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過眠症の改善は5つの原因を解消させる

過眠症の改善は5つの原因を解消させる
公開日:2022年11月11日
更新日:2023年01月20日
夜に十分な睡眠時間をとっているにも関わらず、日中に起きていられないくらいの眠気に襲われることを「過眠」といいます。 
この「過眠」は日中活動している時間帯でも激しい眠気に襲われ居眠りやうたたねをしてしまったり、しっかり眠ると丸一日でも眠り続けられてしまうような症状が出現します。
この過眠の原因はいくつか考えられますが、「睡眠中の身体的な異常によって深く眠ることができず、知らず知らず慢性的な睡眠不足に陥っているタイプ」と「 睡眠を調整する脳の機能が失調を起こし、脳が日中に激しい眠気が起こしてしまうタイプ」などがあります。
目次
0.過眠の原因には5つの原因がある
1.虚弱で疲れて精神的な不安があると不眠になる
2.睡眠がとれるかどうかで陰陽のバランスがわかる
3.中医学的な不眠症の原因
4.心胆両虚証(しんたんりょうきょしょう)
5.陰虚火旺証(いんきょかおうしょう)
6.心脾両虚証(しんひりょうきょしょう)
7.肝火上炎証(かんかじょうえんしょう)
8.痰熱内憂(たんねつないゆう)
9.ただ「眠れない」だけでなく「疲れも取れない」のが睡眠障害の問題
10.長期化する睡眠障害で睡眠薬の依存度を高めてしまう問題
11.心配事やストレスなどにより心身の緊張が緩まず神経性不眠になる
12.改善のためには体内時計を活性化させる生活が大切
13.眠れない原因はストレス,対策に東洋医学の鍼灸
東京都武蔵野市三鷹駅北口にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログ記事を書いている我々は5万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。

0.過眠の原因には5つの原因がある

過眠(日中に眠くなる)が起こりやすい原因に睡眠不足、睡眠の質を低下させる環境、飲食物による影響、女性ホルモンの影響、ストレスの影響があります。
・睡眠不足
日本人の標準的な睡眠時間は6時間以上7時間未満とされています。高齢者は若い人に比べて睡眠時間は短い傾向にあり、日の長い夏は冬よりも睡眠時間は短くなりやすく、年齢、季節、個人差によって睡眠時間は変わります。しかし、必要な時間は6~8時間程度が妥当といわれています。現代人は忙しく床についても精神的なストレスで入眠に時間がかかるなど、熟睡できない可能性があります。また、睡眠不足の原因には睡眠中に何度も呼吸が止まってしまう「睡眠時無呼吸症候群」や夕方から深夜にかけて、足がピクピクとけいれんするように動かさずにはいられなくなる「むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)」などの病気の可能性があります。
・睡眠の質を低下させる環境
睡眠の質を高めるためには適切な睡眠環境が重要です。寝室の温度や湿度は高すぎても低すぎてもなかなか眠ることができません。寝室の照明が明るすぎたり、白っぽい色味であったりすると睡眠の質が低下する可能性があります。また、騒音や物音は眠りを妨げる原因となるため、なるべく排除する必要があります。
・飲食物による影響
アルコール、カフェイン、抗アレルギー薬、睡眠薬などを摂取すると、眠りが浅くなって中途覚醒してしまったり、朝に目覚めたとしても身体に倦怠感が残ったりと日中に眠くなる原因がつくられます。
・女性ホルモンの影響
月経前に起こる月経前症候群(PMS)の症状の一つとして「過眠」があります。月経前の黄体期(月経前2週間)にはプロゲステロン(黄体ホルモン)の増加により基礎体温が高くなり、常時高い体温を維持するため、一日の体温リズムにメリハリがなく日中に眠気が強くなる傾向にあります。また閉経後は女性ホルモンの分泌量が大幅に減少することで自律神経の失調による症状が起こります。その一つとして就寝中の睡眠が浅くなり、時間が短くなることがあり、その影響で日中に眠気が生じます。また妊娠の前期には、女性ホルモンであるプロゲステロンの影響で日中の眠気が強くなる傾向があります。妊娠中期になると比較的過眠は落ち着きますが、後期には子宮の増大や収縮、胎動、頻尿、腰痛などにより中途覚醒(夜中に途中で起きてしまうこと)が生じやすくなり、睡眠が浅くなります。
・ストレスの影響
精神的ストレスや身体的ストレスを感じていると、自律神経の交感神経系が刺激され副交感神経よりも優位になり、脳や体が興奮状態になって入眠がしづらくなります。また眠ることができたとしても、交感神経系の優位のままなので脳の疲労を回復させるノンレム睡眠(深い眠り)が少なくなるため、眠りが浅く、夜中に何度も目が覚めてしまいます。

