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肩こりが原因で息苦しくなる不調の改善方法
- カテゴリ:
- 自律神経
公開日:2024年02月28日 更新日:2024年02月28日
目次
肩こりからくる息苦しさで悩んでいる方へ
「毎日肩こりがつらく息苦しさを感じる」
「首回りや背中、体のこわばりが強くなって呼吸が浅い」
「身体がだるくてつらい、眠りが浅くて疲れがとれない」
「疲れやすくて仕事に集中できない」
このような肩こりが辛くて息苦しさをおぼえる症状でお悩みの方はおられるでしょうか。
肩こりと呼吸には一見関係がなさそうですが、実はこのふたつは密接に結びついています。
今回は「肩こりが原因で息苦しくなる不調の改善方法」と題して肩こりと息苦しさの関係や改善方法について解説します。
肩こりと息苦しさには深い関係がある
[浅い呼吸が原因の可能性]
浅い呼吸の人が改善するために必要なポイント
→「肩こりと息苦しさのない健康な体を目指すなら、全身の血行を良くする」
健康体であれば血流が良く筋肉が動きやすくなり、肩こりの原因を作る疲労物質の排出がスムーズに行われます。
しかし、呼吸が浅い状態だと呼吸によって起こるポンプ作用が減少し血流が悪くなります。
この状態が習慣化すると肩こりが起こる原因となってしまいます。
それ以外にも浅い呼吸では、酸素を十分に取り込むことができず、血液中の酸素濃度が低下し、筋肉は酸素不足に陥ります。
結果、筋肉が栄養不足になりうまく働かず筋肉が硬くなります。
先ほどもご説明したとおり、血流が悪くなるということは肩こりの最大の敵です。
筋肉自体が硬くなり、疲労物質が蓄積しやすくなり、肩こりにつながります。
肩こりと息苦しさには姿勢と呼吸で対処する
この肩こりの原因である浅い呼吸を改善するためにはどうすれば良いのでしょうか。
詳しく解説していきます。
【立ったときの姿勢から歪みを調べる】
普段の自然な立ち姿勢のまま壁を背にして立ち、以下のポイントを確認してみましょう。
・「頭、肩、お尻、ふくらはぎ、かかと」が壁についているか
・腰と壁の間に手のひらが入るだけの空間があるか
これらを確認したうえで、どこかが壁についていなかったり、腰と壁の隙間が大きすぎたりすると、理想的な立ち姿勢とはいえません。
自分の姿勢が崩れているかもと思った方は、普段から正しい姿勢を心がけましょう。
【正しい姿勢のポイント】
耳の後ろ辺りが天井から真上に引っ張られているつもりで立つイメージをしましょう。
こうすると顎が引けて胸が開き正しい背骨の位置に修正できます。
壁と腰とに空間が空き過ぎている人は腰が反りすぎている人です。
お尻にキュッと力を入れて立ってみましょう。
背筋をのばすではなく、「骨盤を立てる」ことを意識すると正しい姿勢がとりやすいのでオススメです。
【正しい座り方のポイント】
座るときには、椅子に深く腰を掛けるのではなく、座面の真ん中に腰掛け、あごは軽く引きます。
また立つときと同じく、頭は耳の後ろが天井から引っ張られているイメージで背筋を伸ばします。
【腹式呼吸を意識する】
正しい姿勢が確認できたら、次は普段から深い呼吸ができるよう、腹式呼吸を意識します。
吸った息を胸ではなく、お腹(お臍の下あたり)に送り込むつもりで深く呼吸をします。
肩は上下させずにお腹が膨らんでいたら腹式呼吸ができている証拠です。
腹式呼吸をすることで、横隔膜(おうかくまく)が活発に動き、周辺の体幹の筋肉(インナーマッスル)が鍛えられます。
この腹式呼吸ができると体幹の筋肉がしっかりして、先ほど解説した正しい姿勢が楽にキープできるようになります。
スマホによる巻き肩でも息苦しさは起こる
スマホを操作で前かがみになる姿勢が常態化すると肩が丸まったようになります、これを「スマホ巻き肩」といいます。
スマホによって肩が丸まった状態が続くと肋骨が拡がりません。
そのため肺からの酸素が十分に取り込めない呼吸が浅い状態になってしまいます。
この呼吸の浅さが息苦しさを出現させてしまいます。
スマホ巻き肩を完治する対策
このスマホ巻き肩を完治するためにはスマホを使わないことが最善ではありますが、スマホが必需品である現代では使わないことは難しいと思います。
そのため改善させるために最優先として重要なのが姿勢になります。
日ごろ、椅子に浅く腰かけ前かがみになってスマホの画面を見ていないのでしょうか。
先ほど上でご紹介した正しい立ち方、座り方の姿勢を思い出してください。
対策のポイントはスマホは目線と同じ高さで画面を見ることが重要です。
またスマホを持っていない方の手でスマホを持っている手を支えると体への負担が減ります。
肩こりで息苦しいときに役立つストレッチ
肩もこるし息苦しくてつらい、というときはこのようなストレッチをして対処してみてはいかがでしょうか。
以下のストレッチを行うと硬くなってしまった肺周辺の筋肉に柔軟性がついて肩こり完治と息苦しさ完治に期待できます。
[吸気筋ストレッチ]→吸う筋肉へのアプローチ
①肩幅に足を広げ、膝は軽く曲げて立ち下腹部を意識する。
胸の前で両手を軽く組む(肘は曲げたまま)。
②鼻からゆっくり息を吸いながら、組んでいる手を前へ伸ばす。
このとき、背中は丸めるように伸ばしていく(肩甲骨の間の筋肉を伸ばすイメージ)
③息を吸いきったら、次はゆっくり口から息を吐きつつ、胸に向かって手を引き寄せる。
[呼気筋ストレッチ]→吐く筋肉へのアプローチ
①両手を後ろに回して腰のあたりで軽く組む(組めない場合は、指先を合わせる程度でも良い)
②顎を前に突き出すように上げた状態にしゆっくり鼻から息を吸いながら腕を伸ばして斜め後ろに持ち上げる。
このとき、みぞおちから両脇腹にかけて筋肉がストレッチされていることを意識する。
③息を吐きながら、手を腰に降ろしていく
肩こりで起こる息苦しさは鍼灸治療で改善できる
今回は、肩こりから起こる息苦しさの原因と改善方法について解説しました。
毎日のように肩こりで悩んでいるけど、「セルフケアだけでは改善できない」と諦めている方も多かったのではないでしょうか。
しかし、このような肩こりや息苦しさは東洋医学の観点からしっかり把握し、体質に合ったアプローチを行うことで十分に根本的な改善が可能です。
当院では東洋医学に基づく鍼灸で肩こりや息苦しさの原因である筋肉疲労、筋バランスの歪み、自律神経の乱れを完治させる治療を行っております。
根本的な体質改善に働きかけるものですのでどんな肩こり症状でも対応しております。
色々試してみたけどなかなか症状が改善しないという方は、ぜひ当院に相談してみてはいかがでしょうか。
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鍼灸院コモラボ院長
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【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。