【ストレスも原因？】潰瘍性大腸炎に対する鍼灸の有効性について

公開日：2024年09月02日
更新日：2024年09月02日

※自律神経などの不調が改善された患者様の声と治療実績は上記のリンクから別ページで解説しています。

潰瘍性大腸炎は日本で増加傾向にある難病

潰瘍性大腸炎は、国の難病に指定されており、治りにくい病気とされており、潰瘍性大腸炎は元々、欧米の方に多い病気です。
しかし最近は食事などを含めて生活習慣の変化により、日本でも患者数が増加傾向にあります。

潰瘍性大腸炎と診断されると、一生このまま治らないのではないかと不安になります。
しかし、東洋医学に基づく鍼灸は体質改善が起こり潰瘍性大腸炎に対して有効とされています。
今回は「【ストレスも原因？】潰瘍性大腸炎に対する鍼灸の有効性について」潰瘍性大腸炎と鍼灸について解説します。

潰瘍性大腸炎は血便や下痢など様々な症状が起こる

潰瘍性大腸炎の症状は以下の通りです。
・持続性、または反復性の粘血便(血の混じった便)
・血便
・下痢
・腹痛
・発熱
・体重減少
・嘔気
・嘔吐
・貧血
など様々な辛い症状が起こります。

潰瘍性大腸炎は4つに分類される

潰瘍性大腸炎の症状は、良くなる時期と悪くなる時期を繰り返したりすることもあります。
症状の出方により、

・再燃寛解型
悪くなったり、良くなったりを繰り返します
・慢性持続型
良くなる時期がほとんどみられません
・急性劇症型
急に症状が悪化します
・初回発作型
将来再燃寛解型になる可能性もあります
に分類されます。

また、潰瘍性大腸炎の症状は、良くなったかと安心しても、再発する事が多いのです。
潰瘍性大腸炎の症状はつらく、難病と言われるので、精神的な負担も大きくなります。

潰瘍性大腸炎は大腸に炎症が起きて便が正常に作れなくなる

潰瘍性大腸炎の原因は、大腸と呼ばれる便を作る部分に、何らかの影響を受けて炎症が起こります。
この結果、大腸の粘膜が傷ついてしまい潰瘍やびらん(ただれ)などができます。
このため、便が大腸で正常に作る事が難しくなり、下痢、血液の混じった便や腹痛がおこります。

潰瘍性大腸炎はストレスによって免疫機能が誤作動して起こる

潰瘍性大腸炎の原因については、最近の研究では免疫機能のトラブルによって起きていると考えられています。
本来、免疫機能とは、身体を細菌やウイルスなど外敵から身を守るためのシステムです。
細菌やウィルスなどが体内に入ってきたときに細胞が攻撃して守ってくれます。

しかし、免疫機能が何らかの理由で誤作動を起こりしてしまうと自分自身を攻撃してしまいます。
この誤作動が大腸の粘膜を攻撃し大腸の粘膜が傷つけて潰瘍性大腸炎の症状が起こります。

実は当院で潰瘍性大腸炎の症状をお持ちの方をみますと、多くの方が大きなストレスや疲れを抱えています。
潰瘍性大腸炎の方は、心身ともに頑張り過ぎる方が多い傾向にあります。
生活習慣も乱れ、大きなストレスや疲れは潰瘍性大腸炎の原因であると推測できます。

潰瘍性大腸炎はステロイドや免疫抑制剤を使用するためハイリスク

潰瘍性大腸炎の対応では、大腸の炎症を抑えるためにステロイド剤を多く使います。
ステロイド剤は、炎症を抑える働きが強いため有効な方法と西洋医学ではされています。
しかし、副作用が強いため、中長期で使うことには注意が必要です。

また、潰瘍性大腸炎の根本的な原因である、免疫機能の過剰な働きを抑えるために免疫抑制剤などを用いる場合もあります。
この場合も身体全体の免疫機能が下がってしまい、他の病気にかかりやすいリスクがあります。
そのため潰瘍性大腸炎の症状が、強くなれば入院なども必要となり、日常生活、家事、仕事に大きな影響を与えます。

現在の西洋医学では潰瘍性大腸炎の治療の多くは、薬を使い、長期間に対応を行うことになります。
そのため、ステロイド剤や免疫抑制剤など薬物療法における副作用の心配も考えなくてはなりません。

潰瘍性大腸炎が進行すると様々な合併症が起こる

潰瘍性大腸炎の症状が進行すると様々な合併症が起こしやすくなります。
・肛門の周辺の潰瘍
・皮膚炎
・口内炎
・結膜炎
などが多く起こりやすくなります。
その他にも肝臓の障害、肺の障害も起こりやすくなります。

