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耳鳴りの原因は耳の下のリンパの痛み

公開日:2022年10月31日 更新日:2023年02月14日 自分の手で耳の下を揉むと痛いことがありますが、この反応は耳の下のリンパが腫れているとで感じる痛みです。この耳の下のリンパが腫れて痛みが伴う人は「キーンとした耳鳴り」や三半規管の乱れを引き起こす傾向にあります。耳の周りや耳の内側(内耳)にはリンパが多く分布しており外耳によって集音した音をこのリンパによって振動に変えて反応します。そのため聴覚に関わるリンパ液の循環が悪くなると耳周囲のリンパの流れにも影響を起こし耳の下のリンパが腫れてしまいます。こういったリンパに関わる耳鳴りの多くはストレスにも関係しています。今回は「耳の下のリンパが痛いとキーンとした耳鳴りになる」と題して三半規管やリンパ液の働きと耳鳴りの関係について解説します。

東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログ記事を書いている我々は5万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。
目次

音は空気の振動からリンパ液の振動に変わる、そこが内耳の部分

音は空気の振動で耳に伝わります。その振動は鼓膜にぶつかり、さらにその奥の耳小骨に伝わります。 耳小骨のある中耳腔まで空気で満たされていますがここで音はさらに増幅され、次に蝸牛へ伝えられます。 この蝸牛の中はリンパ液で満たされていて、空気の振動として伝えられた音はここで液体の振動へと変わります。
気圧の変化によって起こる耳鳴りの原因は大脳にある
そしてリンパ液による液体の振動は蝸牛にある基底板を揺らします。 その揺れが基底板に配列された感覚細胞に伝わります。その揺れが電気信号に変換され、蝸牛神経に送られます。この信号が脳幹を通り、大脳の聴覚野に伝わり、ここで初めて音として認識されます。 静かな家の中だけで起こるキーンとする耳鳴り、気圧の変化によって起こる耳鳴りなどの原因はこの大脳の聴覚野の過剰な反応により起こるとされています。
頭を動かすとめまいが起こるのは三半規管と耳石が関係している

内耳には「音を聞く」という役目の他に体のバランスを保つための平衡機能に関する働きも担っています。 内耳の蝸牛に隣接している三半規管と耳石器という場所がその平衡機能に大きく関わっています。 三半規管も聴覚を司る蝸牛と同じく内側がリンパ液で満たされたチューブ状の構造をしています。 その三半規管の中に平衡機能を感知するセンサーの細胞がリンパ液の動きを感知して電気信号に変換し、脳へ送られます。耳石器はカルシウムで出来た小さな石です。運動によって頭が傾くと、この耳石が少しずれます。このずれの動きに感覚細胞が感知し電気信号に変換し、脳に送ります。 このように三半規管と耳石はリンパ液の中で身体の動きを感知しバランスをとることが出来るのです。頭を動かすとめまいが起こるというのはこの三半規管と耳石の異常が関係しています。
耳鳴りやめまいの病気について
耳鳴りやめまいの病気について解説していきます。 めまいとは、景色がぐるぐると回る「回転性めまい」、体がふらついたり頭がふらふらとする「動揺性めまい」などがあります。 主に3種類の不調が出てきます。以下の通りです。 【①くるくるめまい(回転性めまい)】 「急に気持ち悪くなるめまい」「横になるとぐるぐるとめまいが起こる」などのくるくるとしためまいの症状が発生します。原因疾患としては、異常脳幹・小脳出血または梗塞、脳腫瘍、メニエール病、良性発作性頭位めまい症などがあります。 当院での適応疾患は首や肩周りの血流障害によるめまい、メニエール病のリンパの障害によるめまいになります 【②ふわふわめまい(浮動性めまい)】 「ふわふわとしためまいが更年期に起き始めた」「雲の上を歩いているような足が地に着かない感覚」「頭がボーっとしてふらつく感覚」などのふわふわとしためまいの症状が発生します。 原因疾患としては、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳腫瘍、前庭神経炎などがあります。 当院での適応疾患は睡眠障害、不安、抑うつなどで起こる自律神経の乱れからくるめまいになります。 【③耳鳴り(難聴)】 耳鳴りは聴覚路の障害が関係しており、何らかの原因により蝸牛等に障害が起きたことで脳の聴覚野に蝸牛からの音が届きにくくなります。 脳は音の信号を受信しづらくなるので過敏に音に反応し始めます。この聴覚野での過敏になった音の反応が耳鳴りとなって聞こえてきます。 この「耳鳴りは聴覚路の障害がきっかけとなって脳で起こる」というのが、最近の考え方です。
薬の副作用で起こるめまい・耳鳴りにも注意が必要

最近では抗アレルギー薬、高血圧の治療薬、抗てんかん薬、抗うつ薬、抗不安薬などの薬でめまい・耳鳴りなどが副作用として起こることがあります。 このような薬の副作用によるめまい・耳鳴りの症状は鍼灸治療でも十分改善が見込めます。 薬の副作用などでお悩みの方、ぜひ当院で減薬・断薬をしながらめまい・耳鳴りを改善してみてはいかがでしょうか。
まとめ
- 静かな家の中だけで起こるキーンとする耳鳴り、気圧の変化によって起こる耳鳴りなどの原因は大脳の聴覚野の異常
- 頭を動かすとめまいが起こるというのは三半規管と耳石の異常が関係している
- 「急に気持ち悪くなるめまい」「横になるとぐるぐるとめまいが起こる」などの症状は回転性めまいの症状
めまい、耳鳴り、難聴の専門医は東洋医学の鍼灸
「頭を動かすとめまいが起こる」、「静かな家の中だけで起こるキーンとする耳鳴り」といった症状はクリニックでは薬による対処療法のみになり改善は見込めません。 症状が長引き慢性化すると回復するにも時間が必要なります。これらの症状は全て聴覚に関わる機能低下によって起きています。その機能を向上させるのは東洋医学に基づく治療法が効果的です。 めまい、耳鳴り、難聴の専門医は東洋医学の鍼灸治療です。 ぜひ、当院の東洋医学の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。

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