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お腹で脈を感じるストレス症状の原因と鍼灸

お腹で脈を感じるストレス症状の原因と鍼灸
公開日:2022年12月03日
更新日:2023年10月29日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

お腹がドクドクするストレス症状でお悩みの方が増えています

現在、当院では病院やクリニックで治らないお腹がドクドクするストレス症状でお悩みの方が多くご来院されています。

その中でも特徴的な症状に「お腹で脈を感じる」や「お腹がドクドクする」「胃でドクドク脈を打つ感じがする」といった症状を訴える方が増えています。
胃は胃酸や蠕動運動などによって食べ物を分解し腸へ送る働きをしていますが、胃に送られた食べ物を絶妙なバランスで分解し胃酸を分泌し蠕動運動によって腸に送ります。

しかし、この蠕動運動のリズムが上手くいかないと「お腹がドクドクする」という不調が現れます。
今回は「お腹で脈を感じるストレス症状の原因と鍼灸」と題して腹部に脈うつ感じがする原因とそれを改善する鍼灸の有効性について解説します。

自律神経が失調すると蠕動運動が上手くいかない

この一連の流れをスムーズに行うためは自律神経の調整によって胃の働きをコントロールが求められます。


しかし、自律神経の働きが上手くいかないと胃酸と胃の粘膜のバランスが崩れたり、蠕動運動がうまくいかずに食べ物が胃に停滞したりします。


このような自律神経に関わる胃の機能的な不調は病院の検査では異常がみられない場合もあります。※1

食後に起こる胃のドクドクする異常感

とくに起こりやすい胃の不調に「食後に胃がドクドクと動く」という蠕動運動の異常があります。

体質的に少食であったり食欲不振の症状のある方に多い症状です。
食道から降りた食べ物を上手く分解するために蠕動運動を行うはずですが、自律神経の失調によって胃の動きが乱れて「ドクドクと動く」という不調が起こります。

もともと少食や食欲不振のある方は消化吸収能力が低下しているため毎食ごとに胃に負担がかかりやすく不調が起こりやすい傾向にあります。※2

胃のドクドクと動く症状は動悸と間違えやすい

この「食後に胃がドクドクする」という症状は心拍の異常である“動悸”と間違えることがよくあります
どちらも自律神経の失調によって起こる症状ですが、胃の蠕動運動の異常は自律神経の働きが活発になる食後に起こりやすく、心拍の異常である動悸は朝方や夕方など交感神経と副交感神経の切り替わりのタイミングで起こります。

水を飲んでも胃がポチャポチャする異常

水を飲んでも胃がポチャポチャする異常

胃の不調で次に多いのが「水を飲むと胃がポチャポチャと音がする」という症状です。

これは東洋医学では“胃内停水(いないていすい)”と呼び、胃の水分代謝が低下すると起こる症状です。
この胃内停水も「胃がドキドキする」という症状をもっている方に起こりやすく、少食や食欲不振などの方に多くみられます

上手く水分を代謝できないため、身体のむくみや頭重感の症状が強く、慢性的な胃内停水の人は気象病やメニエール病などにかかりやすい傾向にあります。※3

【治療例&効果の高いツボ 】緊張するとお腹がドクドクして気持ち悪い(30代女性)

【治療の体験者&改善方法 】
30代女性で「半年前から緊張するたびにお腹が脈うつようにドクドクして気持ち悪い」との訴えでご来院されました。

当院にご来院される前に内科で胃腸を検査しましたがとくに異常は診られず漢方薬のみを処方されました。
当院では東洋医学的な検査を行い身体の不調となる体質を調べて鍼灸治療を行うようにしました。

主な症状が緊張による腹部の異常な蠕動運動とのことですが、詳しくお話をお伺いするとやや腹痛や下痢も起こりやすく、入眠障害と食欲不振もあるとのことです。
ストレスによる神経疲労(自律神経の乱れ)によって不調を起こしていると推測し、ストレス完治と胃腸の消化機能を高める鍼灸治療を行うよう改善を促しました。

【主に利用したツボ】
天枢は胃腸の蠕動運動を整えるために用いるツボになります。
・天枢(てんすう)・・・臍の中心から外側に指幅3本分の場所。

お腹がドクドクする腹部の不調は当院の鍼灸治療で完治する

現在、当院では病院やクリニックで治らないお腹がドクドクするストレス症状でお悩みの方が多くご来院されています。

このストレスによる原因不明の胃の動きの不調は西洋医学による薬物療法では治りません。
その理由に胃薬はあくまでも胃酸や胃粘膜をコントロールしたり症状を抑える対処療法に過ぎず蠕動運動の不調を根本的に治す薬ではないからです。

そのため薬の服用をやめてしまえばまた元の症状が出現してしまいます。
しかし、東洋医学に基づく鍼灸治療は原因不明の胃の動きの不調の原因である自律神経の乱れを整えて根本的な症状の改善します。

ぜひ、「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。



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[参考]
※1胃運動調節における迷走神経の役割/大賀 晧
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsmr1965/6/3/6_3_163/_pdf
※2胃痙攣って何?/市川すずき消化器・内視鏡クリニック
※3.胃の不調と漢方治療/東京医科大学病院 及川哲郎
https://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/shinryo/kampo/pdf/column_202210.pdf

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