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頭の中で音がする頭鳴りを治す新しい方法
公開日:2023年01月01日 更新日:2023年12月16日
目次
病院やクリニックで治らない頭鳴りでお悩みの方が増えています
現在、当院では病院やクリニックで治らない頭鳴りでお悩みの方が多くご来院されています。
その中でも特徴的な症状に「頭の中でキーンやシャンシャンと音がする」「昼寝したあとに頭鳴りがひどい」「頭の中で音がする ジー」と症状を訴える方が増えています。
今回は「頭の中で音がする頭鳴りを治す新しい方法」と題して頭鳴りの原因と治し方について解説していきます。
頭鳴りとは頭の中で「キーン」、「サー」、「チー」といった音がする病気
頭鳴りという症状は、頭の中で「キーン」、「サー」、「チー」といった音が鳴る状態をいいます。
また頭鳴りの他に耳鳴りも同時に起きていることが多くあります。
脳の機能障害によって起きるケースは、大脳の側頭葉にある聴覚野という部分に障害が起きているこのような症状が生じることが考えられます。
また、もう一つは脳血管の血流が悪くなると脳の機能が失調し雑音が発生して、このような症状が起きる場合もあります。※1
頭鳴りの原因はセロトニンの増加
頭鳴りが引き起こされる原因として最も考えられるのは慢性的なストレス、精神的なストレスです。
長期にわたってストレスを感じていることにより、自律神経の機能である血管のコントロールの低下が生じるようになります。
それに伴って脳内は酸素や栄養が不足してしまい、通常では起こらない脳の機能の興奮が発生したり逆に失調したりケースが多くなります。
この失調の中に脳内の神経伝達物質であるセロトニンの増加が発生があり脳の興奮が抑えられなくなると考えられています。
頭鳴りと併せて出やすい自律神経症状
頭鳴りは精神的なストレスで起こる自律神経の失調による脳の不具合で起こるため、頭鳴り以外にも症状が出現しやすい傾向にあります。
他の症状は以下になります。
・頭痛(筋緊張型頭痛・偏頭痛)
・ふわふわめまい
・腹痛(下痢や便秘)
・倦怠感(身体のだるさ)
・体のほてり(微熱)
・発汗(自汗や寝汗)
・体の冷え
・寝入りが悪い、途中で目が覚める
・イライラ ・気分が落ち込む
・手足のしびれ、冷え
・身体の震え
・頻尿、残尿感
・月経周期の乱れ
頭鳴りは脳過敏で起こる自律神経失調症
頭鳴りや耳鳴りの多くは原因不明と言われていますが、最近では「脳過敏症候群」が原因の可能性が考えられるようになりました。
脳過敏症候群は2011年に発表されたばかりの新しい疾患名です。
脳過敏症候群はもともとは偏頭痛の研究によって生まれた提唱された疾患名です。
偏頭痛など一般的に頭痛持ちと称されるような慢性的な頭痛に対し、 長期間くり返し鎮痛薬で治療を行っている方の脳が異常に興奮してしまい自律神経症状が出現したことがきっかけです。
しかし最近では偏頭痛治療の薬物に限らず、慢性的な心身のストレスや疲労によって脳が刺激されても興奮が起こり、自律神経症状として頭鳴り、耳鳴り、難聴、めまい、抑うつ感などを引き起こすことが最近わかってきました。※2
睡眠の質が低下することで頭鳴りが起こりやすくなる
当院に頭鳴りでお悩みの方の多くが「寝つきが悪くて眠れない」や「途中で目が覚めてしまい眠れない」といった睡眠障害や不眠症を患っています。
じつは頭鳴りの原因である脳の興奮(過敏)を鎮静させ正常に戻すためには質の高い睡眠が大変重要になります。
日中の覚醒しているときは常に脳が働いているため休む暇がありません。
そのため日々の睡眠で脳の疲れを回復させることができないと徐々に疲労が溜まっていき、脳は常に過敏な状態になってしまいます。
「頭鳴りや耳鳴りが治らない」と長年悩んでおられる方の多くは睡眠習慣でも悩んでおられる方が多い傾向にあります。
脳の興奮を抑えて頭鳴りを治すセルフケア
頭鳴りを緩和させるためには脳過敏症候群の症状を抑える必要があります。自宅で頭鳴りの改善を導くセルフケアのポイントを解説します。
[1.過剰に働いている交感神経を鎮める]
脳過敏症候群の方の多くは交感神経が過敏状態となっており身体全体が緊張しやすく脳過敏症候群の症状が強く出現しています。
そのため自律神経のバランスを取り戻すことは脳過敏症候群の症状を緩和させることにつながります。
[2.首コリ、肩コリを完治させる]
