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サインバルタの離脱症状の乗り越え方のブログ

サインバルタの離脱症状の乗り越え方のブログ
公開日:2023年11月17日
更新日:2023年11月17日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

サインバルタを突然やめたら離脱症状が起きた?

サインバルタやメイラックスなど心療内科で処方される薬を飲み続けると離脱症状や常用量依存という生体反応が起こるとされています。

当院でも「離脱症状ではないか」「このまま薬を飲み続けなくてはいけないのか」といった薬を突然断薬したことで起きた離脱症状でご来院される方がおられます。

しかし、この離脱症状の判断は医学的にとても曖昧であり、離脱症状ではなく不安障害による偽性離脱症状の可能性があります。

もしも、そうであれば「薬を飲み続けること」というサインバルタやメイラックスの縛りから抜け出せるかもしれません。

離脱症状の症状は患者の主観に委ねられている

 

サインバルタやメイラックスの離脱症状にはガイドラインがあります。今回はベンゾジアゼピン系による常用量依存(離脱症状)のガイドラインで解説します。
以下のような精神症状、身体症状、知覚症状の3つに分類します。しかし、これらの症状はあくまでも「共通点」でありガイドラインに当てはまらない症状も起こるとされています。

【離脱症状の精神症状】
①不安や懸念
②落ち着きのなさ、焦燥感
③記憶・集中力障害
④抑うつ気分
⑤いらいら感
⑥不眠
⑦離人感

【身体症状】
①食欲低下、体重減少
②筋肉痛、筋痙攣
③悪心、嘔吐
④振戦
⑤心悸亢進
⑥発汗
⑦頭痛
⑧めまい

【知覚障害】
①知覚過敏(光・音)
②身体動揺感
③金属味

「当てはまらない症状も起こる」という理由には心療内科全般にいえることなのですが、症状というのは患者の「主観(自分がそう感じる)」というものが判断に重要になります。
というのも、外科や感染症といった検査によって画像や血液検査による数値で判断できるものではありません。

そのため、患者自身が「薬を減らしたら不調が起きた」といったら、それが重要な判断になります。そうなると、「患者が離脱症状が出たといったら離脱症状ではないのか」と思うかもしれませんが、偽性離脱症状というものがあります。

離脱症状に似た偽性離脱症状

偽性離脱症状は「ベンゾジアゼピン系薬剤を服用している患者は、もともと不安傾向が強いため、薬が減量されたと思うだけで、症状が悪化する現象。

不安症状だけが悪化し、ベンゾジアゼピン系薬剤の離脱症状に認められる知覚障害や精神症状は見られない。反跳性不安・不眠や離脱症状と共通の症状が出現するため、注意が必要です。」というものです。

サインバルタやメイラックスを飲み始めるきっかけは人それぞれですが、サインバルタやメイラックスを飲むということはどなたでも精神的に不安定であり何らかの不安を抱えているため、「離脱症状」に対する不安感が強まり「離脱症状が起きた」と不安障害が偽性離脱症状ということになります。

離脱症状ではなくもともと抱えていた不安障害が出てきた

要するに偽性離脱症状というのはサインバルタやメイラックスを飲み始める前から抱えていた不安がメイラックスを飲み続けても「もともとの不安が治っていない」ということです。

良くも悪くも「何も変わっていない」ということになります。そうであれば、「薬を飲み続ける心配もなく、離脱症状に対する心配もする必要ない」ということにならないでしょうか。

なぜサインバルタやメイラックスを飲み始めたのか

先ほども解説したように「サインバルタやメイラックスを飲むということはどなたでも精神的に不安定であり何らかの不安を抱えている」というのは紛れまないことです。

そのため偽性離脱症状を治すためには「どうしてサインバルタやメイラックスを飲むようになったのか」という自分自身の問題について完治させることが重要です。

そのためにはカウンセリングが大切になります。当院でもカウンセリングは行っております、ぜひご相談ください。



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[参考]
21. ベンゾジアゼピン系薬の常用量依存/ 福岡県薬剤師会

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