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くしゃみで腰が痛い人は椎間板の腰痛に注意

くしゃみで腰が痛い人は椎間板の腰痛に注意
公開日:2022年12月01日
更新日:2023年03月22日
くしゃみなどでお腹に力が入ると腰に痛みがでることがあります。そういう方の多くは腰の筋肉が固まっており、「腰をひねるとボキボキと音がなる」「腰を伸ばすと痛い」といった筋肉の緊張による反応があります。他にも反り腰が強く「仰向けで寝ると腰が痛い」「寝返りすると腰が痛い」という腰痛症状も出現します。これらの反応がある場合は腰部椎間板ヘルニアや坐骨神経痛などの疾患にかかりやすくなるため、早めの予防策が大事です。今回は「くしゃみで腰が痛い人は椎間板の腰痛に注意」と題して腰痛やヘルニア、坐骨神経痛について解説します。
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログ記事を書いている我々は5万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。

くしゃみは瞬間的に腰や椎間板に負担をかける

くしゃみは瞬間的に腰や椎間板に負担をかける
くしゃみは瞬間的に腰や椎間板に負担をかける
長時間イスに座り続けたり、身体に合っていない寝具ベッドで眠ったり、腰痛の出現や悪化につながる原因は日常生活のさまざまな場面に潜んでいます。
その中で生理現象でもある「くしゃみ」は最も注意しなければならない現象です。普段何気なくしているくしゃみは、腰痛持ちの人にとっては大きな恐怖といえるます。くしゃみをした瞬間に腰痛が悪化したり、ときにはぎっくり腰になることは珍しくはありません。
そのくらいくしゃみと腰痛の悪化には深い関係があります。一説によると、くしゃみの速度というのは時速に換算して320キロ以上といわれており、くしゃみが連続で起きたときに高齢者の方が肋骨などを骨折してしまうという事例があります。
このことからも、くしゃみは身体にかかる負荷というのはとても大きいことが分かります。同様にくしゃみによって腰や椎間板にも瞬間的に大きな負荷がかかってしまうため、腰痛の悪化だけでなく、人によってはぎっくり腰やヘルニアになってしまうケースもあるのです。

くしゃみをした時にズキンとした腰痛が出たら要注意

くしゃみをした時にズキンとした腰痛が出たら要注意
くしゃみをした時にズキンとした腰痛が出たら要注意
腰痛でよく起こる症状に「くしゃみをしたときにズキンと痛みが腰に走る」というものがあります。
あまりに強い腰痛だと「腰が抜ける」というようなギックリ腰が起こることがあり注意が必要です。
この現象はくしゃみによる腹圧の高まりが腰椎にストレスを与えているのが原因です。
このくしゃみによる腰痛が頻繁に起こるとギックリ腰だけでなく椎間板ヘルニアを引き起こす可能性があります。

腹圧が高まると出現する腰痛は椎間板ヘルニアになりやすい

腹圧が高まると出現する腰痛は椎間板ヘルニアになりやすい
腹圧が高まると出現する腰痛は椎間板ヘルニアになりやすい
くしゃみによる腹圧の上昇は腰椎にストレスを与えて痛みが出現します。
この症状を頻繁に繰り返すと椎間板ヘルニアを引き起こす可能性があります。
くしゃみによる腹圧によって腰椎は後方に押されて反るストレスがかかります。この反るストレスによって椎間関節が狭くなり髄核が突出し椎間板ヘルニアが起こります。
健康体であればくしゃみに対して腰部の筋肉がしっかりと支えとなり腰椎の反りを防ぐことができますが、くしゃみにより痛みが出現する人は腰部の筋肉の支えが弱くなってるため腰椎の反りが起こってしまいます。

過去にギックリ腰や坐骨神経痛になった人は再発する可能性も

過去にギックリ腰や坐骨神経痛になった人は再発する可能性も
過去にギックリ腰や坐骨神経痛になった人は再発する可能性も
このくしゃみによる腰痛は過去に「ギックリ腰」や「坐骨神経痛」を起こしている人に多い傾向があります。
ギックリ腰や坐骨神経痛を起こすことにより腰部の筋力低下、筋肉の柔軟性の低下などが起こります。
これにより物理的なストレスから守るための防御が弱くなってしまい腰痛の再発が起こりやすくなります。

マッサージや整体では悪化する場合があるため注意が必要

マッサージや整体では悪化する場合があるため注意が必要
マッサージや整体では悪化する場合があるため注意が必要
このようなくしゃみによる腰痛が出やすい人はもともと「反り腰」傾向があり腰椎にストレスがかかりやすい状態です。
マッサージや整体などをうつ伏せの状態で押すことで反り腰を助長させてしまい、より腰痛が出やすくなる可能性があります。
また腰の筋力が弱い状態でマッサージや整体を受けると施術後に「腰に力が入らなくなる、腰が抜ける」などの状態が起こる可能性もあるため注意が必要です。

