BLOG

ブログ

動悸に即効性がある鍼灸のツボ

動悸に即効性がある鍼灸のツボ
公開日:2022年10月21日
更新日:2023年09月11日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許を取得した資格保有者です。5万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

病院やクリニックで治らない動悸の症状でお悩みの方が増えています

現在、当院では病院やクリニックで治らない動悸症状でお悩みの方が多くご来院されています。
その中でも特徴的なものに「動悸が止まらない」や「動悸で息苦しい」「動悸で脈が早い」などを訴える方が多い傾向にあります。
この動悸症状は西洋医学の精密検査を受けても「異常がない」と診断を受けることが多々あり、それにより治療方法がないために心配されている方もおられるのではないでしょうか。
今回は「動悸に即効性がある鍼灸のツボ」と題して、動悸が起こる原因を今回は東洋医学で解説し、その症状を抑える東洋医学のツボを紹介します。

動悸や息切れの原因は陰陽のアンバランスで起こる

東洋医学では動悸やそれに伴う息苦しさ(息切れ)を心悸(しんき)と呼びます。心悸は急にドキドキと心臓が速くなったり、ストレスや不安などにより息苦しさを伴い脈が速くなるなどの不調をさし、この心悸が起こる原因を「心液不足による陰陽のアンバランスによるもの」と考えます。※1

熱を冷ます心液と温める陽気のバランスが崩れると心悸が起こる

東洋医学では心臓を満たす液体を心液と呼びます。この心液の働きは心臓に栄養を与えたり、心臓の活動中に生まれる熱を冷ますなど心臓の働きを維持するうえで必要な成分と考えられています。このような熱を冷ます心液の所属は陰陽のうちの「陰」に属しています。逆に活動中に心臓を温める機能は陽に属しており“陽気”と呼ぶことがあります。この心臓を冷ます心液(陰)と心臓を温める陽気(陽)が上手くバランスを保っていると不調は起こることはありません。※2

心悸の原因は心液の不足が根本的な原因

では、心臓における陰陽のバランスが崩れるとはどのような状態をさすのでしょうか。それは心液は陰に属し、陽に属する熱くなる心臓の熱(陽気)を冷ましているとお伝えしましたが、この陰である心液が枯渇している(不足している)という状態が陰陽のバランスが崩れているという状態になります。心液の不足は陽気とは相対的にみると不足している状態になりますので、陰に対して陽が大きくなるため心臓を温める陽気が充満してしまいます。この増え過ぎて熱が溜まりすぎることが心悸(動悸)の原因と東洋医学では考えます。

慢性的な症状は背中が熱くなったりほてりが起こる

西洋医学ではこの心悸(動悸)の原因は心拍や血流を調整している自律神経の乱れや不調とされています。ストレス、疲労、睡眠不足など自律神経の疲労が解消できない生活習慣が長く続くと心悸(動悸)が起こります。たとえば心悸(動悸)とともに「背中が熱い」「顔がほてる」「ダラダラと汗をかく」などの症状が併せて起こることがあります。このような身体の熱に関わる症状は東洋医学では陰虚内熱(いんきょないねつ)と呼びます。陰に属する心液の不足と陽気の充満が慢性的に起こるとこのような熱症状が起こると考えられています。
体感的に身体が熱く感じるので「氷で冷やしてスッキリしたい」という気持ちになるかと思いますが、実際は予防含めた対処方法としては「下肢を温める」というのをお勧めします。※3

動悸をすぐに抑える即効性があるツボを紹介

動悸予防によく使われる東洋医学に基づくツボをご紹介します。ストレスなどで動悸の予兆として「息がうまくできない」「なんとなく、息苦しい」などが起こると思いますが、そのような予兆を感じたら迷わずツボをギュッと数十秒押してみてください。動悸症状がスッと楽になります。
・労宮(ろうきゅう)
手を握ったときに中指があたる手のひらの部分。
・大陵(だいりょう)
手のひら側の手首のシワの真ん中部分。

