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副腎疲労による肩こり症状の改善報告

副腎疲労による肩こり症状の改善報告
公開日:2024年4月18日
更新日:2024年4月18日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
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原因不明の肩こりで悩んでいる(男性/40代)

「原因不明の慢性的な肩こりでつらい」
という症状でお悩みの40代男性がご来院されました。

詳しく症状をお伺いすると慢性的な肩こり以外に以下のような不調もあることがわかりました。

・3か月前から右耳に耳鳴りがしている
・就寝時にキーンという耳鳴りが音が起きて慢性的に熟睡ができていない
・肩こりだけでなく、顔を振り向く動作で首に痛みが起こる
・耳鼻科での精密検査では特に大きな異常が見つからなかった
・日常的にストレスがかなり溜まってイライラしている

このような不定愁訴(原因不明の不調)も起こっており副腎疲労との関連性も考えられると推測しました。

西洋医学と東洋医学による検査

副腎疲労との推測から当院では西洋医学と東洋医学、両方の観点から検査と施術を行いました。

筋骨格系の検査:猫背姿勢が強く、肩が内側に巻いており肩から背中にかけての筋肉が張っている
呼吸の状態:自律神経系の疲労、背部の筋肉の緊張から浅い呼吸になっている
東洋医学的な脈診:腎虚(身体のエネルギー不足)
東洋医学的な舌診:胖大(慢性疲労で舌が弛緩している)
関節の可動域:頚部の柔軟性低下、胸椎の伸展と回旋の制限、肩甲骨の柔軟性低下
その他:肩甲骨まわりの筋肉、首の筋肉、ふくらはぎの筋肉が目立って緊張している

このように西洋医学的な筋骨格系、東洋医学的な内臓系の両方から検査をし、当院では副腎疲労と推測して東洋医学的な鍼灸施術を行いました。

鍼灸施術による体質と症状の変化

1回目~3回目:施術後は肩こりや耳鳴りが治まるが日常生活に戻ると症状もぶり返してしまう。鍼灸の効果は実感できる、とのこと。
4回目~5回目:1週間のうち1日~2日くらい症状が出ない時間がある。仕事の前日の休みの日は夕方頃になると症状がつらくなる。
6回目~9回目:耳鳴りは残っているが肩こりは出にくくなる。就寝中の耳鳴りが治まったことで睡眠がしっかりとれるようになる。
10回目~12回目:ほとんど肩こりは感じにくくなる

現在は肩こりは無理をすれば出現する程度で日常では気にならない程度まで改善しており、定期的な鍼灸施術で不調は抑えられている状態です。

副腎疲労は様々なホルモン分泌の障害

突発的に表れた首の痛み、肩こり、身体の疲れ、耳鳴りなどを訴えてご来院されたケースです。
耳鼻科で行った検査では特に異常が検出されずに耳鳴りについては原因不明として、血行促進のための薬とビタミンBを処方されたのみということでした。

これらの不調は一般的には自律神経失調症として扱われることが多いと思います。
しかし、強いストレスと身体の疲労はホルモン分泌に関わる副腎が疲労を起こしている疑いがあり、副腎機能の過剰な亢進によって交感神経が優位に働く体質になり、それが首の痛みや内耳機能の低下を招いていたことが考えられました。

慢性副腎疲労症候群(アドレナルファティーグ)は、精神的ストレス、慢性的な身体の炎症、アレルギー、生活習慣の乱れ、栄養の偏りなどがきっかけとして起こる内分泌障害です。

この副腎は副腎皮質ホルモンの分泌に関わるため、副腎機能が過剰に亢進もしくは低下したりすると結果的に様々な全身症状が現れます。
主に副腎皮質ホルモンの働きには、全身の臓器のミネラルや水分の代謝を調節、血糖値の上昇、肝臓の代謝調節、男性ホルモン作用などを行うとされています。

副腎疲労による肩こりを根本的に改善するには東洋医学の鍼灸

ストレスを強く受けると副腎皮質ホルモンの作用によって日常的に交感神経優位な状態な体質になり、組織の炎症や過剰な免疫システムの発動を起こしやすくなります。
交感神経が優位になると、消化や排泄など内臓機能が低下したり、痛みを感じやすくなったり、刺激に敏感になったりします。

実際にはこの不調が病院で行う標準的な検査では原因が検出されず身体に障害を起こすことがあります。
副腎疲労症候群や自律神経失調症がまさにそれに当たります。

疑われる方の場合には、睡眠剤や抗うつ剤、鎮痛剤などの対処療法だけに過度に頼ることなく、ご自身の体質に合った他の施術方法を検討したほうがよいでしょう。
特に鍼灸や漢方のような東洋医学的なアプローチをお試しいただくことをお勧めします。

当院ではこのような副腎疲労を改善するには「自律神経の正常化と血流改善が重要」と考えています。
そのため当院ではこの改善を目的とした一人ひとりの体質に合った効果的なポイントに鍼灸治療を行います。

当院の鍼灸治療は病院の薬物療法やマニュアル通りの治療ではできない柔軟な鍼灸治療で効果を引き出します。

ぜひ、副腎疲労による肩こりでお悩みの方はご相談ください。



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