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舌に歯の跡がつく舌ストレス症候群の治し方
公開日:2023年04月24日 更新日:2023年10月30日
目次
原因不明の頭痛やめまいは舌のストレスが原因の可能性も
当院では「なかなか頭痛やめまいが治らない」とお悩みの方が増えています。
そのような方の共通点に「舌に歯の跡がついている」という舌の反応があります。
この反応がある場合は舌へのストレスが身体を不調を引き起こしていると考えられています。
今回は「舌に歯の跡がつく舌ストレス症候群の治し方」と題して舌のストレスと身体の不調の関係と改善方法を解説していきます。
咀嚼回数が減少している現代人は口の中で舌は緊張しやすい
嚙んで物を食べる行為は、「まっすぐ上下に嚙む」「あごを左右に動かす」「あごを前後に動かす」という三つの動作から成り立っています。
これを踏まえて咀嚼回数と歯の状態を日本を含めた先進国と発展途上国を比較したときに先進国に比べて発展途上国の方が咀嚼回数が多く歯が研磨されて平らに整えられていることがわかっています。
実はこれにより上下の歯が合わさったときに口腔内で歯と舌が上手くぶつからずに収まると考えられています。
しかし、先進国の方はこの咀嚼によって起こる上下の歯の調整が行われずに残っているため歯と舌がぶつかりやすく舌が緊張しやすいとされています。※1
舌の緊張が筋肉を硬くし身体の歪みと自律神経の乱れを起こす
よく原因不明の頭痛やめまいでお悩みの方に多い「舌に歯の跡がついている」という反応は舌の緊張によって起きています。
しかし、この舌の緊張は舌のみの不調ではなく全身症状として発展していきます。
まず舌の筋肉は咀嚼に関わる下あごと連動しているため舌が緊張すると下あごの筋肉も同時に緊張し動きが悪くなります。
これが首こりや肩こりを引き起こす原因になります。
さらにこの肩こり首こりの悪化が交感神経の働きを優位にし自律神経を乱れさせて自律神経の失調を引き起こします。※2
舌ストレス症候群で起こりやすい口腔の異常
舌ストレス症候群は全身の自律神経失調症の症状を起こしますが、とくに目立って起こるのが顎や口腔の不調です。
以下のような不調が起こりやすいとされています。
・口・ほおの筋肉のこり
・口が開きにくい
・顎関節が痛い
・顎が鳴る
・食いしばり癖がある
・歯ぎしりがある
・言葉がこもる
・聞き取りにくいといわれる
・滑舌が悪い
・特定の音が発生しにくい
・母音の発生が悪い
・高い音が出しにくい
舌ストレス症候群を完治する「ベロ回し体操」
①姿勢を良くした状態で眉毛に力が入らないように目を大きく開きます。
②口をしっかり閉じた状態で外側の歯茎を舌でなぞるように時計回りと反時計回りを1周5秒程度で10周ずつ行います。
③舌の動きが慣れたら時計回りと反時計回りを1周2秒の速さで20周ずつ行います。(各2セットずつ)
これをできれば毎日行いましょう。
舌が緊張していると感じた時は率先して行うことで自律神経の乱れも緩和されます。
舌に歯の跡がつく舌ストレス症候群に効くツボ
【舌に歯の跡がつく舌ストレス症候群に効くツボ】
・天鼎(てんてい)・・・のど仏のすぐ下の軟骨(輪状軟骨)と同じ高さで、横首の筋肉(胸鎖乳突筋)の後側のへり。
【ツボマッサージのポイント】
四指(人差し指~小指)をやや立てた状態でツボの周囲を押してとズーンと響くポイントがあります。
響くところを見つけたらじっくりと5秒間指圧したあとに力を緩めずに小さく円を描くようにマッサージしてみてください。
深呼吸を行いながらこれを3セット行います。
実はカウンセリングによる心理的ストレスの軽減で改善できる
舌ストレス症候群は「舌ストレス症候群そのものがストレスに感じる」「治らないことが余計に不安になり症状が強くなる」「ついつい舌ストレス症候群のことを気にしてしまう」といった不調に対する捉え方や考え方によっても症状を悪化させることがあります。
そのため改善のためには不調そのものに対する捉え方や考え方を修正することがとても重要になります。
日々、知らず知らずのうちに症状を強めてしまったり改善を妨げている心の癖や考え方の癖を、正しく修正し心理的ストレスを軽減させることで舌ストレス症候群が完治されることが多々あります。
当院でもカウンセリングと鍼灸を組み合わせた方法で治療を行っております。
ぜひ、強い精神的なストレスと不調でお悩みの方はご相談ください。
舌に歯の跡がつく舌ストレス症候群は当院の鍼灸治療で改善できます
このような舌に歯の跡がつく舌ストレス症候群は鍼灸治療で改善することができます。
鍼灸治療は舌ストレス症候群は全身症状を起こしている自律神経の乱れを正常な働きに戻すことが可能です。また局所的な食いしばり癖や歯ぎしり、首こりや肩こりなどをスッキリと完治させることができます。
ぜひ、舌に歯の跡がつく舌ストレス症候群でお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。
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【三鷹駅徒歩1分 自律神経専門の鍼灸院コモラボ】
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鍼灸院コモラボ院長
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【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。