律神経系の機能障害で起こりやすい症状です。持続性知覚性姿勢誘発めまいに関してはホルモンバランス以外にも首や肩の筋緊張によっても起こりやすく、今回の患者様も首肩のこりが強く、頭を振り向く動作や下を向く動作で首や肩に筋緊張が起こるとめまいも同時に起きている状態でした。そのため鍼灸治療はホルモンバランスや自律神経の調整だけでなく、筋肉の緊張も緩和させる治療も同時に行いました。

はじめ、回転性のめまいに、その後、歩行時船に乗っているようなめまいに、又、たちくらみで気を失いました。脳神経外科で検査をしましたが、特に異常ないとの事でした。めまいで気分が悪くなることもあり、婦人科で薬をもらいましたが、改善することなく、仕事するにも、外出するにも、不安な日々が続いていました。先生に鍼治療をしていただくうち、はじめに首から肩にかけて楽になりました。そして、めまいで気分が悪くなることもなく、治まってきました。お陰様で元気に仕事ができ、好きなコンサートも楽しむことができました。本当にありがとうございました。


【施術内容と改善までの経過】
58歳 女性 山梨県在住
【主訴】
持続性知覚性姿勢誘発めまい (2年前)
異痛症(1年前)
【薬の服薬】
漢方薬(加味逍遥散)
【問診と検査】
来院時は個室に案内する際も付き添いの旦那様の手を借りなければ歩けないほどめまいが強い状態。また頭部の動きに合わせてめまいが増強している。過去に耳石が剥がれて起こる良性発作性頭位めまいが起きているが、最近でも改めて耳鼻科で検査を行ったが今回は陰性とのこと。また1年前から腰部から足にかけてピリピリとしたしびれに似た痛みが出現している。整形外科で腰部の検査をしたがとくに神経系の異常はないため原因不明。当院でも整形外科的な徒手検査を行ったが陰性と判断する。めまいに関しては精密検査で異常がなく、頭部や頸部の動きによってめまいが増強する持続性知覚性姿勢誘発めまい、腰部から足先のしびれに関しては自律神経系の乱れによって起こる異痛症と判断する。
【施術内容と経過】

初回:初回は動作によってめまいが増強するため体位変換を行わないように仰向けのみで手足、頭部への鍼灸治療を施す。施術後に立ち上がってもらったときは不安で恐る恐る起き上がっていたが来院時のめまいはおさまっており、旦那様の介助なしで歩いて帰ることができた。
2回目~4回目:めまい、腰部から足のしびれが徐々におさまっている。朝に一番強く出るめまいが弱まり、スムーズに起き上がれるようになった。足のしびれは夕方にまだ強く出ている。4回目以降は旦那様の付き添いがなくても一人で来院できるまで回復している。
5回目~7回目:毎日起きていためまいは1週間に2~3回程度まで減少している。ベッドでの体位変換、起き上がりなどに対して不安もなくスムーズに動ける。腰部から足のしびれ(異痛症)は夕方に弱く起こる程度で今まで強く感じていた就寝前や日中はほぼ感じなくなっている。
8回目~10回目:ある程度体力も回復したため仕事をハードにこなしたことで身体に負担がかかりややめまいをぶり返し2日ほど弱くめまいが続いていたが3日以降は回復していた。
11回目~13回目:13回目の時にほぼめまい、腰部から足先のしびれが解消されていたため終了する。

【今回の症例の考察】
今回の患者様のめまいは更年期以降にふわふわしためまいが起こる持続性知覚性姿勢誘発めまいでした。また腰部から足先にかけてのしびれは異痛症と呼ばれる自律神経系の乱れによって起こる症状でした。どちらも更年期以降のホルモンバランスや自律神経系の機能障害で起こりやすい症状です。持続性知覚性姿勢誘発めまいに関してはホルモンバランス以外にも首や肩の筋緊張によっても起こりやすく、今回の患者様も首肩のこりが強く、頭を振り向く動作や下を向く動作で首や肩に筋緊張が起こるとめまいも同時に起きている状態でした。そのため鍼灸治療はホルモンバランスや自律神経の調整だけでなく、筋肉の緊張も緩和させる治療も同時に行いました。

