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ツボの中脘を利用した自律神経の治し方

ツボの中脘を利用した自律神経の治し方
公開日:2022年11月16日
更新日:2023年01月21日
当院は自律神経専門を掲げておりますので「自律神経失調症」の患者様は大変多くご来院され、改善しております。
西洋医学では「自律神経失調症」という病名になるが、東洋医学的な病態把握では様々なケースがあります。
今回はその症例の1つをご紹介いたします。

患者情報と症状

47歳 男性 会社員
6年前に転職し、ストレスと深夜まで仕事をする生活が続いたところ、汗が上手くかけないような状態が続き、気温の変化に順応できない感じになってしまった。
その後、倦怠感や動悸が出てきて、約1年前に病院に行ったところ「自律神経失調症」と診断され、どんどん症状は悪化していき、動悸と倦怠感で少しの外出もできない状況に。食欲もなく、食後に動悸がする。睡眠も浅い状態です。

初診時の評価

<所見>
少し動いただけで動悸、息切れを起こす。喉が渇きやすく、小便の回数も多い。腹部は左右の腹直筋が緊張しており、下腹部にも抵抗がある。肩甲骨から首にかけてコリがあり、背部(膈兪付近)に硬結がある。手足は冷たく、上半身と顔には汗をかいている。

以上のことから脾虚肝実証と考え治療する。
ストレスにより気の詰まりが発生し、消化器系を攻撃してしまっている状態。食後や、少し動いただけで症状が出てきてしまうのはエネルギー(気)を上手に生成できておらず、体が疲弊し、食欲も落ちている状態。

治療と生活のアドバイス

気の滞りを解消し、消化器系(脾)を補う。ストレスによる影響なのでそれらを緩和するような治療を施す。
普段からリラックスする時間を作ること。体の巡り(血流)を良くすることを勧める。湯船に浸かりリラックスすることや、可能であればなるべく散歩をするように伝える。週1回の治療を推奨。

経穴をひとつご紹介

中脘(ちゅうかん)
臍と、胸骨下端の中点。
食欲不振、倦怠感、便秘、下痢などで使用します。

症状の経過

2~3回目まではあまり効果を実感することはできなかった。
4回目
「体のだるさが減ってきて動悸も治まってきた」とのこと。
5回目
「動いても息切れしにくくなってきて、呼吸がしやすい感じ。仕事で夜遅くなると次の日だるさが強く出る」まだ仕事の影響が身体に出やすい。
6回目
「食後の動悸も気になっていない。鍼灸の効果って不思議」とのこと。全体的に脈の状態も良くなっているので体が回復してきている感じ。
7回目以降
その後、繰り返し治療を行った。仕事のストレスや忙しくなると症状がぶり返す時のあったが、少しずつ回復し、15回を過ぎたあたりからだいぶ症状が安定してきた。その後は間隔を空けつつ、現在も通院している。

現在の状況とまとめ

体調を崩してからできていなかった大好きなゴルフにも行けていて、私生活も充実していると言っており、現在も健康管理として通院している。
自律神経失調症の症状は個人差があり多岐に渡る。西洋医学では「自律神経失調症」という病名になるが、東洋医学的には様々な病態で発症するので、患者一人一人に合った治療が必要になる。
今回のケースでは5~6年前から不調が出ているということで、もっと治療期間が必要かと思っていたが、予想以上に改善が早かったので驚いた。早い段階で食欲が出てきて栄養が取れるようになってきたのが要因の一つと考える。


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