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パニック障害の初期症状は首の後ろのコリから起こる
- カテゴリ:
- 全身のお悩み
公開日:2024年04月18日
更新日:2024年09月06日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之と清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
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目次
- 1 パニック障害、聞いたことあるけど具体的には知らない?
- 2 パニック障害の具体的な症状について
- 3 女性の方がパニック障害にかかりやすい
- 4 パニック障害が起こりやすい3つの原因
- 5 大きなストレスを抱えている人は要注意
- 6 西洋医学ではエビデンスがある治療法がない
- 7 鍼灸でもパニック障害は多い疾患
- 8 パニック障害の初期症状は首のこりから起こる
- 9 パニック障害と首こりとの関係性について
- 10 首こりで起こるパニック障害の改善方法
- 11 パニック障害の初期は病院と併用して鍼灸をする
- 12 パニック障害は完治まで時間がかかる
- 13 パニック障害には東洋医学に基づく鍼灸施術が効果的
- 14 当院で改善した患者様の声と治療実績はこちらから
- 15
※パニック障害が改善された患者様の声と治療実績は上記のリンクから別ページで解説しています。
パニック障害、聞いたことあるけど具体的には知らない?
ほとんどの方は「パニック障害」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
例えば、著名人が「パニック障害でしばらく休養します」と発表していたりするのをみたことがあると思います。
また書店に行けば、パニック障害に関係する書籍もたくさん見受けられます。
それなりに「パニック障害」という言葉や疾患で悩まれている方は多いということですが、「パニック障害の具体的な症状や治し方」となると知らない人が多いのではないでしょうか。
今回は「パニック障害の初期症状は首の後ろのコリから起こる」と題してパニック障害と関係の深い首こりについて解説します。
パニック障害の具体的な症状について
パニック障害の主な症状は動悸、不安感、呼吸困難、吐き気、ふるえ、胸痛等になります。
症状の強さや程度には個人差はありますが、いずれも治療をしなければ徐々に症状が重くなる傾向にあります。
特に症状が酷い場合は「このままでは死んでしまうのではないか」といった強い不安や恐怖が起こり思わず救急車を呼んでしまう人もいます。
それによって「また発作が起きたらどうしよう」という予期不安(よきふあん)という不安症状が特徴としてあります。
その他にも発作が起きやすい特定の場所、例えば「助けを求められない狭い空間(満員電車、渋滞の車のなか)」に対して恐怖を抱く、広場恐怖(ひろばきょうふ)というものも起こります。
女性の方がパニック障害にかかりやすい
パニック障害を発症すると、精神・肉体共に「耐え難い恐怖」を伴うことが特徴です。
パニック発作を経験する人の割合は、9人に1人といわれています。
そのうち30%~40%の人が発作を繰り返すようになりなパニック障害に罹患するといわれます。
性別では女性の方が男性の3倍といわれており、女性の方がパニック障害にかかりやすい傾向にあります。
パニック障害が起こりやすい3つの原因
パニック障害が起こる原因はまだはっきりとはわかっていません。
しかし、現在で分かっているなかでの有力な説は以下の3つになります。
[心身のストレス]
肉親との死別、重度の病気、人間関係の悪化などがあります。
比較的大きなストレスを抱えたときにパニック障害の原因になるといわれています。
[遺伝]
パニック障害の履歴がある一親等の血縁者がいる場合はいない人に比べるとパニック障害になる確率が高いというデータがあります。
[脳の神経回路の不具合]
何らかの原因によって一度パニック状態や発作が起こると、不安を抑える脳の神経回路に不具合が生じて繰り返しパニック発作が起きやすくなるといわれています。
大きなストレスを抱えている人は要注意
当院でパニック障害の方に問診をするとほとんどの方が「大きなストレスを抱えている」という状態にあります。