1.虚弱で疲れて精神的な不安があると不眠になる

中国の古典では二千年以上前から不眠症について書かれています。
金匱要略(きんきようりゃく)という書物には「虚弱で疲れ、精神的な不安があると不眠になる」とあり、さらに二千年さかのぼると黄帝内経(こうていだいけい)という書物には「胃気が不和になると寝ても安らかでない」と書かれています。
昔から不眠症は存在していてその頃から精神の変動が不眠を引き起こしているようです。

2.睡眠がとれるかどうかで陰陽のバランスがわかる

人間は「陽が陰に入ると寝て、陽が陰から出ると起きる」のが自然であり、睡眠は陰陽のバランスが良い状態に保たれているかどうかのバロメーターになります。
各臓腑の陰陽のアンバランス状態はは不眠症の原因になります。

3.東洋医学では不眠症は4種類の体質がある

東洋医学では不眠症は4種類の体質で診断します。以下の通りです。
①緊張・恐怖・強迫観念・躁鬱などが原因で気の巡りを司る臓腑(肝)の機能が失われると気が停滞してしまい精神が乱れて不眠になる
②虚弱体質・過労・慢性疾患などが原因で陰の気が消耗してしまい、陰陽のバランスが崩れて不眠になる
③消化吸収を司る臓腑(脾)が機能を失うことで血液が不足し精神が不安定になり不眠になる
④胃での消化不良が原因で精神が乱され不眠になる
東洋医学の特徴的な考えで臓腑(ここでは肝や脾)の機能の失調が精神に不調を及ぼして不眠が生じるというのがあります。

4.不眠症にいい食べもの①(心胆両虚証)

心胆両虚証(しんたんりょうきょしょう)は緊張や不安感の症状が出現しやすく、就寝時にソワソワして眠れない入眠障害がある体質です。
【症状】心悸(ドキドキする)があって眠れない・夢を多く見る・緊張・不安
【食材】米・山芋・じゃがいも・キャベツ・いんげん・干し椎茸・鶏肉・牛肉・にんじん・ほうれん草・小松菜・イカ・タコ・蜂蜜

5.不眠症にいい食べもの②(陰虚火旺証)

陰虚火旺証(いんきょかおうしょう)はめまいや耳鳴りなどの症状が出現しやすく、夕方から夜にかけてほてりがあり寝汗をかきやすい体質です。
【症状】イライラ・心悸(ドキドキする)・不安・寝つきが悪い・めまい・耳鳴り・物忘れ・腰が怠い・五心煩熱(手足が熱くなる)・喉が渇く
【食材】ほうれん草・小松菜・アスパラガス・白ごま・卵・豚肉・ホタテ・カキ・牛乳

6.不眠症にいい食べもの③(心脾両虚証)

心脾両虚証(しんひりょうきょしょう)は食欲不振が目立ち、疲れると動悸がでやすいです。また小さな音で目が覚めるのが症状にあります。
【症状】顔色が悪い・夢を多く見る・夜中に何度も目が覚める・心悸(ドキドキする)・物忘れ・めまい・しびれ・食欲がない
【食材】米・山芋・じゃがいも・かぼちゃ・キャベツ・いんげん・鶏肉・牛肉・にんじん・ほうれん草・小松菜・イカ・タコ・蜂蜜

7.不眠症にいい食べもの④(肝火上炎証)

肝火上炎証(かんかじょうえんしょう)は精神的なストレスによって気分の落ち込みなどの症状がでやすい体質です。
【症状】躁鬱・怒りやすい・不眠・食欲がない・喉が渇く・冷たいものを好む・目が赤い・尿が赤い・便秘
【食材】にがうり・白菜・セロリ・きゅうり・トマト・わかめ・しじみ

8.不眠症にいい食べもの⑤(痰熱内憂)(たんねつないゆう)

痰熱内憂(たんねつないゆう)は身体に湿気が溜まりやすく痰が絡みやすくゲップや胸やけが起こりやすい体質です。
【症状】不眠・頭が重い感じ・痰が多い・食欲がない・胸やけ・げっぷ・吐き気・イライラ・口が苦い
【食材】たけのこ・海苔・昆布・あさり

