BLOG

ブログ

背中の張りで息苦しい|自律神経失調症で背中の痛みが起こる

背中の張りで息苦しい|自律神経失調症で背中の痛みが起こる
公開日:2022年11月15日
更新日:2024年12月18日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

自律神経が乱れると背中に痛みが出るのはなぜか

自律神経が乱れると背中に痛みが出るのはなぜかスマホやパソコン作業をしていると背中に張り感や痛みを感じることがあります。
このような症状が起きた場合、多くの方は「背中の筋肉がこっている」と思います。

しかし、根本的な原因には自律神経の乱れが関係しています。
背中の不調が起きているとき、同時に呼吸がしにくい状態であったり呼吸が浅い場合があります。

背中が張ったり痛みが起きているのは単に猫背姿勢のような姿勢不良が原因ではなく自律神経の乱れが関係しています。

スマホやパソコン作業をしていると背中に張り感や痛みを感じることがあります。
このような症状が起きた場合、多くの方は「背中の筋肉がこっている」と思います。

しかし、根本的な原因には自律神経の乱れが関係しています。
背中の不調が起きているとき、同時に呼吸がしにくい状態であったり呼吸が浅い場合があります。

背中が張ったり痛みが起きているのは単に猫背姿勢のような姿勢不良が原因ではなく自律神経の乱れが関係しています。

自律神経が乱れると呼吸が浅くなる

自律神経が乱れると呼吸が浅くなる緊張する場面で人は呼吸が浅くなったり頻回になることがあります。
これは一過性に自律神経である交感神経の高まりによって起こる反応です。

しかし、この反応は自覚していなくても起こります。
それがスマホやパソコン作業など目からの情報によるストレスが脳に与えられると起こる反応です。

身体的な運動がなく常に脳の情報処理を利用したデスクワークの人は自律神経が乱れて交感神経が高まり呼吸が浅く頻回な呼吸になりやすい傾向にあります。※1

※背中には交感神経幹(こうかんしんけいかん)と呼ばれる、交感神経が密になっている場所があります。
これによって背中の痛みが起こりやすくなります。
詳細な情報は下記のリンクからご覧ください。

緊張する場面で人は呼吸が浅くなったり頻回になることがあります。
これは一過性に自律神経である交感神経の高まりによって起こる反応です。

しかし、この反応は自覚していなくても起こります。
それがスマホやパソコン作業など目からの情報によるストレスが脳に与えられると起こる反応です。

身体的な運動がなく常に脳の情報処理を利用したデスクワークの人は自律神経が乱れて交感神経が高まり呼吸が浅く頻回な呼吸になりやすい傾向にあります。※1

スマホなどで背中に痛みがあると呼吸が浅くなっている

スマホなどで背中に痛みがあると呼吸が浅くなっている呼吸が浅く頻回になると出現しやすい症状に背中の痛みがあります。
痛みの出方としては呼吸するたびに背中に鈍い痛みが出たり、姿勢を変えようと背中を動かすとズキッとした痛みが出るものがあります。

このような症状は呼吸の異常によって起こる背中の痛みになります。

呼吸が浅く頻回になると出現しやすい症状に背中の痛みがあります。
痛みの出方としては呼吸するたびに背中に鈍い痛みが出たり、姿勢を変えようと背中を動かすとズキッとした痛みが出るものがあります。

このような症状は呼吸の異常によって起こる背中の痛みになります。

背中の痛みは自律神経の乱れによる呼吸器の疲労

背中の痛みは自律神経の乱れによる呼吸器の疲労このようなスマホやパソコン作業中に起こる背中の痛みの原因は呼吸器系の肺や横隔膜の疲れと考えられます。
呼吸が浅く頻回になることで肺と横隔膜の運動が高まることで疲労が溜まりやすくなります。

こういった肺や横隔膜などの内臓の疲れが体表面に痛みとして現れることを西洋医学では「内臓痛」と呼びます。
しかし、この肺や横隔膜による背中の痛みは二次的に起きているため、根本的な原因は先ほど述べたように自律神経の乱れによるものです。

改善のためには自律神経の乱れを整える必要があります。

このようなスマホやパソコン作業中に起こる背中の痛みの原因は呼吸器系の肺や横隔膜の疲れと考えられます。
呼吸が浅く頻回になることで肺と横隔膜の運動が高まることで疲労が溜まりやすくなります。

