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病気の前兆?上唇の痙攣の原因は精神的ストレス

病気の前兆?上唇の痙攣の原因は精神的ストレス
公開日:2022年12月12日
更新日:2023年12月16日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
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病院やクリニックで治らない唇がピクピクとするという症状の方が増えています

現在、当院では病院やクリニックで治らない「唇がピクピクと痙攣する」という症状でお悩みの方が多くご来院されています。

その症状の多くの方が「ストレスが溜まると勝手に上唇がピクピクと動いてしまう」「上唇の真ん中で痙攣がする」という訴えをされ、「ピクピクする原因は何かの病気の前兆かも」と不安になる方もおられます。

今回は「病気の前兆?上唇の痙攣の原因は精神的ストレス」と題してストレスなどで起こる顔のけいれんの原因やその対処法を解説します。

検査で異常がみられないけいれんは自律神経の失調

「唇が痙攣でピクピクする症状は何かの病気の前兆?」と心配される方もおられますが、このピクピクする動きは正式名称は不随意運動と呼び、顔面痙攣の一種になります。

この不随意運動は脳神経の異常によって起こることがありますが、検査などで器質的な異常(脳腫瘍)などが見当たらないことも多くあります。

器質的な異常がない場合は病院やクリニックでは具体的な治療が行えないケースがほとんどです。
このような病院の検査では異常がみられない不随意運動は自律神経に関わる機能の失調で起きていると考えられます。※1

唇や舌がけいれんする原因はストレス、睡眠不足、疲れ

上唇や舌がピクピクする症状はストレス、睡眠不足、疲れなどで起こる

このような不随意運動は日々の生活習慣によって自律神経が乱れで起こります。

人前で緊張する場面、強いストレス、慢性的な疲れ、睡眠不足などが長く続くと自律神経の働きが低下してしまい症状を誘発させてしまいます。
この不随意運動は重症になると痙攣している時間が長くなり「1日中ピクピクして目を開けられない」「口元がひきつるように引っ張られ顔が歪んでくる」という症状が起こることがあります。

舌も同様な症状を示し、時にはピリピリとしびれを感じることがあります。
自律神経は交感神経と副交感神経がバランスよく働くことで身体の機能を保つことができます。

しかし長期間不規則な生活を続けたり、過度なストレスを受け続けたりする自律神経の疲労を完治することができずこの2つのバランスが乱れてしまい、唇や舌がピクピクする症状が起きてしまいます。

唇の痙攣や顔面痙攣の主な症状

顔面けいれんの主な症状

顔面はいくつもの筋肉が集まって構成しています。その一つひとつに神経が分布しており各々が脳からの指令によって収縮しています。
そのため不随意運動(顔面けいれん)といっても顔面の様々な場所で起こります。そのため出現する症状も多種多様です。
唇や顔面けいれんの主な症状は以下の通りです。

・顔面の右か左の、どちらか一方だけに発生する
・目の周りのみならず、頬や口の周り、舌の筋肉に発生する
・突然、ぴくぴくと動き出してしばらく続き、いつの間にか収まる
・緊張したりやストレスを感じることでけいれんが誘発される
・耳の中で音がすることがある
・寝ている間にも痙攣が起こることがある

実はカウンセリングによる心理的ストレスの軽減で改善できる

上唇の痙攣は「上唇の痙攣そのものがストレスに感じる」「治らないことが余計に不安になり症状が強くなる」「痙攣していないときでも気になって確認してしまう」といった不調に対する捉え方や考え方によっても症状を悪化させることがあります。

そのため改善のためには不調そのものに対する捉え方や考え方を修正することがとても重要になります。
日々、知らず知らずのうちに症状を強めてしまったり改善を妨げている心の癖や考え方の癖を、正しく修正し心理的ストレスを軽減させることで痙攣の症状が完治されることが多々あります。

当院でもカウンセリングと鍼灸を組み合わせた方法で心理的ストレスへの治療を行っております。
ぜひ、強い精神的なストレスによる上唇の痙攣お悩みの方はご相談ください。

唇の痙攣におすすめの漢方薬は抑肝散

東洋医学では唇のピクピクしたけいれんは肝(自律神経)が疲労により調整できなくなって起こる神経の高ぶり(交感神経の興奮)と考えます。

このような症状には東洋医学では抑肝散という漢方薬をよく用います。抑肝散は肝の働きを正常に戻し精神の高ぶり(神経の興奮)を鎮め、筋肉のけいれんを抑える効果が期待できます。

また月経、産後、更年期など女性のホルモンの変動が起こりやすい時期に現れる精神不安やイライラなどの精神症状にも使用することがあります。

【注釈】・・・抑肝散は保険適用もあり、ツムラ54が製品番号になります。服用する場合は医師、薬剤師と相談した上で開始してください。

【治療例&効果の高いツボ 】口元がピクピクして気になる(50代女性)

【治療の体験者&改善例方法】
50代女性で「2~3か月前から仕事で緊張したりすると口元がピクピクと痙攣する」との訴えでご来院されました。
発症当初は口元だけの痙攣でしたが最近では左側の頬も引きつる感じがすると症状の悪化を訴えておりました。

当院での問診と検査の結果、不眠傾向、便秘、食欲不振など交感神経の興奮がみられるため鍼灸治療では交感神経の興奮を抑えるための治療を行い改善を促しました。


【主に利用したツボ】
今回の改善例で主に利用したツボは地倉です。東洋医学、西洋医学どちらの観点でも口元の不調で利用するツボになります。
・地倉(ちそう)・・・口角から外側に5~10mmほどのところ、ほうれい線上。

当院が考える唇のけいれんを治す鍼灸治療

当院ではこのような唇や舌のけいれんを治すために患者様のけいれん症状が出ている場所、症状の強さ、頻度などを細かくお調べし病態把握を行います。

それをもとに西洋医学と東洋医学の観点から鍼灸治療の治療ポイントを選定します。
東洋医学のツボや西洋医学の神経エリアなどを上手く利用しながら鍼灸の効果が最大限に引き出せる治療を行っております。

またけいれん症状で悩んでおられる方の多くは睡眠の質が下がっており、睡眠によって回復できるはずの自律神経の疲労が溜まっていることが多くあります。
そのためけいれんの治療だけでなく、睡眠の質も高められるように併せて鍼灸治療を行います。

ストレスで唇や舌がピクピクする痙攣には鍼灸が効果的

現在、当院では病院やクリニックで治らない「唇がピクピクと痙攣する」という症状でお悩みの方が多くご来院されています。

このようなストレスによる自律神経の失調で起こる「唇や舌がピクピクする」という症状には東洋医学に基づく鍼灸治療が効果的です。
一人ひとり違う体質を東洋医学に基づき診断し、効果的なツボ(経穴)を刺激することで鍼灸の効果を最大限に引き出します。

ぜひ、「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。



関連する記事
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[参考]
※1顔面けいれんについて/天王寺だい脳神経外科
https://clinic-tennoji.com/medical/hemifacialspasm/
※2 顔面けいれんについて / 岡山旭東病院
https://www.kyokuto.or.jp/symptom/ganmenkeiren.html
※3 顔面けいれん/香川県立中央病院
https://www.chp-kagawa.jp/department/a014/detail015/

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