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薬で治らない脳過敏症候群はツボと鍼灸治療

薬で治らない脳過敏症候群はツボと鍼灸治療
公開日:2023年01月02日
更新日:2024年03月14日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

病院やクリニックで治らない脳過敏でお悩みの方が増えています

現在、当院では病院やクリニックで治らない脳過敏症候群でお悩みの方が多くご来院されています。
その中には「検査を受けても検査上は異常なしといわれる」や「抗不安薬や抗てんかん薬を処方されている」など具体的な治療もできずに薬だけ処方されて悩んでいる方が多くいらっしゃいます。

この原因不明の不調には脳が些細な刺激に過剰に反応してしまう「脳過敏症候群」である可能性があります。
この反応を生み出すきっかけの一つに「片頭痛を放置すると起きる」という新しい概念があります。

今回は「薬で治らない脳過敏症候群はツボと鍼灸治療」と題して脳過敏症候群の特徴的な症状と鍼灸の有効性について解説します。

脳の情報処理における過剰な反応

この「脳過敏症候群」は東京女子医科大学・清水俊彦客員教授、獨協医科大学神経内科・平田幸一教授のグループが提唱しており、メディアでも大きく取り上げられ話題となっています。
現代は視覚や聴覚から多くの情報が脳に伝えられ脳の働きである情報処理が過剰に反応し続けてしまい、結果として脳が過敏に反応してしまうのが脳過敏症候群です。

【参考文献】
慢性頭痛の無理解が引き起こす種々の悲嘆と脳過敏症候群/清水俊彦
https://twmu-amc.jp/info/img/ronbun01.pdf

脳過敏症候群は片頭痛から発生しやすい

脳過敏症候群は偏頭痛から発生しやすい

脳過敏症候群が起こりやすい傾向に、片頭痛など一般的に「頭痛持ち」と称されるような慢性的な頭痛で悩んでいる方がいます。

このような頭痛持ちの方の多くは長期間くり返し頭痛薬や鎮痛薬で治療を行っていることで脳過敏症候群になりやすく、頭痛以外のさまざまな症状が起こるとされています。

脳過敏症候群の症状には、主に耳鳴り、頭がキーンする(頭鳴り)、めまい、不眠、不安、頭が重い感じ(頭重)などがあります。 

片頭痛の薬の服用で脳過敏症候群が起こる

現在までの仮説では片頭痛は、何らかの刺激によって脳の血管が拡張し、血管周囲の神経の興奮が引き起こされます。

それによりきらきらとした視覚症状(閃輝暗点)などの前駆症状から始まり、頭痛や悪心・嘔吐などが引き起こされると考えられています。

この片頭痛に対して鎮痛薬や頭痛薬をくり返し投与することで、表面的な痛みは一時的に治まりますが、根本的な片頭痛を引き起こす脳の興奮状態は続いているため、脳過敏症候群が引き起こされると考えられています。

脳過敏症候群が起こる原因は片頭痛の誤った薬物療法

脳過敏症候群の原因は片頭痛の治療に対して適切な治療を行わなかったことにあります。
この片頭痛は、頭蓋骨内の血管とその周囲を取り巻く三叉神経が何らかの原因で刺激されることで、その神経の情報が脳を興奮させて情報が起こるとされています。

それによって血管が拡張し、偏頭痛が起こる前駆症状の閃輝暗点と呼ばれるキラキラした光が見える視覚症状が出たり、悪心・嘔吐など偏頭痛と併せて起こる症状が出ると考えられています。

【参考文献】

片頭痛の病態に関する最新の知見/永田栄一郎
https://www.neurology-jp.org/Journal/public_pdf/060010020.pdf

脳過敏症候群は自律神経失調症に似ている症状

脳過敏症候群の主な症状は以下のとおりになります。
・頭鳴り
・耳鳴り
・めまい
・頭重感
・不眠(睡眠障害)
・不安感
・抑うつ
これらの症状は偏頭痛と併せて発症しやすい症状です。これらの多くは自律神経の調整にも関係しているため、自律神経失調症との鑑別が必要となります。

脳過敏症候群のセルフチェック

脳過敏症候群のセルフチェック

以下のチェック項目に当てはまる数が多いと脳過敏症候群に罹りやすい状態といえます。
[チェック項目]
□普段から低血圧気味である
□よく乗り物酔いをしやすい
□アレルギー疾患や喘息をもっている
□2親等以内の家族に偏頭痛がいる
□精神的に落ち着きがない
□就寝時に寝言を言う
□就寝時の寝相が悪い
□就寝中に歯ぎしりをする

脳過敏症候群に効くツボ

【脳過敏症候群に効くツボ】
・曲鬢(きょくびん)・・・もみあげ後ろと耳の高い部分が交差する場所。

【ツボマッサージのポイント】
人差し指でツボの周囲を押してとズーンと響くポイントがあります。
響くところを見つけたらじっくりと5秒間指圧したあとに力を緩めずに小さく円を描くようにマッサージしてみてください。
深呼吸を行いながらこれを3セット行います。

実はカウンセリングによる心理的ストレスの軽減で改善できる

脳過敏症候群は「脳過敏症候群そのものがストレスに感じる」「治らないことが余計に不安になり症状が強くなる」「ついつい脳過敏症候群のことを気にしてしまう」といった不調に対する捉え方や考え方によっても症状を悪化させることがあります。

そのため改善のためには不調そのものに対する捉え方や考え方を修正することがとても重要になります。
日々、知らず知らずのうちに症状を強めてしまったり改善を妨げている心の癖や考え方の癖を、正しく修正し心理的ストレスを軽減させることで脳過敏症候群が完治されることが多々あります。

当院でもカウンセリングと鍼灸を組み合わせた方法で治療を行っております。
ぜひ、強い精神的なストレスと不調でお悩みの方はご相談ください。

脳過敏症候群は当院の東洋医学の鍼灸治療で改善できる

脳過敏症候群の根本的な原因である片頭痛や自律神経の乱れを含めた脳の機能の失調は西洋医学では薬物による対処療法であるため根本的な改善には至りません。
このような機能の失調への改善には神経反射を利用した鍼灸治療が効果的です。

鍼灸は軸索反射という神経反射を利用して不具合が生じている中枢神経(脳神経)へアプローチし偏頭痛や自律神経の失調を改善させます。
また西洋医学のように薬物を利用せずに改善できるため副作用や依存性を心配せず、安心安全に治療を受けていただけます。

ぜひ、「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。



【三鷹駅徒歩1分 自律神経専門の鍼灸院コモラボ】

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東洋医学に基づく鍼灸院です。

適応症状

睡眠障害(不眠症)、動悸、不安症、不妊症、頭痛(肩こり頭痛、偏頭痛)、更年期症状(イライラ、ホットフラッシュ、動悸)、耳鳴り、睡眠薬・鎮痛剤の副作用など様々な不調に対応しています。
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