※ふわふわめまいの詳しい情報は下記のリンクから別ページで解説しています。

慢性上咽頭炎による後鼻漏とめまい、慢性腰痛【女性 東京都 在住】

【施術内容と改善までの経過】
女性 東京都 在住
【主訴】
慢性上咽頭炎(2年前)
後鼻漏(2年前)
めまい(1年前)
慢性腰痛(数年前)
【薬の服薬】
鼻炎薬
漢方薬(半夏厚朴湯,五苓散)
【問診と検査】
2年前に風邪をきっかけに副鼻腔炎と診断を受けて治療を続けたが鼻炎や喉の不快感がいっこうに回復せず、別のクリニックで検査を受けた際に「慢性上咽頭炎」と改めて診断を受ける。そのクリニックではBスポット療法を行っているため2年前からBスポット療法をしているが、それでも慢性上咽頭炎で起こる鼻炎症状や喉の不快感が回復せず。のちに喉の不快感が後鼻漏という症状であることがわかった。また1年前から原因不明のめまいや持病の腰痛が悪化する状態となり、耳鼻科では「慢性上咽頭炎で起こる自律神経失調症が影響している」と説明を受ける。当院でも腰痛の検査をしたが筋肉や関節の異常がなく炎症も起きていないため自律神経失調症が関係していると判断する。
【施術内容と経過】
初回:慢性上咽頭炎の後鼻漏症状が強く出ており尚且つめまい症状も伴っていたため、東洋医学的な体質の診断に基づくツボを利用した経絡治療を行う。
2回目~5回目:3回目以降から「喉の張り付く不快感が弱まった、それと同時にめまいも出にくくなる」という症状が緩解される反応がみられた。鼻炎薬(西洋薬)の効果についてお伺いすると「あまり効果を感じないが飲み続けている」とのことだったので、しばらく減薬するか思い切って断薬してみるよう促す。
6回目~8回目:1週間のうちに後鼻漏やめまいが感じない楽な日が 数日ある。しかし、寝不足や極端な疲労が身体に溜まると後鼻漏やめまいが起こることがある。慢性腰痛も後鼻漏やめまいの症状と連動して痛みの変化がある。鼻炎薬を断薬したことでめまいの症状がだいぶ軽減された。
9回目~12回目:後鼻漏と腰痛は4割程度残存している。めまいはほぼ消失する。
13回目~15回目:睡眠不足や疲労が溜まっても後鼻漏と腰痛が若干起きる程度。耳鼻科で検査とBスポット療法を受けたが「炎症は起きていない」と診断を受ける。15回目ではほぼ症状が解消されていたため終了した。

【今回の症例の考察】
今回は東洋医学的な体質診断に基づくツボを利用した治療を行いました。慢性上咽頭炎は後鼻漏が出現しやすい炎症症状ですが、東洋医学的に考えると「水滞(すいたい)」と呼ぶ水分代謝の異常と「内熱(ないねつ)」と呼ぶ身体のうつ熱によって起きていると考えます。この病態がいわゆる慢性上咽頭炎で起こる自律神経失調症の症状を引き起こすと考えられています。今回の患者様もその体質に当てはまりました。そのため、この水滞と内熱を解消させることを軸に施術を行いました。しかし、長年飲み続けている鼻炎薬(西洋薬)がどうも自然治癒力の向上の妨げをしているのではないかと思い、思い切って減薬、断薬をしてみるように勧めると、はじめは飲み続けていた薬をやめることへの不安でやや症状が悪化したかにみえましたが、時間の経過とともに回復力が高まり結果として改善が早まりました。

毎日と言っていい程服用していた鼻炎薬も殆ど飲むことなく過ごせています。頷くだけでクラクラしていた症状の重いめまいは徐々に治まっています。前かがみになるのがきつく辛かった腰痛は、痛みがなくスッキリとし、腰を気にすることなくスタスタと歩けるようになりました。9ヶ月たった今でも痛みが発症することはありません。鍼治療を受けたお蔭で、悩みが解消され晴れやかな気分になりました。これで大好きな旅行を思う存分楽しめます。プレゼントしてくれた友達に感謝します。


【施術内容と改善までの経過】
女性 東京都 在住
【主訴】
慢性上咽頭炎(2年前)
後鼻漏(2年前)
めまい(1年前)
慢性腰痛(数年前)
【薬の服薬】
鼻炎薬
漢方薬(半夏厚朴湯,五苓散)
【問診と検査】
2年前に風邪をきっかけに副鼻腔炎と診断を受けて治療を続けたが鼻炎や喉の不快感がいっこうに回復せず、別のクリニックで検査を受けた際に「慢性上咽頭炎」と改めて診断を受ける。そのクリニックではBスポット療法を行っているため2年前からBスポット療法をしているが、それでも慢性上咽頭炎で起こる鼻炎症状や喉の不快感が回復せず。のちに喉の不快感が後鼻漏という症状であることがわかった。また1年前から原因不明のめまいや持病の腰痛が悪化する状態となり、耳鼻科では「慢性上咽頭炎で起こる自律神経失調症が影響している」と説明を受ける。当院でも腰痛の検査をしたが筋肉や関節の異常がなく炎症も起きていないため自律神経失調症が関係していると判断する。
【施術内容と経過】
初回:慢性上咽頭炎の後鼻漏症状が強く出ており尚且つめまい症状も伴っていたため、東洋医学的な体質の診断に基づくツボを利用した経絡治療を行う。
2回目~5回目:3回目以降から「喉の張り付く不快感が弱まった、それと同時にめまいも出にくくなる」という症状が緩解される反応がみられた。鼻炎薬(西洋薬)の効果についてお伺いすると「あまり効果を感じないが飲み続けている」とのことだったので、しばらく減薬するか思い切って断薬してみるよう促す。
6回目~8回目:1週間のうちに後鼻漏やめまいが感じない楽な日が 数日ある。しかし、寝不足や極端な疲労が身体に溜まると後鼻漏やめまいが起こることがある。慢性腰痛も後鼻漏やめまいの症状と連動して痛みの変化がある。鼻炎薬を断薬したことでめまいの症状がだいぶ軽減された。
9回目~12回目:後鼻漏と腰痛は4割程度残存している。めまいはほぼ消失する。
13回目~15回目:睡眠不足や疲労が溜まっても後鼻漏と腰痛が若干起きる程度。耳鼻科で検査とBスポット療法を受けたが「炎症は起きていない」と診断を受ける。15回目ではほぼ症状が解消されていたため終了した。

