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パニック障害に効くツボと東洋医学の鍼灸

パニック障害に効くツボと東洋医学の鍼灸
公開日:2022年11月01日
更新日:2024年4月18日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
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パニック障害は動悸や息苦しさが起こる

パニック障害になると、突然心臓がドキドキ、バクバクするような動悸がしたり息苦しくなったり、めまいが起こります。
さらに特に理由もなく強い不安や恐怖に襲われる事もあります。

このパニック障害の発作は何度も起きてしまうため、仕事や学校に行けなくなる方もおられます。
その理由には「また発作がおこるのではないか」という不安を抱く予期不安があります。

この予期不安によって外出する事にも抵抗や恐怖を感じてしまい外に出ることができなくなってしまいます。
このパニック障害は20代から30代の若い人に起こりやすいといわれています。

パニック障害の原因はまだ解明されていませんが、精神的なストレスや疲労が蓄積されることで自律神経のバランスが崩れて発症すると考えられます。

パニック障害は鍼灸で改善できる病気

このパニック障害は鍼灸治療で改善される可能性が高い病気の一つです。
ですので、焦ることなく安心して鍼灸施術を続けていただければ、自ずと良い結果が出ます。

当院では、細い鍼を使用して施術しておりますので鍼灸が初めての方でも安心して施術を受けていただけます。

東洋医学に基づくツボを利用して施術する

当院ではまず最初に脈を診て、腹部を触診し、東洋医学に基づく診断からツボに対して経絡治療を行います。
経絡治療は基本的に細い鍼を使用し、気血や乱れた経絡を整え自然治癒力を高める効果があります。

その後に首や肩、背中の筋肉の緊張を鍼灸で緩めるように施術します。
パニック障害を抱えている患者様のほとんどは、この首や背中の筋肉がとても緊張して硬くなっています。

首の筋肉が硬くなると自律神経のバランスが崩れやすいと考えられています。
そのため首の筋肉を緩める事はパニック障害の改善においてとても重要なポイントです。

首の筋肉を緩めると呼吸が楽になる

首にある斜角筋や胸鎖乳突筋は、呼吸の補助筋として働いています。
そのためこれらの筋肉が硬くなると、浅い呼吸で頻回になるため交感神経が興奮し不安を感じやすくなります。

鍼灸施術などにより首の筋肉が緩むと自然と深い呼吸ができるようになるため、結果として副交感神経が高まりリラックスできるようになります。
このように呼吸を整える事は自律神経のバランスを整えることに繋がり非常に重要なことと考えます。

パニック障害の症状の改善するためには、まず最初に首の筋肉の緊張を緩めて乱れた自律神経を整えることが重要です。

また首のこりはめまいを引き起こす可能性があります。
パニック障害でめまいが起こる人は予防のためにも鍼灸で首の筋肉を緩めることが重要です。

動悸や不整脈には心兪というツボで改善させる

その他に背中の筋肉の緊張やこりはパニック障害による動悸や不整脈を誘発しやすくなります
その理由に背骨の際には交感神経管という交感神経に関連した神経が密に集まっていることが関係しています。

この背中の緊張やこりを解消させるためには東洋医学では背中にある心兪(しんゆ)というツボを利用します。
このツボは心臓の働き(循環器系)と非常に密接な関係があると説明しています。

パニック障害に悩まれている方は、この心兪のツボの周りの筋肉が緊張しています。
そのため症状の改善には鍼灸治療で背中の筋肉を緩める事も重要になります。

また背中の筋肉は呼吸を補助する筋肉を担っています。
背中を緩めることはより深い呼吸ができるようになり、結果としてリラックス効果を高めてパニック障害の緩和につながります。

自律神経の働きを正常化させるツボは百会

さらにパニック障害で悩まれている方の多くは身心のストレスを抱えています。
そのストレスを緩和するツボに鍼灸で刺激するのも重要です。

関連するツボはみぞおちの部位にある巨闕(こけつ)というツボです。
この巨闕は東洋医学で心の募穴といわれ、心臓や循環器系との関わりが深いツボと考えられています。

このツボに鍼灸で刺激する事により、血流が安定しリラックス効果が高まります。
パニック障害で悩まれている方の多くは、この巨闕のツボ付近がとても硬くなっている傾向にあります。

その他にも頭部にある百会(ひゃくえ)というツボも自律神経との関係がありリラックス効果があります。
日々ストレスにさらされている方で頭皮が非常に硬くなっている反応がある方はこの百会が治療ポイントになることがあります。

腕にある郄門(げきもん)も重要なツボ

また前腕内側にある郄門(げきもん)というツボも心臓と密接な関係があります。
パニック障害を罹患されているお客様の多くはこの郄門付近に圧痛が現れやすい特徴があります。

このツボもその他のツボと同様に鍼灸で刺激を加えます。

外出中に発作が起きたら労宮や内関を押さえる

パニック障害の発作が起きた時は多くの方に起こるのが「呼吸が浅く速くなる」という症状です。
外出中や仕事中にパニック障害の発作が起こった場合は、意識的に目を閉じて胸に手を当てて呼吸をゆっくりと深く呼吸をすることが重要です。

東洋医学による対処法であれば手のひらにある労宮(ろうきゅう)内関(ないかん)のツボなどを軽く押さながら腹式呼吸をするのも効果的です。

改善の近道は焦らずじっくりと身体に向き合うこと

パニック障害を完治させるために重要な事はストレスや身体の疲労を溜めない事が重要です。
さらに心身が解放できる山や川など、自然に囲まれた場所に行き、リラックスさせることも大切です。

またパニック障害が長引くとどうしても悲観的になってしまいます。
しかし、必ずパニック障害は改善できる不調ですので焦らずじっくりと身体に向き合ってみてください。

当院でも多くのパニック障害の方をみてきていますが、ほとんどの方が元の生活に戻っております。

パニック障害には東洋医学に基づく鍼灸施術が効果的

パニック障害でお悩みの方に「できればお薬を減らしていきたい」「お薬を使わない体に優しい治療で治したい」という希望の方が多くおられます。
当院では、鍼灸施術でパニック障害の症状を緩和、改善させていくことができるようにサポートしております。

とくに当院では東洋医学に基づく鍼灸を行っており、身体の筋肉の緊張緩和だけでなく精神的なストレスや疲労の解消にもつながります。
ぜひ、パニック障害でお悩みのかたはご相談ください。


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