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花粉症で起こるクラクラするめまいの関係と改善方法

花粉症で起こるクラクラするめまいの関係と改善方法
公開日:2024年2月14日
更新日:2024年2月14日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
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花粉症とめまいの関係

花粉症は鼻水や鼻づまり症状が主ですが、それ以外にめまいも含まれています。

花粉症と上手に付き合って完治させていくためには花粉症とめまいの関係について知っておくことが大切です。
花粉症は別名で季節性アレルギー性鼻炎と呼び、鼻水や鼻づまりなどの症状のほか、呼吸器官や目にさまざまな症状が現れます。

そして今回ご紹介するめまい症状もその一つです。

花粉症に対する反応(症状)は個人の体質も大きく影響するため、現れる症状やその程度に個人差があるため対応や対処もまちまちです。

花粉症そのものは仕事だけでなく日常生活までもままならないほど症状が重くなり支障をきたすことがあります。
それほど生活の質に大きな影響を与えるアレルギー疾患が花粉症です。

そのため、花粉症についての知識を持っておくことは、花粉症の改善につなげるために大切なことです。
このページでは、花粉症によるめまいを治したい方のために、花粉症についての知識、そして花粉症とめまいの関係について詳しく説明しております。

日本の花粉症の特徴

花粉症はある日突然誰にでもやってきます。

日本国内での花粉症人口は年々増加している傾向にあり、最近では国での花粉症対策も行われるようになりました。

近年、花粉症に罹患する割合はスギ花粉症で日本国民の約20パーセントを超えるという報告もあります。
また、子どもが花粉症を発症するというケースが増えてきています。

日本の花粉症の特徴としてスギ花粉症が多いことが挙げられます。
スギ花粉症の割合は、全花粉症の70パーセントほどにも上ります。

しかし、北海道など北へ行けばシラカバ花粉症、西日本ではヒノキ花粉症が多くなるなど、原因となる花粉には地域差があります。
また、樹木の花粉による花粉症のほかにも、イネやブタクサなどの雑草が原因となっている花粉症も多くみられます。

ダニやハウスダストのアレルギーは年中通して症状が出ますが、花粉症は花粉が飛ぶ春や秋を中心に症状が出ます。

花粉症になるメカニズム

花粉症は、花粉をアレルゲン(抗原)として体の免疫(抗体)が過剰に反応してしまうことが原因となって起こります。

アレルギーには、I型アレルギーからIV型アレルギーの4つがあり、花粉症はこのうちI型アレルギーに分類されているアレルギー疾患です。
花粉症は花粉が鼻やのど、目、皮膚などに付くと、まずそこに存在するマスト細胞(免疫担当細胞)にあるIgE抗体(異物を排除するための抗体)が反応します。

そして、マスト細胞から炎症を引き起こすヒスタミンやロイコトリエンなどの化学伝達物質が放出されます。
このヒスタミンやロイコトリエンなどの物質は、粘膜や皮膚など花粉が付いた場所で炎症反応を起こして刺激してしまいます。

その刺激が鼻水や鼻づまり、目のかゆみや充血などの症状を引き起こします。

どうして花粉症でめまいが起こるのか

花粉症を発症するとさまざまな症状が出ますが、鼻やのど、目、皮膚などは先にお話しした通り、花粉がそこに直接付くことでアレルギー反応が起こることが発端となっています。

では、めまいはどのようなメカニズムで起こるのでしょうか。
実はめまいは花粉症の随伴症状の一つだと考えられています。

花粉症のアレルギー性鼻炎は、慢性副鼻腔炎(まんせいふくびくうえん)を合併することが多く、その炎症によって副鼻腔と鼻腔が通じている部分の粘膜が腫れてしまいます。この状態になると副鼻腔と鼻腔の場所が狭くなったり、閉じてしまいます。

この慢性副鼻腔炎の炎症症状は、鼻水や鼻づまりだけでなく、頭が重い、顔面が痛い、頭が痛いというような自覚症状が現れます。
そしてこれらの症状が進行するとめまいを引き起こす可能性があるというのです。

人は常に視覚で得られる情報と、耳の内耳にある平衡感覚をつかさどる器官と、体性感覚(足の裏などから体が感じ取る情報)を合わせて、自分の体の状態を判断します。
こうしてバランスを取っているので、花粉症であってもこれらの感覚が正常に働いていればめまいは感じません

花粉症による鼻づまりや頭が重いといった症状は、たびたび集中力を低下させるともいわれています。
そのため、頭を使った情報の処理がうまくいかず、一時的に生活や仕事に支障をきたすということが考えられるのです。

