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更年期で起こる気象病は鍼灸で改善できる

更年期で起こる気象病は鍼灸で改善できる
公開日:2022年11月10日
更新日:2023年10月12日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許を取得した資格保有者です。5万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

更年期はエストロゲンの増減の波が起こる

更年期障害は閉経に伴い女性ホルモンである「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の分泌が減少することで卵巣の働きが衰えます。
健康であればエストロゲンの分泌によって自律神経が反応し身体の機能が調整されますが、エストロゲンの減少が起こると自律神経の調整がうまく効かなくなり様々な機能の不調が起こります。これを更年期障害といいます。またエストロゲンの減少にも波があり、増減を繰り返しながら徐々に減少していくためその波によって症状が重く感じてきます。※1

更年期めまいの原因はホルモンのゆらぎ

めまいの原因は自律神経の乱れ
この増減する女性ホルモンの波を「ゆらぎ」と呼びます。
このエストロゲン(女性ホルモン)と自律神経(交感神経と副交感神経)の関係性が崩れることでめまいは出やすくなります。
しかし更年期障害(更年期症状)で最も訴えが多いのがこのめまい症状ですが、それ以外でも自律神経が乱れるとめまいが起こりやすくなります。※2

更年期めまいは気象病(気圧の変化)で悪化する

雨が降る前の日に体調を崩しやすい」「曇天の日にズキズキと頭痛がしてくる」といった低気圧によって起こる頭痛が出現する人が増えています。
このような天候によって起こる体調不良を気象病と呼びます。
この気象病の中にもめまいが含まれており改善するには耳の内側にある気圧センサーの安定化が必要です。
またこの気象病による身体の不調は更年期障害のときに顕著に現れるため、更年期めまいをもっている方でさらに気象病ももっている方はめまいが悪化しやすい傾向にあります。※3

耳の内側にある「気圧センサー」によって気象病のめまいが引き起こされている

耳の内側にある「気圧センサー」によって気象病(天気痛)
気圧の変化を感じる機能は鳥類の耳に存在しており、悪天候に備える行動を取るために機能が働いていることが知られています。
しかし、この気圧の変化を感じる機能は哺乳類では十分に証明されていませんでした。
それがマウスの実験によって哺乳類にもこの「気圧センサー」が存在していることが最近わかったようです。

気圧センサーが興奮するとめまい・耳鳴りが起こる

低気圧の状態になると内耳の「前庭器官」からの感覚情報が集まる延髄の細胞内で興奮状態になります。
この興奮状態が痛みを呼び覚ましたり、気分の落ち込みやめまい・耳鳴りなどを引き起こします。
最近増えている気象病によるめまいはこの気圧の変化に脳が興奮して反応しているのが原因になります。

更年期症状と気象病(天気痛)の症状はとても似ている

気象の変化によって起こる「気象病(天気痛)」は低気圧に影響を受けて症状が出現します。その症状は更年期症状ととても似ています。以下の通りになります。
・頭痛
・神経痛の悪化
・めまい
・肩こり
・首痛
・腰痛
・眠気
・耳の症状
・気分の落ち込み
・うつ
・不安症
など多岐にわたって症状が出現します。

慢性的な肩こり・首こりも気圧センサーが反応してしまうので要注意

耳の奥にある気圧センサーですが、実は首や肩の筋肉に周りを覆われているため肩こりや首こりによって気圧センサーが刺激を受けて反応してめまいが出ることもあります。(近い症状にメニエール病があります。メニエール病は内耳のリンパが水膨れを起こすことで三半規管が刺激されてめまいがおきる病気です)日ごろから首や肩周りの筋肉の緊張は緩めることがめまいの予防になります。

実はカウンセリングによる心理的ストレスの軽減で改善できる

自律神経失調症は「自律神経失調症そのものがストレスに感じる」「治らないことが余計に不安になり症状が強くなる」「ついつい自律神経失調症のことを気にしてしまう」といった不調に対する捉え方や考え方によっても症状を悪化させることがあります。そのため改善のためには不調そのものに対する捉え方や考え方を修正することがとても重要になります。日々、知らず知らずのうちに症状を強めてしまったり改善を妨げている心の癖や考え方の癖を、正しく修正し心理的ストレスを軽減させることで自律神経失調症が完治されることが多々あります。当院でもカウンセリングと鍼灸を組み合わせた方法で治療を行っております。ぜひ、強い精神的なストレスと不調でお悩みの方はご相談ください。

低気圧で悪化する更年期めまいは東洋医学に基づく鍼灸治療で完治する

更年期障害で起こる症状や低気圧による気象病に関連があることを解説しました。
どちらも直接的に症状を出現させている原因に自律神経の乱れによる機能低下があります。
この不調の原因である自律神経の乱れを改善するには東洋医学に基づく鍼灸治療が効果的です。
更年期や低気圧によるめまいは東洋医学に基づく鍼灸治療で治ります。
ぜひ、めまいでお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。


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[参考]
※1.更年期障害/厚生労働省
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-081.html
※2.女性に必ず訪れる更年期 症状や原因、女性ホルモンのゆらぎとのつき合い方/NHK健康チャンネル 善方 裕美
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_438.html 
※3 更年期障害がつらいのは天気のせい?/アリナミン製薬株式会社からだ健康サイエンス
https://alinamin-kenko.jp/yakuhou/feature/weather/vol01.html


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