【今回の症例の考察】
今回は東洋医学的な体質診断に基づくツボを利用した治療を行いました。慢性上咽頭炎は後鼻漏が出現しやすい炎症症状ですが、東洋医学的に考えると「水滞(すいたい
)」と呼ぶ水分代謝の異常と「内熱(ないねつ)」と呼ぶ身体のうつ熱によって起きていると考えます。この病態がいわゆる慢性上咽頭炎で起こる自律神経失調症の症状を引き起こすと考えられています。今回の患者様もその体質に当てはまりました。そのため、この水滞と内熱を解消させることを軸に施術を行いました。しかし、長年飲み続けている鼻炎薬(西洋薬)がどうも自然治癒力の向上の妨げをしているのではないかと思い、思い切って減薬、断薬をしてみるように勧めると、はじめは飲み続けていた薬をやめることへの不安でやや症状が悪化したかにみえましたが、時間の経過とともに回復力が高まり結果として改善が早まりました。

※慢性上咽頭炎の詳しい情報は下記のリンクから別ページで解説しています。

パニック障害(自律神経失調症)+不安神経症【39歳女性 東京都在住】

【施術内容と改善までの経過】
39歳女性 東京都在住
【主訴】
パニック障害(3か月前)
自律神経失調症(3か月前)
不安神経症(3か月前)
睡眠障害(3か月前)
【薬の服薬】
抗不安薬
抗うつ薬
睡眠薬
整腸剤
漢方薬(柴胡加竜骨牡蛎湯)
【問診と検査】
3か月前からパニック障害を発症し、心療内科で診断を受けて薬物療法による治療がスタートする。来院時はやや過呼吸気味で脈は頻脈な状態。来院の前日は就寝前に強い不安感があり眠れなかった。睡眠が十分にとれていないせいで日中の活動も低下してしまい、食欲もわかず身体全体は虚弱体質になっている。また抗うつ薬、抗不安、睡眠薬の副作用で日中は倦怠感と頭がぼーっとしている。また外出するたびにドキドキと動悸が起こりやすく、発作に対する予期不安が起きている。様々な事に対する不安も高まっておりやや不安神経症も起きている。
【施術内容と経過】
初回:うつ伏せになると不安が高まるとのことなので、仰向けのみの施術で手足、頭部へ鍼灸治療を施す。やや身体の緊張がとれたせいか、気分が楽になったとの反応がある。
2回目~3回目:前回よりも少し睡眠の質が良くなったとのこと。しかし、うつ伏せは怖いとのことで前回同様の施術を行う。食欲不振が強いとことなので腹部にも鍼灸治療を行う。
4回目~5回目:短時間であればうつ伏せが出来そうとのことなので、数か所のみうつ伏せで施術をし仰向けで前回同様の施術を行う。来院時に起きていた動悸や頻脈が解消されており、不安も落ち着いたとの反応がある。
6回目~7回目:施術中に「薬物の服薬量を減らせるか」との相談を受けたため、現状であれば少しずつ減らすことは可能ではないかと伝えて、医師と相談する予定。外出するときの緊張感や予期不安が弱まっており、食欲も徐々に高まり食べる量が増えている。
8回目~9回目:1週間に1~2回程度不安や緊張が強まることがあるが、おおむね落ち着いてきている。医師との相談で服薬量を減薬することになる。
10回目~11回目:来院時に起きていた動悸や頻脈は解消されている。また長時間のうつ伏せの施術も可能となる。減薬によってやや睡眠が浅くなっているが、日中に起きていた薬物の副作用である倦怠感や頭がぼーっとする症状が解消される。
12回目~13回目:初回時に比べると2割程度まで症状が改善されている。薬は発作がでそうなときに頓服で少量の抗不安薬を携帯しているが今のところ飲まずに過ごせている。他の薬は断薬している。
14回目:パニック障害、不安神経症の症状がほぼ改善されたため終了とする。

