【頭痛で目が覚める】睡眠時頭痛の正しい対処法に鍼灸治療

公開日：2024年10月19日
更新日：2024年10月19日

東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之と清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
【SNS】
 Youtube , Instagram , X(Twitter)

※自律神経などの不調が改善された患者様の声と治療実績は上記のリンクから別ページで解説しています。

睡眠時頭痛でお悩みの方に適切なアドバイス

「寝ているときに頭痛がして痛みで目が覚めてしまう」
「頭痛で目が覚めた後も、しばらく痛みが続いて眠れない」

こうした症状を何度も繰り返している方は睡眠時頭痛の可能性があります。

睡眠時頭痛そのものは命にかかわる病気ではありません。
しかし、頭痛によって睡眠不足になると日中の活動に支障をきたしてしまうため生活の質が低下してしまいます。

今回は「【頭痛で目が覚める】睡眠時頭痛の改善に鍼灸治療」と題して睡眠時頭痛の具体的な症状や原因、診断基準、そして発症してしまった場合の正しい対処法について解説します。

睡眠時頭痛は寝ているときだけ頭痛発作が起こる

睡眠時頭痛とは、脳のCTやMRI検査では異常が見つからない「一次性頭痛」のひとつです。
睡眠中、ある一定の時間になると頭が痛くなり、目が覚めてしまう症状のことをさします。
そのため昔は「目覚まし時計頭痛」と呼ばれていました。

睡眠時頭痛は通常、50歳以降で発症することが多い傾向です。
しかし、近年は若い人も増加傾向にあるようです。

寝ているときだけ頻繁に頭痛発作が繰り返されるのが特徴で、目が覚める原因となってしまいます。

睡眠時頭痛は両側性の緊張型頭痛に似た症状

睡眠時頭痛の症状には個人差がありますが、おおよそ患者の3分の2は頭の両側が痛くなる傾向があります。
また痛み方は頭全体が重くなる「緊張型頭痛(肩こり頭痛)」に似た痛みを感じることが多いとされています。

一方では頭の片側が脈を打つようにズキンズキンと痛む「片頭痛」に似た痛みを感じる人もいます。
中には頭痛がひどくて吐き気をもよおす人もいます。

痛みの程度は軽度～中等度で痛みを我慢できるが痛みで睡眠が妨げられることが多いです。
しかし、患者の5分の1は重度の頭痛を訴えています。

痛みの持続時間にも個人差がありますが、長い場合は4時間ほど頭痛が続くこともあります。
また頭痛発作は一度きりではなく、頻繁に起こるのも睡眠時頭痛の特徴です。

睡眠時頭痛の原因は視床下部にある？

残念ながら、現在のところ睡眠時頭痛の原因ははっきりと解明されていません。

しかし、近年のMRIによる研究では、睡眠時頭痛の患者の脳内にある視床下部灰白質の体積が減少している傾向が分かってきました。
もしかすると睡眠時頭痛を引き起こす可能性のひとつとしてこの視床下部灰白質の体積が減少が考えられています。

「眠りが浅いから頭が痛くなるのでは？」と考える方もいるかもしれませんが、睡眠ステージ（眠りの深さ）と睡眠時頭痛に関連はないとされています。

睡眠時頭痛の診断基準について

『国際頭痛分類（第3版）』では、下記の4つを満たす頭痛発作を繰り返すことが、睡眠時頭痛の診断基準のひとつとなります。

①睡眠中にのみ頭痛発作が起こり、覚醒の原因となる。
②月に10日以上、3ヶ月を超えた頻度で頭痛が起こる。
③覚醒後15分以上、4時間まで頭痛が持続する。
④頭部自律神経症状や落ち着きのなさを認めない。

ほかの一次性頭痛や、脳出血をはじめとした命にかかわる二次性頭痛など、ほかの頭痛疾患の診断基準を満たさないことも、睡眠時頭痛と診断する上での条件になります。
中でも、特定の時期に片側の目の奥にえぐるような激痛が起きる「群発頭痛」との見極めは、有効な治療を確立するために必要です。

睡眠時頭痛を疑った場合は一度専門医に相談する

睡眠時頭痛以外で睡眠中に頭痛を引きおこし、目が覚める原因には、睡眠時無呼吸や夜間の高血圧、低血糖、お薬の使用過多などが挙げられます。
これらの可能性も除外し、睡眠時頭痛かどうか見極めるためには、一度医療機関で診察を受ける必要があります。

このように、睡眠時頭痛は自己判断が難しいので、疑われる症状がある場合は、ほかの病気の可能性も考慮して、必ず医師へ相談しましょう。

睡眠時頭痛の正しい対処法にカフェイン摂取

睡眠時頭痛の対処法のひとつが、頭痛が起きたときにカフェインを摂ることです。
たとえば、朝目覚めて頭が痛いときにカフェインを含むコーヒーを飲むと、症状が和らぐことがあります。

これは脳内の血管が過剰に拡張したときに起こる頭痛に対してカフェインの作用によって血管が収縮されることで痛みが和らぐと考えられています。
ほかにも紅茶や玉露茶、煎茶、ウーロン茶といったお茶類や、ココア、チョコレートにもカフェインが含まれているため、効果が期待できます。

また、寝る前に少量のカフェインを摂ることは、睡眠時頭痛の予防につながる可能性があります。
ただし、カフェインを夕方以降に摂取すると睡眠に影響を与えるおそれがあるため、医師に相談の上で取り入れるのが望ましいです。

睡眠時頭痛には東洋医学に基づく鍼灸治療が効果的

このような睡眠時頭痛に対して有効なのが東洋医学に基づく鍼灸治療です。
鍼灸の効果には頭痛の原因である血流や血圧などの変動を鎮静させて正常に回復させる効果があります。

また睡眠時の自律神経の働きも安定させることができるため就寝時に起こる睡眠時頭痛の解消や予防にもつながります。
ぜひ、病院で改善できない睡眠時頭痛でお悩みの方は当院にご相談ください。

当院で改善した患者様の声と治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。

※LINEでお友だち登録して頂ければ
　無料でチャットができます。

鈴木 貴之

鍼灸院コモラボ院長

ブログ管理・編集者

【国家資格・所属】

鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー  治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員

神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務（院長職を務める）

現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。

ブログ記事や当院についてのお問い合わせはこちらから

【SNS】
Youtube , Instagram , X(Twitter)