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非歯原性歯痛はマッサージより鍼灸で完治する

非歯原性歯痛はマッサージより鍼灸で完治する
公開日:2023年03月29日
更新日:2023年09月15日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

病院やクリニックで治らない歯の痛みでお悩みの方が増えています

現在、当院では病院やクリニックで治らない歯の痛みでお悩みの方が多くご来院されています。

その中でも特徴的な症状に「食いしばりで歯が痛い感じがする」「ストレスを感じると歯が痛い」「肩こりすると歯が痛くなる」といった症状を訴える方が増えています。

しかしこの歯痛に対して歯科医院を受診してレントゲンを撮っても歯にはなんの異常が見られず、原因がはっきりしないまま改善方法に悩む方も多いといわれています。
このような原因不明の歯痛は精神的なストレスによる歯の痛みかもしれません。

今回は「非歯原性歯痛はマッサージより鍼灸で完治する」と題して非歯原性歯痛が起こる原因とそのマッサージや鍼灸による改善方法を解説します。

はっきりした原因がわからない歯痛を非歯原性歯痛と呼ぶ

虫歯や治療中の歯、口の中に重篤な疾患がない場合でも、歯が痛くなることは多々あります。

このはっきりした原因がわからない歯痛を歯科医学的に非歯原性歯痛(ひしげんせいしつう)と呼びます。

この非歯原性歯痛が起きる主な原因は精神的ストレスと考えられています。
そのため非歯原性歯痛の発生する原因が歯や歯茎など歯科領域の専門外で起きているので、歯科医院へ来院しても治療ができず患者様も歯痛を改善できずに悩まれることかと思います。※1

ストレスから交感神経が興奮して痛みが起こる

では、なぜ精神的なストレスで歯痛が起こるのかを解説します。

精神的ストレスがかかることでカテコールアミンというホルモンが血液中に増大すると、自律神経の中で交感神経が活発に働きます。

この交感神経の興奮によって全身の血管が拡張し血液量が増大します。この血液量の増大が歯の周囲にも起こることで血管が充血してしまいます。
この歯の周囲の充血が痛みとして起こると考えられています。

その他には今まで長年痛かった歯の痛みがあるとその痛みを脳が記憶してしまい歯の治療が終了したのにもかかわらず、精神的なストレスから脳がその痛みを思い出して歯痛を引き起こすことがあります。※2

筋肉の痛みの放散痛によって歯痛が起こる

他にも非歯原性歯痛の痛みの原因には放散痛(ほうさんつう)というものがあります。

これは、実際の痛みが起きてる箇所と違う箇所が痛むという現象です。例えば、首や肩の筋肉の張りやコリの症状が悪化すると実際には異常を起こしていない歯や歯茎に痛みが拡がって感じるといった現象のことを放散痛といいます。

人間の体には無数の神経が張り巡らされており、その神経が束になってる所(筋肉や筋膜など)で痛みが起こると実際の痛みの箇所が脳ではぼやけてわからなくなり勘違いを起こすことがあります。

放散痛が起こる原因にはこのような筋肉の過緊張とともに痛みを認知する脳の不具合が関係していると考えられています。
こういった筋肉や筋膜の緊張による非歯原性歯痛を別名で「筋筋膜性歯痛」と呼ぶこともあります。※3

非歯原性歯痛の特徴的な症状

治らないストレス歯痛の特徴的な症状

ストレスによって起こる非歯原性歯痛は特徴的な症状があります。

[特徴1]歯が浮いたような感じがする
上の歯と下の歯が嚙み合ったときや何もしていないときに歯が浮いたような感じがする、歯がかゆいなどの違和感が出現します。

[特徴2]歯茎が腫れている
非歯原性歯痛は免疫力が低下しているため、歯周病が進行しやすい状態です。また歯茎から出血しやすい傾向にあります。

[特徴3]歯と歯茎の両方がシクシクと痛む
非歯原性歯痛は治療せずに長時間放置すると何もしていなくても一日中痛みがでてきます。またストレスが溜まる悪循環の生活習慣だと悪化しやすいです。