【今回の症例の考察】
パニック障害は自律神経の中でも循環器系や呼吸器系の不具合によって起こるため動悸や息苦しさが症状として起こり、それによって強い不安感も伴うものです。今回の患者様もそれに当てはまりました。心療内科ではこのパニック障害に対して抗不安薬や抗うつ薬を処方します。短期的な使用であれば問題ないのですが、中長期的になると今回のケースのように副作用として日中の生活に支障をきたし、活動量の低下、食欲の低下などが起こり、結果的にパニック障害や不安神経症の回復を遅らせてしまうことがあります。東洋医学で考えると食事から栄養を吸収し全身を滋養することで身体の機能が正常に働くと考えます。そのため、パニック障害や不安神経症で食欲不振である場合は、精神的な安定を鍼灸治療で図ることも重要ですが、胃腸の機能も鍼灸で正常に戻し食事によって身体を養う状態に回復させることも重要です。過度な薬物の服薬によって、かえって回復力を下げていることもあるため減薬しつつ鍼灸で正常な身体に戻すことが改善の近道と考えております。
【施術内容と改善までの経過】
39歳女性 東京都在住
【主訴】
パニック障害(3か月前)
自律神経失調症(3か月前)
不安神経症(3か月前)
睡眠障害(3か月前)
【薬の服薬】
抗不安薬
抗うつ薬
睡眠薬
整腸剤
漢方薬(柴胡加竜骨牡蛎湯)
【問診と検査】
3か月前からパニック障害を発症し、心療内科で診断を受けて薬物療法による治療がスタートする。来院時はやや過呼吸気味で脈は頻脈な状態。来院の前日は就寝前に強い不安感があり眠れなかった。睡眠が十分にとれていないせいで日中の活動も低下してしまい、食欲もわかず身体全体は虚弱体質になっている。また抗うつ薬、抗不安、睡眠薬の副作用で日中は倦怠感と頭がぼーっとしている。また外出するたびにドキドキと動悸が起こりやすく、発作に対する予期不安が起きている。様々な事に対する不安も高まっておりやや不安神経症も起きている。
【施術内容と経過】
初回:うつ伏せになると不安が高まるとのことなので、仰向けのみの施術で手足、頭部へ鍼灸治療を施す。やや身体の緊張がとれたせいか、気分が楽になったとの反応がある。
2回目~3回目:前回よりも少し睡眠の質が良くなったとのこと。しかし、うつ伏せは怖いとのことで前回同様の施術を行う。食欲不振が強いとことなので腹部にも鍼灸治療を行う。
4回目~5回目:短時間であればうつ伏せが出来そうとのことなので、数か所のみうつ伏せで施術をし仰向けで前回同様の施術を行う。来院時に起きていた動悸や頻脈が解消されており、不安も落ち着いたとの反応がある。
6回目~7回目:施術中に「薬物の服薬量を減らせるか」との相談を受けたため、現状であれば少しずつ減らすことは可能ではないかと伝えて、医師と相談する予定。外出するときの緊張感や予期不安が弱まっており、食欲も徐々に高まり食べる量が増えている。
8回目~9回目:1週間に1~2回程度不安や緊張が強まることがあるが、おおむね落ち着いてきている。医師との相談で服薬量を減薬することになる。
10回目~11回目:来院時に起きていた動悸や頻脈は解消されている。また長時間のうつ伏せの施術も可能となる。減薬によってやや睡眠が浅くなっているが、日中に起きていた薬物の副作用である倦怠感や頭がぼーっとする症状が解消される。
12回目~13回目:初回時に比べると2割程度まで症状が改善されている。薬は発作がでそうなときに頓服で少量の抗不安薬を携帯しているが今のところ飲まずに過ごせている。他の薬は断薬している。
14回目:パニック障害、不安神経症の症状がほぼ改善されたため終了とする。

【今回の症例の考察】
パニック障害は自律神経の中でも循環器系や呼吸器系の不具合によって起こるため動悸や息苦しさが症状として起こり、それによって強い不安感も伴うものです。今回の患者様もそれに当てはまりました。心療内科ではこのパニック障害に対して抗不安薬や抗うつ薬を処方します。短期的な使用であれば問題ないのですが、中長期的になると今回のケースのように副作用として日中の生活に支障をきたし、活動量の低下、食欲の低下などが起こり、結果的にパニック障害や不安神経症の回復を遅らせてしまうことがあります。東洋医学で考えると食事から栄養を吸収し全身を滋養することで身体の機能が正常に働くと考えます。そのため、パニック障害や不安神経症で食欲不振である場合は、精神的な安定を鍼灸治療で図ることも重要ですが、胃腸の機能も鍼灸で正常に戻し食事によって身体を養う状態に回復させることも重要です。過度な薬物の服薬によって、かえって回復力を下げていることもあるため減薬しつつ鍼灸で正常な身体に戻すことが改善の近道と考えております。

