
BLOG
ブログ
低気圧による頭痛に効く食べ物

公開日:2022年11月07日 更新日:2023年03月21日

東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログ記事を書いている我々は5万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。
目次

ストレスからくる頭痛と気圧や気候の変化によって起こる頭痛と2種類ある

頭痛は多くの疾病によって引き起こされる症状の一つです。例えば、風邪、不眠症、肩こり、高血圧、貧血などどれも頭痛の症状が現れます。 この頭痛について東洋医学では内傷頭痛(ないしょうずつう)・外感頭痛(がいかんずつう)と呼んで分類します。内傷頭痛は現代でいうと「ストレスなどにより臓腑(内臓)の機能などが不調になり起こる頭痛」と説明でき、外感頭痛は「外部環境からの攻撃(冷たい風・乾燥した空気・湿気)により不調を起こした頭痛」と説明できます。 今回は当院でも多くの方がお悩みで来院される症状の内傷頭痛について説明していきます。
うつ症などで頭痛ひどくなるのは精神的なストレスで内臓が疲労するため
過度な感情は内臓を傷つけて気の巡りが悪くすると東洋医学では考えます。 とくにうつ病などの精神的なストレスによる病は頭痛がひどくなりやすいです。 中医学では「七情」という七つの感情を分類しています。それが「怒・喜・思・憂・悲・恐・驚」となり、この七つの感情が内臓と深く関係を持っていると考えます。 例えば、過度に怒ると肝臓に疲労を起こす、思い悩んだりすると胃腸の気の消耗が激しく起こるというかたちで過度な感情により内臓に不調が出現します。 この気の巡りが悪くなり内臓を傷つけることで頭痛が起きると考えます。
胃もたれなどの消化吸収の疲れでも頭痛は起こる

東洋医学では「どんな病でも食欲があり、消化吸収が安定していれば病は治りやすい」と考えられています。 食べた物がしっかり吸収できれば身体のエネルギー源である「気血(きけつ)」が生成され、気力体力が養われると考えるからです。 しかし、消化吸収が不調になるとこの気血が生成されず体調不良が起きます。 食べたものが消化されずにそのまま胃に残ると飲食物の水分(湿気)が胃に停滞し臓腑(内臓)に悪さを起こします。その症状に頭痛があります。 不足しがちの気血を食事から補い、また巡りを良くする、それが中医学的な頭痛の予防につながります。 では、食事の面での改善方法を症状別でご説明します。
手足の冷えなどが原因で起こる頭痛に効く食べ物
気が不足すると身体を温める機能が低下し頭痛が発生しやすくなります。 この状態を東洋医学では陽虚といいます。 陽虚を改善するために身体を温める食べ物が必要です。 以下の通りになります。 【症状】頭痛・冷えの症状が目立ち、温めるとよくなる(虚弱体質・冷え性) 【食材】にら・らっきょう・唐辛子・ししとう・くるみ・山椒・胡椒・鶏肉・エビ
生理痛や更年期障害の人に起こりやすい頭痛に効く食べ物

