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頭のてっぺんのチクチク痛いストレス症状に鍼灸

頭のてっぺんのチクチク痛いストレス症状に鍼灸
公開日:2022年12月19日
更新日:2023年10月29日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

病院やクリニックで治らない頭のてっぺんが痛みでお悩みの方が増えています

現在、当院では病院やクリニックで治らないストレスによる頭のてっぺんが痛みでお悩みの方が多くご来院されています。

その中でも特徴的なものに「てっぺんの頭皮が痛い」「頭のてっぺんがチクチク痛い」「頭のてっぺんを押すと痛い」などを訴える方が多い傾向にあります。
悪化するとヘアブラシが当たるだけで「ピリピリ」と感じたり、何もしてなくても「チクチク」と頭皮の表面に痛みを感じることがあります。

原因は頭皮そのものの感覚異常ではなく首の付け根から頭のてっぺん(頭頂部)に伸びる後頭神経にあります。
今回は「頭のてっぺんのチクチク痛いストレス症状に鍼灸」と題して後頭神経痛が起こるメカニズムとその改善方法を解説していきます。

筋肉の緊張が後頭神経を圧迫して神経痛を起こす

頭のてっぺんの痛みには後頭神経という神経線維が関係しています。

この後頭神経の走行は首の付け根と後頭部の境目から表に出現し頭のてっぺん(頭頂部)へと伸びており、表に出現する際に首や頭部を支える筋肉と筋肉の隙間から出ています。
そのためいわゆる首こりや肩こりといった首や頭部を支える筋肉の緊張が後頭神経の周囲で起こると後頭神経を圧迫してしまいます。

この圧迫によって起こるのが後頭神経痛です。
後頭神経痛の特徴的な症状は以下の通りになります。※1

・頭皮を含む頭頂部、後頭部、側頭部が痛む
・耳の後ろにズキズキした痛みがある
・片方の首の根本あたりから始まる痛み
・首の根本を押さえると痛みが強くなる
・ビリっと電気が走ったような痛み
・首を動かすと痛みが悪化する
・頭皮の表面を触るとピリピリする

後頭神経痛はストレスでも起こる

後頭神経痛が起こる原因は長時間の悪い姿勢や首への負荷など筋肉の疲労だけではなく、心理的なストレスでも起こります。

後頭神経への直接的な圧迫の原因である筋肉には主に僧帽筋胸鎖乳突筋があります。
この2種類の筋肉は脳神経支配によって筋活動が起きています(他の多くの筋肉は背骨から伸びる脊髄神経)。

脳神経は思考や感情を司るため「頭で物を考える」「緊張して頭が興奮する」などの脳の働きが活発になるだけでも、同時に僧帽筋や胸鎖乳突筋へ筋活動の指令が送られてしまいます。この過剰な指令(脳の興奮)が何度も起こることで僧帽筋や胸鎖乳突筋を過緊張させてしまい、結果として後頭神経痛を起こす原因となってしまいます。
そのため心理的なストレスによって後頭神経痛が起こるのは十分にあり得ると考えられています。※2

発疹が出てチクチク痛いときは帯状疱疹の可能性も

後頭神経痛に似た症状に帯状疱疹があります。

帯状疱疹は慢性疲労など身体の免疫力、抵抗力が低下すると出現する水ぼうそうと同じウイルスによる病気です
帯状疱疹もチクチクやピリピリといった神経痛を引き起こしますが後頭神経痛との違いは発疹や水ぶくれが起こることです。

帯状疱疹は早めの処置をしないと強い神経痛が後遺症として残ることがあります。
そのため頭部に痛みが出現した際は発疹や水ぶくれがないかを確認し、帯状疱疹であれば早めに専門医に受診する必要があります。

※3 帯状疱疹後に起こる神経痛は下記のブログから
帯状疱疹後神経痛はマッサージより鍼灸

後頭神経痛の改善にはストレスを緩和させて筋緊張を緩める

後頭神経痛の改善には後頭部の筋肉を緩めるのがポイント

後頭神経痛を改善するためには神経を圧迫している根本的な原因である後頭部に筋肉の緊張を緩める必要があります。

しかし、後頭神経は筋肉の隙間から頭皮近くに伸びており、触れるだけで神経近くを刺激してしまうため「ビリっ」と痛みが出現しやすい状態です。

そのためマッサージや指圧、整体などはかえって症状を悪化させてしまうため注意が必要です。

一番良い方法は筋肉に圧迫刺激を加えずに緩めることができる鍼灸治療です。

当院が考える後頭神経痛を治す鍼灸治療

当院では問診と検査をし後頭神経痛した場合、まずは原因となる筋肉を正確に特定し、その緊張を和らげる鍼灸治療を行います。
また先ほど解説したように心理的なストレスによっても後頭神経痛は起こります。

精神的な緊張や不安感など頚部の緊張の原因となる自律神経や脳の興奮を抑えてリラックス効果を高める東洋医学に基づく鍼灸治療も併せて行います。

この二つの方法により後頭神経痛の早期の回復を図ります。

【治療例&効果の高いツボ 】頭頂部が寝起きからピリピリと痛む(30代男性)

【治療の体験者&改善方法 】
30代男性が「数週間前から朝起きてから頭頂部にピリピリとした痛みが断続的に起こる」との訴えでご来院されました。
整形外科や脳神経外科などで検査をしても異常はとくにみられないとのことで帯状疱疹後神経痛や後頭神経痛ではなく「心理的なストレスが関係しているのではないか」と医者には診断を受けたようです。

当院での問診と検査は東洋医学的な観点から行い体の体質を調べるようにしました。
主訴は頭頂部の痛みですが、他にもイライラによる不眠傾向、眼精疲労、頭痛、緊張による胃の痛みなども併発しておりました。

この観点からもクリニックの診断と同じく「心理的なストレス」というものが原因であると考え、改善には心身の「ストレスを軽減させ自律神経の働きを正常にする」という目的で鍼灸治療を行い改善を促しました。


【主に利用したツボ】
頭部や頭皮の不調によく使くツボが脳戸になります。血流が促進されてピリピリとした痛みが完治されます。
・脳戸(のうこ)・・・後頭部の左右の中心にある窪みにあるツボ。

後頭神経痛は当院の鍼灸で改善できます

現在、当院では病院やクリニックで治らないストレスによる頭のてっぺんが痛みでお悩みの方が多くご来院されています。

頭のてっぺんが痛む後頭神経痛は鍼灸で改善できます。
先ほども解説したとおり、整体やマッサージ、指圧と違って患部である神経を刺激せずに筋肉の緊張を緩めることができます。

そのため安心して治療を受けていただけます。
また鍼灸は筋肉の緊張を緩めるだけでなく、痛みを取り除く除痛効果もあります。

そのため肩こりや首こりなど後頭神経痛を起こしている筋肉のコリも改善でき首や肩の動きもスムーズに動かせます。
ぜひ、「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。



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[参考]
※1.後頭神経痛/済生会 大阪府済生会野江病院 福田 英俊
https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/occipital_neuralgia/
※2.意外に多い神経痛/いのうえ内科脳神経クリニック
※3 後頭神経痛の原因/Dr.AGAクリニック

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