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お腹の調子が悪くなる原因を解説

公開日:2023年01月24日 更新日:2023年01月24日
目次 1.大腸は流動性の内容物水分を吸収するところ 2.大腸の蠕動運動はもともと弱く停滞しやすい 3.急に起こる腹痛と下痢はこの平滑筋の異常亢進 4.大腸の動きは自律神経によって調整されている 5.便秘は大腸の粘液の減少によって大腸の潤いがなくなり起こる 6.大腸での水分の吸収が低下すると下痢になる 7.便意を催さない便秘は中枢神経の不具合で起こる 8.お腹の不調は鍼灸治療で改善できる

東京都武蔵野市三鷹駅北口にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログ記事を書いている我々は5万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。

1.大腸は流動性の内容物水分を吸収するところ

大腸は小腸より太い長さで150~170cmの管状の臓器です。盲腸、結腸(上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)および直腸に分かれます。 十二指腸で栄養が吸収され残りの流動性のある内容物が大腸へ送られ、さらに水分とナトリウムを吸収して固形物として残ったものを糞便として直腸へ送ります。 主に大腸での不調は便秘や下痢といった水分とナトリウムの出入りにおけるトラブルになります。
2.大腸の蠕動運動はもともと弱く停滞しやすい
大腸は分節運動、蠕動運動、逆蠕動、大蠕動と4つの動きをしています。 分節運動は主に横行結腸で行われており、腸の内容物を攪拌しながら水分とナトリウムの吸収を促します。蠕動運動、逆蠕動も含めこれらの動きはとてもゆっくりとした速度で直腸へ送られるため内容物が停滞しやすいのが特徴です。 その間に水分やナトリウムを吸収し、大腸の細菌によってさらに分解を施します。しかし、この内容物の輸送を一気直腸へ輸送する運動が1日数回起こります。これを大蠕動と呼びます。 大蠕動は主に食後に起こりやすく「食後に便意を催す」ことがしばしばあるかと思いますが、これは正常な反応といえます。
3.急に起こる腹痛と下痢は平滑筋の異常亢進

腸には平滑筋と呼ばれる筋肉で構成されており、この平滑筋の収縮と弛緩を繰り返すことが蠕動運動になります。 正常の範囲内の動きであれば腹痛が起きることはありません。しかし、何らかの原因によってこの腸内の平滑筋の伸び縮みが異常に強くなったときに腹痛や下痢が出現します。 機能性ディスペプシアや精神的なストレスで腹痛や下痢を起こりやすい人はこの平滑筋の異常亢進が起きていると考えられます。
4.大腸の動きは自律神経によって調整されている
このような大腸の蠕動運動は副交感神経(主に骨盤神経)によって促進され、交感神経によって抑制されます。 また直腸の最後尾には肛門括約筋があります。肛門括約筋の中でも外肛門括約筋は自分の意思で収縮できる筋肉であるため、「便意を催したときにお尻を締めて我慢する」というのはこの外肛門括約筋の働きによるものです。
5.便秘は大腸の粘液の減少によって大腸の潤いがなくなり起こる

大腸粘膜から大腸液と呼ばれる粘液が分泌されます。これは胃液などとは違い消化酵素を含まないアルカリ性のものです。 この粘液の役割は大腸の内側の壁を保護したり内容物を輸送しやすくする働きがあります。 そのためこの大腸粘液が不足すると腸内の潤いがなくなり内容物(糞便)の輸送がうまくいかなくなります。 排便の中でも「便の出が悪くいつも残便感がある」といった人はこの大腸粘液が減少して便秘を起こしている可能性があります。
6.大腸での水分の吸収が低下すると下痢になる
主に大腸は内容物の水分とナトリウムを吸収する働きをしています。 しかし、この機能が失調すると十分に水分が吸収できずに糞便が下痢になります。 極端な身体の冷え、食あたり、機能性ディスペプシアなど下痢になりうる原因は細菌やウイルス感染、自律神経の失調など様々です。
7.便意を催さない便秘は中枢神経の不具合で起こる

便意を催すメカニズムは糞便が直腸に蓄えられ直腸が糞便によって引き延ばされたときにその刺激が神経反射を起こし大脳にその情報が伝えられます。 この直腸での神経反射や大脳からの指令が何らかの不具合で反応しないと便意を催さずに便秘症状が出現します。
8.お腹の不調は鍼灸治療で改善できる

このような腹痛、便秘、下痢といった大腸や直腸における不調は鍼灸治療で改善できます。 大腸や直腸は自律神経によって調整されており、多くの機能的な不調はこの自律神経の失調から起きています。鍼灸は薬を使わずに改善できる唯一の治療法です。 ぜひ、お腹の不調でお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。

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