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ヒステリー球に効くツボと鍼灸治療
- カテゴリ:
- 自律神経
公開日:2023年03月28日 更新日:2024年03月15日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之と清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
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目次
病院やクリニックで治らないヒステリー球でお悩みの方が増えています
現在、当院では病院やクリニックで治らないヒステリー球の症状でお悩みの方が多くご来院されています。
その中でも特徴的なものに「唾を飲み込むと喉に違和感がある」や「喉が詰まる感じがして息苦しい」などを訴える方が多い傾向にあります。
このような喉が締め付けられているような感覚や苦しさ、さらに喉から前胸部にかけて何か物が詰まっているような違和感という症状が出現することがあります。
症状が悪化すると種か何かが詰まっているように感じるために吐き出そうと「咳払いを頻繁にする反応」も起こることがあります。
今回は「ヒステリー球に効くツボと鍼灸治療」と題してヒステリー球の症状が起こる原因と改善のための東洋医学によるツボや漢方などを解説します。
交感神経の緊張によって喉のつまり感が起こる
この「喉のつまり感、つかえ、違和感」が起こる主な原因には長期に受け続ける強いストレス、緊張、不安感などがあります。
このストレス、不安、緊張を強く感じることで自律神経の交感神経が過緊張になります。
この交感神経の働きには身体を活発に動かすために筋肉の温度を高めたり筋肉を収縮しやすくする機能があります。
そのため交感神経が過緊張になることで、喉周囲の筋肉が収縮しやすくなる反応が起こります。
この喉の筋肉の締め付けが喉のつまり、つかえ、違和感の症状として現れます。
喉のつまりや違和感はヒステリー球と呼ばれている
このような交感神経の興奮によって起こる喉のつまり、つかえ、違和感の症状をヒステリー球または咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)と呼びます。
このヒステリー球は体質的に起こりやすい傾向があります。
・普段からストレスを発散することが苦手な体質
・嫌な思いをしても我慢してしまう性格の体質
・更年期の体質
というような体質になります。
また「ストレスを受けると食欲が落ちてしまう」、「悩みを誰かに打ち明けることができず一人で鬱々と抱え込んでしまう」などがヒステリー球による喉の違和感が生じやすい体質といえます。※1※2
ヒステリー球を抑えるには交感神経を鎮める深呼吸
ヒステリー球、つかえ、違和感がある方は交感神経が興奮している状態であるため常に身体が緊張しやすく、呼吸が浅く頻回な状態の傾向にあります。
実はこの浅く頻回な呼吸が喉の違和感が悪化させると考えられています。
そのためヒステリー球や違和感を感じたときは自分の呼吸だけに集中しゆっくりと深呼吸を何度か繰り返して身体の力を抜いてみてください。
全身の血流がゆっくりと巡るイメージで、高ぶった気持ちが落ち着くまで深呼吸を数回繰り返すことで、興奮した交感神経が鎮まりヒステリー球が緩和されます。
また普段から無意識に呼吸が浅くなったり止まっていないかもチェックし、気づいたときには小まめに深呼吸をしてみましょう。※3
ヒステリー球におすすめの漢方薬は半夏厚朴湯
東洋医学ではヒステリー球のことを梅核気(ばいかくき)と呼びます。
その名の通り「梅の種が喉に詰まった感じ」という意味です。
「交感神経の興奮によって起こる喉の異物感」に東洋医学の漢方薬では第一選択として半夏厚朴湯がよく用いられます。
ストレスや抑うつ感などによって気の巡りが喉で滞り詰まったとき(交感神経の興奮)に半夏厚朴湯を服用することで喉で詰まっている気を降ろして症状を和らげることができます。
半夏厚朴湯は他の症状では呑気症、息苦しさ、吐き気などでも使うことがあります。
【注釈】・・・半夏厚朴湯は保険適用もあり、ツムラ16が製品番号になります。服用する場合は医師、薬剤師と相談した上で開始してください
当院が考えるヒステリー球を治す鍼灸治療
当院ではこのような喉のつまり感の症状を起こすヒステリー球には西洋医学と東洋医学の両方の観点からアプローチをし改善を図ります。
喉のつまり感の原因を「喉の筋肉の緊張」として捉えて西洋医学的な観点で局所的な治療を喉に施します。
それにより喉の筋肉の緊張が緩和され呼吸がしやすくなります。
また根本的な原因である自律神経の乱れ、とくに交感神経の興奮を改善させるためには東洋医学的な観点で個々の体質をお調べし、体質にあった東洋医学のツボを利用して体質改善を図ることが重要です。
当院では個々の患者様の体質を詳しくお調べし個々の体質にあった鍼灸治療で効果を引き出します。
喉のつまりやヒステリー球を治すツボを紹介
【喉のつまりやヒステリー球を治すツボ】
・膻中(だんちゅう)・・・左右のそれぞれの乳頭(ちくび)の中間で胸骨の真上にある
【ツボマッサージのポイント】
四指(第2~5指)を立てた状態で広範囲にツボを押したら上下にツボ上(胸骨上)を擦ってマッサージします。
擦過してやや摩擦で胸が熱くなったらおしまいです。
喉のつまりやヒステリー球を治すなら当院の東洋医学に基づく鍼灸治療
喉のつまり、つかえ、違和感などはストレスが原因であると解説しました。
現在、当院では病院やクリニックで治らないヒステリー球の症状でお悩みの方が多くご来院されています。
このような交感神経の興奮による症状は東洋医学に基づく鍼灸治療が効果的です。
鍼灸治療にはストレスを完治させ身体の緊張を和らげる働きがあり症状を完治させる効果があります。
ぜひ、「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。
関連する記事 後鼻漏を自力で治す方法 上咽頭炎を自力で治す方法 Bスポット治療で治らない上咽頭炎の完治ブログ 治らない咽喉頭異常感症が有効な鍼灸治療のブログ [参考] ※1ヒステリー球 / いのうえ内科脳神経クリニック ※2 咽喉頭異常感症とは/石井耳鼻咽喉科診療所 ※3 深呼吸していますか?/ 脳神経リハビリ北大路病院 https://ksmcs.jp/kitaoji/breathing/
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鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。