脳過敏症候群の方は、身体が緊張し筋肉が硬くなっています。
特に、肩や首周辺の筋肉が硬くなっているのが特徴です。
このため身体全体が緊張してしまい、肩こり、首コリ、身体のダルさ・疲れやすさが出現しています。
そのため身体の緊張を緩めることにより、副交感神経の働きを促し、脳過敏症候群の緩和につなげます。
[3.免疫力や抵抗力の向上]
脳過敏症候群の方は、とてもストレスや疲れが溜まりやすい傾向にあります。
また不眠症や睡眠障害などの症状をもっている方も多く、常時身体の疲れやストレスが取れていない状態です。
この結果、身体の免疫力や抵抗力が低下し、脳過敏症候群の症状が強くなるという悪循環を繰り返しています。
免疫力や抵抗力を改善する治療は、脳過敏症候群の改善にとても重要なものです。
実はカウンセリングによる心理的ストレスの軽減で改善できる
頭鳴りは「頭鳴りそのものがストレスに感じる」「治らないことが余計に不安になり症状が強くなる」「ついつい頭鳴りのことを気にして気持ちが落ち着かない」といった不調に対する捉え方や考え方によってもストレスがかかり症状を悪化させてしまいます。
そのため改善のためには不調そのものに対する捉え方や考え方を修正することがとても重要になります。
日々、知らず知らずのうちに症状を強めてしまったり改善を妨げている心の癖や考え方の癖を、正しく修正し心理的ストレスを軽減させることで頭鳴りの症状が完治されることが多々あります。
当院でもカウンセリングと鍼灸を組み合わせた方法で心理的ストレスへの治療を行っております。ぜひ、強い精神的なストレスと不調でお悩みの方はご相談ください。
【改善例&効果の高いツボ 】就寝前になると頭がジーと鳴ってうるさくて眠れない(50代男性)
【治療の体験者&改善例 】
50代男性で「2年前から寝る頃になると頭がジーと鳴ってうるさい、眠れない」との訴えでご来院されました。
詳しく聞くと頭が鳴り始める前は近隣の騒音トラブルによって聴覚過敏が発症していることがわかりました。
服用している薬は心療内科で処方された抗不安薬と睡眠薬になります。
もともと睡眠障害をもっていることもあり日中に眠くなることがあるようです。
当院では脳の機能的な興奮と失調と考えて脳の機能が正常に戻るように鍼灸治療を行い改善を促しました。
【主に利用したツボ】
・聴会(ちょうえ)・・・耳の前にある、口を開けたときにできる凹み
頭の中で音がする頭鳴りの完治させるなら当院の鍼灸治療が効果的
現在、当院では病院やクリニックで治らない頭鳴りでお悩みの方が多くご来院されています。
頭鳴りを引き起こす脳過敏症候群の根本的な原因は精神的なストレスや身体的なストレスによる自律神経の不調があります。
この頭鳴りに対して西洋医学では対処療法として薬を処方するのみで根本的な改善につながる治療はありません。
しかし、東洋医学では鍼灸治療による根本的な治療と改善が行えます。
鍼灸治療には軸索反射という鍼灸を刺激したときに起こる反応によって脳で起こっている過敏な反応を鎮静させ自律神経の乱れを改善する効果があります。
ぜひ、「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。
関連する記事 頭鳴りを気にしないためにはカウンセリング 肩こりでキーンとする耳鳴りの改善に鍼灸 耳鳴りにすぐ効くリンパマッサージ 薬で治らない病気は脳過敏症候群が原因 音に過敏でイライラするときは鍼灸 [参考] ※1 頭の中で音がする―血管性雑音/公益社団法人鳥取県医師会 ※2頭鳴りアタマナリはどんな病気?/病院検索ホスピタ https://www.hospita.jp/disease/2904
【三鷹駅徒歩1分 自律神経専門の鍼灸院コモラボ】
自律神経専門鍼灸院コモラボでは、
⾃律神経の乱れによる体調不良にお悩みの⽅に特化した、
東洋医学に基づく鍼灸院です。
睡眠障害(不眠症)、動悸、不安症、不妊症、頭痛(肩こり頭痛、偏頭痛)、更年期症状(イライラ、ホットフラッシュ、動悸)、耳鳴り、睡眠薬・鎮痛剤の副作用など様々な不調に対応しています。
※お悩みのご相談も無料で承っております。メールやLINEからご連絡ください。
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鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。