こういった肺や横隔膜などの内臓の疲れが体表面に痛みとして現れることを西洋医学では「内臓痛」と呼びます。
しかし、この肺や横隔膜による背中の痛みは二次的に起きているため、根本的な原因は先ほど述べたように自律神経の乱れによるものです。

改善のためには自律神経の乱れを整える必要があります。

東洋医学では背中の痛みは肺の疲れ

東洋医学では背中の痛みは肺の疲れ東洋医学ではこのような症状を肺の疲れとして考えます。
西洋医学的な呼吸の働きだけでなく、自律神経を介した喉や咽頭、免疫力などの調整も行っています。

よって、この呼吸が浅くなり頻回になると背中の痛みだけでなく免疫力が低下して風邪を引きやすくなったり、喉や鼻などにも不調が起こりやすくなります。※2

東洋医学ではこのような症状を肺の疲れとして考えます。
西洋医学的な呼吸の働きだけでなく、自律神経を介した喉や咽頭、免疫力などの調整も行っています。

よって、この呼吸が浅くなり頻回になると背中の痛みだけでなく免疫力が低下して風邪を引きやすくなったり、喉や鼻などにも不調が起こりやすくなります。※2

肺の機能と不調について

肺の機能と不調について【肺の働き】
①呼吸によって全身に気を巡らせます
②皮膚や毛の穴の開閉を管理し、体の熱を発散して体温調節をしています
③鼻と咽喉に関係しており声帯を管理しています

【気の不調】
宣発作用によって汗を出したり、老廃物を発散させたり、体温調節を肺は行います。
肺の機能が低下すると気の巡りが悪くなり不調が出やすくなります。
①呼吸異常
②倦怠感
③咳嗽
④自汗

【皮毛の不調】
外界からの病原(ウイルスなど)から身を守る防衛を皮毛は行います。
また毛穴の開閉の調節により体温調節も行います。
肺の機能が低下すると皮毛の働きが弱くなりウイルスや細菌などによる病気にかかりやすくなります。
①悪寒
②発熱
③咳嗽
④自汗
⑤寝汗
⑥鼻づまり

【鼻・咽喉の不調】
鼻は呼吸をするために肺と通じており、咽喉は声を出すために肺と通じています。
肺の機能が低下するとこれらの器官に不調が出てきます。
①鼻炎
②嗅覚低下
③鼻づまり
④鼻水
⑤咽喉の炎症

【肺の働き】
①呼吸によって全身に気を巡らせます
②皮膚や毛の穴の開閉を管理し、体の熱を発散して体温調節をしています
③鼻と咽喉に関係しており声帯を管理しています

【気の不調】
宣発作用によって汗を出したり、老廃物を発散させたり、体温調節を肺は行います。
肺の機能が低下すると気の巡りが悪くなり不調が出やすくなります。
①呼吸異常
②倦怠感
③咳嗽
④自汗

【皮毛の不調】
外界からの病原(ウイルスなど)から身を守る防衛を皮毛は行います。
また毛穴の開閉の調節により体温調節も行います。
肺の機能が低下すると皮毛の働きが弱くなりウイルスや細菌などによる病気にかかりやすくなります。
①悪寒
②発熱
③咳嗽
④自汗
⑤寝汗
⑥鼻づまり

【鼻・咽喉の不調】
鼻は呼吸をするために肺と通じており、咽喉は声を出すために肺と通じています。
肺の機能が低下するとこれらの器官に不調が出てきます。
①鼻炎
②嗅覚低下
③鼻づまり
④鼻水
⑤咽喉の炎症

自律神経の乱れによる背中の痛みは鍼灸治療で改善できます

背中の痛みや息苦しさの原因が自律神経の乱れによるものと解説しました。
スマホやパソコン作業中に起こる背中の痛みや息苦しさの原因は単に猫背姿勢など悪い姿勢によって起こるものではなく自律神経の不調が関係しています。

このような自律神経の不調には東洋医学に基づく鍼灸治療が効果的です。
デスクワークなどで背中の痛みや息苦しさでお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。

当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。



[参考]
※1 夜間や早朝に呼吸が苦しくなる / 日本呼吸器学会
https://www.jrs.or.jp/citizen/faq/q12.html
※2 「肺」の病証と治療/ 和漢全人会花月クリニック
http://kagetsu-clinic.or.jp/kanpou/k_15.html

この症状に対する質問

質問をどうぞ

一覧に戻る