くしゃみで腰が傷めやすい姿勢について

くしゃみで腰が傷めやすい姿勢について
くしゃみで腰が傷めやすい姿勢について
腰痛持ちの人にとってくしゃみは激痛の原因であるため、くしゃみが起きたときに少しでも腰に負担のかからないようにしなくてはなりません。
まずはどのような姿勢でのくしゃみが腰痛を悪化させてしまうかを解説します。実際に腰に負担がかかりやすいくしゃみ時の姿勢は以下の通りです。
・立ったまま上半身だけを前傾した姿勢
・首だけを横に向けた姿勢
・腰をひねって顔を背けた姿勢
くしゃみはその多くが突然起きるため、周りの人に唾が飛ぶのを避けようとしてとっさに顔をそむけようとします。腰痛のない人にとっては何気ない動作でも、腰痛持ちの方にとってはその動作が原因で、腰に大きな負担がかかってしまうケースもあるのです。

くしゃみの我慢は腰に負担がかかる

くしゃみの我慢は腰に負担がかかる
くしゃみの我慢は腰に負担がかかる
一度くしゃみで腰に激痛が走るとついつい次からのくしゃみを我慢をしようとしてしまいます。
しかし、くしゃみを無理して口をふさいだりして止めようとするとするとかえって腰に負担がかかります。くしゃみの機能は鼻の異物を吹き飛ばすために神経反射として起こる強い筋肉運動です。
そのため口をふさいだりしてくしゃみを止めようとすると、気道に大きな圧がかかってしまい、耳がキーンとして中耳が痛くなったり、もともと腰痛がある人にとっては腰への負担が増して腰痛を悪化させる可能性があります。

腰痛持ちの人がくしゃみをする際の注意点

腰痛持ちの人がくしゃみをする際の注意点
腰痛持ちの人がくしゃみをする際の注意点
腰痛持ちの人がくしゃみをする際にどのようなことに気をつければ、腰痛の悪化を防げるのかを解説します。
くしゃみにおける腰痛予防は以下の通りになります。
・座れる時には座って、膝や机に手をついてくしゃみをする
効果→膝や机に手をついて前かがみになることで、くしゃみの力をうまく逃すことができる
・手すりや壁、机などにつかまってくしゃみをする
効果→膝や机に手をつくというちょっとした支えが加わるだけで、腰にかかる負担を大きく軽減させることができる
・なるべく身体を前傾させずにお腹を手で押さえながらくしゃみをする
効果→腰に伝わる衝撃を幾分か和らげることが可能
くしゃみをすると腰部や椎間板に最大で300kgもの負荷がかかるといわれることもあります。この力(負担)を腰や椎間板に流れさせずに上手く机や膝などに力を逃がすことが重要です。ぜひ、くしゃみは我慢せずに上手に力を受け流しましょう。

腰痛の症状&セルフチェック

腰痛の症状&セルフチェック
腰痛の症状&セルフチェック
腰痛の度合いを調べる症状&セルフチェックは以下の通りです。当てはまる項目が多いほど腰痛の重症度が高いといえるでしょう。
・ベッドに横になると腰が痛む
・朝起き上がりに腰が痛む
・朝起き上がりに腰が痛むが、少し動くと楽になる
・洗面所で顔洗うときに前かがみになると腰が痛む
・くつ下をはく姿勢で痛む
・咳やくしゃみで痛む
・歩くと腰に響く痛みを感じる
・腰だけじゃなくおしりや足が痛む、しびれる
・常にズーンと腰が重い感じがする
・じっと安静にしていても鈍く痛みを感じる
・重い荷物を持ったときに腰に力を入れるとズキンと痛む
・痛くて腰が伸ばせない、曲がってしまう
腰痛とひとことでいってもシチュエーションによって痛みを感じるタイミングは人それぞれです。また痛みによって筋肉が緊張して「痛い姿勢を避ける、疼痛回避姿勢」になっている人もいるため、正しい姿勢をとって動かすことがチェックでは大切になります。

くしゃみをした時にズキンとした腰痛には自律神経を調整する鍼灸が効果的

このようなくしゃみをした時にズキンとした腰痛にはマッサージや整体などではなく自律神経を調整する鍼灸による治療が効果的です。
自律神経を調整する鍼灸治療は腰椎にストレスをかけずに痛みの原因である筋肉や関節のストレスを解消させることができます。
鍼灸の効果には血流促進、除痛効果、自律神経の安定など腰部の痛みやしびれなどを起こしている原因を改善できる効果があります。
ぜひ、慢性腰痛、坐骨神経痛、椎間板ヘルニアなど腰の痛みとしびれでお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。


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