先ほど解説した3つの原因の中でも「心身のストレス」というのがパニック障害では強い影響を与えているのではないかと考えています。
ストレスに関しては「ストレスに強い人」「ストレスに弱い人」というストレス耐性の違いがあります。
またストレスに対して「敏感な人」「引きずる人」というタイプの違いもあります。
わかりやすくいうと「感受性の高い人」になりますが、この体質の方は長期的に強いストレスを溜めこみやすい方といえるでしょう。
こういったストレス耐性が弱い人は脳が過敏な状態になりやすく、脳の活動が激しくなってパニック発作を引き起こしやすい傾向にあります。
西洋医学ではエビデンスがある治療法がない
パニック障害に関しては、西洋医学ではしっかりとしたエビデンスがある治療法は今のところありません。
西洋医学(医療機関)では、次の治療法が主になります。
[薬物療法]
抗不安薬、抗うつ薬などを服用して、対処的に脳の機能を正常に戻します。
だたし効果には個人差があり、薬で効果がでる人もいればあまり変化がない人もいます。
また薬物の種類によっては依存性や離脱症状が起こりやすいため服用には注意が必要です。
[認知行動療法]
苦手な場所や行動を克服できるように思考法を学びます。
少しづつ苦手な事を克服していき、成功体験を何度も積み重ねていくことで脳の認知機能に戻していきます。
いずれも「脳の機能に働きかける」といった治療法になります。
これらを総括すると、西洋医学ではパニック障害を「精神疾患」と定義づけています。
鍼灸でもパニック障害は多い疾患
では鍼灸院である当院では、パニック障害をどのように捉えているのでしょうか。
まず、当院のような鍼灸院には「パニック障害」で来院されている方は通年でそれなりに一定数通院されています。
そのうち80%の方は程度の差はありますが、改善して社会に復帰されています。
その中から改善された方に共通していたことがあります。
それが「鍼灸によって強い首のこりが解消された」ということです。
パニック障害の初期症状は首のこりから起こる
パニック障害の身体の状態を調べると多くの方が首周囲の筋肉が過緊張が起こっていました。
それ以外にも「顎周囲の筋肉が過緊張を引き起こしている」ことも多い傾向にあります。
こういった身体の状態や傾向を推測すると、パニック障害の初期症状のひとつとして「首のこり」が深く関わっているのではないかと考えられます。
これを裏付けるように、不調を感じている首こりや顎の筋緊張を鍼でしっかりと筋肉を緩めると一時的でも症状が改善した反応がみられました。
このことからも、一定数のパニック障害の方に関しては「首のこり」が原因のひとつであり、改善のためのポイントであると考えています。
パニック障害と首こりとの関係性について
首こりの解消とパニック障害の改善にどのような関係があるのでしょうか。
パニック障害と首こりとの関係性を解説します。
[脳への血流不足が不足している]
首の筋肉が過緊張を引き起こすと、脳に血液を送っている血管を圧迫してしまいます。
この圧迫によって脳への血流が減少してしまいます。
この脳の血流が低下すると脳機能が低下してしまい、結果としてパニック発作を発症しやすくなります。
[交感神経が過緊張を起こす]
首と自律神経とは深い関係性があります。
なかでもストレスと結びつきがある「交感神経」が興奮すると、筋肉内の血管が細くなり筋肉への酸素や栄養が減少し過緊張を引き起こします。
それにより脳の血流が減少によって自律神経が統括している部分である脳の機能が低下します。
この状態になると症状のひとつとして「不安感」「動悸」等のパニック発作を発症する確率が高まります。
上記に挙げた原因はまだ当院での統計と仮説の段階です。
しかし脳専門の病院等では「頚性うつ」という疾患名で首こりから自律神経失調症になりうつ症状が起こるということもいわれています。
そのくらい首と自律神経に深い関係があり、パニック障害にも結びつきがあります。
首こりで起こるパニック障害の改善方法
では当院では、首のこりが原因と思われるパニック障害の方に対してどのような施術を行うのか。
以下に具体的法を説明していきます。
[後頭下筋群を緩める]
首の後ろに位置している筋肉です。
これらの筋肉をしっかりと緩めることで血管の拡張を改善して脳への血流量を増やします。
[顎周囲の筋肉を緩める]
