BLOG

ブログ

蓄膿症の膿を出す方法は鍼灸のツボマッサージ

蓄膿症の膿を出す方法は鍼灸のツボマッサージ
公開日:2022年11月21日
更新日:2023年12月15日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

病院やクリニックで治らない蓄膿症でお悩みの方が増えています

現在、当院では病院やクリニックで治らない蓄膿症(副鼻腔炎)や顔面痛でお悩みの方が多くご来院されています。

鼻(鼻腔)の周りには副鼻腔(ふくびくう)と呼ばれる4つの空間(上顎洞・篩骨洞・前頭洞・蝶形骨洞)があります。この空間内で炎症が起きている状態を「副鼻腔炎」といいます。 以前はこの副鼻腔炎を蓄膿症(ちくのうしょう)という呼ばれていました。

症状は急性期では鼻づまり、ドロっとした匂いのする鼻汁、頬・鼻周囲・額の痛み、目の奥の痛み、顔やまぶたの腫れ、発熱などを認めます。これらの症状が一段落したあとも、なかなかすっきりしないという場合には炎症が慢性化して慢性副鼻腔炎に進行していることがあります。

今回は「蓄膿症の膿を出す方法は鍼灸のツボマッサージ」と題して蓄膿症(副鼻腔炎)を根本的に改善する東洋医学的な鍼灸治療の有効性について解説します。※1.

【症状その1】鼻水が青っぱなのような膿が混じっている

急性副鼻腔炎の場合は青っぱな(黄色い)のような膿の混じった鼻汁がよくみられ、慢性副鼻腔炎になると白い粘調な鼻水が多く認められます。

これはアレルギー性鼻炎の特徴的な透明でさらさらした鼻水との鑑別点になります。

【注釈】・・・青っぱな(黄色い)のような膿の混じった鼻汁は好中球やマクロファージなど免疫に関わる細胞がウイルスと戦った後の残骸と言われています。

【症状その2】喉の方に鼻水が流れる後鼻漏の症状がある

蓄膿症の場合には鼻水が前に垂れるだけではなく、喉の方に流れて咽頭炎や気管支炎の原因になることもあります。

後鼻漏のある方は「喉がイガイガする(喉に違和感を感じる)」「鼻から喉にかけて鼻汁が降りている感じがする」「喉に痰が留まっている感じがする」といった症状が出現します。

これはアレルギー性鼻炎の鼻水がほとんど前へ流れるのと対照的です。

【症状その3】副鼻腔に炎症が起きて鼻づまりが起こる

鼻腔や副鼻腔の粘膜が炎症によって腫れると空気の通る隙間が狭くなり鼻づまりが起こります。

また慢性的な鼻水が鼻腔に溜まることでも鼻づまりの原因となります。
勿論、アレルギー性鼻炎の合併によって腫脹することも原因の一つとなります。

【注釈】・・・急性期の副鼻腔炎では鼻粘膜の炎症による腫れで空気の通りが狭くなり鼻づまりを起こしますが、慢性副鼻腔炎になると鼻ポリープというできもので空気の通りを塞いで鼻づまりが起こります。

【症状その4】頬や目の奥に痛みが起きたり頭が重くなる

急性の蓄膿症によく認められる症状ですが、頬や目の奥の痛み、額や頭の痛みなどが起こることがあります。

慢性副鼻腔炎の場合にも額を中心とした頭重感などはしばしば認められます。

風邪をひいた時に額の痛みが増幅するような事があれば副鼻腔炎の可能性があります。
また、眼の近くの副鼻腔に高度の炎症が起こると眼痛や視力障害をきたすこともあります。

【症状その5】匂いが感じなくなる嗅覚障害

匂いを感じる器官の粘膜が炎症が起きて腫れたり炎症が長引いたりすると嗅覚障害が起こることがあります。


【注釈】・・・匂いが感じなくなる症状は急性期と慢性期、どちらにも起こるため嗅覚障害だけでは副鼻腔炎の状態を把握するのは難しいといわれています。

蓄膿症が3カ月以上持続する場合を慢性副鼻腔炎となる

副鼻腔炎が3カ月以上持続する場合を慢性副鼻腔炎となる

蓄膿症とは、鼻腔の奥に広がる副鼻腔という空洞に膿汁や浸出液が慢性的に貯留する病気です。

発症から4週間以内のものを急性副鼻腔炎、3カ月以上持続する場合を慢性副鼻腔炎と定義します。

治りにくい慢性副鼻腔炎の症状について

治りにくい慢性副鼻腔炎の特徴として、鼻茸と呼ばれるポリープ状のできものが鼻の中にできることと、「匂いがわからない」という症状が出ることがあげられます。
鼻茸(鼻ポリープ)は、放置しておくと大きくなり、鼻症状がひどくなる可能性があります。


