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【治った体験談】後鼻漏が起こる上咽頭炎に対する漢方の選び方

【治った体験談】後鼻漏が起こる上咽頭炎に対する漢方の選び方
公開日:2024年07月12日
更新日:2024年09月10日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之と清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
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※上咽頭炎が改善された患者様の声と治療実績は上記のリンクから別ページで解説しています。

上咽頭炎でお悩みの方に適切なアドバイス

「鼻水が喉に流れる」
「喉がイガイガする」
「喉に違和感を感じる」
「痰が絡む」

このような不調でお悩みの方はおられないでしょうか。
この不調が強く感じた場合は喉に炎症が起こる上咽頭炎の可能性があります。
今回は「【治った体験談】後鼻漏が起こる上咽頭炎に対する漢方の選び方」と題して上咽頭炎と正しい漢方薬の選び方を解説します。

「鼻水が喉に流れる」
「喉がイガイガする」
「喉に違和感を感じる」
「痰が絡む」

このような不調でお悩みの方はおられないでしょうか。
この不調が強く感じた場合は喉に炎症が起こる上咽頭炎の可能性があります。
今回は「【治った体験談】後鼻漏が起こる上咽頭炎に対する漢方の選び方」と題して上咽頭炎と正しい漢方薬の選び方を解説します。

東洋医学では粘膜や鼻の状態によってアプローチが変わる

西洋医学における病名が上咽頭炎であっても東洋医学(中医学)の視点では粘膜の状態や鼻の状態に応じてアプローチは変わります。
西洋医学では上咽頭炎の診断は喉の炎症があるとされ、炎症ありと診断されたら耳鼻科領域ではBスポット療法(EAT療法)を行ったります。

西洋医学における病名が上咽頭炎であっても東洋医学(中医学)の視点では粘膜の状態や鼻の状態に応じてアプローチは変わります。
西洋医学では上咽頭炎の診断は喉の炎症があるとされ、炎症ありと診断されたら耳鼻科領域ではBスポット療法(EAT療法)を行ったります。

上咽頭と鼻は同じ絨毛細胞でできている

粘膜というくくりで考えると解剖学的には上咽頭の粘膜と鼻の粘膜はどちらも同じ構造で繊毛細胞(じゅうもうさいぼう)が生えています。
(参考までに中咽頭と下咽頭は構造が違います。)

上咽頭と鼻は例えるならば同じカーペットが敷かれているといえます。

粘膜というくくりで考えると解剖学的には上咽頭の粘膜と鼻の粘膜はどちらも同じ構造で繊毛細胞(じゅうもうさいぼう)が生えています。
(参考までに中咽頭と下咽頭は構造が違います。)

上咽頭と鼻は例えるならば同じカーペットが敷かれているといえます。

上咽頭炎が治らないのは鼻にも炎症が起きているから

上咽頭炎といえどもその炎症は上咽頭だけ起きている場合もありますが、同じ絨毛細胞でつながっている鼻の粘膜にも炎症があるケースも多い傾向にあります。
そのためbスポット療法(EAT)を「100回やっても治らない」と悩まれている方は上咽頭の粘膜のみに炎症が起きているわけではなく鼻粘膜にも炎症が起きているせいで改善できていないのではないかと考えられます。

喉の炎症をbスポット療法で一時的に抑えても鼻粘膜の炎症があれば炎症は消えていないので上咽頭炎が再発してしまうと推察します。

上咽頭炎といえどもその炎症は上咽頭だけ起きている場合もありますが、同じ絨毛細胞でつながっている鼻の粘膜にも炎症があるケースも多い傾向にあります。
そのためbスポット療法(EAT)を「100回やっても治らない」と悩まれている方は上咽頭の粘膜のみに炎症が起きているわけではなく鼻粘膜にも炎症が起きているせいで改善できていないのではないかと考えられます。

喉の炎症をbスポット療法で一時的に抑えても鼻粘膜の炎症があれば炎症は消えていないので上咽頭炎が再発してしまうと推察します。

鼻粘膜の炎症が上咽頭炎の再発につながる

上咽頭炎が治らない、良くなっても再発してしまうといった原因を考察した場合にこの「鼻粘膜にも炎症が残っている」ということが上咽頭炎全ての炎症の鎮火ができていないことが一番の原因ではないかと考えられます。
あくまでも個人的な見解ですが副鼻腔の篩骨洞と蝶形骨洞の炎症が残りやすいと推測しています。

上咽頭炎が治らない、良くなっても再発してしまうといった原因を考察した場合にこの「鼻粘膜にも炎症が残っている」ということが上咽頭炎全ての炎症の鎮火ができていないことが一番の原因ではないかと考えられます。
あくまでも個人的な見解ですが副鼻腔の篩骨洞と蝶形骨洞の炎症が残りやすいと推測しています。