顎関節周囲の筋肉の緊張は俗にいう「食いしばり」を引き起こしている原因と考えられます。
食いしばりはストレスに対する無意識の反応です。
そのため食いしばりで酷使される筋肉を緩めることによって間接的に脳へのストレス、自律神経の乱れを減少させることができます。
[背中の筋肉の緩める]
背中には交感神経が沢山集まっている「交感神経幹(こうかんしんけいかん)」があります。
そのため背中の筋肉の過緊張を鍼灸で改善することで間接的に交感神経の過緊張を改善していきます。
[関連する東洋医学のツボを刺激する]
これは東洋医学的な考えによる改善方法です。
その方の体質に合ったツボを鍼灸で刺激することでパニック障害の改善を促していきます。
これらのことを重視して施術していくとパニック障害の症状が改善していきます。
パニック障害の初期は病院と併用して鍼灸をする
他の鍼灸院によっては「西洋薬は絶対に飲んではダメ」ということを提唱している方もおりますが、当院ではこの考えには反対です。
特に症状が重かったり、予期不安、不安発作を発症しやすい状態の場合は抗不安薬を服用して鎮静させるほうが良いと考えています。
まずパニック障害の初期の段階では病院の治療(薬物療法)と併用して鍼灸施術をすることが重要です。
その理由としては、先ほども解説したとおり「首のこり」が原因となってパニック障害を起こしている可能性があるため、その場合は鍼灸の方が有効だといえるからです。
※他にもパニック障害の改善に重要なセロトニンやドーパミンを調整するツボを解説しています。
詳細な情報は下記のリンクからご覧ください。
パニック障害は完治まで時間がかかる
改善するまでの期間ですが、パニック障害のような疾患は改善するまでのそれなりの時間がかかります。
私の経験では、早くて半年、平均で完治まで1年はかかると考えております(どんなに早い人でも3か月)。
パニック障害で苦しまれている方は、治療、生活環境、生活習慣を改善しつつ、できることからはじめて焦らず少しづつ症状を治していきましょう。
その中で鍼灸は完治させるためのよい方法であると考えております。
パニック障害には東洋医学に基づく鍼灸施術が効果的
パニック障害でお悩みの方に「心療内科では薬ばかり処方されて相談ができない」「医師とはコミュニケーションがとれず改善の目途が立たない」という方が多くおられます。
当院では、鍼灸施術だけでなく患者様とのコミュニケーションをしっかりとって、パニック障害が完治できるまで心身のサポートをしております
また当院では東洋医学に基づく鍼灸を行っております。
東洋医学の鍼灸施術は一人ひとりの体質に合わせて柔軟にアプローチができます。
それによって鍼灸の効果を最大限に引き出すことができます。
ぜひ、パニック障害でお悩みの方は当院のご相談ください。
当院で改善した患者様の声と治療実績はこちらから
【患者様の声 パニック障害】
「パニック障害による発作的な息苦しさ」
30歳女性 東京都在住
Q1.当院の鍼灸治療を受ける前は、どのようなお悩みや気になることがありましたか?
パニック障害という病気で急に息苦しくなったり、不安感が出たりと薬による毎日が続き食事もおいしく感じなく外食も苦だった。
Q2.(上記の状態が)ある事で、どのような嫌な思いをしましたか?
薬をやめる事ができない先が全く見えなく内向的な性格になりつつあった。人とのコミュニケーションをとるのが嫌だった。
Q3.実際に当院の鍼灸治療を受診してみて、どのように感じましたか?
最初は本当にうたがっていたが通院をして1年、2年が経過すると本当に気持ちに余裕が生まれてきました。少しずつですが以前の身体の状態がうそのようです。薬もなくしていけると勇気をもらえます。本当に良くなっているのでこれからも宜しくお願いします。
Q4.当院へのご意見・ご要望があれば、ぜひお聞かせください。
感謝しかありません!
他にも実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告しています。
下記のリンクから別ページでご覧ください。
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鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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