【慢性副鼻腔炎の症状】
・鼻づまり
・粘り気のある鼻水
・匂いがわからない
・後鼻漏
・咳や痰がでる
・頬の辺りが痛む
・頭が重い、頭痛がある


【鼻茸(鼻ポリープ)について】
鼻の中の炎症が長く続くと、鼻の中にポリープ(キノコ様の形状のもの)ができます。
これを鼻茸(鼻ポリープ)といいます。
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の患者さんのうち10~20%、およそ20万人に鼻茸(鼻ポリープ)があるとされています。※2

【治療例&効果の高いツボ 】鼻風邪のあとに副鼻腔炎が起きて顔面痛がする(40代男性)

【治療の体験者&改善方法 】
40代男性で「3か月前に風邪を引き熱は下がったのだが黄色い鼻水の症状だけが残っている。
最近検査をしたら副鼻腔炎と診断を受けた。今は顔面痛がつらい。」との訴えでご来院されました。

このような耳鼻科での西洋医学的な検査では陰性であるものの黄色い鼻水や眉間周囲の頭重感だけが残る副鼻腔炎症状はよく起こります。
今回の40代男性の場合も風邪のウイルスが撃退しきれずに残っていることが副鼻腔炎が起きた原因だと考えました。

そのため当院では鼻汁や頭重感など局所的な症状の緩和とともに全体の免疫力の向上を図り、顔面痛を和らげる鍼灸治療を行うよう改善を促しました。


【主に利用したツボ】
今回40代男性の局所的な症状改善に利用したツボは以下のとおりになります。
・魚腰(ぎょよう)・・・鼻水や鼻の通りを良くしたいときに使うツボ。
・承泣(じょうきゅう)・・・蓄膿症や副鼻腔炎などに効果的。
・太陽(たいよう)・・・“奇穴”のひとつであり、蓄膿症や鼻水、鼻づまりなどの改善によく効くツボ。
・攅竹(さんちく)+睛明(せいめい)・・・目の疲れや眼精疲労、鼻の通りを良くしたい時に使うツボ。

蓄膿症や副鼻腔炎の顔面痛は病院の薬ではなく当院の鍼灸治療で改善できる

現在、当院では病院やクリニックで治らない蓄膿症(副鼻腔炎)やその顔面痛でお悩みの方が多くご来院されています。

副鼻腔炎は東洋医学に基づく鍼灸治療で改善できます。 副鼻腔で起こっている炎症反応の原因の多くは自律神経の働きが鈍って起こる免疫力の低下や自然治癒力の低下です。
この機能低下を改善するには西洋医学で行われている飲み薬では改善しません。

改善のためには体質改善による自律神経の機能向上が必要です。
この自律神経の働きを向上させる方法に東洋医学に基づく鍼灸治療があります。

一人ひとりの体質に合った鍼灸治療で的確に改善させます。
ぜひ、「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。



関連する記事
誰でも簡単な蓄膿症チェック
下を向くと頭が痛い症状は副鼻腔炎
副鼻腔炎の自律神経失調症状の治し方
[参考]
※1.慢性副鼻腔炎(蓄膿症)/洛和会音羽病院
https://www.rakuwa.or.jp/otowa/shinryoka/jibika/chikunou.html
※2.鼻茸(鼻ポリープ)/MSDマニュアル家庭版
※3.肺について/和漢全人会花月クリニック 
http://kagetsu-clinic.or.jp/kanpou/k_09.html

【三鷹駅徒歩1分 自律神経専門の鍼灸院コモラボ】

自律神経専門鍼灸院コモラボでは、
⾃律神経の乱れによる体調不良にお悩みの⽅に特化した、
東洋医学に基づく鍼灸院です。

適応症状

睡眠障害(不眠症)、動悸、不安症、不妊症、頭痛(肩こり頭痛、偏頭痛)、更年期症状(イライラ、ホットフラッシュ、動悸)、耳鳴り、睡眠薬・鎮痛剤の副作用など様々な不調に対応しています。
※お悩みのご相談も無料で承っております。メールやLINEからご連絡ください。

・住所 〒180-0006 東京都武蔵野市中町1-7-7 オサダビル4F
・営業時間 9:30~19:30(年中無休)
・電話番号 0422-38-8708
・予約方法 メール・LINEチャットまたは電話でご連絡ください

一覧に戻る