【寝起きに足の裏が痛い】足底筋膜炎は鍼灸で改善できる

公開日：2024年10月17日
更新日：2024年10月17日

※自律神経などの不調が改善された患者様の声と治療実績は上記のリンクから別ページで解説しています。

足底筋膜炎でお悩みの方に適切なアドバイス

「寝起きの歩き始めに足裏に痛みを感じる」
「足の裏が硬く緊張して引っ張られている不快感がある」
「足裏のかかとあたりを押すと鈍い痛みを感じる」
「かかとの骨が出っ張っている感じがする」

「寝起きに足の裏が痛む」「長時間歩くとかかとが痛くなる」など、こういった症状は、「足底筋膜炎」の際にみられる特徴的な症状です。
足底筋膜炎は、痛みを感じてもしばらくすると痛みが消えてしまうため、それほど深刻には捉えていないという方が多くいらっしゃいます。

しかし、放置しておくと痛みが強くなり歩行困難になる恐れもあります。
そのため足底筋膜炎は早めの対処が重要です。

今回は「【寝起きに足の裏が痛い】足底筋膜炎は鍼灸で改善できる」と題して足底筋膜炎の原因や症状、対処法についてご紹介しております。

足底筋膜は体重を支えたり衝撃を吸収する役割

足は体全体を支える機能だけでなく、歩く、立つといった日常的な動作のバランスをとる機能にも大きく関わっています。
その足には、つま先からかかとまで足の裏を縦に走っている「足底筋膜(足底腱膜)」という分厚い膜があります。

この足底筋膜は、土踏まずのアーチを支える役割があります。
その他にも身体の体重を支えたり、地面からの衝撃を吸収するクッションのような働きも担っています。

足底筋膜炎とは、この分厚い膜「足底筋」に炎症が起こってしまっている状態を指します。

主な症状は朝起きたときのかかとの痛み

足底筋膜に炎症が起こり、小さな断裂が繰り返されることで痛みを感じます。
統計では中高年以降の女性に発症することが多いとされています。

またマラソン、バスケットボール、サッカーなどランニングが主なスポーツでも発症しやすい傾向があります。
足底筋膜炎の主な症状としては、朝起きたときに「かかと」に激痛が走るなどが挙げられます。

足裏に許容範囲を超えた負担がかかると炎症する

足底筋膜炎は足裏に許容範囲を超えた負担がかかること発症します。

大抵は足底筋膜に小さな損傷が起こっても、すぐに回復に向かえば特に問題ありません。
しかし、加齢などにより回復が遅れてしまうと激しい痛みがあらわれるようになります。
主な原因としては下記が挙げられます。

【足底筋膜炎の原因①】足の筋力低下

足の筋力や柔軟性が低下すると、歩行時などに足底筋膜が強く引っ張られてしまい炎症が起こりやすくなります。
そのため、筋力の低下がみられるようになる40歳から60歳がもっとも足底筋膜炎の発生が増加傾向です。

【足底筋膜炎の原因②】形やサイズの合わない靴の使用

サイズの合わない靴を履くと歩行時に靴の中で足が安定しなくなります。
これが結果的に足底筋膜へ負担が増大することになります。
また、靴底の薄い靴やクッション性のない靴の使用も地面からの衝撃を増加させるため足底筋膜炎を発症する要因となる可能性が高まります。

【足底筋膜炎の原因③】スポーツによるオーバーユース

過度な運動やトレーニングで足をオーバーユース(使い過ぎ)してしまうと足底腱膜が炎症を起こし足底筋膜炎に発展することがあります。
特にランニング、サッカー、バスケットボール、テニスなどの競技に多い傾向がみられます。

足底筋膜炎の主な症状

①起床時の足底の痛み
「起床時や歩き出しに足の裏が痛む」といった症状は足底筋膜炎の特徴的な症状だといわれています。
足を地面に着地させたときの衝撃と足を蹴り出すときに足底筋が引っ張られることが痛みを引き起こす直接的な原因と考えられます。
発症初期であればしばらく歩くと徐々に痛みはやわらぐ傾向があります。

②痛みが慢性化する
初期には歩行時のみ痛みが生じていたものが進行すると痛みの継続時間が長くなり痛みの強さも高まります。
それにより運動時や歩行時に強い痛みを感じるようになります。

③かかとの骨の変性
足底筋膜炎が慢性化すると、かかとの骨に「骨棘（こつきょく）」と呼ばれる「棘（とげ）」のようなものができます。
この骨棘が刺激されるとさらに強い痛みを自覚するようになります。

足底筋膜炎のセルフチェック

足底筋膜炎は放っておくと強い痛みに発展し日常生活に支障が出る可能性があります。
そのため早期に発見し対処することが大切です。

足底筋膜炎の簡単なセルフチェック方法をご紹介します。

・かかとを押すと痛む
・足裏を伸ばすとかかとに突っ張り感や痛みを感じる
・常に足裏が張っているような感覚がある
・かかとの骨が出っ張っている

足底筋膜炎を予防する3つのポイント

①足底のストレッチ
ストレッチで足底の筋肉や腱を柔軟に保つことは足底の負担軽減につながります。
ストレッチを習慣化することで足底筋膜炎の予防だけでなく、痛みの悪化を防ぎ、痛みを緩和させることができます。
主なストレッチ方法は片方の手でかかとを持ち、もう片方の手で足の指を手前に引っ張る「足裏ストレッチ」です。
とても簡単にストレッチなので、誰でも足底筋膜の緊張をやわらげることができます。

②適切な靴選び
自分の足に合った靴を履くことは足底への負担を減少させ足底筋膜炎の予防につながります。
人間の足は昼過ぎから夕方にかけてむくみやすく、サイズにも大きな差が出る場合があります。
そのため適切なサイズの靴を買う時間帯は夕方以降がよいといわれています。

③練習量の見直し
過度な運動やトレーニングは足底へのストレスを増加させます。
適切なトレーニングメニューへと見直すことで足底筋膜炎の予防につながります。
また、疲労を感じたら無理をせずきちんと休息をとるように心がけましょう。

足底筋膜炎は鍼灸治療で改善できる

足底筋膜炎は足の筋肉の中でも深い筋肉に位置しています。
そのため炎症に対してマッサージやストレッチをしてもアプローチしにくく改善させにくいことがあります。
こういった治療しにくい足底筋膜炎は鍼灸治療が効果的です。

鍼灸治療はピンポイントで鍼を原因である患部までアプローチできる数少ない治療法です。
ぜひ、足底筋膜炎でお悩みの方は当院にご相談ください。

当院で改善した患者様の声と治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。

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