ある日、自宅でシャワーをあびていて、突然わけもわからずその場にいられなくなり、浴室をとび出しました。何だったのだろうと不思議に思っていましたが、そのまま放っておいたら、数日後から「突然顔がほてって暑くなり、汗が大量に出てとまらない」という現象が頻繁に起こるようになりました。パニック障害かと思い心療内科を受診して薬ももらったのですが、良くなったのかどうか分からず、その後食欲不振、不安感が出て何もしたくなくなり、笑うのもしんどくなるほどでした。そのことを心療内科で話すと薬がまた増え・・・さらに薬の副作用も少し出はじめて、「このままでは治らない」と思い、インターネットでこちらの鍼灸院を見つけてすぐに予約をさせてもらいました。「何をしても治らないのかも・・・心の病気かな・・・」と半分諦めの気持ちと「何とか治して元の自分に戻りたい」という焦りと期待とで複雑な気持ちで、身体を診て頂きました。優しくじっくり話を聞いて下さり、顔をほんの少し触っただけで「しんどかったですね・・・大丈夫ですよ。絶対に治ります。精神的なものでは決してないですからね」と力強く言って下さり、その言葉で不安な気持ちもなくなりました。はじめのうちは2~3日に1度通わせて頂きました。調子が良くなったり停滞したりをくり返していましたが、通うたびに「絶対に治りますよ。少しずつ調子があがっていくものですからね」と励ましていただき、安心して通うことができました。10回ほど通ったあたりから、体調も安定してきたように思います。初めて診てもらった時に、自分の鼻やのどが弱いこと、鼻炎アレルギー、乗りものに酔いやすいことをズバリ当てられたので驚きました。そして私の今起こっている症状の詳しい説明をして下さりました。「自律神経が、三半規管が弱っていることから乱れているだけだから必ず治る」「決して精神的なものではない」「完治してもう出ないようになる」「自律神経失調症でもない」と通うたびにいろいろ教えて頂けて、通うたびに元気をもらって帰ることができました。あれだけ毎日飲んでいた薬もやめることができました。


【施術内容と改善までの経過】
39歳女性 東京都在住
【主訴】
パニック障害(3か月前)
自律神経失調症(3か月前)
不安神経症(3か月前)
睡眠障害(3か月前)
【薬の服薬】
抗不安薬
抗うつ薬
睡眠薬
整腸剤
漢方薬(柴胡加竜骨牡蛎湯)
【問診と検査】
3か月前からパニック障害を発症し、心療内科で診断を受けて薬物療法による治療がスタートする。来院時はやや過呼吸気味で脈は頻脈な状態。来院の前日は就寝前に強い不安感があり眠れなかった。睡眠が十分にとれていないせいで日中の活動も低下してしまい、食欲もわかず身体全体は虚弱体質になっている。また抗うつ薬、抗不安、睡眠薬の副作用で日中は倦怠感と頭がぼーっとしている。また外出するたびにドキドキと動悸が起こりやすく、発作に対する予期不安が起きている。様々な事に対する不安も高まっておりやや不安神経症も起きている。
【施術内容と経過】

初回:うつ伏せになると不安が高まるとのことなので、仰向けのみの施術で手足、頭部へ鍼灸治療を施す。やや身体の緊張がとれたせいか、気分が楽になったとの反応がある。
2回目~3回目:前回よりも少し睡眠の質が良くなったとのこと。しかし、うつ伏せは怖いとのことで前回同様の施術を行う。食欲不振が強いとことなので腹部にも鍼灸治療を行う。
4回目~5回目:短時間であればうつ伏せが出来そうとのことなので、数か所のみうつ伏せで施術をし仰向けで前回同様の施術を行う。来院時に起きていた動悸や頻脈が解消されており、不安も落ち着いたとの反応がある。
6回目~7回目:施術中に「薬物の服薬量を減らせるか」との相談を受けたため、現状であれば少しずつ減らすことは可能ではないかと伝えて、医師と相談する予定。外出するときの緊張感や予期不安が弱まっており、食欲も徐々に高まり食べる量が増えている。
8回目~9回目:1週間に1~2回程度不安や緊張が強まることがあるが、おおむね落ち着いてきている。医師との相談で服薬量を減薬することになる。
10回目~11回目:来院時に起きていた動悸や頻脈は解消されている。また長時間のうつ伏せの施術も可能となる。減薬によってやや睡眠が浅くなっているが、日中に起きていた薬物の副作用である倦怠感や頭がぼーっとする症状が解消される。
12回目~13回目:初回時に比べると2割程度まで症状が改善されている。薬は発作がでそうなときに頓服で少量の抗不安薬を携帯しているが今のところ飲まずに過ごせている。他の薬は断薬している。
14回目:パニック障害、不安神経症の症状がほぼ改善されたため終了とする。

【今回の症例の考察】
パニック障害は自律神経の中でも循環器系や呼吸器系の不具合によって起こるため動悸や息苦しさが症状として起こり、それによって強い不安感も伴うものです。今回の患者様もそれに当てはまりました。心療内科ではこのパニック障害に対して抗不安薬や抗うつ薬を処方します。短期的な使用であれば問題ないのですが、中長期的になると今回のケースのように副作用として日中の生活に支障をきたし、活動量の低下、食欲の低下などが起こり、結果的にパニック障害や不安神経症の回復を遅らせてしまうことがあります。東洋医学で考えると食事から栄養を吸収し全身を滋養することで身体の機能が正常に働くと考えます。そのため、パニック障害や不安神経症で食欲不振である場合は、精神的な安定を鍼灸治療で図ることも重要ですが、胃腸の機能も鍼灸で正常に戻し食事によって身体を養う状態に回復させることも重要です。過度な薬物の服薬によって、かえって回復力を下げていることもあるため減薬しつつ鍼灸で正常な身体に戻すことが改善の近道と考えております。

