BLOG

ブログ

【自律神経失調症で悪化?】ピルで情緒不安定が治らない理由

【自律神経失調症で悪化?】ピルで情緒不安定が治らない理由
公開日:2022年11月22日
更新日:2024年06月21日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之と清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
【SNS】
Youtube , Instagram , X(Twitter)
X記事

※自律神経失調症が改善された患者様の声と治療実績は上記のリンクから別ページで解説しています。

ピルによる情緒不安定でお悩みの方に適切なアドバイス

ピルによる情緒不安定でお悩みの方に適切なアドバイス「ピルを飲んでも情緒不安定が治らない」
「ピルの副作用なのか情緒不安定」
「ピルのせいか自律神経が乱れる」

このような症状でお悩みの方はおられないでしょうか。

このような不調には生理痛の出血による貧血傾向、ピルによって起こる副作用、もともとの体質による自律神経症状など多くの原因が考えられます。
今回は「【自律神経失調症で悪化?】ピルで情緒不安定が治らない理由」と題して生理痛のメカニズム、ピルの副作用、その他に生理痛に対する鍼灸の有効性や漢方薬について解説します。 

「ピルを飲んでも情緒不安定が治らない」
「ピルの副作用なのか情緒不安定」
「ピルのせいか自律神経が乱れる」

このような症状でお悩みの方はおられないでしょうか。

このような不調には生理痛の出血による貧血傾向、ピルによって起こる副作用、もともとの体質による自律神経症状など多くの原因が考えられます。
今回は「【自律神経失調症で悪化?】ピルで情緒不安定が治らない理由」と題して生理痛のメカニズム、ピルの副作用、その他に生理痛に対する鍼灸の有効性や漢方薬について解説します。 

生理痛が起こるメカニズム

生理痛が起こるメカニズム女性が妊娠のするために卵胞ホルモンが分泌され子宮では排卵の準備が起こります。
卵管から卵子が送り出され子宮に運ばれたときに黄体ホルモンが分泌されます。

この黄体ホルモンにより子宮全体の壁が厚くなり妊娠の準備が整います。
この厚くなった子宮に受精卵が着床すれば妊娠しますが、妊娠が成立しない場合は子宮内膜が周期性により役目を終えます。

厚くなった子宮内膜が剥がれ落ち血液とともに体外に排出されます。
これが経血になります。

この排出の際に生理痛(月経痛)の原因となっているプロスタグランジンというホルモンが分泌されます。
このプロスタグランジンの分泌によって起こる強い子宮の収縮が痛みや不調の原因です。

この女性ホルモンの増減や経血(血液)の排出が要因となって起こるのが情緒不安定になります。※1

女性が妊娠のするために卵胞ホルモンが分泌され子宮では排卵の準備が起こります。
卵管から卵子が送り出され子宮に運ばれたときに黄体ホルモンが分泌されます。

この黄体ホルモンにより子宮全体の壁が厚くなり妊娠の準備が整います。
この厚くなった子宮に受精卵が着床すれば妊娠しますが、妊娠が成立しない場合は子宮内膜が周期性により役目を終えます。

厚くなった子宮内膜が剥がれ落ち血液とともに体外に排出されます。
これが経血になります。

この排出の際に生理痛(月経痛)の原因となっているプロスタグランジンというホルモンが分泌されます。
このプロスタグランジンの分泌によって起こる強い子宮の収縮が痛みや不調の原因です。

この女性ホルモンの増減や経血(血液)の排出が要因となって起こるのが情緒不安定になります。※1

生理中の情緒不安定は鉄不足が関係している

生理中の情緒不安定は鉄不足が関係している生理による情緒不安定が起こりやすい要因の一つに「経血量が多い」というものがあります。
気持ちを安定させるために必要な脳内ホルモンにセロトニンがありますが、このセロトニンは血中にあるフェリチンと呼ばれるたんぱく質に貯蔵されている鉄を主に利用して生成されます。