血液や体液が不足するとほてり、ホットフラッシュ、寝汗などが出現します。 生理痛や更年期障害の人に起こりやすく東洋医学ではこの体質を陰虚といいます。 足りなくなった血液や体液を補給する食べ物が必要です。 【症状】頭痛が午後に重くなる・めまい、耳鳴り・目の乾燥・手足が熱くなる・寝汗・足腰のだるさ(高血圧・更年期など) 【食材】セロリ・トマト・いちご・黒ゴマ・ホタテ・イカ・カキ
気の鬱滞により気の巡りが乱れた状態に効く食べ物
精神的なストレスによりイライラしたり怒りやすい人に出現する頭痛です。 東洋医学では肝機能の低下により気の巡りが詰まっている人に起こりやすいと考えます。 この体質を気滞と呼びます。精神的なストレスを解消する食べ物が必要です。 【症状】頭痛・イライラして怒りっぽい・耳鳴り・めまい・顔が赤い・目が赤い(高血圧・更年期など) 【食材】白菜・大根・にがうり・きゅうり・トマト・なす・りんご・梨・キウイ・豆腐
身体の内側に湿気が溜まり気の巡りが低下した状態に効く食べ物
身体の内側に湿気が溜まると頭痛が起こりやすいと東洋医学では考えます。 頭痛以外には頭重感やめまい、胃がムカムカして吐き気がするなどの症状も伴います。 低気圧による頭痛やだるさはこの体質に当てはまります。 食べた物が消化しきれずに停滞することで出現しやすくなります。 身体に溜まった湿気を排出する食べ物が必要です。 【症状】頭痛・頭が重い・めまい・白い痰が多い・胸がムカムカする・膨満感・肥満(食べ過ぎ・むくみやすい人・肥満体) 【食材】ハト麦・玉ねぎ・大根・里芋・みかん・クラゲ
低気圧による頭痛やだるさの対策に鍼灸治療
頭痛の症状だけでも様々な体質の違いがあり、それによって治療方法が変わってきます。 この体質の違いを把握したうえで一人ひとりに合った治療をしなくては頭痛の根本的な改善はできません。 この体質診断ができるのが当院でも行っている東洋医学に基づく鍼灸治療です。 ぜひ、低気圧による頭痛やだるさの対策などに当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。

関連する記事 気象病に効く漢方薬はツムラ17五苓散ではない理由 頭痛の市販薬を飲んでも治らない、それなら東洋医学の体質改善で 偏頭痛は病気なのか?そのメカニズムを解説~その1~ 飲み過ぎている頭痛薬をやめるなら東洋医学の鍼灸 ロキソニンが効かない?頭痛薬の使い過ぎでも頭痛が起こる~その1~ ロキソニンが効かない?頭痛薬の使い過ぎでも頭痛が起こる~その2~ 症例報告 「月経周期(生理)に伴う不調(頭痛、倦怠感、不眠、月経不順)」 偏頭痛は病気なのか?そのメカニズムを解説~その1~ 偏頭痛は病気なのか?治らない偏頭痛の原因~その2~ 偏頭痛は病気なのか?薬に頼らない治し方~その3~ ストレスによる頭痛は東洋医学の鍼灸 気象病・偏頭痛は自律神経を整えれば改善する 薬物使用過多による頭痛(MOH)は鍼灸で改善する 冬の寒さや冷えによる肩こり頭痛は東洋医学の鍼灸 薬を飲んでも改善しない頭痛は東洋医学の鍼灸 頭痛のような目の奥の痛みには東洋医学の鍼灸 子供の頭痛は東洋医学の鍼灸[薬に頼らずに改善できる] 枕が合わずに起こる朝の頭痛に東洋医学の鍼灸 呼吸が浅くなると偏頭痛が起こる,改善なら鍼灸 ピルに頼らず生理痛の頭痛を治す,東洋医学の鍼灸 副鼻腔炎(蓄膿症)による頭痛は東洋医学の鍼灸
【三鷹駅徒歩1分 自律神経専門の鍼灸院コモラボ】
自律神経専門鍼灸院コモラボでは、
⾃律神経の乱れによる体調不良にお悩みの⽅に特化した、
東洋医学に基づく鍼灸院です。
睡眠障害(不眠症)、動悸、不安症、不妊症、頭痛(肩こり頭痛、偏頭痛)、更年期症状(イライラ、ホットフラッシュ、動悸)、耳鳴り、睡眠薬・鎮痛剤の副作用など様々な不調に対応しています。
※お悩みのご相談も無料で承っております。メールやLINEからご連絡ください。
・住所 〒180-0006 東京都武蔵野市中町1-7-7 オサダビル4F
・営業時間 9:30~19:30(年中無休)
・電話番号 0422-38-8708
・予約方法 メール・LINEチャットまたは電話でご連絡ください