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自律神経の不調を解消する呼吸法

自律神経の不調を解消する呼吸法
公開日:2023年02月02日
更新日:2023年02月24日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログ記事を書いている我々は5万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。

不眠に効く呼吸法は丹田を意識しながら息を吐く

不眠に効く呼吸法は丹田を意識しながら息を吐く
不眠に効く呼吸法は丹田を意識しながら息を吐く
ふだんは無意識にしている呼吸を意識して行うと、不眠を改善することができます。人間の身体は、自律神経とホルモン系、免疫系によってコントロールされています。
これまでは、この3つは、人間の意思ではコントロールできないと考えられていました。しかし、近年になって自律神経だけは、呼吸法によって働きを変化させられることがわかってきました。
人間の呼吸は、吸うときには交感神経、吐くときは副交感神経は別名「休息の神経」とも呼ばれ、心身の緊張をゆるめるように作用するので、副交感神経が正常に働くと眠りが誘われ、不眠を解消することができます。

臍の下1cmを意識して呼吸すると副交感神経が働く

臍の下1cmを意識して呼吸すると副交感神経が働く
臍の下1cmを意識して呼吸すると副交感神経が働く
副交感神経を働かせる呼吸法は、まず、おへその下約1cmのところにある「丹田」を意識しながら息を吐きます。このとき、一気に吐き出すのではなく、できるだけゆっくり息を吐くようにします。
吐く息が限界まできたら、また自然に息を吸います。
息を長く吐くのは最初はむずかしいので、口を細くつぼめるなど、息の量を調整しながら吐きましょう。慣れてくると鼻から息を吐くこともできるようになります。
吐くことを意識するあまり、吐く前に息を大きく吸いすぎてはいけません。自然に吸ってください。

丹田の呼吸はまずは10分間を5~6回から始める

丹田の呼吸はまずは10分間を5~6回から始める
丹田の呼吸はまずは10分間を5~6回から始める
これを、1日に合計1時間くらいを目安に行います。10分間を5~6回でも、30分間を2回でもよいのですが、毎日続けることが大切です。
姿勢は立ったままでも、寝ていてもかまいません。不眠気味の人は、ふとんに寝て行うと効果的です。
この呼吸法を毎日続けると、副交感神経が働きやすくなります。快眠の神経を鍛えて、質のよい眠りを手に入れてください。

気分のふさぎ、イライラなどの症状の原因は首の周りの緊張が関係している

イライラなどの症状の原因は首の周りの緊張が関係している
イライラなどの症状の原因は首の周りの緊張が関係している
気分がふさぐ、イライラする、動悸、めまいがする、眠れない・・。
こういった、原因がはっきりしない症状、いわゆる「不定愁訴」で患者さんが悩んでいる場合、私たち東洋医学のプロは、首周辺、詳しくは首の後ろに鍼を打ちます。一般的に「肩、首がこった」という場合、表面近くの筋肉が萎縮してかたくなっているのですが、うつ症状など神経的に問題のある患者さんの場合、頭から首の奥のほうにある「深部頸筋」がかたくなり、手で触るとコブのように盛り上がっています。
太めの鍼を打って治療するのですが、「何も感じない」という人も多いですね。これはそれだけコリが深くて硬い証拠です。

首のコリは使い捨てカイロで温めるのが効果的

首のコリは使い捨てカイロで温めるのが効果的
首のコリは使い捨てカイロで温めるのが効果的
この強いコリを取り除くのに適しているのが使い捨てカイロを使った「首あたため」です。
じんわりとした温かさでコリをほぐすやり方で、鍼で治療するよりは時間がかかりますが、続けることで必ず結果が出ます。
できれば寝る前の15分程度、首を温めてください。1週間くらいでよく眠れるようになり、やがてうつ症状や動悸、めまいなどの不定愁訴が改善されていきます。

首を温めると消化機能が高まりお腹が鳴り始める

「首あたため」は、首の前側を温めると、また違った効果があります。首の側面から前にかけては、胃や小腸、大腸、胆のうなどのツボが散在しているので、これらを温めることで、胃痛や便秘、咳、高血圧などがよくなってきます。
前面の「首あたため」は、後面よりも即効性があるのが大きな特徴です。同じように寝る前15分がおすすめですが、始めてすぐにお腹がコロコロと動き出すのがわかるはずです。
この感覚がわかりにくい人は、内臓が弱っている証拠です。2~3日続けると効果が実感できるはずです。


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