[特徴4]朝より夕方の方が痛む
就寝中やお風呂に入った後などリラックスした状態であれば痛みはないのに、時間が経つにつれて痛みが増してくる痛み方をします。
特に、夕方に痛みのピークを迎える方が多いです。

[特徴4]痛み止めが効かない
ストレスが原因である痛みは、原因が無くならない限り、痛みも無くなりません。
もちろん、薬の効果は低いです。 

非歯原性歯痛の症状とセルフチェック

非歯原性歯痛の症状とセルフチェックです。
以下の症状に一つでも当てはまる場合は非歯原性歯痛の可能性が高いといえるでしょう。


・ 痛みがある歯や歯茎に触れるだけで痛みを強く感じる
・痛みは日中の覚醒時にあり寝てしまうと痛くない。
・痛みで目が覚めることはないが目が覚めると痛みを感じ始める
・ 痛みを感じる歯に虫歯などのはっきりとした原因がない。
・ 痛みは一時的でなく毎日あり、数か月~数年と長期間に渡っている
・痛みは軽くなったりひどくなったり出たり消えたり波がする
・歯やその周りの歯茎、奥歯にうずくような痛みが一日中続いている
・痛みがひどくなると隣の歯や歯茎、顎、顔面に拡がったり移動する

【治療例&効果の高いツボ 】虫歯じゃないのに虫歯の痛みがする(40代女性)

【治療の体験者&改善方法 】
40代女性で「最近、虫歯の治療が終了しても虫歯の痛みが治らない」との訴えでご来院されました。

当院にご来院される前に歯科クリニックにて虫歯の治療を2か月ほど行っておりました。
通院していた歯科クリニックでは「とくに虫歯の処置に問題はなく異常はみられない」との検査を受けており、原因不明の歯の痛みに悩んでおりました。

当院では東洋医学的な問診と検査を中心に行い、歯の痛みの根本的な原因をお調べしました。

状態は歯の痛みだけでなく、強い肩こり、食いしばり、歯ぎしり、頭痛などが併発しており自律神経に関わる機能が亢進(高ぶっている)している状態でした。
そのため当院の鍼灸治療ではこの興奮した自律神経を鎮静させて身体全体の緊張を緩和させるため治療を行い改善を促すようにしました。


【主に利用したツボ】
・歯痛点(しつうてん)・・・手のひら側の中指と薬指の付け根の間にあるツボで、歯の痛みに効果的です。
・合谷(ごうこく)・・・手の甲側の親指と人差し指の付け根の間にあるツボ。親指の腹や先端を使い、円を描くように回しながら押します。

当院が考える非歯原性歯痛を治す鍼灸治療

当院ではこのようなストレスによって起こる交感神経の高ぶりや筋肉の緊張によって起こる歯の痛みは東洋医学に基づく鍼灸治療を行います。

患者様の体質や状態をお調べし、個々の体質に応じた東洋医学のツボを利用することで鍼灸の効果を引き出すことができます。

また筋筋膜性歯痛の場合は原因となる筋肉を特定し正確に鍼灸治療を行うこともあります。

全体的な自律神経のバランスを調整しつつ、痛みの原因には局所的な治療をします。

非歯原性歯痛や筋筋膜性歯痛は当院の鍼灸治療で治ります

現在、当院では病院やクリニックで治らない歯の痛みでお悩みの方が多くご来院されています。

このような原因不明と診断されたストレスによる歯痛は歯医クリニックでは治りません。
改善のためにはストレスによって過敏になった自律神経の乱れや筋肉の緊張を鎮静させる必要があります。

そのためには不具合が生じている中枢神経を正常な働きへと整える方法が大切です。

当院の東洋医学に基づく鍼灸治療はこのような中枢神経の不具合を正常に戻し痛みを完治させることができます。
ぜひ、「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。



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[参考]
※1虫歯ではない歯の痛み、“非歯原性歯痛”とは / サワイ健康推進課
※2 痛みの原因となるストレス・不安・うつ病との関連性と注意点 / 横山医院
※3 関連痛・放散痛 / 東京大学病院医療機器管理部長 住谷昌彦 
https://www.kyorin-pharm.co.jp/prodinfo/useful/doctorsalon/upload_docs/130657-1-29.pdf

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