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逆流性食道炎で夜寝られないときに効くツボ

逆流性食道炎で夜寝られないときに効くツボ

逆流性食道炎で夜寝れないのはなぜか

逆流性食道炎とは食べたものが胃腸にスムーズに運ばれず食事の後に逆流してくる症状を言います。
胸のあたりのヒリヒリ感、口が酸っぱい、内容物が口に戻ってくるなどの症状を呈します。
病院では胃酸の分泌を抑える薬が処方されることがありますが根本的な治療にはなりません。
ですが東洋医学の鍼灸治療では治すことが可能です。
食生活や生活習慣が大きく関わっていることがあり、そのあたりの生活のアドバイスも大切になってくる病気です。
当院には多くの患者様がご来院され改善していますので、その症例の1つをご紹介いたします。

逆流性食道炎で動悸がしてきた

49歳 女性 会社員
今年の1月から動悸、めまい、呼吸が苦しい感じがある病院に行き検査をしたが問題なしと言われた。
その後すぐに逆流性食道炎になった。横になると辛いので寝られない。動悸がひどい時は食道炎の症状もひどくなる。
寛解増悪を繰り返し、2週間単位くらいで症状が変わる。口が酸っぱく、不安感も出てきた。夢を多く見る。月経前後に体調を崩しやすい。

交感神経が優位になり動悸が起こりやすくなる

<所見>
腹部(胃のあたり)に空気が溜まっている感じ。手足が冷えており、首から背中に凝りがある。慢性鼻炎とアトピー性皮膚炎があり皮膚が乾燥している。
ハキハキとした受け答えで元気がある。仕事は好きで頑張ってしまうのでその分疲れがドッと出てくる。

<治療方針>
自律神経の交感神経が優位になり動悸や内臓機能の低下を引き起こしているため胃酸過多になり逆流性食道炎の症状を呈している。
東洋医学としては肺虚肝実の症状として治療を行う。
・アトピー性皮膚炎や慢性鼻炎、呼吸が苦しいなどの症状は肺虚の症状
・動悸、めまい、不眠、逆流性食道炎、多夢などの症状は肝実の症状
鍼灸治療で副交感神経を高め体の緊張を取りながら、局所の治療も行う。

治療と生活のアドバイス

初診時は症状が重く全く眠れていないとのことだったので、週2回の治療を勧める。
規則正しい生活を心がけ、飲酒や高脂肪食は避けるようにと説明。食後3時間は逆流しやすいのですぐには横にならないようにと伝える。

逆流性食道炎で夜寝られないときに効くツボ

膻中(だんちゅう)
【逆流性食道炎で夜寝られないときに効くツボ:膻中(だんちゅう)】
左右の乳頭を結んだ線上で胸骨上。押してみて痛いところ。お灸をすると非常に効果的です。

逆流性食道炎で夜寝られない症状の経過

2回目(3日後)
「症状は大きく変わらず」
3回目(3日後)
「症状が少し落ち着いているのか夜眠れるようになってきた」
4回目(3日後)
「今週は疲労感が強い。食後のお腹の膨満感が強い」
5回目(3日後)
「今週は調子が良い。口が酸っぱいのも軽減している」良好そうなので1週間空けてみる。
6回目(7日後)
「だいぶ眠れるようになってきた。逆流しなくなってきている」
7回目(7日後)
「仕事で忙しくイライラしたのが多かったせいか症状が出てきた。動悸も出てきた」
8回目以降
少しずつ体調が変わり10回を過ぎたあたりで体調が良い状態が安定してきた。現在も通院中だが睡眠は問題ないとのこと。仕事が好きで頑張ってしまうのでその分疲労が溜まった時は症状が再発することがあった。
治療前は2週間隔で寛解増悪を繰り返していたが調子が良い時が1か月以上続いたので鍼灸の効果を実感していたようだった。

逆流性食道炎で夜寝られないときは鍼灸治療が効果的

この患者様の治療を繰り返していると「仕事でドッと疲れるからここが癒しになっている」との言葉を頂きました。症状を治すのはもちろんですが、それ以外の部分でも患者様の支えになれていると実感できた瞬間でした。逆流性食道炎は逆流する症状以外にも様々な症状が出てきて日常生活に支障をきたします。
主訴(一番の辛い症状)ではなく「逆流性食道炎もあります」というように様々な不調と併発していることが多い病気です。病院では対処療法が一般的ですので完治は難しくなりますが、東洋医学の鍼灸治療であれば治すことができます。
お悩みの方はぜひ当院へお越しください。

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適応症状

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