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不安症の原因は脳のホルモン不足

不安症の原因は脳のホルモン不足
公開日:2022年11月11日
更新日:2023年02月16日
不安障害は、恐怖感や身体的不快感が過剰に強まり、さまざまな機能的な支障が生じる障害です。
時には切迫した恐怖感や死への脅威を感じる場合もありますが、必ずしも明確な引き金(要因)がない場合も含まれます。
しかし、人間が不安を感じること、それ自体は異常ではありません。
むしろある程度の不安感はその人のパフォーマンスをむしろ改善するといわれています。しかし、過剰な不安は人間のパフォーマンスを低下させ日常生活に支障をきたしてしまいます。
一般的に知られているパニック障害や、全般性不安障害、さまざまな恐怖症などが、不安障害というカテゴリーに含まれます。
著しい不安という意味では共通していますが、症状の現れ方などを含めてそれぞれに特徴があります。
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログ記事を書いている我々は5万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。

不安障害とパニック障害の違いについて

[不安障害]
不安というものは、本来自分自身に何か危険なことが起こると予見し警戒を促すために備わっている機能のひとつです。
この信号によって危険や危機に前もって備えたり、回避を促します。この機能は誰にでも備わっているものです。しかし、不安障害では、その信号が過剰に反応し過ぎることで、危険や危機でないものにまで不安や恐怖を感じ、日常生活に支障をきたします。
その他にも人前で何か発表したり会話を交えたりするときに普通の人より強い不安を感じてしまい人との関わりに強い不安を感じることも不安障害のひとつです。
[パニック障害]
パニック障害は不安障害のひとつで、「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」の3つの症状があります。その中でも特徴的な症状がパニック発作です。
パニック発作は原因不明の激しい不安を突然感じ、動悸やめまい、呼吸困難などが現れます。
またパニック発作などを再度引き起こしてしまわないかという恐怖心や発作の予兆を感じて不安が強まることを予期不安と呼びます。

不安感や集中力の低下はドーパミンとセロトニン不足

不安感や集中力の低下はドーパミンとセロトニン不足
不安感や集中力の低下はドーパミンとセロトニン不足
イライラや不安を感じている気力が低下し集中できないなど、長期にわたりストレス症状を感じている方はいると思います。
このような精神的な不調には「ホルモンの減少、ホルモンバランスの不調」によって引き起こされている要因もあります。
その不足しているホルモンがドーパミンとセロトニンになります。

やる気を起こす働きのドーパミン

ドーパミンには意欲の向上、やる気を起こす作用、快感や幸福感(多幸感)、などを得る作用があります。
気持ちを切り替えて「よし頑張るぞ」と集中力が高まっていく感覚は誰でも経験したことはあるかと思います。この感覚には脳内のホルモンのドーパミンの作用が関わっており、気持ちを切り替えて行動を起こすときにとても必要になります。
他にも反復する運動を学習し習慣づける作用、頭の中で運動イメージして計画し、それ実行するなどの神経伝達にも関係があります。

ドーパミンが不足するとやる気が起きずに身体も動かなくなる

ドーパミンが不足するとやる気が起きずに身体も動かなくなる
ドーパミンが不足するとやる気が起きずに身体も動かなくなる
頭が疲れてくると「仕事をやらなきゃとわかっているがうまくやる気が起きない」「なんか身体も動きにくい」ということ状態になります。
これは単に「やる気の問題」ではなく上記で説明したようにドーパミンの分泌の不足が関係しています。

セロトニンは気持ちを安定させ脳の働きを高める

セロトニンは精神を安定させる作用があります。
ゆったりとした安心感、高ぶる気持ちを平常心に戻す作用があり、また安定した精神の中で頭の回転を高める作用もあります。
結果として集中力を高めることができるようになります。
最近ではこのセロトニンを「幸せホルモン」と呼ばれるほど、気持ちを落ち着かせる作用があることもわかっています。