そのため生理で起こる経血によってフェリチンや鉄が排出されてしまうとセロトニン不足となり情緒不安定が起こることがあります。
生理中にイライラする、憂鬱感が強くなる、怒りっぽくなるなどの症状が起きたら一過性の鉄不足が関係しています。

そのため情緒不安定だけでなく貧血症状であるクラクラするめまいなども起こることがあります。※2生理による情緒不安定が起こりやすい要因の一つに「経血量が多い」というものがあります。
気持ちを安定させるために必要な脳内ホルモンにセロトニンがありますが、このセロトニンは血中にあるフェリチンと呼ばれるたんぱく質に貯蔵されている鉄を主に利用して生成されます。

そのため生理で起こる経血によってフェリチンや鉄が排出されてしまうとセロトニン不足となり情緒不安定が起こることがあります。
生理中にイライラする、憂鬱感が強くなる、怒りっぽくなるなどの症状が起きたら一過性の鉄不足が関係しています。

そのため情緒不安定だけでなく貧血症状であるクラクラするめまいなども起こることがあります。※2

生理による情緒不安定が起こりやすい要因の一つに「経血量が多い」というものがあります。
気持ちを安定させるために必要な脳内ホルモンにセロトニンがありますが、このセロトニンは血中にあるフェリチンと呼ばれるたんぱく質に貯蔵されている鉄を主に利用して生成されます。

そのため生理で起こる経血によってフェリチンや鉄が排出されてしまうとセロトニン不足となり情緒不安定が起こることがあります。
生理中にイライラする、憂鬱感が強くなる、怒りっぽくなるなどの症状が起きたら一過性の鉄不足が関係しています。

そのため情緒不安定だけでなく貧血症状であるクラクラするめまいなども起こることがあります。※2

生理前に起こる情緒不安定は女性ホルモンの急激な変化によるもの

生理前に起こる情緒不安定は女性ホルモンの急激な変化によるもの生理前に起こる情緒不安定な症状は月経前気分障害(PMDD)と呼ばれます。

月経前気分障害 (PMDD)とは、月経1~2週間前から、 強い気分の落ち込み、意欲の低下、イライラや怒りっぽくなる、情緒不安定、集中力の低下、理由のない不安感や緊張感、睡眠過多、不眠・流涙などの精神的症状が日常生活に支障をきたすレベルで出現し、月経が来ると良くなる状態を指します。

この月経前気分障害が起こる要因には生理に向けて起こる女性ホルモンの急激な変化やそれに伴う自律神経の失調が考えられます。※3

生理前に起こる情緒不安定な症状は月経前気分障害(PMDD)と呼ばれます。

月経前気分障害 (PMDD)とは、月経1~2週間前から、 強い気分の落ち込み、意欲の低下、イライラや怒りっぽくなる、情緒不安定、集中力の低下、理由のない不安感や緊張感、睡眠過多、不眠・流涙などの精神的症状が日常生活に支障をきたすレベルで出現し、月経が来ると良くなる状態を指します。

この月経前気分障害が起こる要因には生理に向けて起こる女性ホルモンの急激な変化やそれに伴う自律神経の失調が考えられます。※3

ピルによって体内のホルモンバランスが崩れて情緒不安定になる

ピルによって体内のホルモンバランスが崩れて情緒不安定になる低用量ピルは服用することで妊娠に必要な黄体ホルモンと卵胞ホルモンからなる女性ホルモンを生成されないようにする作用があります。
その結果として排卵が起きなくなり子宮内膜の増殖が抑えられて受精卵が着床しにくくなる等の変化が生じます。この子宮内膜の増殖が抑えられる効果が生理痛を予防につながります。

しかし、ピルに含まれているホルモンによる体内のホルモンバランスが崩れて情緒不安定になることがあります。
ストレスを受けると血中に増加するとされているコルチゾールというホルモンがピル服用時に増えているとの研究が発表されています。

そのため、ピルの服用はストレスと脳や身体が判断していると考えられます。

低用量ピルは服用することで妊娠に必要な黄体ホルモンと卵胞ホルモンからなる女性ホルモンを生成されないようにする作用があります。
その結果として排卵が起きなくなり子宮内膜の増殖が抑えられて受精卵が着床しにくくなる等の変化が生じます。この子宮内膜の増殖が抑えられる効果が生理痛を予防につながります。

