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顔の半分が痛い非定型顔面痛の原因と治し方

顔の半分が痛い非定型顔面痛の原因と治し方
公開日:2024年1月11日
更新日:2024年3月15日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
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顔の半分が持続的に鈍く痛む症状でお悩みの方へ

現在、当院では病院やクリニックで治らない顔の痛みでお悩みの方が多くご来院されています。

このお悩みの方の共通点に「持続的な鈍い痛みが続いている」「顔の半分がずっと痛い」「三叉神経痛ではないのに顔が痛い」といった方に不調を抱えてる傾向があります。

このような症状の原因には「脳での痛みの感じ方に異常が起きている」と考えられます。

今回は「顔の半分が痛い非定型顔面痛の治し方」と題して顔面に起こる持続的な痛みのメカニズムと鍼灸の有効性を解説します。

三叉神経痛ではない顔面の痛みは非定型顔面痛

このような顔面部の痛みが起こるとまずは「三叉神経痛」を疑うのですが特有の電撃痛(鋭い痛み)が無い場合は三叉神経痛ではなく「非定型顔面痛(ひていけいがたがんめんつう)」の可能性があります。

非定型顔面痛ははっきりした原因は明らかになっていません。
しかし、痛みが起こるメカニズムとしては中枢神経(脳)から末梢神経までの痛み神経に機能の障害が起きているといわれています。

それにより脳が痛みに対して敏感になり顔面部の痛みが感じやすいとされており、過去に歯の治療や顔面部に何らかの物理的な痛みが起きたことがきっかけとなって非定型顔面痛になるケースが多い傾向にあります。

しかし、この非定型顔面痛は「あのときの治療のせいではないか」「あのときのケガのせいではないか」と過去の治療やケガを「原因」と考えてしまいがちですがそれが原因では決してなく、日常的なストレスや疲労によって脳の疲労が蓄積されて起こることが多いと考えられます。※1

非定型顔面痛の特徴的な症状

非定型顔面痛の特徴的な症状を解説します。

[非定型顔面痛の特徴的な症状]
・持続的な鈍い痛み
・圧迫されたような痛み
・しびれ感
・皮膚を触ったり圧迫しても痛みが起こらない
・皮膚表面ではなく深い部分の痛み
・三叉神経の分布に沿って痛みがない
・顔面の片側に痛みが起きている(まれに両側に起こる)
・目の周囲、前頭部、頬部、鼻部、上顎部、下顎部などにみられる

三叉神経痛との見分け方には「三叉神経の分布に痛みがない」「電撃痛(鋭い痛み)ない」「三叉神経の分布を触っても痛みが起きない」というものがあります。
これがない場合は非定型顔面痛の可能性があります。※2

非定型顔面痛が起こりやすい人の特徴

非定型顔面痛が起こりやすい人の特徴は以下の通りです。

[非定型顔面痛が起こりやすい人]
・女性に多い
・過労で疲れている
・精神的なストレスを抱えている
・自律神経失調症の症状がある
・抑うつ状態である
・ヒステリー傾向である

非定型顔面痛は感情の変化によっても痛みが誘発されやすく、以上のような特徴がある方は非定型顔面痛になりやすい傾向にあります。

【治療の体験者&改善例 】左の顔面がときどき鈍い痛みが起こる(40代女性)

【治療の体験者&改善例】
40代女性で「半年前から左の顔面に鈍い痛みがある」との訴えでご来院されました。

当院にご来院される前に脳神経外科で精密検査を受けましたが、「三叉神経痛ではない。心因性の可能性がある。」とのことでした。
病院では抗うつ薬が処方され服用していましたが、とくに痛みが完治されず持続的な痛みが続いている状態でした。

当院では東洋医学に基づく問診、検査を中心に行い、非定型顔面痛が起こる根本的な原因をお調べしました。
問診で非定型顔面痛の症状以外に片頭痛、気象病、不眠症といった自律神経症状もあり東洋医学では「肝鬱(かんうつ)」と呼ばれる交感神経の興奮の状態とわかりました。

そのため当院では東洋医学の観点からこの「肝鬱の完治」を目的としたツボを選定し症状改善の鍼灸治療を行い回復を促しました。

【主に利用したツボ】
頬車というツボは顔面の気血の巡りを正常に戻し非定型顔面痛の不調を改善させるツボになります。
・頬車(きょうしゃ)・・・エラの角部分の1センチ下くらいに位置

非定型顔面痛は東洋医学の鍼灸治療で完治する

このような非定型顔面痛の症状当院の鍼灸治療が効果的です。

西洋医学ではこのような痛みには「抗不安薬や抗うつ薬」という薬物を利用した対処療法しかありません。
さらにこのような抗不安薬や抗うつ薬の常用は依存性や離脱症状の危険性もあるため注意が必要です。

しかし、東洋医学ではこのような西洋医学で原因不明の症状でも鍼灸治療によって改善させることができます。
ぜひ、非定型顔面痛でお悩みの方はご相談ください。



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[参考]
※1非定型顔面痛とは/仙台ペインクリニック
※2 非定型顔面痛 三叉神経痛でない顔の痛み/藤垣クリニック


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