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朝の寝起きの絶望感を治す鍼灸治療

朝の寝起きの絶望感を治す鍼灸治療
公開日:2023年03月27日
更新日:2023年09月15日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

病院やクリニックで治らない朝の絶望感でお悩みの方が増えています

現在、当院では病院やクリニックで治らない朝の絶望感でお悩みの方が多くご来院されています。

この朝に起こるうつ症状の出方は多彩であり、心身に様々な症状を現します。
このうつ症状と最も関連性の高い症状に睡眠障害があります。

寝起きの絶望感を訴える方の多くがもともと「寝付きが悪い、入眠は問題なくても夜中や早朝に何度も目が覚める、夢をよく見て寝た気がしない」などの睡眠障害の不調を持っている傾向にあります。

今回は「朝の寝起きの絶望感を治す鍼灸治療」と題して起床時の絶望感や不安感が起こる原因やメカニズム、さらに改善のための鍼灸の有効性などを解説します。

朝の絶望感が起こる原因に交感神経の興奮がある

「朝の絶望感」がある方の多くは午前中に強く症状が出現し、午後になると少しずつ動けるようになり夕方から夜になると症状が楽になることが多いのが特徴です。

この朝の絶望感が起こる原因に不安・ストレスで交感神経を刺激されることで睡眠が浅くなっていることがあげられます。
交感神経は身体を興奮状態にさせる働きがあります。

通常は夜間〜朝にかけて働きが抑制されているはずなのですが、ストレスの影響が強い方は睡眠中でも交感神経が活発化に働きやすくなっています。
そのため結果として睡眠の質が低下して深い睡眠を得にくなり、意図しない時間に目が覚めてしまいます。

この状態が続くことで起床時に朝の絶望感が発生すると考えられています。※1

朝の絶望感はメラトニンとセロトニンが関係している

朝の絶望感は脳内ではメラトニンとセロトニンという2つの物質が関係していることがわかっています。

メラトニンとは脳内ホルモンの1つで、睡眠導入の作用があります。
一方、セロトニンは脳内の神経伝達物質の1種であり、感情を安定させるほか、脳の働きを促す作用があります。

このセロトニンとメラトニンは拮抗関係にあります。
セロトニンが分泌されている間はメラトニンの分泌量が減り、メラトニンが分泌される夜間は、セロトニンの分泌が抑制されます。※2

メラトニンとセロトニンの乱れが朝の絶望感の原因

メラトニンとセロトニンの分泌が低下が関係している

しかし、セロトニンとメラトニンは、分泌量が連動しているためセロトニンの分泌量が少なくなると、夜間のメラトニン分泌量も減少することになります。

朝の絶望感が起こる原因の1つは、このセロトニンの減少とメラトニンの減少が挙げられます。

結果、眠りが浅くなり、早朝に目が覚めてしまうことになるのです。

朝の絶望感を和らげるために外に出たくなる

このような朝の絶望感が起こる人の特徴的な反応に「朝の絶望感を和らげるために外に出て歩きたくなる」というのがあります。

これは家にいると閉鎖した空間の中で鬱々としてしまい、かえって朝の絶望感が強まってしまうため生理的な反応として「開放的な外で症状を和らげたい」というものが起こります。

この反応が起こる方の多くは睡眠の質が低下して起床時に自律神経の働きが乱れている場合があります。

朝の絶望感を治すためには規則正しい生活習慣が大事

朝の絶望感を治すためには規則正しい生活習慣が大事

朝の絶望感を治すために大切なことは規則正しい生活リズムを確立し睡眠の質を高めることです。

人間の睡眠と覚醒リズムは脳内にある体内時計によって調整されています。
この体内時計の一日あたりの周期は、地球の周期である24時間よりも少し長め(約25時間)とされており、日光などの光刺激によって24時間に合わせて修正されています。

しかし、この体内時計の調整がうまくいかないと睡眠に問題が生じやすくなり自律神経の乱れやホルモンバランスの崩れにつながります。※3

朝の絶望感を改善するポイントは日光を浴びる

これらの改善と予防には朝起きたら日光を浴びることで、睡眠の質を低下させている後ろにずれた体内時計を早めることができます。

起床後はまず積極的にカーテンを開けて自然光を浴びて、可能であれば昼間の日光を浴びることで、夜になると眠りを促すメラトニンというホルモンを増やすことがわかっています。

朝の絶望感の原因を完治するツボを紹介

【朝の絶望感の原因を完治するツボ】
・内関(ないかん)・・・手のひらを上に向けた際、手首にできるしわの真ん中から指3本分ほど離れた、肘の方にあります。

【ツボマッサージのポイント】
やや親指を立てた状態でツボの周囲を押してとズーンと響くポイントがあります。
響くところを見つけたらじっくりと5秒間指圧したあとに力を緩めずに小さく円を描くようにマッサージしてみてください。
これを左右の手で3セット行います。

朝の絶望感におすすめの漢方薬は酸棗仁湯

このような睡眠障害を伴う朝に絶望感の症状には東洋医学の漢方薬では酸棗仁湯(さんそうにんとう)がよく用いられます。
酸棗仁湯は身心の疲労による不安や抑うつを完治させ睡眠障害や不眠を完治させる働きがあります。

それにより睡眠の質が高まることで起床時に起こる絶望感も緩和させる効果が期待できます。
覚醒と睡眠のリズムが乱れて、夜間目が冴えて眠れない、夢見が多い、熟睡感がないといった症状の方に用いられます。

【注釈】・・・酸棗仁湯は保険適用もあり、ツムラ103が製品番号になります。服用する場合は医師、薬剤師と相談した上で開始してください。

実はカウンセリングによる心理的ストレスの軽減で改善できる

自律神経失調症は「自律神経失調症そのものがストレスに感じる」「治らないことが余計に不安になり症状が強くなる」「ついつい自律神経失調症のことを気にしてしまう」といった不調に対する捉え方や考え方によっても症状を悪化させることがあります。

そのため改善のためには不調そのものに対する捉え方や考え方を修正することがとても重要になります。
日々、知らず知らずのうちに症状を強めてしまったり改善を妨げている心の癖や考え方の癖を、正しく修正し心理的ストレスを軽減させることで自律神経失調症が完治されることが多々あります。

当院でもカウンセリングと鍼灸を組み合わせた方法で治療を行っております。
ぜひ、強い精神的なストレスと不調でお悩みの方はご相談ください。

寝起きの絶望感を治すなら当院の鍼灸治療が効果的

現在、当院では病院やクリニックで治らない朝の絶望感でお悩みの方が多くご来院されています。
朝の絶望感の原因である自律神経の乱れとホルモンバランスの崩れを改善するには鍼灸治療が効果的です。

鍼灸治療には睡眠の質の向上とストレス完治があります。
交感神経の興奮を抑える効果があるため睡眠のリズムが安定し朝の絶望感の完治に役立ちます。

ぜひ、「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。



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[参考]
※1 朝メンタルの不調を感じる原因と改善方法について解説 / サントリーウェルネスオンライン
https://www.suntory-kenko.com/column2/article/4627/
※2 セロトニンとメラトニンの関係は? / 大原薬品工業
https://www.ohara-ch.co.jp/meitantei/vol01_2.html
※3 日光浴の驚くべき効果とは!?日光浴に当たるメリットについてご紹介 / 再春館製薬所
https://www.saishunkan.co.jp/domo/column/lifestyle/get-sleepy-in-the-sun/

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