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鼻うがいをしても治らない喉の違和感はヒステリー球

鼻うがいをしても治らない喉の違和感はヒステリー球
公開日:2024年2月15日
更新日:2024年2月15日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
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鼻うがいで後鼻漏が治らなかったらヒステリー球の可能性

このページでは、お薬や鼻うがいなど”何をしても後鼻漏が完治されなかった方のための内容です。
後鼻漏とヒステリー球の違いを深く理解をしていただき、つらい喉の症状を改善する知識として取り入れていただければと思います。

「鼻水が喉に流れて不快だ…咳や痰が出て、なかなか眠れない。」
こういった喉の症状で病院から「後鼻漏」と診断をうけて鼻うがいを続けているのに「全然、治らない」と悩まれている方はおられるのではないでしょうか。

それはもしかしたらヒステリー球の可能性があり、改善方法が間違っているかもしれません。

当院の治療を続けた多くの方がヒステリー球による「喉の違和感」や「咳や痰の症状」が大幅に完治されています。
この症状でお悩みの方は、是非最後までご覧ください。

後鼻漏とは鼻水が喉に流れること

後鼻漏とは、鼻水が喉に流れる事で生じる不快な症状の事を言います。

健康な人でも1日に2~6ℓの鼻水が喉に流れ落ちていますが、サラサラとした鼻水なので無意識に飲み込む事が出来ます。

ですが、後鼻漏の方は、粘液性のある鼻水が大量に喉に流れ落ちるため、喉の不快感と共に身体の異常が生じてしまいます。

後鼻漏の症状

後鼻漏によっておこる症状は以下のものがあげられます。

・常にドロッとした鼻水が喉に流れる感覚がある
・痰が喉に絡む感じがして咳をする
・喉の奥に何かへばりついている感覚がある
・吐き気がする
・胃もたれ、胃痛がしやすい
・肩こりや頭痛が起きやすい
・不眠傾向である
・口臭が強い

またその他にも仰向けで寝ると、鼻水が喉に詰まってしまうため「溺れるような感覚がある」「呼吸が出来ない」と訴える方もいます。
症状が悪化するにつれ、睡眠障害や逆流性食道炎に似た胃の不調が現れる場合もあります。

この後鼻漏は慢性化しやすい疾患であり、長年この症状に悩まれている方は沢山おられます。

後鼻漏の根本的な原因は免疫機能の不具合

通常、鼻に入った異物(細菌、ウィルス、花粉)は、粘膜表面にある「繊毛(せんもう)」によって鼻水と共に体外へ排出されます。

しかし、異物の量が多くなると、白血球など免疫機能の働きが活発になり、繊毛細胞に炎症反応や変性が引き起こされます。

これにより、異物を体外に排出する繊毛の機能は低下し、異物が喉に流れ込んでしまいます。

この状態が慢性化する事で、慢副鼻腔炎鼻炎などを発症し、より大量の鼻水が生成され「後鼻漏」として症状が表面化してしまいます。

後鼻漏は鼻うがいで洗浄することができる

後鼻漏を治すには「鼻うがい」が効果的とされています。
鼻うがいとは、抗菌処理された生理食塩水を鼻から流し洗浄することです。

後鼻漏は上咽頭から中咽頭という箇所に張り付いていますが、この箇所に鼻うがいは洗浄液で洗い流すことができるので有効です。

鼻うがいの方法は

 ①鼻うがいに使う生理食塩水を30度くらいのぬるま湯で用意する。
②片方の鼻を指で押さえながら、もう一方の鼻に食塩水を流し込みます。
③液がのどに落ちるように上を向いて喉に流れたものを口から出します。

これを左右の鼻の穴に5回くらい繰り返します。※1

鼻うがいで後鼻漏が治らない場合はヒステリー球

「鼻うがいはその場では良くなるけど、またすぐに症状が出てしまう」
「鼻うがいをしてもなんか喉の痰のへばりつく感じが悪化した」

しばらく続けてみた鼻うがいでこういった悩みがある場合は後鼻漏ではなく「ヒステリー球」の可能性があります。

ヒステリー球はストレスによって喉の筋肉が異常に収縮して喉の違和感が生じやすいと考えられています。
自律神経失調症や心身症などの精神的なものや、女性に多いことから更年期障害などとの関係も示唆されています。

[ヒステリー球の症状]
・喉の詰まった感じ
・つかえた感じ
・喉がイガイガする
・喉が引っかかる
・喉が締め付けられる
痰が喉にへばりつく感じ
・異物感、圧迫感がある

などさまざまです。
このヒステリー球の症状をみただけでも後鼻漏の症状と似ているようにみえますね。
とくに後鼻漏と同じように「痰が喉にへばりつく感じ」という症状があるところが後鼻漏とヒステリー球を混同してしまう可能性があります。※2

ヒステリー球についての詳しいブログは下記のボタンからご覧ください

ヒステリー球の改善は鼻うがいよりも喉の緊張をとることが重要

先ほども解説したように後鼻漏とヒステリー球はとてもよく似た症状です
そのため「長い間、鼻うがいを続けてきても後鼻漏が全然治らない」とお悩みの方はヒステリー球を疑ってみたほうがよい可能性があります。

このヒステリー球を改善させるために重要なのが「喉の緊張を緩める」ことです。
具体的には首の前側にある筋肉の緊張を緩めて呼吸を楽にすることです。

さらに首の筋肉は自律神経とも関係が強く、交感神経の興奮によって症状を発症させます。
そのため、改善のためには自律神経の働きを正常に戻し、交感神経の興奮を抑えることが重要です。

花粉症による耳鳴りは自律神経を整えることで改善できる

当院では東洋医学に基づく鍼灸で自律神経の働きを正常に戻す治療を行っております。

花粉症による耳鳴り症状の改善と予防をするためには自律神経の乱れによる免疫反応の異常を完治させる必要があります。

当院の東洋医学の鍼灸治療では一人ひとりの体質をしっかり把握し、その体質に合った鍼灸治療で効果を引き出しています。

薬やマニュアル通りの治療ではできない柔軟な鍼灸治療です。

ぜひ、花粉症のめまいでお悩みの方はご相談ください。



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[参考]
鼻うがいの効果と方法について/ふれあい漢方内科 ※1
ノドの違和感/たかじょうクリニック ※2

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