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胃痙攣のセルフチェックと鍼灸での治し方

胃痙攣のセルフチェックと鍼灸での治し方
公開日:2023年01月04日
更新日:2023年10月29日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

病院やクリニックで治らない胃痙攣でお悩みの方が増えています

現在、当院では病院やクリニックで治らない胃痙攣でお悩みの方が多くご来院されています。

とくにその中で特徴的な症状に「ストレスを感じるとみぞおちがピクピクする」や「胃が脈打つ感じがする」「痛みはないが胃がピクピクする」といった症状を訴える方が増えています。

今回は「胃痙攣のセルフチェックと鍼灸での治し方」と題して胃痙攣の具体的なメカニズムと鍼灸治療の有効性などを解説していきます。 

胃痙攣に似た胃痛を起こすことがある

この「ピクピク」や「バクバク」とした胃痙攣症状を起こす胃の不調は、大きく二つの原因があります。

まず一つ目の原因は胃壁で起きている炎症の痛みです。

胃内で一番多い炎症は胃液の強力な酸性によって胃壁が溶かされておこるものです。
健康な胃は胃粘液によって粘膜を守っているため胃液によって溶かされることはありません。

しかしストレスや疲れなどにより自律神経の働きが低下すると胃液と胃粘膜のバランスが崩れてしまい胃粘液によるバリアが弱まり、胃液によって胃壁に炎症が起きます。

これが胃痙攣に似た胃痛を起こすことがあります。※1

胃痙攣が起こる原因の二つ目は胃壁の筋肉の緊張

二つ目の原因は、胃壁の筋肉の緊張によるものです。この筋肉の緊張が正式な胃痙攣になります。


胃壁の筋肉は自分の意志では動かせない筋肉に属しており、胃痙攣を引き起こすときも自分の意思とは関係なく発生しています。

この痙攣が「胃が勝手にピクピクと動いている感じ」という胃の違和感を引き起こすことがあり、さらに胃壁の筋肉の緊張が徐々に強まると激しい痛みになり「胃がバクバクする」という訴え方をすることがあります。


また胃炎が悪化しその痛みで胃壁の筋肉が刺激され、急激に緊張することでも胃痙攣を起こすこともあります。
そのため胃炎と胃痙攣には相互に関係していると考えます。

胃痙攣は吐き気や下痢などを伴うことが多い

胃痙攣の痛み方で多いのはみぞおち周囲に起こる激痛です。

その他にも腹痛、吐き気や嘔吐、下痢、食欲不振など胃腸に関わる症状を併せて引き起こすことがあります。

胃痙攣はジワジワと胃痛が出現することはあまりなく、急激に痛みが出現するのが特徴です。
胃痙攣の発作の時間は短くて数分、長い場合は1~2時間継続することがあります。

強い胃痙攣の場合は冷や汗をかき横になって動けなくなるほどの痛みを伴う場合もあります。

胃がピクピクと痙攣する原因は精神的なストレス

胃痙攣の原因で最も多いのが精神的なストレス

「胃痙攣」の原因で最も多いのが精神的なストレスです。

胃はもともとストレスに対して敏感であるため、強いストレスや緊張が長時間続くことで胃の機能を低下させてしまいます。

そのため慢性的に心身がストレスに晒されると急に胃が痛くなり胃炎が発症したり、胃痙攣の症状が出現することがあります。

他にも便秘によって便が腸に溜まっている状態が長時間続くと胃の働きが低下し胃痙攣をおこす原因となります。

胃痙攣が起こりやすい身体の状態

胃痙攣は心理的なストレスも影響しているため改善のために重要なことは痙攣を起こしている根本的な原因の特定です。

胃痙攣の直接的な原因は、筋肉の緊張であると先ほど解説しました。
そのため、何が原因で胃の緊張を引き起こしているのかが問題になります。

最も多い胃痙攣(筋肉の緊張)の原因はストレスと考えられていますが、他にも「胃痙攣の原因になりうるもの」あります。

次のものが胃痙攣の原因として考えられます。

<胃痙攣が起こりやすい身体の状態>
・ひどい便秘
・食生活の乱れ
・強いストレス
・腹水
・胃炎
・十二指腸炎
・胃潰瘍、十二指腸潰瘍
・胆石症
・膵炎
・胃がん
・胆石症
・膵炎 といった重大な病気が隠れているかもしれません。
※2