※パニック障害の詳しい情報は下記のリンクから別ページで解説しています。

適応障害+自律神経失調症【30歳男性 神奈川県在住】

【施術内容と改善までの経過】
30歳男性 神奈川県在住
【主訴】
適応障害(3か月前)
自律神経失調症(3か月前)
【薬の服薬】
抗うつ薬
睡眠薬
【問診と検査】
仕事の過労により体調を崩し、心療内科にて適応障害と診断を受けて3か月前から休職している。また自律神経失調症の症状が起きており、主に睡眠障害、頭痛、気分のふさぎ込み、不安感、動悸などがある。心療内科で抗うつ薬と睡眠薬を処方され服用しているが1か月経っても緩解せず。また3ヶ月前に約1か月ほど別の鍼灸院で治療を受けていたが、症状にとくに変化がみられなかった。当院で改めて検査をしたが、交感神経の過緊張により首や肩に強い筋緊張が起きている。また気分も鬱々としている。
【施術内容と経過】
初回:身体の緊張が強く緊張性頭痛が出現していた。そのため首や肩の筋肉の緊張を緩和させつつ、自律神経系の安定をはかる鍼灸治療を行う。
2~3回目:前回の鍼灸治療から頭痛は解消される。また睡眠も寝付きが良くなりある程度ぐっすりと眠れるようになる。まだ動悸と気分のふさぎ込みが残存。
4~5回目: 本人の感覚的に睡眠がとれるようになってから不安や動悸が減ってきたとのこと。快方に向かっているため、抗うつ薬と睡眠薬の減薬を医師と相談するよう勧める。
6~7回目:不安感や動悸が初回よりも3割程度まで改善されている。減薬も順調であり、気分も高まって適度が運動が始められるようになる。
8~9回目:適応障害、自律神経失調症の症状が2割程度残存。仕事への意欲も高まっているため医師と会社の産業医と相談し復職の目途が立つ。
10回目:ほぼ完治したため終了。復職後は体調を考慮して半日勤務からスタートするとのこと。


【今回の症例の考察】
過労による適応障害と自律神経失調症の方の場合、発症させるきっかけに頚性うつ症と呼ばれる「首の筋肉のこりによって自律神経失調症になり精神障害が起こる」というものがあります。今回の患者様はそれが当てはまりました。初回の問診と検査のときに首や肩の筋肉の過緊張がみられ、尚且つ緊張性頭痛も起きており、首への負担が高いことがわかります。そのため頚性うつ症ではないかという推測が立ちました。とはいえ、首の過緊張による精神障害だけでなく、蓄積された慢性的な心身の疲労もあるため、首だけでなく全身の疲労を解消させることも重要でした。また必要以上に抗うつ薬や睡眠薬の服用もあったため、快方に向かったタイミングで減薬を促し、薬物による身体への負担を軽減させることで回復が早まったのだと考えられます。

今回、仕事での忙しさで常に120%でやろうと頑張っていた時に、ふと”やる気”が入らなくふさぎこんでいました。その時、インターネットで本院を知り、良くなりたい一心で受診しました。それまで、心療内科や別の鍼灸院にも通っており、原因もわからぬまま、治療していましたがなかなか良くならなかったのですが、本院に通い始めて2回目ぐらいから効果がわかりました。本当に苦しかった私は、会社にも正直に話し、休暇を頂き、治療に専念することにしました。先生の具体的な説明、理論に沿った話を聞き、私も納得して治療した結果、1週間ごとに約10回通院し、すっかり良くなりました。


【施術内容と改善までの経過】
30歳男性 神奈川県在住
【主訴】
適応障害(3か月前)
自律神経失調症(3か月前)
【薬の服薬】
抗うつ薬
睡眠薬
【問診と検査】
仕事の過労により体調を崩し、心療内科にて適応障害と診断を受けて3か月前から休職している。また自律神経失調症の症状が起きており、主に睡眠障害、頭痛、気分のふさぎ込み、不安感、動悸などがある。心療内科で抗うつ薬と睡眠薬を処方され服用しているが1か月経っても緩解せず。また3ヶ月前に約1か月ほど別の鍼灸院で治療を受けていたが、症状にとくに変化がみられなかった。当院で改めて検査をしたが、交感神経の過緊張により首や肩に強い筋緊張が起きている。また気分も鬱々としている。
【施術内容と経過】

初回:身体の緊張が強く緊張性頭痛が出現していた。そのため首や肩の筋肉の緊張を緩和させつつ、自律神経系の安定をはかる鍼灸治療を行う。
2~3回目:前回の鍼灸治療から頭痛は解消される。また睡眠も寝付きが良くなりある程度ぐっすりと眠れるようになる。まだ動悸と気分のふさぎ込みが残存。
4~5回目: 本人の感覚的に睡眠がとれるようになってから不安や動悸が減ってきたとのこと。快方に向かっているため、抗うつ薬と睡眠薬の減薬を医師と相談するよう勧める。
6~7回目:不安感や動悸が初回よりも3割程度まで改善されている。減薬も順調であり、気分も高まって適度が運動が始められるようになる。
8~9回目:適応障害、自律神経失調症の症状が2割程度残存。仕事への意欲も高まっているため医師と会社の産業医と相談し復職の目途が立つ。
10回目:ほぼ完治したため終了。復職後は体調を考慮して半日勤務からスタートするとのこと。

