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左脇腹がつるような痛みのガス溜まりに鍼灸

左脇腹がつるような痛みのガス溜まりに鍼灸
公開日:2023年04月28日
更新日:2023年12月16日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

病院やクリニックで治らない脇腹がつるような痛みでお悩みの方が増えています

現在、当院では病院やクリニックで治らない左脇腹がつるような痛みでお悩みの方が多くご来院されています。

その中で特徴的な症状に「左脇腹がつったような痛みがする」「左脇腹がガスが溜まって痛む」「ガスが溜まって肋骨が痛い」といった症状でお悩みの方の患者様が増えています。

これは「ガス溜まり」と呼ばれる腸内環境の悪化で起きる症状です。

最近では腸内環境は睡眠などを含めた脳の機能との深い関係がわかっており(腸脳相関と呼びます)、放置しておくと不眠症や不安障害などに発展する恐れがあるため軽視できない不調です。
今回は「左脇腹がつるような痛みのガス溜まりに鍼灸」と題して腸の不調であるガス溜まりの原因とそれに効果的なツボを紹介します。

左脇腹がつるような痛みは便秘と同時にガス溜まりが起きている

腸内でガスが溜まると、腸内の圧力が高まり、左脇腹につるような痛みが出現し、頻回にガスが出ることがあります。

この症状を「ガス溜まり」と呼びます。ガス溜まりは腸内細菌のバランスが崩れることによって腸内のいわゆる悪玉菌が増殖することで多く産生されます。

この悪玉菌が増殖しやすいガス溜まりは、高たんぱく食、高脂肪食、食物繊維の過剰摂取やストレスが原因で増殖する傾向にあります。
このような悪玉菌が多い体質の人は便秘にもなりやすく、お腹にガスが溜まりやすい傾向にあります。※1

よく噛まずに飲み込んだり、空気を飲み込む人がガス溜まりになりやすい

このガス溜まりが起こりやすい人には「いつでも食事を急いで食べる人(よく嚙まずに食べる人)」や「唾を飲み込むときに空気も飲み込んでしまう人」がいます

よく噛まずに飲み込む人は胃腸に負担がかかり腸内で上手く消化しきれずに未消化物が多くなるため、腸内で未消化物の腐敗が進んでしまいガスが発生してしまいます。

また呑気症(空気嚥下症)と呼ばれる空気を飲み込む癖がある方はお腹に空気が溜まりやすい体質であり、さらに飲み込んだ空気がげっぷとして排出できないため腸にガス(空気)が溜まってしまいガス溜まりが起こってしまいます。

これらの人は悪化すると腸にガスが大量に溜まってしまい左脇腹がつるような痛みが起こる原因になります。※2

ガス溜まりは自律神経やホルモンバランスが崩れると起こる

ガス溜まりが起こる原因には自律神経やホルモンの乱れにより腸の蠕動運動が低下し老廃物が溜まってしまう環境にあります。

そのため女性では生理中や妊娠中など周期的に自律神経やホルモンが乱れやすい時期に便秘とともにガスが溜まりやすい傾向にあります。
また体質的に悪玉菌が多い人は腸内に不要な老廃物が便としてスムーズに体外に排出できずに停滞しやすいため、腸内の老廃物が溜まりやすく、この老廃物によってガスが発生し腸内にガス溜まりが起こりやすい状態といえます。

改善のためには腸を活発に働かせるように自律神経の中でも副交感神経を優位にする必要があります。
それには自律神経やホルモンを乱れさせるストレスや心身の疲れを完治させることが大切です。

ガス溜まりにおすすめの漢方薬は桂枝加芍薬湯

東洋医学ではこのようなガス溜まりの症状を気が停滞している状態と考えて気滞(きたい)という病態でよびます。

この気の詰まりが腹部で起こると胃腸の働きが乱れて蠕動運動が正常に働かなくなりガス溜まりが起きると考えます。
このガス溜まりに対しておすすめの漢方薬は桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)です。

桂枝加芍薬湯は気の詰まり(自律神経の失調)によって起こる腸の過敏な働きを整え、お腹の張りや痛みを抑えます。ガス溜まりによる腹痛だけでなく、過敏性腸症候群による下痢、しぶり腹、便秘の症状などに対応しています。


【注釈】・・・桂枝加芍薬湯は保険適用もあり、ツムラ60が製品番号になります。服用する場合は医師、薬剤師と相談した上で開始してください。

【改善例&効果の高いツボ 】緊張するたびに左脇腹につる痛みが起こる(40代女性)

【治療の体験者&改善例 】
40代女性で「5か月前から仕事で緊張すると左脇腹につる痛みが起こる」との訴えでご来院されました。

当院にご来院される前に内科に受診し「過敏性腸症候群ではないか」と診断を受けたそうですが、脇腹に痛みが起こるだけで急な便意を催すことがないためご自身では「過敏性腸症候群ではなく原因不明」とのことです。
当院での問診と検査で、長年の便秘症、ガスが溜まりやすい、腹部膨満感などの不調を併せて持っていることがわかりました。

東洋医学の観点ではこのような体質は「気滞(きたい)」と呼ばれる気の巡りの鬱滞による症状であると断定できます。
そのため鍼灸治療は体に滞っている気の巡りを正常に戻すことを目的として鍼灸治療を行い改善を施しました。


【主に利用したツボ】
曲池は大腸の働きを正常に戻す働きがあるため今回のような脇腹の引きつりには有効です。
・曲池(きょくち)・・・肘を曲げたときに、外側にできるシワの端にあり、肘関節の骨の際。

当院が考えるガス溜まりを治す鍼灸治療

ガス溜まりは自律神経やホルモンバランスが崩れることで起こる「腸の蠕動運動の低下」が考えられます。

主に腸の蠕動運動は自律神経の副交感神経の働きによって起こります。
そのため当院では西洋医学と東洋医学の両方の観点からガス溜まりの状態をお調べし、この腸の蠕動運動に関わる副交感神経に効くツボを上手く利用して治療を行います。

また空気を飲み込む癖などがある方のガス溜まりは心理的なストレスを抱えていることで腸の蠕動運動を低下させています。
こういったガス溜まりを改善させるためには心身の緊張を緩めるためのツボや神経のエリアを治療ポイントとして鍼灸治療を行います。※3

ガス溜まりがひどいなら当院の鍼灸治療が効果的

現在、当院では病院やクリニックで治らない左脇腹がつるような痛みでお悩みの方が多くご来院されています。

このような左脇腹がつるような痛みは当院の東洋医学に基づく鍼灸治療が効果的です。
鍼灸治療はガス溜まりの原因である機能低下した腸の働きを高めて蠕動運動を促す効果があります

当院では東洋医学に基づいて患者様の体質や状態を細かくお調べし、個々の体質に合った東洋医学のツボを利用して効果を引き出します。
ぜひ、「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。



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[参考]
※1お腹のガスが溜まりやすい/はたもり消化器・内視鏡クリニック
https://www.clinic-hatamori.com/hatamori_endoscopy_clinic/stomach_gas/
※2空気をのみ込む病気…呑気症/一般社団法人小郡三井医師会
http://www.ogorimii-med.net/column/1536-2
※3イレウス患者に対する鍼灸治療の効果/明治鍼灸大学
https://www.meiji-u.ac.jp/research/files/shinkyuigaku5_89.pdf

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