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頭がぼーっとするときにミントが効果的な理由

公開日:2022年10月28日 更新日:2023年03月20日 私たちが感じる疲れはおおまかに二つに分かれています、身体(筋肉)をたくさん動かすことによる原因で起こる「肉体的な疲労」と外界から受ける心理的ストレスによる「精神的な疲労」です。近年ではこの精神的な疲労に脳が調整している自律神経の乱れが関わっています。今回は精神的な疲労「頭がモヤモヤする」といった症状の原因について解説していきます。

東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログ記事を書いている我々は5万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。
目次

「やる気・意欲が起きない」「集中力が落ちる」は脳が疲労を起こしている

脳は多量のカロリーを消費しながら五感の情報処理を行っています。 デスクワークなど頭を使う仕事で起こる「疲れて頭が回らない」というような状態が起きたら、脳のエネルギー不足が考えられます。 最近ではこういった脳の疲れをブレインフォグ(脳疲労)と呼びます。 脳は五感の情報処理だけでなく自律神経の調整も行っているため脳疲労を起こすと頭の疲れだけでなく不眠や身体がだるいといった全身症状も出現します。
ぼんやりしていても脳は働いている
誰もが経験したことがある「休日にゆっくり身体を休ませたはずなのに、あまり疲れがとれなかった」、「翌日も仕事なのに何だかやる気が出ない」、という経験はしたことはありますでしょうか。 しっかり身体を休ませたはずなのになぜ疲れがとれないのか、その原因に脳の疲労がとれていないことが挙げられます。 実は脳の特徴的な機能に「ぼんやりと身体を休ませていても脳は働いている」というものがあります。
何もしていなくても脳は働く機能「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」とは
最新の脳科学の研究では、ぼんやりしている状態でも脳内にいくつか活発に働いている領域があることが研究でわかってきました。その活動を「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」と呼びます。
すぐに動けるように脳は備えている

デフォルト・モード・ネットワークは、よく自動車の「アイドリング状態」に例えられます。 車のエンジンは完全に切ってしまうと、再び発車させるのにキーを回しエンジンをかける動作から始まるため発車に時間がかかってしまいます。 しかしエンジンが常時かかっているアイドリング状態であればアクセルを踏むだけですぐに車が発車できます。デフォルト・モード・ネットワークも同じことがいえます。 脳が完全に休ませる状態だとすぐに対応する必要があるときに反応しづらいため、ある脳の一部を待機状態にしておき、万が一の対応のために常時働かせている状態にしていると考えられます。
ぼんやりしているときでも脳は情報整理をしている

デフォルト・モード・ネットワークが正常に働いていると脳内の情報がスッキリと整理されており、蓄えられた情報がそれぞれ結びつきやすくなります。 このことで脳に新しくインプットされた情報も処理がスムーズに行われます。 しかし、デフォルト・モード・ネットワークの働きがスムーズに行われなくなると、脳内での情報がうまく整理されずそれぞれの情報の結びつきが上手く行われません。 イメージとしてはデスクに書類が散らかったまま脳が別の作業をしている状態です。 この状態のままだとインプットした情報が脳に記憶として定着しづらくなったり、脳の活動自体が低下したりといった状態になります。
脳疲労によってデフォルト・モード・ネットワークがうまく働いていない
脳はデフォルト・モード・ネットワークの機能によりぼんやりしていても活発に活動しています。 この機能が過剰に働き続けると、「休んだのに疲れがとれない」「やる気が出ない」「物事に集中できない」「イライラしやすい」といった「脳疲労」の状態になると考えられています。 「何もしていないとかえって疲れる」と感じる人は、こうした脳疲労が続いているのかもしれません。
頭がぼーっとするときにミントが効果的な理由

ペパーミントの清涼感ある香りには、精神を鎮静する効果があるとされています。そのため神経の疲労やうつ状態など脳の疲労感をリフレッシュさせる働きに優れています。また怒ったときなどの精神が興奮している状態においても高ぶった神経を鎮め気持ちを落ち着かせる作用もあります。このペパーミントの刺激性のある香りは、気付け薬の役目を担うとも考えられているほか、鈍っている脳の働きを活性化させて集中力を向上させるといわれています。
まとめ
- 脳疲労を起こすと頭の疲れだけでなく不眠や身体がだるいといった全身症状も出現する
- 脳の特徴的な機能に「ぼんやりと身体を休ませていても脳は働いている」というものがある
- 何もしていなくても脳は働く機能「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」と呼ぶ
- デフォルト・モード・ネットワークの機能が過剰に働くと「やる気が出ない」「物事に集中できない」といった症状がでる
頭のモヤモヤなど脳疲労は東洋医学の鍼灸治療で改善できる
脳疲労の改善には質の高い睡眠で脳の疲労を回復させることが最も重要です。 この質の高い睡眠をとるために鍼灸治療が効果的です。鍼灸治療を施すことで、自律神経の乱れが調整され就寝時に質の高い睡眠作用が起こります。 この睡眠作用により就寝することで脳疲労の改善が期待でき、デフォルト・モード・ネットワークの過剰な働きも落ち着かせることができるのです。 鍼灸治療は睡眠薬のように薬物を使わない治療なので副作用もなく安心・安全に受けていただくことができます。

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