胃痙攣(いけいれん)のセルフチェック

胃痙攣(いけいれん)のセルフチェック

胃痙攣に関わる症状のセルフチェックです。
以下の項目で当てはまる数が多いと胃痙攣が起こりやすい傾向にあります。

□胃の周囲に痛みや不快感がある
□胸焼け、吐き気、げっぷなどの症状がある
□空腹時にキリキリとした胃痛や胸焼けが起こる
□いつもお腹が張った感じやガスがたまった感じがある
□あまり食欲がない
□よく下痢をする
□便秘がちである
□下痢と便秘をしばしば繰り返す
□タール状の黒い便が出る
□胃や腸の不調が長期間続いている
□ついお腹いっぱいになるまで食べてしまう
□早食いで、よく噛まずに飲み込む
□夜遅く食事を摂ることが多い
□外食が多い
□お酒を飲む機会が多い
□脂っこいものをよく摂る
□塩辛いものや香辛料をよく摂る
□濃い目のお茶やコーヒーをよく摂る
□冷たい食べ物や飲み物をよく摂る
□喫煙している
□生活が不規則で食事や睡眠の時間が一定しない
□過労や睡眠不足が続いている
□仕事や家庭でストレスが多い
□どちらかというと真面目で几帳面な性格だ
□運動不足である

【改善例&効果の高いツボ 】緊張すると胃がピクピクして痛みが起こる(40代女性)

【治療の体験者&改善例 】
40代女性で「1年前から緊張やストレスで胃がピクピクしていたが最近それが強くなってきた」との訴えでご来院されました。

1年前から内科クリニックで胃薬を服用し続けていますがとくに改善されている様子ではないそうです。

当院では東洋医学的な問診や検査によって鍼灸治療を行いました。
東洋医学の検査では胃腸の働きを阻害している自律神経の興奮が見受けられました。

胃痙攣だけでなく、睡眠障害や下痢など神経性の不調があるためまずは自律神経の交感神経の興奮を鎮めることを優先させる鍼灸治療を行い改善を促しました。

【主に利用したツボ】
・慢性疲労と胃腸疲れを改善…中脘 (ちゅうかん)
・便秘など腸の機能低下を改善…天枢(てんすう)
・胃腸に関わる全般の不調を改善…足三里(あしさんり)
セルフケアでは呼吸をとめず、3~5秒息をはきながらやさしく垂直に指圧する押すのがポイントです。

当院が考える胃痙攣を治す鍼灸治療

胃痙攣は器質的な病気がでない限り(腫瘍や潰瘍など)は自律神経の失調として鍼灸治療を行います。

西洋医学では自律神経の失調と一括りにしてしまいますが、東洋医学では同じ胃痙攣の症状でも患者様の個々の状態に応じて体質に違いがあり、用いる東洋医学のツボも変わります。この体質の違いに応じて治療に微調節ができるのが東洋医学の鍼灸治療です。

このきめ細やかな調整によって鍼灸の効果を引き出すことができます。

当院では西洋医学と東洋医学両方の観点を持ちつつ問診や検査を行い正確な鍼灸治療を心掛けています。

胃痙攣を改善するなら当院の鍼灸治療が効果的です

現在、当院では病院やクリニックで治らない胃痙攣でお悩みの方が多くご来院されています。

このような身体的なストレスや精神的なストレスが原因である胃痙攣の症状には鍼灸治療が効果的です。
西洋医学の薬による処方では表面的な対処療法に過ぎません。

薬を飲んでいるときは胃痙攣を抑えられますが、飲むのをやめてしまえばまた症状が出てきてしまいます。
そのため根本的な改善にはならないのです。

しかし、鍼灸治療は胃痙攣の根本的な原因である自律神経の失調に対して効果があります。
ぜひ、「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。



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[参考]
※1 胃痙攣って何? / 市川すずき消化器・内視鏡クリニック
※2 胃痙攣の原因 / 井口病院

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