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鼻うがいは自律神経失調症を改善させる

鼻うがいは自律神経失調症を改善させる
公開日:2024年2月14日
更新日:2024年2月14日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

空気が綺麗な秋田では花粉症は少なかった

東京に引っ越してきて困ったことのひとつが「花粉」です。

8年暮らしていた秋田は秋田杉の植林で有名ではありますが、空気が澄んでいたせいか花粉症らしい症状はほとんど出ていませんでした。

秋田に住む前は東京で長く生活していたので毎年春になると花粉症の症状が出て悩んでいましたが、秋田に引っ越したときは自分でも驚くくらいぱったりと花粉症が発症しなかったのです。

「花粉は空気中のちりと結合して体内に入ると花粉症状になる」と言われていますが、このことについては秋田での体験で身をもって知りました。

例えば北海道でも同じように花粉症が発症しない地域があります、それが釧路です。

釧路から道東の国内旅行では「花粉症避難ツアー」としてアピールされているほど花粉の飛散が少なく空気が綺麗ということです。

東京に引っ越して3ヶ月経ったころ、新生活に慣れるまでに時間がかかりストレスもかかったため花粉症が悪化して耳鼻科にお世話になったのを覚えています。

※それを裏付けるようにアレルギー検査では花粉に高く反応します。

鼻うがいは就寝前にする

そんな思いもよらぬ花粉のダメージでしたが対処療法として活用していたのが「鼻うがい」です。

僕がよく使っている鼻うがいは、小林製薬の「チクナイン鼻洗浄液」というものを使ってます。

もともと私の鼻粘膜は弱く過敏であるためメンソールなど「スーッとする成分」が入っていると鼻粘膜が刺激されて痛みを感じたり、くしゃみが止まらないということがあります。

ですが、このチクナイン鼻洗浄液はメンソール成分が入っていないため、痛みやくしゃみをせずに使えるので安心です。

花粉症の症状は日中に取り込んだ花粉が就寝中に強くアレルギー反応を起こすことがあるため、帰宅後に一回鼻うがいを行い、また就寝前にさらに一回鼻うがいを行うようにしています。

そうするとかなり就寝中の鼻水や鼻づまりが緩和されます。

鼻うがいの効果は自律神経を整える働きがある

鼻うがいは自律神経が密に集まっている上咽頭部周囲の花粉も洗い流すため、花粉症の炎症によって起きていた自律神経症状を和らげる効果があります。
鼻うがいは以下のような効果があります。

①風邪・インフルエンザなどの感染予防と免疫力の正常化
→感染経路である鼻粘膜や上咽頭部を洗い流し、免疫力を正常に戻します
②鼻炎や顔面部症状の緩和
→副鼻腔炎による頭痛や目の奥、頬の痛みなどの症状を和らげます
③花粉・アレルギー反応の抑制
→鼻腔を洗うことでアレルゲンを除去し、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状を緩和させます
④鼻の換気状態が良くなることで頭など身体上部ののぼせやほてりを緩和させます
→頭に熱がこもることで起こる倦怠感、認識力低下、イライラなどの自律神経症状を緩和させます

鼻うがいでわかる「隠れ鼻詰まり」という状態

鼻詰まりの自覚が無くても、花粉症でいざ鼻うがいをするとすぐには反対の鼻の穴から水がでないことが度々あります。

この場合、アレルギーの反応などで鼻の奥が腫れて鼻閉症状が起きている可能性があります。

花粉症ではこういう状態が起こるのですが、鼻うがいを継続するうちに粘膜の腫れが起きにくくなり、次第に花粉症の症状が軽減していきます。

東洋医学では「上熱下寒」という病態

花粉症でお悩みの方の多くは頭や顔は熱く火照り、下半身は冷えるという状態にあります。
この状態を東洋医学では「上熱下寒(じょうねつげかん)」という病態(体質異常)です。

気(エネルギー)は陽の性質を持ち上昇する性質をもっており、人体の最上部であり最も陽の気が集まる頭部はそもそも熱を帯びやすい場所とされています。。
特に人間は脳が発達し「思考する、物を考える」という頭部でのエネルギー消費により熱が溜まりやすい傾向にあります。

この頭部に熱が溜まっている状態は自律神経で説明すると交感神経優位の状態になります。
そのため健康体であればこの熱に対して鼻の奥の「鼻腔」と呼ばれる部分で外気を通すことで脳を冷却する作用によって「上熱下寒」にならないように予防しています。

その他にも花粉症や新型コロナウィルス後遺症による慢性上咽頭炎では倦怠感、ブレインフォグと呼ばれる認識力低下なども「上熱下寒」の状態によって引き起こされます

口呼吸は自律神経を乱れさせる

スムーズな鼻呼吸が出来ず口呼吸になると、

①上咽頭部への刺激高まり免疫や自律神経に悪影響を及ぼす
②咽頭部の乾燥を招き、異物の侵入や細菌・ウィルス感染のリスク向上する
③鼻の通りが悪いことで息を吸うときに余計な力が必要となり、顔面~頸~肩の筋緊張を生み結果として交感神経が興奮する。

鼻呼吸をスムーズにすることで自律神経が整う

当院にご来院されている患者さまには、花粉症だけでなく自律神経失調症、自律神経系の不調、アトピー性皮膚炎でお悩みの方がおられます。
この患者様の多くが「口呼吸になっている、鼻の通りが悪い」という傾向があります。

そのため自律神経失調症、アトピー性皮膚炎の治療において、鼻呼吸をスムーズにすることも重要なポイントです。

※注意点ですが鼻うがいもやり過ぎると逆に鼻の粘膜が乾燥しやすくなります。
私は帰宅時と就寝時に鼻うがいしてますが、目安としては1日に2〜3回がよろしいかと思います。

そんな鼻うがいは花粉症対策だけでなく自律神経失調症やアトピー性皮膚炎でお悩みの方にもおすすめです。

花粉症による自律神経失調症を改善するなら鍼灸治療

当院では東洋医学に基づく鍼灸で自律神経の働きを正常に戻す治療を行っております。

花粉症による自律神経失調症の改善と予防をするためには自律神経の乱れによる免疫反応の異常を完治させる必要があります。

当院の東洋医学の鍼灸治療では一人ひとりの体質をしっかり把握し、その体質に合った鍼灸治療で効果を引き出しています。

薬やマニュアル通りの治療ではできない柔軟な鍼灸治療です。

ぜひ、花粉症の自律神経失調症でお悩みの方はご相談ください。



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