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自律神経失調症で夜の咳が止まらない症状の改善方法

自律神経失調症で夜の咳が止まらない症状の改善方法
公開日:2024年02月28日
更新日:2024年02月28日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
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夜に咳が止まらない症状でお悩みの方に

・日中は咳が出ていないのに、夜寝る前に咳が出る
・夜中や明け方に、咳が出てしまい眠りたいのになかなか寝入れない

こんな辛い症状を抱えている方はいませんか?

こういった夜に起こる咳症状には自律神経が大きく関わっています。
今回は「自律神経失調症で夜の咳が止まらない症状に鍼灸」と題して夜間に起こる咳の原因と鍼灸の有効性について解説します。

夜の咳は副交感神経の過敏な反応が原因

自律神経には交感神経(身体を活発に動かす神経)と副交感神経(身体を休ませる神経)があります。
この二つの神経には日内リズムがあり、一日の中で環境に応じてシーソーの様に上手にシフトチェンジしてバランスをとっています。

主に日中は交感神経が優位に働いており、夕方から夜にかけてだんだんと副交感神経が交感神経に代わって優位に働き始めます。
そして夜、寝る前には副交感神経が最も優位に働く時間になります。

副交感神経の特徴として優位に働くと必要な酸素量が活動中より少なくなります。
この副交感神経が過剰に働いてしまうと気道が縮んで空気の通る道が狭くなる反応が起こります

この副交感神経の過剰反応は鼻水、痰、アレルギー疾患などの症状をお持ちの方はアレルギー物質が気管支等を刺激しやすくなります。
健康であれば反応するはずのない刺激であっても過敏に反応してしまうため、夜間に寝苦しい咳症状が出てしまいます。

この症状は気道過敏症という病名でも呼ばれる場合があります。

本来、咳は異物やウィルスや細菌等、喉や気管についた悪いものを外に出そうとして起こる身体の生理的な防衛反応です。
そのため止めるのは良くないという考えもあります。

しかし、このような夜間に起こる咳症状は睡眠に関わるため止めなくてはゆっくり休むことも寝ることも出来ません。
そのため悪化させずに早期に改善することが重要になります。

※気道過敏症に関する詳しい解説は下記のリンクボタンからご覧ください

自律神経を調節することで辛い咳症状を抑えることが可能

この様な症状を抱えている方は頻回な咳によって粘膜に慢性的な炎症が起きています。
その炎症が原因で自律神経を乱れさせて、さらに身体全体に炎症反応が起こりやすくなっている可能性があります。

この咳の症状の根本的な原因にストレスがあります。

あなたの夜の咳症状は、自分では気づいていない不安、緊張、イライラなどによる心のバランスの崩れが影響しているかもしれません。
もしこの精神的なストレスが原因であるならば、薬を使って症状を抑えたとしても、根本的な改善にはなりません。

咳の他に目が乾く
・口が乾く
・動悸がする
・めまい
・食欲が減った
・お腹の調子が良くない
・寝てもすっきりしない

こういった症状がある場合、あなたの心身がストレスによって悲鳴を上げているサインです。
自律神経を改善させて身体のストレスレベルを下げてあげる必要があります。

夜の咳を止めるために必要なセルフケア

夜の咳の原因と自律神経の関係を解説していきました。
今まで繰り返してきた生活習慣の中で急にストレスを減らしたり、自律神経の乱れを自分で正すように変えていくことはなかなか出来ることではありません。

そのような方のために、今すぐにでもできる咳を止める対処法を幾つかご紹介します。

[温かい飲み物を摂る]
まず温かい物をゆっくり時間をかけて飲んで気管を温めるようにしましょう。
蒸気は喉や気道を加湿してくれる効果があります。

飲むホットドリンクにはちみつを加えるのもポイントです。
はちみつには咳止め効果、抗菌、抗ウィルス作用があります。

このような咳症状に悩まされたときは夏でも温かい飲み物を飲むように心がけましょう。
そのため冷たい飲み物は逆効果です。

過敏になっている気管を刺激して咳の原因になります。
お酒や刺激の強いもの(カフェインや辛いもの)も控えましょう。

[横向きで寝る]
就寝時は横向きで寝るようにしましょう。
横向きは気道が塞がりにくくなるため咳の予防につながります。

また仰向けで寝てしまうと、鼻水や痰が喉に流れやすくなることで咳が出やすくなる可能性があります。
そのため横向きで寝ると気道に鼻水やたんが落ちこむのを防ぐ効果があるため日ごろから後鼻漏などで悩まれている方は試してみるといいでしょう。

[寝る環境も整備する]
エアコンなどを使い過ぎてお部屋が乾燥していることはないでしょうか。
秋や冬は乾燥を防ぐため加湿器を使ったり、タオルを濡らして吊るしたり、お部屋の保湿を心がけることが重要です。

また寝るときもマスクをつければ保湿効果や異物の侵入を防いだり、鼻呼吸を促すことが期待できます。

他にも寝具、寝室を清潔に保つことも重要です。
枕カバーやシーツはこまめに取り換えておくこともポイントです。

部屋の空気をきれいにするために空気清浄機や布団用クリーナー等を上手く利用するのもおすすめです(カビ・ダニ・ハウスダスト対策になります)。

アレルゲンは咳の反射を起こしやすくします。
当然ですが寝る直前に掃除をしてはアレルゲンが空気中に舞ってしまうため逆効果になります。

ホコリやチリが舞い上がり気管を刺激してしまうためなるべく日中に掃除は済ませておくのも咳の予防には大切です。

夜に起こる咳症状は自律神経専門の鍼灸で改善できる

このような夜に起こる咳症状でお悩みの方は東洋医学に基づく鍼灸治療で改善できます。

自律神経失調症による咳症状の根本的な原因はストレスによる自律神経が乱れです。

鍼灸にはこの乱れた自律神経の働きを正常に戻し咳を止める効果に優れています。

「就寝前や夜中に咳が出て眠れない」といった自律神経失調症による咳でお悩みの方は、ぜひ当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。


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[参考]
※1 【呼吸器内科】気道過敏性~冷気やけむりで咳が出ませんか?~ / ハピコワクリニック五反田
※2 気道過敏性は夜に悪化しやすい / つばさ在宅クリニック西船橋

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