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貧血は鉄剤を飲んでも治らないその理由

公開日:2022年10月30日 更新日:2023年03月20日 女性は男性に比べるとライフスタイルの中で貧血になりやすい場面が多いのが特徴です。女性特有の生理周期においては月経血ともに鉄分が排出され貧血になりやすく、出産における出血も同様に鉄分が減少し貧血が起こります。また授乳中も鉄分不足が起こりやすい場面といえます。このような鉄欠乏の貧血の改善に鉄剤がクリニックでは処方されますが飲んでも効果はあまり出ません。改善のためのポイントは「フェリチン」という血液成分です。今回はこのフェリチンについて解説していきます。

東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログ記事を書いている我々は5万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。
目次

女性は20%が貧血といわれるほど鉄分が足りなくなりやすい

女性は月経などもあり鉄分不足になりやすく貧血症状がでやすいといわれています。その原因は鉄分は月経血で排出されてしまうことにあります。そのことで消化器官の消化吸収機能も弱くなることで鉄分の体内への吸収が低下して貧血を起こしやすい結果を招いています。東洋医学では貧血症状についてはほぼ「血虚(けっきょ)」とみなします。血虚はその名の通りに「血が足りない」との考えです。
東洋医学では血液は心の充実感にも関わっている
血液の機能は西洋医学では血液に含まれるヘモグロビンによって酸素や栄養を送り届ける働きをしているとされています。この部分では東洋医学も同じ考えなのですが、東洋医学では他にも血液に機能があるとされています。それが「心の充実感、意思決定などの精神の活発さ」などの精神安定にも関わっているということです。血液の機能が低下してくると心の充実度が低下し精神的に不安定になり「うつ症状」が出てくるということです。冒頭でもお伝えしたように「女性の20%が貧血である」ということはもしかしたら「女性の20%がうつ症状が出やすい状態」ということもいえそうですね。この「循環器や内臓の機能と精神がお互いに密接に関わっている」という考えは東洋医学の特徴的な部分になります。
実は西洋医学でも鉄欠乏によるうつ症状は認められている

先ほど血液の機能によってうつ症状が出やすいという考えは東洋医学の特徴とお伝えしましたが、実は西洋医学でも鉄欠乏によってうつ症状が引き起こすことがわかってきています。その「うつ症状を起こすか、起こさないか」の判断の一つにフェリチンと呼ばれる鉄を体内に貯蔵するために必要なたんぱく質の量が目安になります。最近では「潜在性鉄欠乏症」との言葉もあり、ヘモグロビン値では正常(ヘモグロビン数値では鉄欠乏ではない)でも憂鬱感や疲労感があるとの症状を持っている人(鉄の貯蔵が足りないため潜在性鉄欠乏症)がおり、そのような人の多くに「フェリチン不足による鉄貯蔵不足」が関わっていると考えます。
まとめ
・女性は消化器官の消化吸収機能も弱くなることで鉄分の体内への吸収が低下して貧血を起こしやすい ・血液の機能が低下してくると心の充実度が低下し精神的に不安定になり「うつ症状」が出てくる ・うつ症状は「フェリチン不足による鉄貯蔵不足」が関わっている ・鉄は脳内の喜びホルモンのドーパミンの分泌に関わっている
貧血は鉄剤飲んでも改善しない,治すなら東洋医学の鍼灸治療
貧血症状の人で「鉄剤を飲んでいるが全然改善しない」という方を多く見かけます。このような方の多くは鉄剤を摂取しても「上手く身体に取り込む機能が低下している」という消化吸収の機能低下が起きている体質になります。根本的な原因は鉄不足ではなく胃腸の機能低下にあります。このような体質の改善には東洋医学に基づく鍼灸治療が効果的です。東洋医学に基づく身体の体質を診断し、的確にツボに刺激を加えることで改善します。ぜひ、鉄欠乏性貧血や鉄不足によるうつ症状などでお悩み方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。

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