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左側の下腹部の痛みは骨盤内うっ血症候群

左側の下腹部の痛みは骨盤内うっ血症候群
公開日:2023年04月21日
更新日:2023年04月21日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログ記事を書いている我々は5万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。

片側の下腹部に疼くような痛みが起こったら要注意

「椅子に座ると左側の下腹部が痛い」「生理でもないのに骨盤が痛む」など慢性的に下腹部や骨盤に痛みを感じている方は骨盤内うっ血症候群の可能性があります。この痛みは3~6か月程度続くこともあり、悪化すると長時間の歩行や座り姿勢で痛みが起きて場合によっては動けないくらいの痛みになることもあります。今回はこの「左側の下腹部に痛みが出たら骨盤内うっ血症候群」について解説していきます。

骨盤内うっ血症候群は女性ホルモンの変化で起こる

妊娠、出産、生理などで骨盤内の血流の増加が繰り返され、卵巣静脈に負担がかかり静脈弁が壊れてしまうことが原因とされています。静脈弁が壊れることで血液が逆流してしまい、骨盤内の血液が増加し静脈が拡張することで痛みを生じます。
また血中の女性ホルモンの変化が骨盤うっ血症候群に関与している可能性も考えられます。とくにエストロゲンは静脈を拡張させますが、この血中濃度が変動することでこの病気が生じる可能性も指摘されています。

骨盤内うっ血症候群は左側の下腹部に痛みが出やすい

骨盤うっ血症候群の主な症状は、3~6カ月以上続く慢性の下腹部痛です。この痛みは、多くの場合、妊娠中または産後に初めて起こるとされています。
特徴的なのは生理ではないのに下腹部が痛くなり、長時間の歩行や立位、座位などで悪化し、仰向けに横になることで改善することです。痛みの性質としては、重苦しい痛みやチクチクと疼くような痛みとして感じられることが多いです。通常は痛みが生じるのは片側の下腹だけで、左側が多いとされています。また痛みは夕方ごろにかけて悪化することが多くなります。

骨盤内うっ血症候群は血行循環を促進させることで改善できる

骨盤内うっ血症候群を治すには骨盤内に滞っている血液を循環させることが大切です。東洋医学ではこの骨盤内うっ血症候群を「お血(血液の滞り)」として捉えて漢方やツボを利用して治療を行います。女性は男性に比べると筋肉量も少なく新陳代謝が低いため血行循環が悪くなりやすいため血液が滞る「お血」になりやすいと東洋医学では考えられています。

骨盤内うっ血症候群におすすめの漢方薬

先ほど解説したように東洋医学では骨盤内うっ血症候群を「お血(血液の滞り)」と考えます。今回はこの症状に合った漢方薬を紹介します。
①桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
【推奨】身体の冷えとくに下半身の冷えが強い人
②桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
【推奨】痛みが強く便秘が強い人
③当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
【推奨】痛みは比較的弱いが貧血気味の人

下腹部の痛みは骨盤内うっ血症候群は鍼灸治療で改善できます

このような骨盤内の血流障害骨盤内うっ血症候群は東洋医学に基づく鍼灸治療が効果的です。鍼灸治療は骨盤内うっ血症候群を起こす原因である女性ホルモンの乱れを正常に戻し骨盤周囲の血流を高める効果があります。また同時に下肢の冷えや血流障害も改善することで骨盤内うっ血症候群の改善と再発の予防も行えます。ぜひ、骨盤内うっ血症候群で起きる下腹部痛でお悩みの方は当院の東洋医学に基づく鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。


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