【今回の症例の考察】
過労による適応障害と自律神経失調症の方の場合、発症させるきっかけに頚性うつ症と呼ばれる「首の筋肉のこりによって自律神経失調症になり精神障害が起こる」というものがあります。今回の患者様はそれが当てはまりました。初回の問診と検査のときに首や肩の筋肉の過緊張がみられ、尚且つ緊張性頭痛も起きており、首への負担が高いことがわかります。そのため頚性うつ症ではないかという推測が立ちました。とはいえ、首の過緊張による精神障害だけでなく、蓄積された慢性的な心身の疲労もあるため、首だけでなく全身の疲労を解消させることも重要でした。また必要以上に抗うつ薬や睡眠薬の服用もあったため、快方に向かったタイミングで減薬を促し、薬物による身体への負担を軽減させることで回復が早まったのだと考えられます。

※適応障害の詳しい情報は下記のリンクから別ページで解説しています。

心因性視覚障害+ストレス性複視【46歳 女性 埼玉県在住】

【施術内容と改善までの経過】
46歳 女性 埼玉県在住
【主訴】
心因性視覚障害(2年前)
ストレス性複視(2年前)
機能性ディスペプシア(1年前)
【薬の服薬】
なし
【問診と検査】
来院時に視力の状態をお伺いすると「今はとくに問題ない」といい、詳しく症状を伺うとストレスや緊張する場面になると、途端に老眼の症状が出てくるとのこと。心身のストレスによって起こる視力の低下やかすみ目、物が二重に見えるなどの症状であるため、心因性視覚障害、ストレス性複視ではないかと判断する。また視力に関わる後頭部の筋肉も過緊張しており、全体的に目の機能が低下している状態である。
【施術内容と経過】
初回:視力に関わる後頭部周囲の筋肉の過緊張を緩和させ、視覚障害を起こしている交感神経の興奮を鎮静させる鍼灸治療を行う。施術後に「視界が開けた感じがする」と良い反応が起こる。
2回目~3回目:前回の症状緩和の反応は2日くらいでもとに戻ってしまった。今回も前回同様の施術を行いつつ、東洋医学的な診断に基づくツボも刺激するようにする。
4回目~5回目:症状が強く起こる回数は減少してきており、仕事のミスも減っている。しかし、職場でストレスを強く感じると視力障害や複視が起こりやすい。
6回目~7回目:首こりや肩こりが解消されたことで睡眠の質が高まり、熟眠感が得られるようになる。それにより視力障害や複視が出にくくなってきた。
8回目~9回目:視覚障害や複視の症状は2~3割残存している状態。夜の車の運転は多少道路標識が二重に見えることがあるが、ほぼ不安なく運転できるようになった。
10回目~11回目:仕事や車の運転において眼鏡を使わずに生活できるまで視力が回復する。ごくまれに症状が弱く出現することがあるがほぼ改善される。生活に支障がない状態まで回復したため鍼灸治療を終了する。


【今回の症例の考察】
46歳ということもあり本人は「老眼ではないか」と思って来院されてきました。確かに46歳であれば老眼が起きてもおかしくない年齢です。しかし、老眼の症状が起こるタイミングを詳しく伺うと通年で起きているわけではなく、生活の中でストレスを感じた時に視覚障害が起こるといいます。「ストレスで視力が低下したり、複視が起こるのか」と患者様に驚かれたが、眼科領域では心因性視覚障害やストレス性複視という疾患名で心理的に不安定な時や強いストレスで視覚障害が起こるとされています。今回の患者様もこれに当てはまると考え鍼灸治療を行いました。また年齢的にも更年期に近づいており、東洋医学的に診断すると女性特有の「血虚」の状態が強まっていたため、途中から「血液量を増やすツボ」も併せて刺激するようにしました。この血虚体質は視覚障害と結びつきがあるため、血液が足りないと目の不調がでやすいというのが東洋医学的な考えです。結果的にこの考えによる鍼灸治療によって改善が早まり、心因性視覚障害とストレス性複視の解消へとつながりました。

老眼で困っていました。年だからと気にせずに眼鏡を必要な時にかけていましたが、新しい仕事をやりはじめると、それでは仕事が遅くなるうえ、見間違いのミスをしてしまうので本当に困っていました。ネットで調べて失礼ながらダメもとで来院させて頂きました。1度で目がスッキリした感じがしました。その後、よくなったり、見えづらくなったり、かわりなかったり・・・それをくり返し、今では眼鏡はまったくつかっていません。それだけでもありがたいのに、気にしていなかった自律神経の乱れも治して頂き体調もよく、すぐにおなかをこわすのもなくなりました。そして見えづらい事で夜の車の運転がこわかったのも、今では平気です。先生はお忙しいのに、ゆっくりと話を聞いて下さるので、おかげで仕事を辞めずに頑張れています。こちらでお世話になってなければ、まちがいなく仕事は辞めていたと思います。先生の人柄と技術力、スタッフの人柄、本当に感謝しています。


