【薬では治らない】好酸球性食道炎には東洋医学の鍼灸

公開日：2024年08月31日
更新日：2024年08月31日

※自律神経などの不調が改善された患者様の声と治療実績は上記のリンクから別ページで解説しています。

好酸球性食道炎とは

好酸球性食道炎は好酸球というアレルギー反応に関与する白血球が、食道にたくさん集まって慢性的な炎症を生じさせる病気です。
炎症が持続することによって食道の動きが悪くなり、食事が通りにくくなったりします。

主に症状は喉のつかえ、胸やけ、胸の痛みなどがあります。
さらに好酸球性食道炎が進行すると食道が炎症によって狭くなり、食事が詰まってしまうこともあります。

日本では今まで稀な病気と考えられていましたが、近年胃カメラの精度が上がり診断される割合が増加しています。
好酸球が食道だけに集まった場合を好酸球性食道炎といいますが、胃や腸にも好酸球が集まって炎症が起きる病気を好酸球性胃腸炎といいます。

※好酸球性胃腸炎については下記のリンクから別ページで解説しています。

好酸球性食道炎は再発することが多い

慢性的な症状へと経過し、自然治癒することは少ないとされています。
また、薬物療法で症状が落ち着いたとしても、薬物療法を中断すると再発することが多いと報告されています。

好酸球性食道炎はアレルギー疾患と関係がある

発症の原因については、まだはっきりわかっていません。
しかし、喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などアレルギー疾患を持っている方に多く発症する傾向にあります。
また30～50歳代の男性の方に発症しやすいことが研究でわかっています。

多くの病気には遺伝的な要因と環境的な要因が関与しますが、好酸球性食道炎では遺伝的な要因よりも環境的な要因が発症に強く関連していることが報告されています。

好酸球性食道炎が起こるメカニズム

正確には明らかにされていませんが、この病気の患者様に対して特定の食事を制限することで炎症の改善が認められることが多いことが報告されています。
主に食物抗原（アレルゲン）に対する慢性的なアレルギー反応によって食道に炎症が生じると考えられています。

食道の粘膜に対して抗原(何らかの食物)が接触するとアレルギー反応を生じ、そのシグナルによって食道に好酸球がたくさん集まります。
集積された好酸球から分泌される蛋白やアレルギー反応によって誘導される他の蛋白が食道で慢性的な炎症を引き起こすというメカニズムが想定されています。

好酸球性食道炎は血液検査や皮膚テストでは発見できない

このような炎症反応が持続することで食道の動きが悪くなったり、狭くなったりします。
この反応は、食事を摂取後に短時間でじんましんやかゆみ、下痢などが生じる即時型の食物アレルギーとは異なり、時間をかけて慢性的に生じるため、血液検査（特異的IgE抗体など）や皮膚テストで原因となる抗原を見つけ出すことは困難とされています。

好酸球性食道炎の西洋医学的診断の流れ

西洋医学では好酸球性食道炎は以下のように診断されます。

①食道の働きの低下を示す嚥下(えんげ)障害や食事のつかえ感などの症状がある。
②上部消化管内視鏡検査(いわゆる胃カメラ)で食道から組織を採取し、顕微鏡で観察すると好酸球が多数集まっている。
③食道に好酸球が集まる他の原因が除外できる。

食道に好酸球が集まる病気には、好酸球性食道炎以外に好酸球性胃腸炎、好酸球増多症候群、薬剤が原因となるもの、炎症性腸疾患などがあります。
これらを区別することで好酸球性食道炎と診断できます。

好酸球性食道炎はステロイド剤を使うこともある

薬物療法による治療が必要と判断された場合、最初に用いられるのは胃酸の分泌を抑える薬（プロトンポンプ阻害薬）です。
この薬は逆流性食道炎や胃・十二指腸潰瘍でも用いられており比較的安全性の高い薬です。

胃酸の分泌を抑えることで、食道のバリア機能が改善されアレルギー反応を抑制する効果があると考えられています
しかしプロトンポンプ阻害薬で効果がない場合は、喘息で用いられるステロイド吸入薬を吸入せず飲み込んで食道に付着させる、局所ステロイド治療を行います。
この2つの薬物療法のみが好酸球性食道炎の治療になります。

海外ではアレルギーの原因を除去する食事療法がある

海外では、小麦、乳製品、卵、大豆、ナッツ類、魚介類の6種類の食事を除去する抗原除去食を行うことで改善すると報告されています。
しかし、日本では、あまり抗原除去食は行われていません。

好酸球性食道炎の長期間に及び食道が狭くなっている場合には、内視鏡を使って狭いところを拡張させるバルーン拡張という治療が行われることもあります。

ステロイドはリスクがあるので要注意

好酸球性食道炎は西洋医学では指定難病とされており、基本的な治療はステロイドの長期服用などの対症療法のみです。
先ほども解説したように好酸球性胃腸炎はステロイドによる薬物療法で症状が落ち着いたとしても、薬物療法を中断すると再発することが多い病気です。
そのため結果的にステロイドの服用が長期的になります。

しかし、このステロイドの長期服用は副作用が身体に起こり、ムーンフェイスや水牛様肩など別の症状を引き起こすことがあります。
それ以外にも大腿骨頭壊死などの可能性もあります。

西洋医学では薬物療法以外の治療方法しかなく継続的に薬を飲み続けなければいけないため、非常に二次的な健康被害のリスクは高いといえます。

東洋医学に基づく鍼灸であれば改善できる可能性はある

東洋医学は体の機能を向上させていくものです。
もともと東洋医学は五臓六腑(内臓や器官)の働きを高めるために用いられた医療です。

好酸球性食道炎に対して西洋医学では「血液中の好酸球が増えている、アレルギー反応が原因」など異常を見つけて薬物を投与する科学的な対症療法のみです。
一方、東洋医学は科学的根拠や病名に対するアプローチをするわけではなく、患者様が訴えている症状や体質の変化を見極め、五臓六腑(内臓や器官)が正常に働くようにツボに対して鍼灸治療を行います。

患者様自身の回復力や自然治癒力を高めるように治療をするのが東洋医学です。
その結果として好酸球が正常に戻るのです。

好酸球性食道炎は当院の鍼灸治療で改善できます

好酸球性食道炎など身体の機能面の異常(アレルギーなど)で起こる不調は東洋医学に基づく鍼灸で改善できます。
当院では好酸球性食道炎を始め、好酸球性胃腸炎など原因不明のアレルギー反応による病気に対して効果的な鍼灸治療を行っております。

西洋医学ではステロイドによる薬物療法など副作用や薬害のリスクがある治療が中心ですが、東洋医学ではリスクなく改善まで治療ができます。
ぜひ、好酸球性食道炎でお悩みの方は当院にご相談ください。

当院で改善した患者様の声と治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。

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