鼻粘膜の腫れがある場合は先に鼻粘膜の改善をする

漢方薬の選び方として鼻の状態を推察して粘膜の腫れがあると疑えば「血液のうっ血と水分のむくみを取る」漢方薬を使用して鼻の粘膜の腫れを緩和させることを優先させます。
その後に鼻粘膜の腫れが治まれば次に「喉の炎症と喉の粘膜を修復させる」漢方を使用していきます。

この治療の組み立て方は漢方だけでなく鍼灸でも同様に行います。
これまでの経験上、この流れが効果的であると実感しています。

漢方薬の選び方として鼻の状態を推察して粘膜の腫れがあると疑えば「血液のうっ血と水分のむくみを取る」漢方薬を使用して鼻の粘膜の腫れを緩和させることを優先させます。
その後に鼻粘膜の腫れが治まれば次に「喉の炎症と喉の粘膜を修復させる」漢方を使用していきます。

この治療の組み立て方は漢方だけでなく鍼灸でも同様に行います。
これまでの経験上、この流れが効果的であると実感しています。

東洋医学では熱冷ましと潤いを身体に加えて改善させる

炎症を抑える漢方薬は清熱薬と呼ばれる身体の熱を冷ますものを利用します。
炎症は東洋医学では熱と捉えるのでそれを冷ますようにします。

その後に粘膜の潤い向上のために滋陰(じいん)と呼ばれる身体の水分や血液を増やす治療をおこないます。
これは冷ます機能が身体に足りないので身体に潤いを増やして炎症の鎮火を促していくイメージです。

自然でも木を燃やす場合湿った木と乾いた木では湿っていると燃えにくさに差があります。
上咽頭炎は慢性化しやすいため長年に渡って炎症を繰り返していると考えます。
そのため粘膜の繊毛細胞が炎症ではがれていて粘液(潤い)を保てない状態といえるでしょう。

炎症を抑える漢方薬は清熱薬と呼ばれる身体の熱を冷ますものを利用します。
炎症は東洋医学では熱と捉えるのでそれを冷ますようにします。

その後に粘膜の潤い向上のために滋陰(じいん)と呼ばれる身体の水分や血液を増やす治療をおこないます。
これは冷ます機能が身体に足りないので身体に潤いを増やして炎症の鎮火を促していくイメージです。

自然でも木を燃やす場合湿った木と乾いた木では湿っていると燃えにくさに差があります。
上咽頭炎は慢性化しやすいため長年に渡って炎症を繰り返していると考えます。
そのため粘膜の繊毛細胞が炎症ではがれていて粘液(潤い)を保てない状態といえるでしょう。

単純に漢方を処方しても上咽頭炎に効果がでない

なおここで単に漢方薬を使ってもうまく行きません。
潤いと高めていくためには、

・胃腸がしっかり栄養を吸収する状態であるか
・気血の巡りに問題はないか
・身体を回復させるための材料は十分足りているか

などを考慮する必要があります。
この条件を満たすためには漢方薬だけでなく鍼灸による刺激で身体を調整することも重要になってきます。

この理由から病院やクリニックで処方するように「〇〇病には〇〇湯」とか「××秒には××湯」という病名で漢方薬を決定しても効果がないのです。

なおここで単に漢方薬を使ってもうまく行きません。
潤いと高めていくためには、

・胃腸がしっかり栄養を吸収する状態であるか
・気血の巡りに問題はないか
・身体を回復させるための材料は十分足りているか

などを考慮する必要があります。
この条件を満たすためには漢方薬だけでなく鍼灸による刺激で身体を調整することも重要になってきます。

この理由から病院やクリニックで処方するように「〇〇病には〇〇湯」とか「××秒には××湯」という病名で漢方薬を決定しても効果がないのです。

上咽頭炎を治すうえで重要な食養生

漢方薬を服用する前に最も大切なことは「食養生」です。
いくら良い漢方薬を飲んでも

・炎症が起こりやすい物を食べている
・潤いになりやすい物を食べていない

場合は上咽頭炎は改善しません。
漢方薬と食養生はセットで行うことが重要です。

上咽頭炎でBスポット療法を行っても改善しない場合は経験豊富な専門家に相談して適切な養生法で身体作りを行ってみると良いでしょう。
炎症は生活習慣の結果で起きています。
炎症が出ない身体作りが上咽頭炎からの回復の近道です。

漢方薬を服用する前に最も大切なことは「食養生」です。
いくら良い漢方薬を飲んでも

・炎症が起こりやすい物を食べている
・潤いになりやすい物を食べていない

場合は上咽頭炎は改善しません。
漢方薬と食養生はセットで行うことが重要です。

上咽頭炎でBスポット療法を行っても改善しない場合は経験豊富な専門家に相談して適切な養生法で身体作りを行ってみると良いでしょう。
炎症は生活習慣の結果で起きています。
炎症が出ない身体作りが上咽頭炎からの回復の近道です。