9.ただ「眠れない」だけでなく「疲れも取れない」のが睡眠障害の問題

「なかなか眠れない」「不安で眠れない」「眠れなくてつらい」など睡眠障害でお悩みの方は多いかと思います。
このような睡眠障害の原因には精神的なストレス、心と身体の病気、クスリの副作用などがあります。
睡眠障害というと「眠れない」という障害の問題ですが本当に身体に影響を与える問題は日中に及びます。
日中における身体のだるさ、意欲の低下、集中力の低下、食欲の低下などが出現し活動するための体力も低下していきます。
というのも、本来なら睡眠によって疲労を解消し体力を回復するはずですが、「眠れない」ということで体力も回復できず起床してしまうため徐々に体力が低下してきてしまう悪循環が起きてしまいます。

10.長期化する睡眠障害で睡眠薬の依存度を高めてしまう問題

現代医学では睡眠障害の治療は薬物療法が中心です。
適切な服薬により睡眠障害が改善できればいいのですが、慢性的・長期的な睡眠障害になると薬の効果を感じられず、患者自身が自主的に服薬の量を増やす傾向になります。
結果として薬への依存度が高まり、身体への負担も大きくなり服薬による副作用が問題になります。

11.心配事やストレスなどにより心身の緊張が緩まず神経性不眠になる

睡眠障害(不眠)が生じる病気の中で最も多いのは「神経性不眠」と呼ばれるものです。
心配事やストレスなどにより心身の緊張が緩まずに就寝時にも緊張が続くことで起こる睡眠障害です。
神経性不眠も含めたこれらストレスによる睡眠障害に対して鍼灸治療はとても有効です。
鍼灸治療には就寝時、睡眠に必要な副交感神経を呼び起こす作用がありますが、睡眠薬のように依存性や副作用がないので心配する必要が全くありません。
睡眠作用を高めるだけでなく睡眠中の回復力(自然治癒力)も高めるので睡眠障害によって起きる日中の身体の疲れ、頭痛、めまいなども改善できます。

12.改善のためには体内時計を活性化させる生活が大切

散歩や軽いジョギングなど適度に心拍を高めて筋肉を動かす運動を毎日続けると寝付きが良くなり、熟眠感を得られるようになります。
また、いくら寝ても疲労が回復しない場合は、原因にエネルギー不足も考えられます。
そのため疲労回復にはバランスの取れた栄養摂取が不可欠であり、特に糖質・脂質・タンパク質の三大栄養素と、これらをエネルギーに変えるビタミンB群は意識して摂る必要があります。
また睡眠の質を高めるためには体内時計(概日リズム)の調整が大切です。朝食を摂ることは脳の目覚めを促し、体内時計の睡眠と覚醒のリズムにメリハリがつくため過眠傾向の体質には重要です。
慢性的な睡眠不足が続いて、その「負債」が蓄積され心身に支障をきたした状態を「睡眠負債」といいます。
体内時計(概日リズム)の周期は約25時間であることがわかっていますが、地球の1日の周期は24時間のため、体内時計とは約1時間のずれが発生しています。
そのため日常生活ではさまざまな刺激を身体に受けることにより、体内時計が外界の周期に同調して約1時間のずれが修正され24時間に近づきます。
その中でもっとも強力に修正できるものが光になります。その光の中で誤差を調節するのに大きな役割を果たしているのが朝日です。
朝、太陽の光を浴びることで、ずれた時間がリセットされ、毎日同じ時間に眠くなり、同じ時間に起きるようになります。
また、眠りを促すホルモンはメラトニンであり、光を浴びると分泌が抑制されます。
朝の光を浴びてから約14時間後に分泌されはじめ、夜に分泌が増えるとともに眠気が生じるようになります。その意味でも、朝の光を毎日浴びることは大切です。

12.ストレスで眠れない神経性不眠は東洋医学で治る

神経性不眠は東洋医学の鍼灸で治る
神経性不眠は東洋医学の鍼灸で治る
ストレスで眠れない神経性不眠は東洋医学に基づく鍼灸治療で改善できます。東洋医学に基づく鍼灸治療は乱れた自律神経やホルモンのバランスを整えて体内時計の働きを活性化させ正しい働きを取り戻す効果があります。また当院では一人ひとりの体質に合わせたツボを利用することで鍼灸治療の効果を最大限に引き出し不調の改善を導きます。
ぜひ、不眠症や睡眠障害などでお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。


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