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ピルで情緒不安定が治らないときは鍼灸

ピルで情緒不安定が治らないときは鍼灸
公開日:2022年11月22日
更新日:2023年09月18日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

ピルで情緒不安定が治らないお悩みの方が増えています

現在、当院ではピルで情緒不安定が治らない不調でお悩みの方が多くご来院されています。
その中でも特徴的なものに「ピルを飲んでいるのにメンタルが不安定」「ピルを飲んでも眠気が強い」「ピルを飲んでも自律神経が乱れる」などを訴える方が多い傾向にあります。
このような不調には生理痛の出血による貧血傾向、ピルによって起こる副作用、もともとの体質による自律神経症状など多くの原因が考えられます。
今回は「ピルで情緒不安定が治らないときは鍼灸」と題して生理痛のメカニズム、ピルの副作用、その他に生理痛に対する鍼灸の有効性や漢方薬について解説します。

生理痛が起こるメカニズム

女性が妊娠のするために卵胞ホルモンが分泌され子宮では排卵の準備が起こります。卵管から卵子が送り出され子宮に運ばれたときに黄体ホルモンが分泌されます。
この黄体ホルモンにより子宮全体の壁が厚くなり妊娠の準備が整います。この厚くなった子宮に受精卵が着床すれば妊娠しますが、妊娠が成立しない場合は子宮内膜が周期性により役目を終えます。厚くなった子宮内膜が剥がれ落ち血液とともに体外に排出されます。これが経血になります。この排出の際に生理痛(月経痛)の原因となっているプロスタグランジンというホルモンが分泌されます。このプロスタグランジンの分泌によって起こる強い子宮の収縮が痛みや不調の原因です。この女性ホルモンの増減や経血(血液)の排出が要因となって起こるのが情緒不安定になります。※1

生理中の情緒不安定は鉄不足が関係している

生理による情緒不安定が起こりやすい要因の一つに「経血量が多い」というものがあります。気持ちを安定させるために必要な脳内ホルモンにセロトニンがありますが、このセロトニンは血中にあるフェリチンと呼ばれるたんぱく質に貯蔵されている鉄を主に利用して生成されます。そのため生理で起こる経血によってフェリチンや鉄が排出されてしまうとセロトニン不足となり情緒不安定が起こることがあります。生理中にイライラする、憂鬱感が強くなる、怒りっぽくなるなどの症状が起きたら一過性の鉄不足が関係しています。そのため情緒不安定だけでなく貧血症状であるクラクラするめまいなども起こることがあります。※2

生理前に起こる情緒不安定は女性ホルモンの急激な変化によるもの

生理前に起こる情緒不安定な症状は月経前気分障害(PMDD)と呼ばれます。月経前気分障害 (PMDD)とは、月経1~2週間前から、 強い気分の落ち込み、意欲の低下、イライラや怒りっぽくなる、情緒不安定、集中力の低下、理由のない不安感や緊張感、睡眠過多、不眠・流涙などの精神的症状が日常生活に支障をきたすレベルで出現し、月経が来ると良くなる状態を指します。この月経前気分障害が起こる要因には生理に向けて起こる女性ホルモンの急激な変化やそれに伴う自律神経の失調が考えられます。※3

ピルによって体内のホルモンバランスが崩れて情緒不安定になる

低用量ピルは服用することで妊娠に必要な黄体ホルモンと卵胞ホルモンからなる女性ホルモンを生成されないようにする作用があります。
その結果として排卵が起きなくなり子宮内膜の増殖が抑えられて受精卵が着床しにくくなる等の変化が生じます。この子宮内膜の増殖が抑えられる効果が生理痛を予防につながります。
しかし、ピルに含まれているホルモンによる体内のホルモンバランスが崩れて情緒不安定になることがあります。ストレスを受けると血中に増加するとされているコルチゾールというホルモンがピル服用時に増えているとの研究が発表されています。そのため、ピルの服用はストレスと脳や身体が判断していると考えられます。

東洋医学では生理痛の情緒不安定は瘀血と血虚という状態

東洋医学では生理の情緒不安定の原因を瘀血(おけつ)と血虚(けっきょ)という病態で捉えます。瘀血は血液の流れが滞り血液が固まりとなって血を阻害している状態のことをいいます。これによって血液の栄養と熱が上手く全身に行き渡らず滞ってしまうことで生理痛を引き起こします。血虚は生理中に排泄される血液が多すぎることで身体の血液が不足している状態です。これも血液が不足することで栄養と熱が行き渡らず生理痛が起きてしまいます。生理痛で起こる情緒不安定はイライラや怒りっぽい症状は瘀血に起こりやすく、不安感や気分の落ち込みなどの相乗は血虚で起こりやすいとされています。

生理における情緒不安定におすすめの漢方薬は加味逍遥散

このような生理における情緒不安定の症状に対して漢方薬は加味逍遥散(かみしょうようさん)を用いることがあります。加味逍遥散は鬱滞した気血の巡りを改善させる働きのほかに不足した血液を増やす働きがあります。そのため生理の情緒不安定の原因である瘀血と血虚の両方を改善させ情緒不安定の全般を解消させることができます。加味逍遥散は生理痛のほか、更年期障害や不眠などにも用いられることがあります。
【注釈】・・・加味逍遥散は保険適用もあり、ツムラ24が製品番号になります。服用する場合は医師、薬剤師と相談した上で開始してください。

実はカウンセリングによる心理的ストレスの軽減で改善できる

自律神経失調症は「自律神経失調症そのものがストレスに感じる」「治らないことが余計に不安になり症状が強くなる」「ついつい自律神経失調症のことを気にしてしまう」といった不調に対する捉え方や考え方によっても症状を悪化させることがあります。そのため改善のためには不調そのものに対する捉え方や考え方を修正することがとても重要になります。日々、知らず知らずのうちに症状を強めてしまったり改善を妨げている心の癖や考え方の癖を、正しく修正し心理的ストレスを軽減させることで自律神経失調症が解消されることが多々あります。当院でもカウンセリングと鍼灸を組み合わせた方法で治療を行っております。ぜひ、強い精神的なストレスと不調でお悩みの方はご相談ください。

自律神経の乱れて起こる情緒不安定に効くツボ

【脳のオーバーヒートに効くツボ】
・太衝(たいしょう)・・・足の親指と人差し指の骨が交差するところの前の、凹んだ場所。
【ツボマッサージのポイント】
親指でツボの周囲を押してとズーンと響くポイントがあります。
響くところを見つけたらじっくりと5秒間指圧したあとに力を緩めずに小さく円を描くようにマッサージしてみてください。
これを左右で3セット行います。

生理による情緒不安定を改善できるのは当院の東洋医学の鍼灸

現在、当院ではピルで情緒不安定が治らない不調でお悩みの方が多くご来院されています。
生理痛の根本的な原因である女性ホルモンと自律神経の乱れを改善するには症状が出ない身体作りである体質改善が必要です。
この体質改善を可能にするのが東洋医学に基づく鍼灸治療です。
ぜひ、「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。


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[参考]
※1 月経痛(生理痛)/ 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ 東京都立駒込病院 緩和ケア科、東京大学医学部附属病院 届出研究員 鶴賀 哲史 
https://w-health.jp/monthly/algomenorrhea/
※2 生理と貧血の関係は?/ おしえて生理痛 田辺レディースクリニック 理事長・院長 田辺晃子
https://seiritsu.jp/organization/anemia.php
※3 月経前症候群(PMS)/ 月経前気分障害(PMDD)/ たわらクリニック

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東洋医学に基づく鍼灸院です。

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