しかし、ピルに含まれているホルモンによる体内のホルモンバランスが崩れて情緒不安定になることがあります。
ストレスを受けると血中に増加するとされているコルチゾールというホルモンがピル服用時に増えているとの研究が発表されています。

そのため、ピルの服用はストレスと脳や身体が判断していると考えられます。

東洋医学では生理痛の情緒不安定は瘀血と血虚という状態

東洋医学では生理痛の情緒不安定は瘀血と血虚という状態東洋医学では生理の情緒不安定の原因を瘀血(おけつ)と血虚(けっきょ)という病態で捉えます。
瘀血は血液の流れが滞り血液が固まりとなって血を阻害している状態のことをいいます。

これによって血液の栄養と熱が上手く全身に行き渡らず滞ってしまうことで生理痛を引き起こします。
血虚は生理中に排泄される血液が多すぎることで身体の血液が不足している状態です。

これも血液が不足することで栄養と熱が行き渡らず生理痛が起きてしまいます。
生理痛で起こる情緒不安定はイライラや怒りっぽい症状は瘀血に起こりやすく、不安感や気分の落ち込みなどの相乗は血虚で起こりやすいとされています。

※この体質の場合、眼精疲労や目の痛みなどが起こることがあります。
 詳細な情報は下記のリンクからご覧ください。

東洋医学では生理の情緒不安定の原因を瘀血(おけつ)と血虚(けっきょ)という病態で捉えます。
瘀血は血液の流れが滞り血液が固まりとなって血を阻害している状態のことをいいます。

これによって血液の栄養と熱が上手く全身に行き渡らず滞ってしまうことで生理痛を引き起こします。
血虚は生理中に排泄される血液が多すぎることで身体の血液が不足している状態です。

これも血液が不足することで栄養と熱が行き渡らず生理痛が起きてしまいます。
生理痛で起こる情緒不安定はイライラや怒りっぽい症状は瘀血に起こりやすく、不安感や気分の落ち込みなどの相乗は血虚で起こりやすいとされています。

※この体質の場合、眼精疲労や目の痛みなどが起こることがあります。
 詳細な情報は下記のリンクからご覧ください。

生理における情緒不安定におすすめの漢方薬は加味逍遥散

生理における情緒不安定におすすめの漢方薬は加味逍遥散このような生理における情緒不安定の症状に対して漢方薬は加味逍遥散(かみしょうようさん)を用いることがあります。
加味逍遥散は鬱滞した気血の巡りを改善させる働きのほかに不足した血液を増やす働きがあります。

そのため生理の情緒不安定の原因である瘀血と血虚の両方を改善させ情緒不安定の全般を完治させることができます。
加味逍遥散は生理痛のほか、更年期障害や不眠などにも用いられることがあります。

【注釈】・・・加味逍遥散は保険適用もあり、ツムラ24が製品番号になります。服用する場合は医師、薬剤師と相談した上で開始してください。

このような生理における情緒不安定の症状に対して漢方薬は加味逍遥散(かみしょうようさん)を用いることがあります。
加味逍遥散は鬱滞した気血の巡りを改善させる働きのほかに不足した血液を増やす働きがあります。

そのため生理の情緒不安定の原因である瘀血と血虚の両方を改善させ情緒不安定の全般を完治させることができます。
加味逍遥散は生理痛のほか、更年期障害や不眠などにも用いられることがあります。

【注釈】・・・加味逍遥散は保険適用もあり、ツムラ24が製品番号になります。服用する場合は医師、薬剤師と相談した上で開始してください。

自律神経の乱れて起こる情緒不安定に効くツボ

自律神経の乱れて起こる情緒不安定に効くツボ【脳のオーバーヒートに効くツボ】
・太衝(たいしょう)・・・足の親指と人差し指の骨が交差するところの前の、凹んだ場所。

【ツボマッサージのポイント】
親指でツボの周囲を押してとズーンと響くポイントがあります。
響くところを見つけたらじっくりと5秒間指圧したあとに力を緩めずに小さく円を描くようにマッサージしてみてください。
これを左右で3セット行います。

