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コロナ後遺症の耳閉感や耳のつまりに鍼灸治療

コロナ後遺症の耳閉感や耳のつまりに鍼灸治療
公開日:2024年2月05日
更新日:2024年2月05日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
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コロナ後遺症で起きた耳のつまりでお悩みの方へ

コロナ後遺症で悩んでいる方に「耳閉感や耳のつまりの症状が治らない」という症状でお悩みの方が多くおられます。

このようなコロナ後遺症でお悩みの方の共通点に「コロナにかかる前から耳閉感はあったがコロナにかかってから症状が悪化した」「自分の声や外の音がこもって聞こえる」「耳鳴りも気にならない程度に起きている」といった不調を訴える傾向があります。

コロナ後遺症でこのような症状が起こる根本的な原因はまだわかっていませんが症状の出現から推測すると「コロナ後の心身の消耗状態」と考えられます。

今回は「コロナ後遺症の耳閉感や耳のつまりに鍼灸治療」と題してコロナ後遺症による耳閉感やつまりが起こる原因と改善方法を解説します。 

コロナ後遺症の根底には心身の消耗が起きている

コロナ後遺症の症状は耳閉感や耳のつまりだけでなく動悸や不安感など様々な症状を引き起こします。

症状の出方が非常に自律神経失調症に似ており、現代医学でも原因不明とされています。

しかし、コロナ後遺症の症状で長引いている方の特徴として自律神経失調症にはない「心身の消耗」があるとされています。※1

西洋医学(現代医学)では原因不明とされているため効果的な治療がないことで後遺症が長引いてしまい気力や体力が徐々に消耗してしまったり、後遺症そのものに対する心理的なストレスによって精神が疲弊してしまうことでこの心身の消耗が起こると考えられています。

この心身の消耗によって体力が低下したり体重が減少することで「耳閉感や耳のつまり」やいわゆる耳管開放症が起こるとされています。

耳管開放症など耳の不調は体力の消耗が引き金になる

耳管開放症の特徴は「発症する前にダイエットや手術による急激な体重の減少を経験した人」とされています。

なぜ体重減少がきっかけになるかというと、耳管を囲む脂肪組織が急激な体重減少によって燃焼してしまい、それまであった適度な脂肪組織による圧力が失われることで耳管が閉じずに常に開放された状態になってしまうからとされています。

さらに他にもう一つの大きな原因がストレスです。
身体的ストレスや精神的なストレスによって自律神経の緊張が耳管周囲の血流循環を悪化させ発症します。

この二つの条件にコロナ後遺症による心身の消耗が当てはまると考えられます。

耳管開放症についての詳しい情報は下記リンクからご覧ください。

【改善例 】コロナ後遺症による耳のつまりと音のこもり(40代女性)

コロナ後遺症になる前からストレスが溜まると左耳に耳鳴りや耳のつまりが時々出ることはあったとのこと。
婦人科で血液検査では「更年期障害はまだ出現していない」と診断を受けていました。

3か月ほど前にコロナにかかり、発症後10日目ぐらいから常時耳のつまりと自分の声や外からの音が、こもって響く状態になってしまった。
耳鼻科では「耳管開放症の可能性がある」との診断を受けていました。

耳鳴りは軽度にあるものの耳のつまりに比べると気にならない程度とのことです。

耳鼻科を継続して受診してはいるが症状に変化が見られないため当院をネットで調べて来院されました。

<初診時>
東洋医学で問診と検査を行うと「腎虚による耳周りの新陳代謝の低下」によって不調が起きていると推測しました。
そのためこの腎虚を念頭に鍼灸治療を行いました。
治療直後は感覚的につまりが減少しているとのお話でした。
<2回目>
前回治療日から7日後にご来院。
「前回治療して一旦耳のつまりが良くなっていたが、翌日の日中からつまりが出始め、現在症状の強さは10→8である」と初診時の治療前に比べるとやや軽減しているとのことです。
前回と同様の治療を行いました。
<3回目>
前回治療日から4日後にご来院。
「前回治療したから耳閉感が10→5、自分の声のこもりと響きが10→4、外界からの音の反響が10→5とのことで全体的に不調が良くなっているとのことです。
10→5と「日常生活に支障の出ていないが気になる」程度までなったが、ぶり返さないかどうが判断するために同じペースで次回も来院するように伝えました。
<4回目>
前回治療日から4日後にご来院。
耳のつまり、耳のこもり、耳の響きなど全体的に10→2と前回治療後よりさらに改善されている。
「日常生活では気にならない時間の方が多く、時々不調を感じることがある」とのことです。
<考察> 
もともと耳鳴りや耳のつまりがときどき起こっていたとのことで、そこにコロナを罹患したストレスで耳閉感やつまりが強度に発症したと考えました。
また生活習慣や心理的なストレスを上手にコントロールし、心身の消耗を回復させるように心がけていたことも鍼灸の効果を高めて回復を早めたとみています。

当院でのコロナ後遺症の耳閉感への鍼灸治療

当院ではコロナ後遺症による耳の耳閉感やつまりを改善するために東洋医学を基本とする経絡治療を行っております。

東洋医学では心身一如(しんしんいちにょ)という「心と体の両方を良くすると健康になる」という考えが中心にあります。

そのため今回にような「心身の消耗が原因の耳の不調」は西洋医学的な治療ではなく東洋医学の考えでの治療が効果的と考えます。

東洋医学では患者様一人ひとりの体質をお調べし、状態に合ったツボを選定し鍼灸を行います。

東洋医学は西洋医学的なマニュアル通りの治療ではないため、柔軟に身体の状態に合わせて治療が行えるため鍼灸の効果を引き出しやすい特徴があります。

コロナ後遺症による耳の不調は東洋医学の鍼灸治療で改善できる

このようなコロナ後遺症による耳閉感や耳のつまりには東洋医学の鍼灸治療が効果的です。

コロナ後遺症による耳や鼻の治療ではよくBスポット療法やEAT療法(上咽頭擦過療法)が主に行われています。

しかし、当院にご来院されている方には「何回やっても良くならない」「1年半かけて100回やってもだめだった」という方がおられます。
このような西洋医学的なマニュアル通りの治療では良くなりません。

改善のためには一人ひとりの体質の違い、生活環境の違いなどを考慮した治療が必要です。
それが可能なのが東洋医学の鍼灸治療です。

ぜひ、治りにくいコロナ後遺症でお悩みの方はご相談ください。



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[参考]
新型コロナ後遺症外来 / ほりクリニック ※1
(きた日誌) コロナ感染後遺症 LongCOVID その3/きたにし耳鼻咽喉科 ※2

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