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寝起きの息苦しさの原因を治す鍼灸

公開日:2023年05月03日 更新日:2023年10月29日

目次

病院やクリニックで治らない寝起きの息苦しさでお悩みの方が増えています

現在、当院では病院やクリニックで治らない寝起きの息苦しさでお悩みの方が多くご来院されています。 その中でも特徴的な症状に「朝起きた時にいつも息が苦しい」「昼寝の後に呼吸が浅い」など睡眠から覚醒したときに起こる息切れや息苦しさでお悩みの方が増えています。病院やクリニックの検査では異常が見当たらないにもかかわらず出現する寝起きの息切れには自律神経の異常が関係しています。 今回は「寝起きの息苦しさの原因を治す鍼灸」と題して自律神経に関わる寝起きの息切れや息苦しさと改善のための鍼灸の有効性について解説していきます。
息苦しさや息切れは酸素不足によって起こる

呼吸とは生理学的には外界から酸素を取り入れ、二酸化炭素を外界に放出する働きのことです。呼吸によって肺から取り込まれた酸素は、身体の隅々まで血液によって運ばれ、生命を維持しています。この大切な酸素が不足したり、二酸化炭素量が増加すると、様々なセンサーが感知し、呼吸を促進させるために息切れや息苦しさとして反応が起こります。またこの息切れや息苦しさは同じ症状(反応)として考えます。この呼吸を調整しているのが自律神経になります。※1
呼吸は自律神経によって調整されている

寝起きに息切れや息苦しさが起こるのは、睡眠中における自律神経が関与していると考えられます。自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあります。簡単に説明すると交感神経は活発に働かせる神経で、血圧は上昇、心拍や呼吸数は増加します。一方、副交感神経は身体を休ませる神経で、血圧は低下、心拍や呼吸数は減少、胃や腸の動きは消化を促進させるために活発になります。この2つの神経が、シーソーのようにバランスをとりながら、身体を維持しています。この自律神経のバランスがストレスや疲労などによって崩れて呼吸が乱れて酸素不足になり息切れや息苦しさが起こります。※2
自律神経の不調による息切れをセルフチェック

寝起きの息切れや息苦しさはストレスや疲労によって自律神経が乱れて起こります。 自律神経の不調によって起こる息切れには以下のような特徴的な反応があります。 □息を吸い込もうとしても息が思うようにすえない □のど周辺・胸周辺がぐっと締め付けられて苦しい □のど周辺・胸周辺が痛くなる □肩から背中にかけて固くなっている □呼吸が早くなり、呼吸がコントロールできない □心臓の動悸が早くなっている感じがする □息苦しさで不安感が強くなり、怖くなる 以上の項目の中で一つでも当てはまると自律神経の不調による息切れや息苦しさになります。
実はカウンセリングによる心理的ストレスの軽減で改善できる

ストレスによる息切れは「息切れが起きるたびに強い不安感を感じる」「治らないことが余計に不安になり症状が強くなる」「また息切れが起きるのかと思うと心配になる」といった息切れに対する捉え方や考え方によっても症状を悪化させることがあります。そのため改善のためには不調そのものに対する捉え方や考え方を修正することがとても重要になります。日々、知らず知らずのうちに症状を強めてしまったり改善を妨げている心の癖や考え方の癖を、正しく修正し心理的ストレスを軽減させることで息切れが解消されることが多々あります。当院でもカウンセリングと鍼灸を組み合わせた方法で治療を行っております。ぜひ、強い精神的なストレスと不調でお悩みの方はご相談ください。
【施術例&効果の高いツボ 】朝起きると息切れがして動けない(20代女性)

【施術の体験者&改善方法】 20代女性で「転職してから緊張することが多くなって朝起きると息切れがして動けない」との訴えでご来院されました。詳しくお伺いすると過去にはこのような息切れ症状は起きたことがなく今回初めて発症したとのことです。ご来院される前に呼吸器内科や循環器内科に検査を受けたようですが「とくに異常が無い」とのことで薬も処方されておりません。当院では東洋医学的な問診と検査を行い、詳しく症状の原因である体質についてお調べしました。もともと睡眠障害ももっており、十分な睡眠がとれないことに今回の転職による過剰な精神的なストレスがかかったことによる寝起きの息切れ症状と診断しました。そのため息切れの症状を改善するには睡眠の質を高めて、日中にかかるストレスを夜の睡眠によって解消させるよう体質を改善することを治療方針として組み立てて鍼灸治療で改善を促しました。 【主に利用したツボ】 ・天突(てんとつ)・・・左右の鎖骨を結んだ中央部の窪みにあります。
寝起きの息切れを治すには当院の鍼灸治療が効果的
現在、当院では病院やクリニックで治らない寝起きの息苦しさでお悩みの方が多くご来院されています。 このような自律神経の不調によって起こる寝起きの息切れや息苦しさは自律神経の不調を改善させる鍼灸治療が効果的です。鍼灸治療には交感神経と副交感神経のアンバランスを調整し正常なバランスへと改善する効果があります。それに浅く頻回になった呼吸がゆっくりと深く吸えるようにコントロールできるようになります。また緊張して硬くなった喉、肩、背中の筋肉が緩まり呼吸が楽になります。ぜひ、「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。

関連する記事 自律神経の不調を解消する呼吸法 更年期の動悸や下腹部痛が治るブログ 寝る前や食後の動悸はストレスが原因 食後の息苦しさや動悸への対処法に鍼灸 [参考] ※1 息切れ / 川崎宮前平とくえ内科循環器内科クリニック https://www.heartsleep.jp/shortness-of-breath/ ※2 夜間や早朝に呼吸が苦しくなる/ 一般社団法人日本呼吸器学会 https://www.jrs.or.jp/citizen/faq/q12.html
【三鷹駅徒歩1分 自律神経専門の鍼灸院コモラボ】
自律神経専門鍼灸院コモラボでは、
⾃律神経の乱れによる体調不良にお悩みの⽅に特化した、
東洋医学に基づく鍼灸院です。
睡眠障害(不眠症)、動悸、不安症、不妊症、頭痛(肩こり頭痛、偏頭痛)、更年期症状(イライラ、ホットフラッシュ、動悸)、耳鳴り、睡眠薬・鎮痛剤の副作用など様々な不調に対応しています。
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鍼灸院コモラボ院長
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【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。