めまいの中にはストレスやうつなどといった精神的なものや睡眠不足によっても起こる症状が多いとされています。
花粉症の症状もストレスが溜まりやすく、うつや不眠症といった精神的な不調を引き起こしやすいです。

よって、花粉症の随伴症状(慢性副鼻腔炎による)としてだけでなく、花粉症のストレスからめまいが生じる可能性も十分にあります。

花粉症からくるめまいの対策

花粉症からめまい症状が起こっている場合には、花粉を吸い込んで鼻の粘膜に花粉が付いてしまわないようにすることが一番です。
ですから、対策は一般的な花粉症対策と同じでなるべく花粉を身体に取り込まないこと(粘膜に付着させない)が重要です。

・普段からマスクを着用し鼻から取り込まない(できれば密着タイプのもの)
風の強い日や気温が上がる日は花粉が飛散するため外出を控える
・外出から戻ったら、家に入る前に衣服をはらって花粉を落とす(なるべくツルツルした表面の衣類を選ぶ)
・毛足の長い衣服は着ないようにする(花粉が付きやすいため)
・手洗い、うがい、鼻をかむ、鼻うがいなどして、花粉が付いたままにしない
・花粉症日記をつけて、その日の天気と自分の行動や症状の変化を把握する

また、ストレスによるめまいを予防するためには、趣味やリラクゼーションなど、気分転換を図りストレスを溜めないことが大切です。

花粉症の時期には、休めるときにしっかり休み、普段よりも時間に余裕を持ってゆったりとした気持ちで過ごすことも大切です
これらの花粉症対策を取っても、めまいが改善しない場合には、内耳や神経の障害が原因となってめまいが起きている可能性もあります。

花粉症は人それぞれ症状やその程度に差があります。
薬の内服だけで症状がコントロールできないときには、減感作(げんかんさ)療法や舌下(ぜっか)療法などといった治療を行うことで、花粉に対して過剰なアレルギー反応が出ないようにすることもできます。

当院の花粉症のめまい症状に対する治療方針

当院では、花粉症からめまいに対して以下の対応を行い改善を目指します。

[自律神経の乱れやアンバランスを改善]
当院の鍼灸では、自律神経のバランスの乱れを改善させます。
花粉症からくるめまい症状は、交感神経と副交感神経のアンバランスが原因となっておきています。

このような自律神経の乱れがある方は常に身体が緊張している状態にあるため、心身にストレスが溜まり休むことができていません。
治療にはまず自律神経のバランスを取り戻すことが重要であり、それによって花粉症からくるめまいの改善を行います。

[肩や首周辺の筋肉のこりを完治させる]
花粉症からくるめまいでお困りの方の多くは、喉・胸・肩・首周辺の筋肉が固くなり筋肉のこりが起きているのが特徴です。
特に鼻づまり症状は呼吸が浅く、呼吸しにくくなるため、首肩周辺の筋肉に負担がかかり筋肉を緊張させます。

さらにめまい症状があると、倒れないように上体を起こすために首を支える力が強くなるため自然と肩こりが強くなります。
花粉症のめまいは倦怠感を感じやすく、不安感も強くなるのが特徴です。
そのため身体の緊張を緩めることにより、リラックスした状態にして、花粉症からくるめまいを完治させます。

[免疫力を正常に戻す]
花粉症からくるめまいで苦しんでおられる方は、とてもストレス・疲れやすいが溜まりやすい体質が特徴です。
また不眠や睡眠障害などの症状が続くことも多い傾向にあります。

その結果、上手く身体のストレスや疲れを完治させることができないため、免疫力のバランスが崩れて、花粉症からくるめまいの症状が強くなるという悪循環を繰り返しています。
花粉症からくるめまいを改善するためには、睡眠の質高めて免疫力の改善を促し、身体全体を本来の正常な状態へと戻していく必要があります。

花粉症からくるめまいはとても苦しいもので、なかなか改善せず長年悩みを抱えている方が多いです。
しかし、花粉症からくるめまいは、原因を見つけ、しっかり対応することで改善に導けます。

花粉症によるめまいは自律神経を整えることで改善できる

当院では東洋医学に基づく鍼灸で自律神経の働きを正常に戻す治療を行っております。

花粉症によるめまい症状の改善と予防をするためには自律神経の乱れによる免疫反応の異常を完治させる必要があります。

当院の東洋医学の鍼灸治療では一人ひとりの体質をしっかり把握し、その体質に合った鍼灸治療で効果を引き出しています。

薬やマニュアル通りの治療ではできない柔軟な鍼灸治療です。

ぜひ、花粉症のめまいでお悩みの方はご相談ください。



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