セロトニンが不足すると不安症やうつ・パニック障害が出てきます

セロトニンが不足すると、他の神経伝達物質であるドーパミン(多幸感)やノルアドレナリン(驚き)の感情のコントロールが不安定となりバランスを崩し、不安症やうつ・パニック症(パニック障害)などの精神症状を引き起こすといわれています。

鍼灸治療で不安症やうつ・パニック障害の改善に必要なホルモンの分泌が増える

パニック障害の改善に必要なホルモンの分泌が増える
改善に必要なホルモンの分泌が増える
仕事の作業効率を高めたりや集中力を向上させるためにはドーパミンやセロトニンのホルモンが必要に応じてバランスよく分泌するのが重要です。
そのためには疲労している脳を回復させる必要があります。
その脳疲労の回復に効果的なのが東洋医学に基づく鍼灸治療です。
鍼灸治療は局所の血流増加,筋緊張の緩和,免疫の活性化のみならず,脳内ではモルヒネ様物質の分泌を促し,鎮痛効果生み出します。
また前頭葉の活動や自律神経の調整に関与するため,ドーパミンの分泌を促し,セロトニンの分泌を増加させる働きがあります。
そのことで不安感や精神的なストレス、身体的なストレス軽減にも寄与します

不安障害&パニック障害のセルフチェック

[不安障害]
・些細のことでも心配や不安を感じる
・常に緊張していてリラックスできない
・極端に冷や汗をかいたり、顔が赤くなる
・人前で何か話して恥をかいてしまうのではないかという強い恐怖感がある
・ミスをおかしてしまうことや、誰かに評価されることがとても怖い
・行事や人前で話すような人の集まる場を避けることが多い
・怖くて電話に出ることができない
・予定が近づくとソワソワして、体調が悪くなる
・めまいや吐き気について病院で検査をしても異常がない
・不安、緊張が強いと会社や学校を休んでしまう
[パニック障害]
・突然胸が痛んだり、動悸がする
・息切れがして、胸の詰まりを感じる
・めまいがしたり、汗をかく
・常に胃の調子が悪く、吐き気がする
・急に身体がぶるぶると震えたり、うずくことがある
・突発的にとんでもないことをするのではないかと思う
・自分が自分でないような気がする
・発作で自分は死ぬのではないかと思う

鍼灸治療で質の高い睡眠がとれて脳疲労が解消する

鍼灸治療によりドーパミンやセロトニンの分泌が高まり精神的にリラックスして脳が休まる体制ができます。
さらに鍼灸治療は自律神経の乱れを整え副交感神経を高める効果があります。
これにより質の高い睡眠が獲得でき脳の疲労回復を促します。
それにより作業効率や集中力が高まる脳へと回復できるのです。

不安症やパニックの原因は脳疲労,鍼灸治療で治る

多くの方が「十分に睡眠時間をとったのに疲れがとれない、身体がだるい」という経験があります。
この寝ても身体が回復しない原因に「睡眠の質が下がっていることで脳疲労が起きている」というものがあります。
ホルモンや自律神経が乱れている状態で睡眠をとったとしても就寝中に身体や脳を回復させるホルモンが分泌されません。
さらに睡眠作用に必要な副交感神経を高まりも弱く、熟眠感も低下します。
この睡眠の質の低下で出現する脳の疲労が続くと不安症やパニック障害が起こりやすくなります。
この不安症やパニック障害を改善することができるのは東洋医学に基づく鍼灸治療です。
一人ひとりに合った体質改善に必要な鍼灸治療を行います。
不安症やパニック障害、脳疲労でお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。

原因と治し方を動画で解説!かんたんセルフケアもお伝えいたします!

動画で動悸や不安感治し方と解説をしていきました。
また効果的なセルフケアのご紹介もしています。
ぜひ、この症状でお悩みの方に少しでも届くと良いなと思っております。


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