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眠れないときに押すとぐっすり眠れるツボ

公開日:2022年10月30日 更新日:2023年02月14日 精神的なストレスが続くことで寝付きが悪く眠りが浅い症状が出現します。その多くが「疲れているのに眠りが浅い」「寝ても寝ても昼間に眠い」といった睡眠の質の低下がみられます。そのため心療内科や睡眠外来で睡眠薬を求めたり、ドラッグストアなどで市販の睡眠薬を購入したりし、服薬を始めてしまいます。しかし、あくまでも睡眠薬は対処療法であるため、「根本的な質のいい睡眠をとる方法」とならず睡眠薬への依存性を高める悪循環になる可能性もあります。こういった「眠りを深くする方法」には東洋医学に基づく鍼灸治療が効果的です。今回は「睡眠の質を改善する秘訣は東洋医学のツボ刺激」と題して睡眠の質をアップさせる方法を解説します。

東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログ記事を書いている我々は5万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。
目次

睡眠には個人差がある、大事なのは睡眠時間よりも熟眠度合い

睡眠には、とても個人差があります。7時間以上睡眠を取っても「熟睡できていない、ぐっすりと眠れていない」と感じる人がいれば、3~4時間の睡眠時間でも熟眠感を得られる人もいるなど人それぞれです。そのため不眠症の診断で重要視されるのは、客観的な数値による検査よりも睡眠で悩まれている本人が「安眠・快眠ができていない」と自覚する状態がどのくらい続いているかどうかという主観的な指標が重要です。なかなか寝付けないなどの寝つきの悪さである入眠障害、夜中や早朝に目が覚めて眠れなくなる中途覚醒・早朝覚醒、日中に強い睡魔に襲われる熟睡障害などの睡眠トラブルが続くと日中の生活に支障が出始めて、それが慢性的に続くようなら不眠症の可能性があります。
睡眠障害は4つの要因に分けられる
睡眠障害が起こる要因には、「環境要因」、「生理的要因」、「心理的要因」、「生活習慣的要因」が挙げられます。生活様式の多様化によって昼夜を問わず活動できる社会になり、生活習慣が乱れやすくなりました。また過度なストレス、高齢化などにより新たな問題が発生したり様々な要因で不眠症を訴える患者さんが増えてきました。また日本では、成人の約5人に1人が睡眠障害を抱えているとされています。質の良い睡眠を求めることは、生活の質そのものを向上させるには欠かせないことは決して過言ではありません。 [環境要因] 入学や就職、転勤、異動、引っ越し、季節の変わり目など [生理的要因] 身体疾患や加齢による夜中の頻尿、アトピー性皮膚炎などによる痒み、更年期のホルモンバランスの変化など [心理的要因] 人間関係の悩み、イライラ、不安など [生活習慣的要因] 就寝前の過剰なパソコンやスマートフォン操作、飲酒、喫煙によるニコチン摂取、コーヒー・紅茶などのカフェイン摂取など
不眠の原因を「気」の巡りの不調と考える

不眠症状にも様々な体質があります。 その体質と症状を診断することによって「気の巡りの不調」がわかり、鍼灸や漢方の療法へと導けます。 例えば、「少しの物音で驚いたり、ドキドキ、ビクビクしやすい人」というのは東洋医学では「気の流れが上(胸や顔)に突きあがりやすい気逆(きぎゃく)タイプ」と考えます。 また「些細なことで考え込んでしまったり、クヨクヨしやすい人」は「気(エネルギー)が不足している気虚(ききょ)タイプ」といえます。 このように気の巡りの不調には様々な種類があり、その種類によって出現する症状が変わってきます。 東洋医学では以下のように体質を分類します。
タイプ別でみる不眠症状
①【気逆タイプの不眠症(気の巡りが胸や顔に突きあがっている)】 不安感でそわそわして眠れない。ついつい布団の中でも考え事をしてしまう。小さな音でも飛び起きる。眠いのだけれど眠れない。「また今夜も眠れないのか」と不安の連鎖で眠れない。 ②【気滞タイプの不眠症(全体的に気の巡りが滞っている)】 イライラして眠れない。興奮して眠れない。夜になるとかえって目が冴えてしまう。目元がピクピクとする。足がつりやすい。 ③【気虚タイプの不眠症(気が不足している)】 つまらないことでクヨクヨして眠れない。たくさん寝ても疲れがとれない。食欲がない。常に身体がだるい。 今回は「気」を基準にしたパターンをお教えしましたが、他にも栄養を全身に届ける機能の「血(けつ)」の不調や各内臓機能を説明する「臓腑(ぞうふ)」の不調でも不眠症状は出てきます。しかし、どのパターンでも東洋医学における鍼灸は対応しております。
不眠症に効果的なツボをご紹介
当院でも使用している不眠症状に効果的なツボをご紹介します。ぜひ、ご自宅でマッサージやお灸などで試してみてください。 • 心門(心)・・・手首を曲げたときのシワの小指側の骨がぶつかる手前 • 曲沢(きょくたく)・・・肘を曲げたときにできる線の真ん中 • 太谿(たいけい)・・・内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ • 太衝(たいしょう)・・・足の親指と人差し指の骨を上に上がっていって交わる手前の凹み • 地機(ちき)・・・脛の骨の一番上の際(きわ)から指4本下に下がったところ
鍼灸は薬物を使わない安心・安全な施術です

東洋医学での体質別の不眠症を取り上げてみました。 西洋医学ではこのような症状には睡眠導入剤を処方して対応しますが、東洋医学では鍼灸や漢方を施します。 その中で鍼灸は薬効というものはありませんが、ツボへの刺激によって不眠症状を改善に導く効果があります。 また睡眠導入剤のように治療を続けることで起こる依存などもありません。安心・安全に施術を受けていただくことができます。
まとめ
・不眠症状の方の精神状態には様々な体質があり東洋医学はその体質を改善する治療法 ・不眠症に関わる気の不調は3種類ある(気逆、気滞、気虚) ・手足のツボ刺激によって不眠症は改善できる
原因不明の不眠には鍼灸がおすすめです
睡眠障害の中で最も訴えの多い症状が不眠症といわれます。不眠の多くは生活のリズムの乱れ、ストレス、眠りに適さない環境など、いくつかの要因が重なっておこります。 不眠症の原因が判明しているときはまずその原因を取り除き(生活習慣の改善など)不眠が解消されたかどうかを判定しますが、原因が不明であったり、取り除けない場合は病院では睡眠導入剤などを処方し睡眠を施します。 一方、東洋医学ではこのように原因不明の不眠や生理的な不眠(更年期障害)などには鍼灸治療を施します。 当院でも睡眠障害や不眠症を改善する東洋医学に基づく鍼灸治療を行っております。 ぜひ、不眠症や睡眠障害でお悩みの方は当院で施術を受けて心地よい眠りを取り戻してみてはいかがでしょうか。

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