上咽頭炎は当院の鍼灸治療で改善できます

このような慢性上咽頭炎には鍼灸治療が効果的です。
慢性上咽頭炎は西洋医学的な薬物療法やマニュアル通りの治療(Bスポット療法)では良くなりません。

改善のためには一人ひとりの体質の違い、生活環境の違いなどを考慮した治療が必要です。
それが可能なのが当院の鍼灸治療による自律神経の調整です。

ぜひ、長引く慢性上咽頭炎や再発、予防などでお悩みの方はご相談ください。

当院で改善した患者様の声と治療実績はこちらから

【施術内容と改善までの経過】
41歳 女性 会社員 (埼玉県 在住)
【主訴】
慢性上咽頭炎(2年前)
鼻炎、後鼻漏(2年前)
めまい(1年半前)
腰痛(1年前)
【薬の服薬】
鼻炎の薬(ステロイド点鼻薬)
鉄分のサプリメント
【問診と検査】
主訴は鼻炎、めまい、腰痛であるが詳しく問診をすると2年前にコロナ感染後に上咽頭炎(慢性上咽頭炎)に罹っており、そこから鼻炎、めまい、腰痛が起きたとのこと。この3つの症状の中では鼻炎が一番症状が強く喉に痰が流れる後鼻漏が主に不調としておきている。めまいに関しては月経周期時だけでなく鼻炎の症状が強くなるとめまいが起こる。腰痛に関しては整形外科的な徒手検査を行ったがとくに動作による増強はみられず、重だるさと鈍痛が常に起きており、めまい同様に月経時に強くなる。3つの根本的な原因は慢性上咽頭炎の影響起こっている自律神経失調症と診断する。
【施術内容と経過】
初回:慢性上咽頭炎の原因である上咽頭部に関係する東洋医学的なツボ、さらに自律神経失調症に効果の高いツボを利用し鍼灸を行う。また鍼灸の効果を持続させるために施術後に関連するツボに貼るタイプの鍼を施す。施術後に「身体全体がスッと軽くなる感じがした」と症状が和らぐ感覚があった。さらに鍼灸の効果を引き出すためにもステロイド点鼻薬を中止するように伝える。
2回目:1週間後に来院されたが前回の施術以降、徐々に不調が解消されていく感じがあり現在は鼻炎(後鼻漏)、めまい、腰痛ともに2割程度まで症状が解消されている。
3回目: ほぼ慢性上咽頭炎の症状であった鼻炎(後鼻漏)、めまい、腰痛は解消されていたため本日をもって終了とした。

【今回の症例の考察】
慢性上咽頭炎は自律神経失調症が後遺症として起こることが多く、今回はそのケースに当てはまると考えられます。また使用頻度を制限しながらも使用を続けていたステロイド点鼻薬も慢性上咽頭炎の完治を遅らせていたのではないかと推測しています。ステロイドは組織の回復に必要な炎症反応を止めてしまうため、上咽頭部の回復を遅らせる要因になります。鼻炎、めまい、腰痛の原因である慢性上咽頭炎を解消させるためには自然治癒力の障害である不要な薬物療法を中止し、東洋医学的なツボを刺激することで慢性上咽頭炎は改善できます。

※慢性上咽頭炎の詳しい情報は下記のリンクから別ページで解説しています。

患者様の声 慢性上咽頭炎】
「慢性上咽頭炎で後鼻漏とめまいに悩んでいる」
41歳 女性 埼玉県 在住

「腰痛」「鼻炎」「めまい」の3ケ所が不調でした。腰痛はマッサージに行く、鼻炎は薬を飲む、めまいは鉄分を多く含む食材を食べたりサプリを飲む、こんな方法しかなく、どれも改善せず長い間苦しめられてきました。そんな時、友達が「治療してきたら」と誕生日にプレゼントしてくれました。鍼=痛い、というイメージがあり、初めは少し怖くて緊張しましたが、少しチクッとする所はあるものの、殆ど痛みもなく安心して受ける事ができました。驚く事に、3ケ所共1回の治療で改善されたのを実感しました。

※他にも実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告しています。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


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※LINEでお友だち登録して頂ければ
 無料でチャットができます。


[参考]
※1 EAT<イート>治療 – 塩化亜鉛溶液を用いた上咽頭擦過治療 / 堀田 修クリニック
※2 Bスポット療法とは / たぶち耳鼻咽喉科
https://www.tabuchi-jibi.com/bspot/
※3 Bスポット療法 / まつもと耳鼻咽喉科クリニック
https://matsumoto-ent.or.jp/pages/24/

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東洋医学に基づく鍼灸院です。

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