また、潰瘍性大腸炎の症状が長期に続きますと、大腸がんになる確率が高くなります。
特に10年以上経過すると大腸がんになる確率が高くなるといわれます。
そのため潰瘍性大腸炎は、きちんと対応をしなくてはならない病気です。

潰瘍性大腸炎は精神安定剤なども服用するようになる

以上のように潰瘍性大腸炎の症状をそのままにしておきますと、症状がさらに進む場合があります。
このため、仕事を休まなくてはならない、家事ができない、場合によっては入院しなくてはならないなどの、日常生活に大きな影響を与えます。

潰瘍性大腸炎の症状は、大変つらく、精神的な不安も大きくなります。
そのため精神安定剤などをお飲みの方も多くおられます。

また、長期間強い薬を飲む必要があるので、副作用の心配があります。
できる限り早い時期に、しっかりと治療行い、体質を改善することが、潰瘍性大腸炎には大切です。

潰瘍性大腸炎への鍼灸治療について

潰瘍性大腸炎の症状が進行すると合併症が大きくなる可能性があります。
また、10年以上経過すると、大腸がんになる確率が上がるといわれます。
潰瘍性大腸炎の症状でお困りの方は、精神的な不安も高まります。

このため、日常生活に大きな影響が出ます。
まずは、潰瘍性大腸炎の症状を改善させ、潰瘍性大腸炎の原因に対処する事が大切です。

当院で行う潰瘍性大腸炎の鍼灸は以下のような方針で治療を行っております。
①大腸の粘膜の状態を改善させる
②免疫機能を正常な状態に戻す
③自律神経の働きを正常に戻し体質改善行い、潰瘍性大腸炎が再発(再燃)を防ぐ

【当院の鍼灸治療①】大腸の粘膜の状態を改善させる

大腸の内側は粘膜で作られています。
大腸は便を作る部分でありながら、もともとこの粘膜は弱い組織であるためも常に傷つきやすい状態であるため環境的によくありません。

特に、直腸とS状結腸と呼ばれる部分は、大腸の中でも曲がっている部分であるため大きな負担がかかりやすい箇所です。
潰瘍性大腸炎はこの直腸及び、S状結腸に発症しやすい傾向にあります。
潰瘍性大腸炎を起こしている部分は、炎症をおこし、血流も悪くなっています。

当院ではこの大腸の粘膜を改善する鍼灸治療を行い、潰瘍性大腸炎の症状の改善を目的にします。

【当院の鍼灸治療②】免疫機能を正常な状態に戻す

潰瘍性大腸炎の原因に、免疫機能の過剰な反応があります。
本来、免疫機能とは、ウイルスや細菌から身体を守るための働きです。

しかし、何らかの原因で、この免疫機能が誤作動を起こし正常に働かなくなります。
この誤作動によって身体を攻撃してしまいます。

この免疫機能を鍼灸によって正常に戻すことは潰瘍性大腸炎の症状の改善には重要です。

【当院の鍼灸治療③】自律神経バランスを戻し再発を防ぐ

潰瘍性大腸炎は精神的な不安も高まり自律神経のバランスが崩れます。
潰瘍性大腸炎の原因には、大きなストレス、疲れ、頑張りすぎなどによる自律神経の機能低下も含まれます。

この自律神経は身体の血流や体温など器官の働きを一定に保つ機能があります。
この自律神経のバランスが乱れて崩れてしまうと、
・動悸
・不眠
・食欲不振
・だるさ
・不安
・イライラ
などの自律神経失調症の症状を潰瘍性大腸炎とともに伴いやすくなりまｓ。
自律神経の働きを正常に戻すことは潰瘍性大腸炎の改善には欠かせません。

潰瘍性大腸炎は鍼灸で改善させることができる

以上のように潰瘍性大腸炎に対する鍼灸治療は非常に有効であり改善を高める効果があります

西洋医学ではステロイドや免疫抑制剤など副作用へのリスクが高い薬物療法のみです。
また潰瘍性大腸炎と診断されると症状の辛さや病気への不安感から渋々精神安定剤を飲み始める方もおられます。

しかし東洋医学に基づく鍼灸であれば薬物に頼らず体質改善ができ、潰瘍性大腸炎の改善を高めることができます。
ぜひ、潰瘍性大腸炎でお悩みの方は当院にご相談ください。

当院で改善した患者様の声と治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。

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