動悸におすすめの漢方薬は柴胡加竜骨牡蛎湯

東洋医学ではこのような心悸(動悸)の症状は「胸から頭部にかけての気血の巡りの悪さが原因」と考えます。
気血の循環障害に対してこの漢方に含まれている柴胡(さいこ)が気血の循環をスムーズにし不調である動悸を落ち着かせます。
また生薬の竜骨や牡蛎が就寝前のソワソワする不安な精神を安定させることができるので精神安定とともに安眠効果も期待できます。
柴胡加竜骨牡蛎湯は自律神経失調症、うつ症状、パニック障害、不眠症など幅広く利用されています。
【注釈】・・・柴胡加竜骨牡蛎湯は保険適用もあり、ツムラ12が製品番号になります。服用する場合は医師、薬剤師と相談した上で開始してください。

当院が考える動悸を治す鍼灸治療

東洋医学では心悸(動悸)の症状を改善させるには不足した心液を補うのが重要です。そのため当院では東洋医学に基づいた個々の患者様の体質や病態をしっかり問診と検査をしたうえで不足した心液を補うための鍼灸治療を行います。同じ心悸(動悸)の症状でも患者様一人ひとりの体質が違うため丁寧に体質をお調べし、個々の体質に合ったツボを選定して刺激することでうまく微調節ができ鍼灸の効果を引き出すことができます。

動悸や息切れは当院の東洋医学の鍼灸治療で改善できます

現在、当院では病院やクリニックで治らない動悸症状でお悩みの方が多くご来院されています。
動悸は西洋医学では循環器系や呼吸器系などの不調であれば治療方法はあります。しかし、自律神経が原因である心悸(動悸)の症状の場合、西洋医学では治療方法がありません。一方で、東洋医学では心臓の栄養不足として捉えて栄養を補う治療法が確立されています。薬などに頼らなくても十分に当院の東洋医学の鍼灸治療で改善できます。
ぜひ、「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。

原因と治し方を動画で解説!かんたんセルフケアもお伝えいたします!

動画で動悸や不安感治し方と解説をしていきました。
また効果的なセルフケアのご紹介もしています。
ぜひ、この症状でお悩みの方に少しでも届くと良いなと思っております。


関連する記事
食後の息苦しさや動悸への対処法
熱中症の後遺症で動悸が起こる原因と治し方
頭痛と動悸が起こる原因とその治し方
更年期の動悸や下腹部痛が治るブログ
寝る前や食後の動悸はストレスが原因
寝起きに心臓がバクバクする動悸の治し方
[参考]
※1「心」の病証と治療/和漢全人会花月クリニック
http://kagetsu-clinic.or.jp/kanpou/k_13.html
※2基本概念 陰陽/日本東洋医学会
https://www.jsom.or.jp/universally/examination/inyou.html
※3 陰虚タイプ/漢方東西薬局
https://tozai-yakkyoku.com/chart/inkyo.html


【三鷹駅徒歩1分 自律神経専門の鍼灸院コモラボ】

自律神経専門鍼灸院コモラボでは、
⾃律神経の乱れによる体調不良にお悩みの⽅に特化した、
東洋医学に基づく鍼灸院です。

適応症状

睡眠障害(不眠症)、動悸、不安症、不妊症、頭痛(肩こり頭痛、偏頭痛)、更年期症状(イライラ、ホットフラッシュ、動悸)、耳鳴り、睡眠薬・鎮痛剤の副作用など様々な不調に対応しています。
※お悩みのご相談も無料で承っております。メールやLINEからご連絡ください。

・住所 〒180-0006 東京都武蔵野市中町1-7-7 オサダビル4F
・営業時間 9:30~19:30(年中無休)
・電話番号 0422-38-8708
・予約方法 メール・LINEチャットまたは電話でご連絡ください

一覧に戻る