※他にも生理痛に効果的なツボを解説しています。
 詳細な情報は下記のリンクからご覧ください。

【脳のオーバーヒートに効くツボ】
・太衝(たいしょう)・・・足の親指と人差し指の骨が交差するところの前の、凹んだ場所。

【ツボマッサージのポイント】
親指でツボの周囲を押してとズーンと響くポイントがあります。
響くところを見つけたらじっくりと5秒間指圧したあとに力を緩めずに小さく円を描くようにマッサージしてみてください。
これを左右で3セット行います。

※他にも生理痛に効果的なツボを解説しています。
 詳細な情報は下記のリンクからご覧ください。

悪化すると強い目の痛みが発症するため早めの改善が重要です

悪化すると強い目の痛みが発症するため早めの改善が重要ですピルで情緒不安定が悪化するとうつや落ち込みだけでなく目の奥の痛みや強い眼精疲労など目の不調も起こる可能性が高まります。
この目の不調は東洋医学では「血虚(けっきょ)」という体質によって起こる病態です。

女性の生理や更年期に起こりやすい傾向にあります。
そのためピルで情緒不安定が慢性的に起きている場合は悪化しないように早期に改善することが重要です。

※この血虚による目の不調については別のページで解説しています。
 詳細な情報は下記のリンクからご覧ください。

ピルで情緒不安定が悪化するとうつや落ち込みだけでなく目の奥の痛みや強い眼精疲労など目の不調も起こる可能性が高まります。
この目の不調は東洋医学では「血虚(けっきょ)」という体質によって起こる病態です。

女性の生理や更年期に起こりやすい傾向にあります。
そのためピルで情緒不安定が慢性的に起きている場合は悪化しないように早期に改善することが重要です。

※この血虚による目の不調については別のページで解説しています。
 詳細な情報は下記のリンクからご覧ください。

生理による情緒不安定を改善できるのは当院の東洋医学の鍼灸

生理痛の根本的な原因である女性ホルモンと自律神経の乱れを改善するには症状が出ない身体作りである体質改善が必要です。

この体質改善を可能にするのが東洋医学に基づく鍼灸治療です。
「どこに行けば自分の不調を正しく改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。

当院で改善した患者様の声と治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


友だち追加

※LINEでお友だち登録して頂ければ
 無料でチャットができます。


[その他のおすすめの記事]
おしりがキューっと痛い生理中の不調は鍼灸で改善
[参考]
※1 月経痛(生理痛)/ 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ 東京都立駒込病院 緩和ケア科、東京大学医学部附属病院 届出研究員 鶴賀 哲史
https://w-health.jp/monthly/algomenorrhea/
※2 生理と貧血の関係は?/ おしえて生理痛 田辺レディースクリニック 理事長・院長 田辺晃子
https://seiritsu.jp/organization/anemia.php
※3 月経前症候群(PMS)/ 月経前気分障害(PMDD)/ たわらクリニック

【三鷹駅徒歩1分 自律神経専門の鍼灸院コモラボ】

自律神経専門鍼灸院コモラボでは、
⾃律神経の乱れによる体調不良にお悩みの⽅に特化した、
東洋医学に基づく鍼灸院です。

適応症状

睡眠障害(不眠症)、動悸、不安症、不妊症、頭痛(肩こり頭痛、偏頭痛)、更年期症状(イライラ、ホットフラッシュ、動悸)、耳鳴り、睡眠薬・鎮痛剤の副作用など様々な不調に対応しています。
※お悩みのご相談も無料で承っております。メールやLINEからご連絡ください。

・住所 〒180-0006 東京都武蔵野市中町1-7-7 オサダビル4F
・営業時間 9:30~19:30(年中無休)
・電話番号 0422-38-8708
・予約方法 メール・LINEチャットまたは電話でご連絡ください

一覧に戻る