【施術内容と改善までの経過】
46歳 女性 埼玉県在住
【主訴】
心因性視覚障害(2年前)
ストレス性複視(2年前)
機能性ディスペプシア(1年前)
【薬の服薬】
なし
【問診と検査】
来院時に視力の状態をお伺いすると「今はとくに問題ない」といい、詳しく症状を伺うとストレスや緊張する場面になると、途端に老眼の症状が出てくるとのこと。心身のストレスによって起こる視力の低下やかすみ目、物が二重に見えるなどの症状であるため、心因性視覚障害、ストレス性複視ではないかと判断する。また視力に関わる後頭部の筋肉も過緊張しており、全体的に目の機能が低下している状態である。
【施術内容と経過】
初回:視力に関わる後頭部周囲の筋肉の過緊張を緩和させ、視覚障害を起こしている交感神経の興奮を鎮静させる鍼灸治療を行う。施術後に「視界が開けた感じがする」と良い反応が起こる。
2回目~3回目:前回の症状緩和の反応は2日くらいでもとに戻ってしまった。今回も前回同様の施術を行いつつ、東洋医学的な診断に基づくツボも刺激するようにする。
4回目~5回目:症状が強く起こる回数は減少してきており、仕事のミスも減っている。しかし、職場でストレスを強く感じると視力障害や複視が起こりやすい。
6回目~7回目:首こりや肩こりが解消されたことで睡眠の質が高まり、熟眠感が得られるようになる。それにより視力障害や複視が出にくくなってきた。
8回目~9回目:視覚障害や複視の症状は2~3割残存している状態。夜の車の運転は多少道路標識が二重に見えることがあるが、ほぼ不安なく運転できるようになった。
10回目~11回目:仕事や車の運転において眼鏡を使わずに生活できるまで視力が回復する。ごくまれに症状が弱く出現することがあるがほぼ改善される。生活に支障がない状態まで回復したため鍼灸治療を終了する。

【今回の症例の考察】
46歳ということもあり本人は「老眼ではないか」と思って来院されてきました。確かに46歳であれば老眼が起きてもおかしくない年齢です。しかし、老眼の症状が起こるタイミングを詳しく伺うと通年で起きているわけではなく、生活の中でストレスを感じた時に視覚障害が起こるといいます。「ストレスで視力が低下したり、複視が起こるのか」と患者様に驚かれたが、眼科領域では心因性視覚障害やストレス性複視という疾患名で心理的に不安定な時や強いストレスで視覚障害が起こるとされています。今回の患者様もこれに当てはまると考え鍼灸治療を行いました。また年齢的にも更年期に近づいており、東洋医学的に診断すると女性特有の「血虚」の状態が強まっていたため、途中から「血液量を増やすツボ」も併せて刺激するようにしました。この血虚体質は視覚障害と結びつきがあるため、血液が足りないと目の不調がでやすいというのが東洋医学的な考えです。結果的にこの考えによる鍼灸治療によって改善が早まり、心因性視覚障害とストレス性複視の解消へとつながりました。

※心因性視覚障害の詳しい情報は下記のリンクから別ページで解説しています。

腰痛と臀部痛 【33歳女性 山梨県 在住】

腰、臀部の痛みが現れた初期の頃は歩いたり、起き上がったり、体を動かすのもつらい状態でした。カイロプラクティックや整形外科に行っても改善せず「一体この痛みはいつまで続くのか・・・」と不安はつのるばかり。そんな時、こちらの鍼灸院を見つけ診ていただくことになりました。腰以外の、体のさまざまな不調も教えていただけ、何より腰の辛い痛みがなくなったので、こちらでお世話になって本当に良かったと思います。ありがとうございました。

腰椎椎間板ヘルニア【24歳女性 埼玉県在住】

いろいろな病院に行きましたが、ヘルニアの痛みがとれず整形外科の先生から安静が一番だといわれ、仕事もしばらく休み、家で安静にしていました。何日たっても腰の痛みは治らず、何とかならないかという思いで、インターネットで調べここの病院を見つけました。針治療などしたことがなかったのではじめは恐かったのですが、一つ一つ丁寧に今の体の状態を教えて下さり、体のつらかった痛みをとってもらい、辛かった毎日が楽しくすごせるようになりました。私は病院や医者が嫌いでしたが、先生にあえて嫌いじゃなくなった様に思います。これからも、仕事の合間に来させて頂きたいと思っています。

ぎっくり腰【33歳女性 埼玉県在住】

職業柄、同じ姿勢で座って作業することが多く、腰には常に負担がかかっていました。その中である日、イスから立っただけでぎっくり腰に。数日動けませんでした。いろんな人に相談し、「鍼灸が効いたよ」とアドバイスをもらったので、近所にあったこちらにお世話になることにしました。先生に診て頂くと、表面のコリではなく、深い所にある古いコリがあるとのこと。その深いコリにピンポイントで鍼が当たり「ズン」とした軽い痛み。何度か治療を続けるうちに、その痛みは無くなり、腰も軽くなっていきました。普段からの運動はもちろんですが、今も月に一度、自分の腰のために治療に通っています。腰以外の不調も一緒に診て頂けて、非常に嬉しく思っております。今後も宜しくお願いします。


東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之と清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
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