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耳の下や後ろを押して痛いとリンパの腫れ

耳の下や後ろを押して痛いとリンパの腫れ
公開日:2023年04月17日
更新日:2023年10月28日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

病院やクリニックで治らない耳の後ろの痛みでお悩みの方が増えています

現在、当院では病院や整体マッサージで治らない耳の後ろの痛みでお悩みの方が多くご来院されています。

その中でも特徴的な症状に「耳の下を押すとリンパが痛む」「耳の後ろの骨の出っ張りを押すと痛む」「耳の後ろのしこりを押すと痛い」といった症状を訴える方が増えています。

このような痛みは耳鼻科での精密検査では「何も異常がない」と診断されてしまうため治療法で悩まれている方も多いかと思います。

今回は「耳の下や後ろを押して痛いとリンパの腫れ」と題して肩こりや首こりと関連のある耳下腺痛が起こる原因と鍼灸治療による治し方と有効性について解説していきます。

耳の後ろを押して痛みを感じたら耳下腺痛の可能性あり

この耳の後ろや下を押して痛みを感じる部分は耳下腺(じかせん)という器官が備わっています。

耳下腺は 唾液を分泌するために耳の後ろから下にかけてある唾液腺のひとつになります。
この耳下腺とその周囲に何らかの障害を受けることで押したり首を動かしたときに痛み、張り感、違和感といった不調を感じるとされています。

こういった耳下腺の痛みを耳下腺痛(じかせんつう)といいます。

耳下腺痛が一番起こりやすい原因に血流障害

耳下腺痛が一番起こりやすい原因に筋肉の圧迫による血流障害があります。

解剖学的に耳下腺の周りには僧帽筋という首から肩へ、または背部へと伸びる大きな筋肉や胸鎖乳突筋という耳の後ろから胸へと伸びる筋肉が耳下腺周囲を横切っています。

そのため僧帽筋や胸鎖乳突筋の疲労が溜まり筋肉の緊張やこりが発生すると耳下腺やその周囲を硬くなった筋肉が圧迫することになり血液やリンパの流れを阻害してしまい血流障害が起きてしまいます。

この状態になると「耳の後ろのしこりを押すと痛い」といった耳下腺痛特有の症状を引き起こすことになります。※1

ストレスによる自律神経やホルモンの乱れでも起こる

耳下腺痛を起こす原因に僧帽筋や胸鎖乳突筋が関係していると解説しました。

この僧帽筋と胸鎖乳突筋はデスクワークなどの筋肉疲労だけでなく心理的ストレスによる自律神経やホルモンの乱れでも肩こりや首こりを起こしやすい筋肉です。
そのため日ごろから肩こりや首こりの症状が強い人は耳下腺痛を発症しやすいと考えられています。

耳下腺痛の特徴として耳の後ろを触った時にコリコリとした筋肉のこりがみられます。
初期の耳下腺痛は触ったり押したときに奥の方で鈍い痛みを発しますが、悪化すると「耳の後ろを針で刺されるような痛み、こめかみまでズキンズキンする」という鋭い痛みを起こすことがあります。

耳下腺痛と間違えやすいものに後頭神経痛がある

耳下腺痛と間違えやすい「耳の後ろが痛い」という症状には後頭神経痛があります。

後頭神経痛は主に首の筋肉の過緊張により神経が圧迫を受けて起こります。
後頭神経痛の痛み方は耳下腺痛とは違い電気が走るようなチクチク、キリキリ、ビリビリとした痛みが特徴です。

詳しい後頭神経痛の症状は以下のブログに解説してあります。
【※詳しい後頭神経痛についてのブログ】
後頭神経痛の治し方は鍼灸のツボ刺激 

当院が考える耳下腺痛を治す鍼灸治療

耳下腺痛を起こす原因には筋肉の緊張やこりによる圧迫によって起こる血流障害と新陳代謝の低下や冷えなどによる血流障害との二つが考えられます。

当院では問診と検査を行い、耳下腺痛の根本的な原因を特定し東洋医学のツボを利用した鍼灸治療を行い鍼灸の効果を最大限に引き出します。

また筋肉が原因である耳下腺痛は局所的な筋肉のこりを完治する鍼灸治療を行い、新陳代謝や冷えが原因である耳下腺痛は代謝や血流を促進させるツボを利用した鍼灸治療を行います。患者様の個々の体質に合った治療を施す微調節をすることで鍼灸の効果が高まります。

【治療例&効果の高いツボ 】デスクワーク中に耳の後ろに痛みを感じる(30代女性)

【治療の体験者&改善方法 】
30代女性で3週間前から「デスクワーク中に耳の後ろのあたりに痛みを感じる」とのことでご来院されました。

当初は「後頭神経痛かもしれない」と思い整形外科を受診したのですが「後頭神経痛ではなくただの肩こり」と診断を受けて湿布と痛み止めを処方されました。
しかし、経過観察するも改善することもなく日に日に痛みが強まってきたとのことです。

当院では西洋医学と東洋医学の両方の観点から原因を特定し「筋肉の過緊張と血行循環の低下」と考えて治療を開始しました。
痛みを感じる直接的な原因の部分には天牖(てんゆう)と翳風(えいふう)というツボを利用して痛みを緩和させ、それ以外にも全身の血流を高めて筋肉の緊張を緩める治療を行い改善を促しました。

【主に利用したツボ】
今回の改善例で主に利用したツボは主に肩こりや首の筋肉の痛みに利用するツボになります。
・天牖(てんゆう)・・・耳の後ろにあるでっぱった骨の真下のくぼみ
・翳風(えいふう)・・・耳のつけ根の後ろ、口を開けるとくぼむ部分

耳の後ろから下に起こる耳下腺痛は当院の鍼灸治療で改善できます

現在、当院では病院や整体マッサージで治らない耳の後ろの痛みでお悩みの方が多くご来院されています。

このような僧帽筋や胸鎖乳突筋など筋肉の緊張やこりによって引き起こす耳の後ろの痛み(耳下腺痛)は当院の鍼灸治療が効果的です。
鍼灸治療は筋肉の緊張を緩める効果だけでなく、痛みを取り除き、血行循環やリンパの巡りを改善させる効果があります。

そのため耳下腺痛の改善には即効性の高い効果をもたらします。
ぜひ、「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。



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[参考]
※1.頸・肩こりから生じる多彩な症状について/岩佐耳鼻咽喉科
https://iwasa-jibika.jp/disease/katakori.html

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